三橋貴明スレpart8

このエントリーをはてなブックマークに追加
270金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
大前研一さんは近著 「衝撃!EUパワー(朝日新聞出版)」の中で、「日本は、毎年40万人ずつ生産人口が減っていく。
今後少子高齢化が急速に進行し、現在のGDPの維持すら困難になるだろう」 と予測しています。
要するに 「うまくいってもGDPの現状維持が精一杯で、実際は長期のマイナス成長に入っていく」 と述べています。
このような国に中長期的に投資する価値がないというのもうなずけるというものです。

大前さんは、さらに、「日本企業の経営者がどんなに頑張ったとしても、このような衰退市場の中にとどまっている限り、
会社の成長はなかなか達成できない。自社を成長させようとする企業経営者は必然的に世界の成長市場に進出して
シェアを取り、商売しなくてはならない。これからの成長市場を自社の顧客にする。それ以外には成長戦略はないのだ」
(同著より) と述べておられます。私もまったく同感です。日本の内需拡大は20年前のバブル崩壊とともに終わったと
実感しています。その後、政府がいかに号令を掛け、公共投資を積み増そうと、内需には結局火が点かず、
景気はジリ貧に沈んでいきました。1990年を境に日本人のマインドは大きく変わった。
もはや 「成長戦略」 というのは幻想に過ぎません。
個別にみていくと、収益を上げているのは、総じて中国をはじめとする海外市場で稼いでいる企業ばかりではないでしょうか。
日本はやはりひとつの時代が終わったのだ、と思わずにはいられません。