小泉構造改革の後退で日本経済は破滅へ・・・

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★『民営化や規制緩和に反対する勢力は、《福沢諭吉が行なった明治の初めの官物払い下げ》に愚かにも反対した旧勢力の者達と同じ類。 現代の福沢諭吉に逆らい、歴史の歯車を戻すとは…。』

◆福沢諭吉
「反対運動を制し、官物払い下げは『不快なことが伴う』が、日本の近代化こそが第一にやるべきことであり、それをやろうとする政府を傷つけてはならぬ」
 論壇 加藤 寛:郵政民営化つぶしへの警告[静岡新聞 朝刊 2009/02/21] より

■『納税者の代わりとなる政府が、効率化に掛かる費用と赤字の両方を負担することはできない』。
 なぜなら、最低限必要とされる経費(公的サービス維持という言い訳の赤字補填含む)が増加しては、投資や新規事業の余剰財源が限定されてしまい、財政硬直化が起きる。
 だからこそ、「官から民へ」の民営化や規制緩和が歴史上何度も成されている。

■個人の意見は何でもいいですが、『郵政の民営化は国政選挙で有権者が出した結論』です。『選挙を経ていない麻生さんやその内閣の大臣が勝手に変更できることではありません。』

◆官から民へ(前編)  その戦いの歴史 - Chikirinの日記 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090227
◆codemaniaxの脱・公務員宣言の日記 http://d.hatena.ne.jp/codemaniax/
◆かんぽの宿 5つの論点 - Chikirinの日記 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090222

■歴史から学び、福沢諭吉が選択した『不快な選択肢』を選ぼう
◆「愚者は体験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 by プロシャ(プロイセン)の宰相オットー・フォン・ビスマルク
 愚か者は自らの失敗体験から学ぶが、賢い者はそれを歴史(読書や教育から得る知識)から学ぶ。
 日本の大衆は愚かな選択をして、その名の通りの『衆愚政治国家を何度も経験し、そこから学ぶことになる』のか?
 人は、学んで身につけた知識よりは、自ら体験した事の方が、印象が強く残るし記憶に残りやすく、何かの際に思い出しやすいもの。しかし、人が一生のうちに経験できる事には限りがある。数少ない自分の体験からだけで、何かをやろうとすれば失敗する確率が高い。
 歴史から学ぶ事は、多くの人の経験を学ぼうとすることであり効果的。
>>263
 歴史から学び、福沢諭吉も選択した《不快な選択肢》を選ぼう

★「悲惨でも不快でもない選択肢」=「今日や昨日を求む選択肢」などはない。選べるのは「不快な選択肢」=「明日を求む選択肢」だけ。
◆「政治は可能性の芸術ではない。“悲惨なこと”と、“不快なこと”の、どちらを選ぶかという苦肉の選択である」 by 経済学者のガルブレイス
 どうして『悲惨でも不快でもない現実的選択肢』を示せなどと言うのでしょうか。
 ガルブレイス氏の言うように、示せるのは「悲惨な選択肢」か「不快な選択肢」しか有り得ません。
 日本にとって「悲惨な選択肢」とは、改革という不快なのはイヤと拒否し現状を緩やかに崩壊させていく事です。「不快な選択肢」とは、今以上の改革や負担を受け入れ社会を維持していく事です。
 日本人は、どちらかを選ばなければなりません。『「悲惨でも不快でもない現実的選択肢」などという空想に浸っている事は、実は「悲惨な選択肢」を選んでいる事になるのです。』
>>263
 歴史から学び、福沢諭吉も選択した《不快な選択肢》を選ぼう

★「悲惨でも不快でもない選択肢」=「今日や昨日を求む選択肢」などはない。選べるのは「不快な選択肢」=「明日を求む選択肢」だけ。
◆「政治は可能性の芸術ではない。“悲惨なこと”と、“不快なこと”の、どちらを選ぶかという苦肉の選択である」 by 経済学者のガルブレイス
 どうして『悲惨でも不快でもない現実的選択肢』を示せなどと言うのでしょうか。
 ガルブレイス氏の言うように、示せるのは「悲惨な選択肢」か「不快な選択肢」しか有り得ません。
 日本にとって「悲惨な選択肢」とは、改革という不快なのはイヤと拒否し現状を緩やかに崩壊させていく事です。「不快な選択肢」とは、今以上の改革や負担を受け入れ社会を維持していく事です。
 日本人は、どちらかを選ばなければなりません。『「悲惨でも不快でもない現実的選択肢」などという空想に浸っている事は、実は「悲惨な選択肢」を選んでいる事になるのです。』
>>264
 『納税者の代わりとなる政府が、効率化に掛かる費用と赤字の両方を負担することはできない』。
 なぜなら、最低限必要とされる経費(公的サービス維持という言い訳の赤字補填含む)が増加しては、投資や新規事業の余剰財源が限定されてしまい、財政硬直化が起きる。

 日本は10年後に需要−20%が確定なのに、《拭えぬ過去》を助けてどうする!

★日本の雇用は戻って来ない。仮需が消えたのに、それに合った体制整備(正社員のリストラ)をしていない。日本市場を見た場合、さらに余剰20%。
 ▽現在…《世界中で仮需が消え、実需は仮需の50%》 ▽将来…《日本市場は「10年後に−20%・20年後に−25%」が確定》
 ▽日本のGDP…約500兆円 ▽政府見通し09年度−3.3%=約 16兆円少なくなる →人口減少で年々縮小するマイナス成長

◆「二流の重力に魂を引かれ、想い出に縛られ、未来さえわからぬ今、人は何を思うか。日本の未来―《拭えぬ過去》―。明日でさえ、気が付けば想い出の中に…」

 国内向け新規工場なんか要らない。20年間は需要減が確定事項だから。シャープの発言が、端的に全てを表す。
◆「『日本市場は人口が減っており、工場は堺に一つあれば十分』。輸出という方法は、最先端の産業でも、もはや困難だ」
 by 片山・シャープ社長 亀山の第2工場を海外に移すと発表した際に
■日本市場は「10年後に−20%・20年後に−25%」が確定
 今の20代の人口は1533万人。10年後の20代の人口は1243万人。20年後の20代の人口は1143万人。
 これの意味することは何か?
 今1533億円税収があるとすれば、20年後には1143億円しかないということ。
 会社の売上が、今1533万円あるとすれば、20年後には1143万円しかないということ。
 人口が減るということは、消費が減る。売上がそれだけ減るということは、給与が同様に減る。なぜなら、企業の売上が減るのに、企業の経費(給与)が同率で減らないわけはないから。
 この人口の数字は「確定数字」。今から少子化対策を打っても、それで変わるのはこの後の数字であり、20年後の20代人口はもう変化しない。
■参考
◆官から民へ 質問回答編 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090302
 (7)溶岩から逃げているという危機感とは?