>>770 ★日本は過去、対内債務でデフォルトしている
■知らない人が多いが、日本は明治維新以降、既に2回、デフォルトしている。
1回目は、1904年(明治37年)から、1916年(大正5年=第一次世界大戦中)の借金で。
2回目は、1931年(昭和6年=満州事変勃発)から、1945年(昭和20年=終戦)までの14年間の借金で。
過去2回の破産は、戦費確保のため。
歴史を紐解けば、日本国債が実質的に紙屑になった例がある。
太平洋戦争直後に、未払いの軍事費などを支払うために、日銀の引き受けでさらに国債が発行され(※現在、亀井大臣がやれやれ言っている方法)、通貨が大増発され、ハイパーインフレが起こった。
そのため、国債の実質価値は大幅に低下した。インフレによる、借金の棒引きである。
■国債が紙切れになったのは、まだほんの64年前のこと。
1946年、預貯金はいったん封鎖され、封鎖預金からの払い戻しは新円で、限度は世帯員1人について100円とされた。
第二次大戦直後のインフレ進行を阻止するために、昭和21年2月16日の夕刻、政府は突然、「金融緊急措置令」および「日本銀行券預入令」を公布し、
5円以上の日本銀行券を、預金あるいは貯金・金銭信託として強制的に金融機関に預入させ、
「既存の預金とともに封鎖のうえ、生活費や事業費などに限って新銀行券による払出しを認める」という非常措置を実施しました。
これが、いわゆる「新円切り替え」と呼ばれているもの。
また、この時に、総国民の資産調査が行われ、10万円を超える資産に対し25〜90%の高額な財産税がかけられた。
さらに、郵便貯金は10年間の払い戻し拒否が実施され、払い戻せるようになったときには、貯金は一律3分の1をカットされた。
10年間で物価は300倍に上がったので、ほとんどの人たちの貯金は実質的には900分の2しか戻ってこなかったことになる。