>>688 硬貨が流通すると、その分は政府の歳入になります。
逆に、硬貨が銀行に預けられて政府に還流してくると、政府の歳出になります。
なので、結論から言うとあまり意味はないです。
※硬貨の仕組み
やや複雑ですが…日銀における簿記の仕訳で説明します。
@政府が硬貨を「発行」し、日銀に預けます。
この段階では別口預金という「政府が使えないお金」です。
硬貨××× /別口預金×××
Aこの硬貨が銀行を通して引き出されて「流通」すると、別口預金が政府預金
に繰り入れられ、「政府が使えるお金」になります。
(政府預金は、政府が民間などへの支払に充てることができる預金です)
日銀当座預金××× /硬貨×××
別口預金××× /政府預金×××
B逆に、硬貨が銀行を通して日銀に還流してくると、政府は政府預金を別口預金
に振り替えなければなりません。つまり支払可能な預金が減少するわけですから、
政府の歳出を意味します。
早い話が、「硬貨は“流通している間だけ”政府にとってタダ」ということです。