>>161 月刊WiLL:2010年12月号
総力大特集140ページ 恫喝中国に屈するな!
■中西輝政
日本は「大義の旗」を掲げよ
■西村眞悟
その傲慢、腹に据えかねる
■小林よしのり
本家ゴーマニズム宣言
http://web-wac.co.jp/magazine/will/201012w 小林が上記のゴー宣で指摘しているが、東シナ海や南シナ海でうごめく中国漁船は、
日中戦争当時、南京等で暗躍した便衣兵そのもの。
小林は、尖閣問題に絡んで『暗黒大陸中国の真実』ラルフ・タウンゼント著を引用しながら、
現在とまったく変わらない中国人の本性をうまく描き出し、日本が今後中国にどう対峙する
べきかについて、タウンゼントの記述から優れた教訓を引き出している。
西村氏の論文も、孫文を支援した内田良平による文献などを引用しながら、中国人の変わらぬ
醜悪な本質を抉り出している。また、幣原外交の失敗を分析して、対中融和姿勢を決して取って
はならないと的確に主張。
中西氏の論文で特に目を引くのは日本の経済人への警告。
97年のフォーリンアフェアーズに掲載されたピーター・ドラッカーの、自身の父親の体験を基にした
寄稿の内容を紹介し、ドラッカーの「グローバルエコノミーは行き過ぎると必ず終わる。国家という
ものは、経済よりも崇高な存在であることを必ず経済に思い知らせようとする時が来る」という
言葉を引いている。そして、中国に進出したり取り引きをする日本企業が、日中関係が政治的に
悪化するたびに、あの手この手の「嫌がらせ」を受けることになると警告している。
われわれ日本人は、現在から過去を学び、そして、新たに過去から現在を学ぶべき。