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32金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
「被害者のスカート繊維が付着」植草被告への判決要旨(4) (1/4ページ)
2007.10.16 12:37

 オ 以上のように、被告人が、本件直後、被害者や逮捕者らから犯人扱いされても、痴
漢行為を否定するような言動をほとんどとらなかったばかりか、被害者の抗議に対し、手
を顔の前に挙げて、頭を下げるなど謝罪するような態度をとったり、駆けつけた警察官に
対し、痴漢行為を認めているといえる言動をとっていることは被告人が犯人であることを
強く推認させる事情といえ、被害者および目撃者の各供述の信用性を支える。

 この点、弁護人は、本件車両内で、被告人が声を出して反論していないことについて、
被告人は、自分が有名人であり、以前にも事件に巻き込まれたことがあったので、大きな
声を出して注目が集まると、被告人であることに気付かれ騒ぎになってしまうことなどを
恐れたからであると主張し、被告人もこれに沿う供述をする。

 しかし、被告人は、同車両内で、単に反論しなかったにとどまらず、被害者の抗議に対
し、失礼というような感じで手を顔の前に挙げて、被害者に対して頭を下げるなど謝罪す
るような態度をとったり(この点、弁護人は、被害者が被告人を犯人であると思い込んで
いるために、被告人がかかわり合いになりたくないと思って下を向くなどしたしぐさから
過剰な意味を読みとったにすぎないとしているが、被告人が手を顔の前に挙げたことにつ
いては、目撃者と逮捕者においても、被告人の意識的な行為ととらえているし、単に下を
向くことと2、3回頭を下げることは明らかに異なる行動といえる)、駆けつけた警察官
に対し、「女性に不快感を与えるようなこと」をしたと痴漢行為を認めているといえる言
動をとっているのであって弁護人の主張はその前提において誤っている。