731 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:
>>728 深尾:日銀が国債を大量に引き受けて、政府がヘリコプターマネーで現金をまけば
インフレになります。そしてそれによって国に負担は生じないという人もいますが、
それは間違いです。たとえば、日銀が銀行券をとにかく刷って、みんなに100万円ずつ
配る。これは負担ではないという人がいます。銀行券を忘れてしまえばいいと。
しかし、これは明らかな誤りです。どうしてかといえば、現金が世の中ですべて
回されるわけはなくて、預金されてしまいます。使われてから預金に回るか、あるいは
単に貯蓄に回る。預金が130兆円増えて、日銀の当座預金が百何十兆円増えます。
政府は国債を130兆円出して、日銀が買って現金を政府に130兆円渡して、ばらまく。
これをやった場合に、初めは現金が増えますが、しばらくたてば日銀当座預金が増えて、
日銀のバランスシートには国債が残ります。政府の債務は130兆円増える格好になります。
ヘリコプターマネーというのは結局、減税しているのと一緒なんです。減税を大量にやれば、
ある程度の景気拡大効果はありますが、財政を破綻させるというわけです。
732 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/11/20(金) 19:28:09
>>731 量的緩和をやったり、あるいはヘリコプターマネーをやって日銀当座預金を大量に
増やしたりということは、デフレが続いている間は負担にはなりません。しかし、
物価の上昇が始まった段階で金利を引き上げようとすると、日銀が過剰な預金や
日銀当座預金を全部回収する必要があります。日銀当座預金残高を4〜5兆円まで
減らす必要があるでしょう。そのためには、日銀は買った国債を大量に売り払う。
日銀は損をしながら売るのでしょうが、百数十兆円売り払うという必要が生じます。
仮に政府が国債を発行しないで、単に財務省が政府紙幣を印刷した場合には何が
起こるかといえば、それが存在する限り、日銀のベースマネーは増えたままですから、
金利は上げられません。したがって、日銀自身が現金を回収するために、借用証書を
発行する格好になりますが、日銀売り出し手形を発行して現金を全部回収する必要が
あります。それをしますと、金利がつくもので回収せざるを得なくなり、かつ、
日銀は大幅な債務超過に陥ります。
ageさん、いい加減、涙拭いて こぴぺやめたらw 惨めだよw
734 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/11/20(金) 19:30:42
>>732 いずれにせよ、日銀と政府を統合して考えれば、政府・日銀のバランスシートは
130兆円分悪化します。利払い負担も、金利がプラスになった段階で発生します。
ですから銀行券を発行すれば負担にならないというのは真っ赤なうそです。
この点は強調しておきたい。
飯尾:しばしば言われているように、ハイパーインフレになるからよくないのでは
なくて、そもそも効果がない上に非常に大きなコストがかかるということですか。
深尾:効果がないとは言っていません。ヘリコプターマネーには減税並みの効果は
あります。しかし、政府に対して大きなコストがかかります。