1.トルクメニスタンの石油天然ガス開発には長年2つの懸念材料があった。
A.開発利権を、米国老舗の金融グループJPモルガンと、テキサスの新興石油グループのユノカルが敵対し、利権獲得競争を行って来た。ユノカルは、ブッシュ大統領膝元テキサスの石油企業で、ブッシュの経営するアルブスト社の提携企業であった。
B.トルクメニスタンのガスは、アフガニスタンを経由するパイプラインでインドのマハラシュトラの世界最大の天然ガス発電所に供給される予定だった。
しかし、アフガニスタンのタリバン政権は、パイプラインの通行に破格の高い通行料を要求していた。
2. マハラシュトラの発電所は、ブッシュの経営するゼネコン、ベクテル社が建設。ブッシュ一族は投資資金が回収出来ずに困窮していた。
3. 9・11、民間航空機は、世界貿易センタービルに激突したのでは無い。同ビルのJPモルガンの本社ビルの部分に激突した。
死者の7割は、JPモルガンの本社社員であった。アルカイダの犯行と分かると、JPモルガンはトルクメニスタンのガス開発からは一切手を引いた。
アルカイダとブッシュ一族が一体である事は、JPモルガンには自明であり、9・11はJPには「トルクメニスタンから手を引け」という脅迫以外の何物でもなかった。
結果、トルクメニスタンのガス開発利権は、ブッシュの系列ユノカルの手に落ちた。
4. 続くアフガン戦争でタリバンは崩壊し、パイプラインの通行料問題も解決した。こうして、トルクメニスタン開発を巡る2つの懸念材料は解決した。
アフガン戦争の作戦計画を立てた米国防省、中東部長ハルマイ・ザリルダットはユノカルの重役だった。戦後アフガンで政権に就いたザミル・カルザイも
ユノカル重役であった。
5. アフガン戦争のおかげで、ブッシュのベクテル社は、インド・マハラシュトラへの投資資金を回収する事が出来た。
6. トルクメニスタンの石油ガス・パイプラインは北上し、カザフ等の石油を吸収し、欧州へエネルギーを供給する予定だったが、絶対量が足りず、どうしてもイラクのバスラから北上してくるパイプラインと一体化させなければならなかった。アフガンの次にはイラク戦争が、どうしても必要であった。
7. カザフスタンの石油と麻薬ビジネスは、カザフ大統領顧問でカザフの麻薬マフィアと呼ばれるリチャード・グリフィンが仕切っているが、グリフィンは米国・カザフ貿易協会理事である。
米国国務長官で次期大統領候補と言われるコンドリーザ・ライスは、同協会の理事として、石油麻薬マフィアのグリフィンと長年「共に」仕事を行ってきた。トルクメニスタンからカザフに向かうパイプラインは、ユノカルの手になる物だが、ユノカルは石油会社シェブロンに吸収合併されている。ライスはシェブロン元重役である。
グリフィン経営の麻薬資金洗浄銀行メルカトル・バンク・ニューヨークは、アルカイダに資金を提供している銀行として有名だが、ブッシュはこの銀行に査察さえ入れていない。
長いから一端切るよ