経済から政治を語るスレpart261

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825だいまおう:2008/03/30(日) 23:12:41
>>820
資産インフレによる賃上げ圧力の説得力増大→賃上げ→消費拡大
良子ちゃんテレビで好景気と認識→良子の友達が今景気いいよとか言い出す→
良子ちゃんの購読雑誌Sカワとかに景気いい話が満載→良子服がほしくなる
→いい服着ると良子はおしゃれなカフェやレストランに行きたくなる→良子浪費癖再発
826だいまおう:2008/03/30(日) 23:16:57
>>825
追加

良子円高でビトンからエルメスに鞍替え
→町を歩いてたらエルメスに目をつけたキャッチが群がる
→その群れの中に好みの男が
→良子始めてホストクラブへ
→ホストどもに煽られてドンペリコール連発
→後日ホストから売り掛け請求
→良子はじめて消費者金融へ
→ノンバンクの与信拡大
827派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/30(日) 23:18:39
>>825
つーか、ぶっちゃけちゃうとSG理論じゃ金融投資はいざしらず、
信用拡大は中銀のコミットメントでどうにかなる話じゃない。

バーナンキがコミットメントしたら融資時の情報コストが消えて
無くなるわけじゃないからね。
828だいまおう:2008/03/30(日) 23:20:10
>>827
資産価値があがるとそれは=信用拡大では?
なぜなら担保価値の増大だから。
829だいまおう:2008/03/30(日) 23:23:22
>>827
今のサブプラのように
バーナンキのコメットメントが資産価値下落対策に対する手段を持ち合わせていない
と見透かされたらいみないよね。
良子ちゃんの彼氏が資産家設定でええやん
831派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/30(日) 23:28:01
>>828
俺が言ってるのはコミットメント(約束)「それ自体の価値」だよ?
すごく信任されている人が約束したら、なんの実行もなしに効果がでるの?
逆にたいして信任されてない人がきちんとオペしても効果はないのかな?
832だいまおう:2008/03/30(日) 23:28:27
>>827
中銀の手段では効果よりコストがかかりすぎると見透かされる場合ないくらでも考えられる。
中銀のコミットメントで資産インフレがはっきり見える状況は想定しにくい。
金融のみで信用を適切に拡大できることはありえないからな。
できたとしても大きな代償を払うことも同時に見透かされる。
将来の波乱要因になりかねん。
833派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/30(日) 23:29:23
>>829
そうそう。インタゲ論って中身は「信任」だけだからなぁ。
834だいまおう:2008/03/30(日) 23:32:52
>>831
なんの実行もナシにでは無理だな。
手段も確保しつつ実行しなければ。
何にも動かなければえらいことになる。

新任されてなくてもきちんとオペすれば効果はでるだろうな。
信任されてるほうが素直にでるが。

口先だけの約束よりひとつの行動のほうが大きなメッセージになる。
とわたしは考えている。
コミットメントと他の政策動かしたらあかんの?
836派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/30(日) 23:34:48
もちろん信任はないよりあったほうが遥かにいいさ。
しかし、インタゲ論=日銀のコミットメント万能説のフレームワークを
捨ててるのに、「信任」がなければどうにもならん、っていうのは
おかしいでしょ、明らかに。

信任がなくてもいいからちゃんとオペってくれ、と俺なら思うけどな。
というか、そうでなければ俺は信任できんよw
837だいまおう:2008/03/30(日) 23:37:08
>>833
わしがインタゲの駄目なとこは適正なインフレを導き出すことなどできないからといのが大きな理由のひとつ。
もしインタゲ論の中身が「信任」だけなら明確にひていする。

ただ、インタゲ論には「信任」+「行動」も義務化されるのではないのか?
もしそうならデフレターゲットの日本にとってはターゲットインフレ率が高い標準的な
インタゲは有用だろう。

もっとも、さらなる最適を目指すならインタゲなどは愚の骨頂だがな。
838派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/30(日) 23:38:08
>>835
バーナンキは公的資本注入しましたが何か。
>>820
と別の人だったんだけどね
まあまおうが似たような事言ってるから良いけど
840金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/30(日) 23:45:46
適正なインフレは民主的にきまる。
841派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/30(日) 23:46:30
>>837
インタゲ論は、基本的な行動はマネー供給だよ。
んで、それを続ける、金利を上げないというコミットメントをすることで期待変化させる。

