アメリカ(グローバル)バブル経済崩壊スレ106

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21世紀は前世紀に劣らぬ動乱の世紀になる事は間違いありません。
 まずアメリカは急速に力を失い、その隙間を埋めて世界を指導する力のある国は存在
しませんので全ての情勢は流動的になるでしょう。
 現在アメリカは国全部で32兆ドル(3500兆円)の借金を背負っており、その内3兆ドル
は海外秘密口座に隠した不良債権です。
 帳簿に載っている企業債務は2.3兆ドルですから、その規模が解ります。
 日本の不良債権問題なんてかわいい物で、アメリカ自力による不良債権処理は全く不
可能な為アメリカ政府がひた隠しにしているのです。
 32兆ドルの借金に対する利子払いだけに毎年1.5兆ドルかかり、これはGDP(10兆ドル)
の15%ですからGDPが15%伸びてやっとこさ現状維持出来る訳で、今のように3%位の
伸び率では不良債権は雪だるま的に増えて行きます。
 アメリカの個人純資産は既にマイナス1.7兆ドルで、貯金はありません。
 その上、この32兆ドルの借金に付随する形で50兆ドルのデリバティブがあります。
 借金が急速に膨張したのは日米とも経済バブルが原因です。
 日本のバブルは日銀が1980年代後半にアメリカの圧力で間違った政策を取ったこと
から起こりましたが、アメリカのバブルも財務省とFRBが二人三脚で強いドル政策とドル
大量発行という間違った政策をやったのが原因です。
連邦政府の財政赤字だけでなく、バブルが破裂してたったの3年にしかならないのに
州政府は1930年代の大恐慌以来という財政危機に陥っています。
 バブルの時期に外国の資金を借りてドルの力を維持しながら大量にドル札を刷り、派手
にお金を使ってしまったので、借金だけが残ったのです。
 莫大な対外債務を抱えているアメリカ経済の将来は貿易赤字が続く限り絶望的ですが、
それに比べ日本は少なくとも貿易黒字を維持できる産業力が未だ残っているだけ遙かに
ましといえます。
 これからアメリカで確実に起こる事態は国の収入に見合う所まで生活水準が落ちて行く
ことで、今までの様にアメリカドルの威信によって外国から借金して良い生活をする事は
もう不可能です。
 問題はアメリカ政府に、過去の経済政策の間違いを認めて国民に謝罪し、これから20
年くらいは耐乏生活を我慢して欲しいと要請する勇気が無い事です。
 これは日本政府が今まで全く経済政策の失敗を認めようとしないのと同じです。
 現在アメリカの不良債権を処理できるだけの貯金を持っているのは世界中で日本国民
だけですから、アメリカが今計画している事は日本人の持っている貯金の大半を略奪
する事です。
 日本人にとってアメリカは永年の友好国で最も信頼できる国だと思っていますが、実は
もうすぐ強盗に変わります。
 そうする以外にアメリカに一時的にも繁栄を引き延ばす道はありません。
 だからこの10数年アメリカは日本にビッグバンを強要し日本の金融市場解放をやらせ、
アメリカの金融企業を多数送り込んできたのです。
 今日本のメガバンクが次ぎ次ぎと破綻に追い込まれ、また郵便貯金を民営化しようとし
ているのは、全てアメリカからの命令によって小泉首相と竹中大臣がやっているに過ぎ
ません。
目的はアメリカが日本国民の貯金を動かす権利を手に入れ、貯金の大半を使って
アメリカの不良債権を買わせる事にあります。
 つまり、日本人の貯金は何の値打ちもないアメリカの紙切れを買うのに使われて、消え
て無くなるのです。
 勿論、日本の少数の人達はこれに気づいて抵抗していますが、何しろ日本政府はアメ
リカ政府の命令に従う他無いし、誰かが声を大にして日本国民に危機の到来を告げね
ばならぬ時に、日本のマスコミも又アメリカの支配下にあり、今はインターネットで情報
を流す他には方法がありません。
 私も非力乍ら機会のある毎にインターネット討論にアメリカの真の意図を書いています
が、平和ぼけした人達の反応はあまり良くありません。
 私に全く理解できないのは、何故日本の政治家と官僚はそんなにアメリカが怖いのか、
ということです。
 今のように世界中の殆どの国がアメリカの行為を非難し同調することを拒否している時
に、アメリカの経済を崩壊させるだけの力のある日本が何の抵抗もなくアメリカの収奪に
身を任せて全く奴隷そのものの態度をとっています。
 日本人は世界中から自分達の無気力さを馬鹿にされているのに気が付かないのでしょうか。
日本の財産を狙っているのは中国や北朝鮮やロシアだけでなくアメリカも同じである事
を全国民に知らせる事が急務です。
 いま日本人が出来る事は貯金を出来るだけ早く物に替える事です。
 物としては貴金属とか不動産、外資の入っていない日本企業の株券で、皆が一斉にや
れば日本の不況はいっぺんに解消するでしょう。
 <<不況を恐れて銀行貯金にしがみついていると或る日突然無一文>>になり、その
時はもう略奪は終わっていて、いくら泣き叫んでもお金は戻ってきません。
 現在、日本の銀行や生保等が既に3兆ドルをアメリカに貸していますが、これも恐らく
返ってこないでしょう。
 全ての略奪が終わった時、恐らく1000兆円からの日本の富が消えていると思います。
 皆が馬鹿の一つ覚えみたいに騒いでいる日本政府の借金など、国債が国内で消化さ
れている限り、大した事ではありません。
 日本政府の借金は国民の為に使われて環流しますが、略奪されたお金は消えて無く
なるのです。
 日本人は国外に流出する富みに注目しなければいけません。
 日本人は戦後の焼け野原から経済を立て直しましたが、今度は中国、韓国、台湾、と
いう強敵が控えている上、最近の日本人は贅沢になれて根性が無くなったので経済の
建て直しは戦後復興並の困難を伴うでしょう。
 もう一度日本人の勤勉さと努力が試されます。
 アメリカは日本の金融市場を支配する事で産業も支配する計画を立てており、そうす
れば日本人が汗水垂らして稼いだ貿易黒字はそっくりアメリカの儲けになるわけです。
 それ以外にも日本の高い技術を持つ中小企業を故意に破綻に陥れ、会社を買収して
そっくり中国に移して安くて高技術の製品をアメリカが買えるようにする計画もあります。
 この様に日本はアメリカと中国両方から狙われているのです。
アメリカが友好国とする日本を陥れねばならないのはどうしてか。
 これは、アメリカ人の生活水準を他国を犠牲にしてでも高めなければならない、と言う
アメリカの「民主主義」が社会の基本原理であるからです。
 現在のイラク攻撃も同じ理由です。
 アメリカの政治家には「我々は収入以上に贅沢な暮らしをしてきたから借金が嵩みす
ぎた、これから当分生活水準を切り下げて耐乏生活をしてくれ」とは言えないのです。
 アメリカ人からすれば自分の国が民主主義を維持する為に世界中を犠牲にして当然
だという論理です。
 こんな勝手な論理が世界に受け入れられる訳が無く、いずれ世界中から排斥されて
アメリカが没落するのは遠い将来の事ではありません。
 そんなアメリカに忠実に仕えて身ぐるみ剥がれた挙げ句に心中までしようとする日本
の政策は狂気の沙汰です。

