八ツ場ダム 民主「検証行う」、自民は「完成させる」
参院選の「マニフェスト」で、政権交代の象徴となった八ツ場(やんば)ダム(群馬県)を巡り、
民主党と自民党の違いが鮮明になった。
民主党は昨夏の衆院選の政権公約で、八ツ場ダムを名指しで「中止」と明記。前原誠司国土交通相が
就任直後に「中止」を表明したところ、地元住民や下流都県の知事らが猛反発した。民主党の参院選の
公約では、「中止の方向性を示している八ツ場ダムをはじめ、全国のダム事業について、予断を持たずに
検証を行い、『できるだけダムに頼らない治水』へ転換を進める」と修正した。
一方、自民党は参院選マニフェストで、「八ツ場ダムを完成させる」と明記。「1都5県の水需要を確保し、
沿線地域に洪水被害を起こさせない」と、民主党との違いを強調している。
http://www2.asahi.com/senkyo2010/news/TKY201006170514.html