SG金融論だとマネー供給しても金利固定しても信用拡大に効果が(ほとんど)ない。
いくらマネー供給しようが、そもそも貨幣供給で均衡利子率が変化しない世界だもん。
んじゃ、何をするかって話になるわけだけど。んで、大事なのはコミットメント以上に
「何をする」の部分になるわけでね。信任はおまけにすぎない。
>>838
はぁ?
843金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/30(日) 23:53:54
インタゲ派(所謂日本リフレ派?)の敗北キターー!?
844金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/30(日) 23:55:06
>>842
組み合わせるのは普通にやることだってことだろ。
で、大事なのはコミットメントじゃないと。
845だいまおう:2008/03/30(日) 23:56:18
>>841
たしかに信用拡大するまでには時間がかかりすぎるだろうな。
いくつもの波及経路を乗り越えていかなきゃならんし。

SGさん的にはマネー供給で均衡利子変化しないなら通貨安しかないしな。
ここからコストプッシュで輸入インフレと外需による国内雇用刺激して
デフレをインフレ転換するにはかなりの迷惑をかけて時間がかかる。

なによりコストとリスクがでかすぎる。

話がずれたな。
たしかに信任などへのツッパリにもならん。
実弾攻撃1発かますほうがぜんぜん威力ある。
小渕がそうだった。
846だいまおう:2008/03/30(日) 23:58:36
それにしても今日は意義深い記念日になった。
イントラレーシックしたときのような気分だ。

SGさんと紹介者の派遣殿のおかげだ。
ありがとう。

では、ネンネします。
バイバイキ〜ン
847派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/31(月) 00:02:44
時間がかかりすぎるだけではなく、他の経済条件の変動で、簡単に打ち消される。

人大杉でPCから書けない。また。
「信任」を抜きにすれば、インタゲ論は「長期的」にマネーの量をコントロールするも
のにならざるえないよ。だって、中銀が、「今」、ターゲットに向かってオペレーション
していたとしても、「将来」、そのターゲットを外して行動を起こすかもしれない。
それはそれでしかたがない。「短期的」な需給なんて、結局は誰にもわからないん
だから。
【書評】『3兆ドルの戦争』『敗北--アメリカと英国はなぜイラクで負けたか?』
イラク戦争の膨大なコストや失敗を主題とした本が全米で話題に

イラク戦争の失敗やその膨大な戦費について書かれた本がアメリカで相次いで出版され話題を
読んでいる。一冊は『3兆ドルの戦争』でノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ教授と
ハーバード大学の財政学者による共著でイラク戦争の真の戦費を公式発表より遙かに多い3兆ドル
だと試算し論議を呼んでいる。他方Steeleによる『敗北--アメリカと英国はなぜイラクで負けたか?』
は戦争前からのブッシュ政権内の楽観論や無計画そして戦争開始後の米英軍によるイラク一般市民
への犠牲を省みない占領政策が米英の失敗の背景にあることなどを分析している。
How the U.S. and Britain went wrong in Iraq
'The Three Trillion Dollar War: The True Cost of the Iraq Conflict' by Joseph E. Stiglitz and Linda J. Bilmes, and 'Defeat: Why America and Britain Lost Iraq' by Jonathan Steele
http://www.calendarlive.com/books/bookreview/cl-bk-roane30mar30,0,6929684.story
850だいまおう:2008/03/31(月) 00:07:01
そうそう忘れていた。

仮に利子がさがっても投資には結びつきにくいそうではないか。
名目に投資は反応するといってた>SGが

問題の核心が資産デフレにあるなら中銀のできることなど限られてくる。
であるなら信任などなんのいみもないのはいうまでもない。

通貨きり下がっても問題の本質は改善しないから内需が弱いことは改善されない。
外需所得を資産デフレが相殺してしまう。
そうなるととんでもないレートの切り下げ出なければインタ下をたっせいできなくなる。
それに+国内と国外の政治状況に影響されやすい外需依存はターゲット遂行には不向きであるな。