 私が留学に来た1960年代のアメリカは今よりもっと良識のある国でした。
 アメリカが今の極めて利己主義な政策を取り始めたのはアメリカ政府内にザイオニスト
勢力が浸透したのと無関係ではありません。
 ここで断っておきますが、ザイオニストはユダヤ人の極く一部であり、非ユダヤ人の
ザイオニストも沢山居るという事です。
 結論として言える事は、今の日本は史上最大の国難に陥りつつあり、戦争によらずに
奸策によって国民が営々と築いてきた富がアメリカに略奪されようとしているのです。
 この国難に有効な対策は存在します。
 それは日本政府が他国に相談なしに一方的にやれる事で、
1.日本からの全ての輸出は資本も含めて円建てとする。
2.円借款の必要な国には相手国の天然資源を担保として貸し出す。
3.競争力が強くて相手国の市場を攪乱する輸出品には相手国での競合品と同じ程
  度の価格になるように輸出税を掛ける。
4.輸出税の一部は輸出企業に輸出振興金として還元する。

 日本の政治家と官僚は昔の貧乏な時に刷り込まれた輸出至上主義を払拭し、輸出を
伸ばすために日本に必要ない物まで輸入する様な馬鹿な行為を停止すべきです。
 これからは自給自足を原則とし、値段が高くても多様、少数、高品質、長寿命の物を
買うようにし、大量生産の安物をどんどん買ってどんどん捨てるような習慣を止める
よう国民を指導せねばなりません。
 いくら貿易を拡大しても貿易黒字をすべてアメリカに取り上げられ、その上アメリカに
貸したお金の利子も払って貰えず、元本までも返して貰えない事態になれば、日本人
はアメリカ人に贅沢をして貰うために懸命にただ働きする奴隷に過ぎないのです。

 国家の安全は自分達で守るのであって、国防をアメリカに依存することを止めると
決断し、憲法を改正すべきです。
 アメリカ人ですらニクソン大統領時代からそうしろと言っているではありませんか。
 其れをしなかった日本人の方が悪いのです。