金地金買った俺は煽られた? 187oz

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副島隆彦

  今、日本には1000万人の公務員・準公務員がいる。国家公務員は約110万人で、地方公務員
 が350万人。これ以外に各省庁が作って傘下に置いている特殊法人や公益法人があって、ここに準
 公務員が500万人ぐらいいる。だから、全部で1000万人である。この1000万人が平均して
 3人家族だとすると合計3000万人になる。ということは、日本の総人口1億2700万人の
 うち、実に4人に1人が公務員でご飯を食べていることになる。

  もっと書くと、この他に電力、ガス、水道など公的独占の公共事業会社がある。それらにも膨大な
 数の社員がいる。ここの社員も本当は半分公務員のようなものである。私のような私立大学の教師も
 、給与等は公務員に準拠した扱いになっている。だから、「純粋な公務員」と「半分は公務員のよう
 な人たち」を合計したら、いったい何千万人になるかわからない。ゾッとする話である。

  さらに言うと、この公務員1000万人に、一人当たり年間450万円払うとすると、合計45兆
 円である。これは日本の1年間の税収とぴったり同額である。だから大づかみに言えば、国民が払う
 税金の総額とは、「全ての公務員の人件費」のことなのだ。

  財務省と各省のトップたちは、自分たちのかわいい子分である公務員のことしか頭にないのである。
 一般国民のことなど何も考えない。自分たち公務員(お役人様)の生活だけが大事なのである。

  だから各省から市役所の職員にまで至る、膨大な公務員を食べさせることばかり考えている。各省
 のトップたちは予算を財務省からもらってきて、自分たちが食べることばかり考えている。そのため
 に各省に割り当てられた「売り上げノルマ」も存在する。恐るべき役人根性である。