名目成長率VS長期金利論争(EJ第1792号)
ttp://intec-j.seesaa.net/article/108042698.html 添付ファイルのグラフは、OECD諸国の中で、ドーマー条件
を満たす国の多寡を示しています。ドーマー条件を満たす国の数
から満たしていない国の数を引いて棒グラフにしたものです。条
件を満たしている国がそうでない国より多いときはプラスになり
逆のときはマイナスになります。
これを見ると傾向は明らかです。1960〜70年代は条件を
満たしている国が多く、1980〜90年代はマイナスになって
います。すなわち、1960〜70年代は名目成長率は金利を上
回っていたが、1980〜90年代になると、名目成長率は金利
を下回っているのです。しかし、2000年代になると、条件を
満たしている国とそうでない国が拮抗しています。
高橋洋一氏は、G7の主要先進国について1960年から20
04年までの平均で成長率と金利を比較しています。
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名目成長率 長期金利
アメリカ 7.3% 7.1% ◎
イギリス 9.1% 8.9% ◎
フランス 8.7% 7.9% ◎
カ ナ ダ 8.2% 8.1% ◎
イタリア 11.7% 9.8% ◎
ド イ ツ 6.3% 6.8% ▲
日 本 7.4% 5.4% ◎