市場原理主義の代替勢力になってきた側もいまや衰退したか存在しないしね。
社会主義を「自称」してきた中国でさえ、走資派復活によって改革解放路線を掲げ、
アングロサクソン的経済モデルをますます積極的に採用するに至っている。
ケ小平はレーガン、サッチャー、小泉と並んで新自由主義の一人にすら数えられているw
ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4861821061 強い代替勢力があったころには西側も社会主義的な制度のよい面を積極的に取り得れて
不完全な市場経済を安定的に機能させるもう一つの不可欠な動力源にしてきたはずなのに。
社会主義というライバルがいなくなって暴走したことで、皮肉なことにかえって、社会主義の
批判者でもあったマルクスやエンゲルスが唱えた唯物史観に手をかす事態になってしまっている。
マルクスやエンゲルスは、社会主義を資本主義の代替的改良制度でしかなく、ブルジョア社会
では必ず失敗に終わる運命にあると主張し、資本主義の暴走を擁護した一種の走資主義者。
もちろんその暴走の果てに自らが築き上げてきた遺産によって自己崩壊をおこすという意味だが。