>>32>>33 書いてみた.送りたい人がいたら適当に変えて使って.
○総論 「案」も「基本理念」で懸念するデフレ不況克服を目標の一つとするならば,クルーグマン教授
(ノーベル経済学賞)等が疑う日銀の金融政策を,科学的に問題とすべき.GDP2位の経済が
デフレに陥る上で中央銀行が無関係とは考えられない.現行日銀法が謳う独立性の故か,
日銀の批判的国内研究は少なく,科学に留まらず日本全体の不幸である.
■科学技術会議として,デフレの原因を科学的に研究することを提案する.特に,国内で
必ずしも標準的とされない説(貨幣数量説など)の当否を実証研究し,日銀法改正に資する.
■社会科学にも数理的研究が必要な一方,数学教育は不十分で,報道や政策の質に関わる.
国民の数学的能力を広く高める施策が必要.
■デフレという異常環境での制度変更は,後に必要なかったと判ることが考えられる.
研究資源を廃しまた集中させる等は慎重にすべきである.
○逐条検討
■(p2)「十数年にわたる経済的低迷により、国内総生産の伸びも停滞し...」:
デフレは天災でなく円貨幣の数量的現象であることを確立する研究が必要.
■(p8)「...科学・技術・イノベーション政策を一体化...」:
イノベーションは円貨を増加させずデフレ脱却に無関係と考えられる.
後に科学が経済的に役に立たない等の故なき批判を受けぬよう,表現に配慮が必要.