ねる。
>>850
為替介入は単独介入ではあまり機能しない。
ある程度金利差があれば有効だが、世界の
中銀が利下げに踏み切る中、日本だけの
単独介入はほとんど無意味だろう。
852派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/31(月) 00:14:51
>>850
それどころか、不況状態では貨幣需給無視して利子率が上がる可能性すらある。
上でちょっとだな〜と話したけど。逆選択の問題。これはまた今度書く。んじゃ。
853派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/31(月) 00:18:26
>>843
経済論争は勝ち負けではない。
素人なんで詳しい話は分かんないんだけど、「スティグリッツ教授の経済教室」に長期国債と
短期国債の供給量を調節することで実質金利を低くすることができるみたいな話しがでてく
るんだけど、これはSG理論とどう繋がるの?
855金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/31(月) 02:37:50
生涯教育はマスコミ・労務管理等のゼミや講座もあるし
釈迦の次に社会学的要素が強い専修だ。

7 名前: 大学への名無しさん 投稿日: 2008/03/17(月) 12:53:35 ID:sITRUtGG0
>>6
そんなのキレイゴトだと思う。
俺は生涯教育専修だけど、教育学部内には明らかに「階級」が存在するよ。
後期試験中、真っ昼間の学校のベンチで、英文の女が社科専の男に胸とかバンバン揉ませてるのを見た。しかも服の中に手入れて直で揉んだりしてるわけ。
なんか女のほうも廻りを気にしながらも小声で笑ったりしてるわけ。「ヤダァ♪」とか言いながら。
俺は思ったね。
お前ら生涯教育専修なめんな、と。
お前らのすぐ隣に座ってる生涯教育専修の俺は、お前らの様子見ながら正直、勃起してんだよ。
ていうか信じられないよ。シロウト同士で金のやり取りもなく胸揉むなんてよ。
俺はヘルスで平均40回ぐらい揉むわけ。12,000円で40モミ。1モミ300円。
俺はそいつら見ながら「あ、300円」とか「また300円」とかカウントしてたわけ。
で、そのカウントが6,000円ぐらいに達した時、突然こみ上げてきたのよ、やり場のない怒りが。押さえ切れないほどの憤怒が。
で、声に出して泣き出しちゃったわけよ。真っ昼間の学校で。いい大人が。
肩を震わせて、大粒の涙をボロボロこぼして、泣いた。
2人は、急に声をあげて泣き出した俺を珍獣でも見るように一瞥した後、クスクス笑いながら去っていったよ。
そいつらの後ろ姿を見ながら俺は思ったわけ。これはもう「階級闘争」しかない、と。
下層階級である俺らの誇りは、「闘争」によってしか取り戻せないのだ、と。
だから俺は闘うわけ。
ここに常駐するグズなお前らも闘え。

【早稲田】 もはや生涯教育専修しかない 【教育】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1205483709/l5
「〜経済教室」の、バブル後の日本で政府支出拡大が失効している
ように見えるのは、先行きへの不安と増税の予感のせいだ、という
分析を読む限りじゃスティもそれなりに「期待」を重視しているようにも見える。
マンキューがリカード=バロー命題の実証分析した結果、リカード
的に振る舞う家系は全体の六割ぐらい、という話を聞
いたことがあるんだがどうなんだろうか。
857金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/31(月) 05:20:55
リカードの中立命題が成り立つかどうか調べるには
国民に聞いてみるのが良いと思う。統計的にΔGや
ΔTとCの関係を調べるのも当然大事だけど、国民がどう
考えて行動したかなんていうのは結局聞いてみなきゃわからないよ。

まず、「去年から今年にかけて国と地方を合わせた
一般政府ベースでどれだけ政府支出が増えましたか」
という問題を出す。これに正解できない人が多い
場合は成立するのかどうか怪しい。
リカードの中立命題は政府支出の増加分
(あるいは減税した金額)について国民は知っている
というのが前提だから。

あとは、政府支出が増加したと答えた人に
「これから今回の政府支出の増加を原因とする将来の増税に
そなえて消費を減らそうと考えていますか」と聞く。
これでイエスが多いなら成立する可能性が高くなる。

あとは全員に「これまで政府が政府支出を増加させたり
減税した時にそれらを原因とする将来の増税に備えて実際に
消費を減らしたことがありますか。
それはいくらくらいですか。」と聞いてみる。
これでイエスが多かったら危ないだろう。

でも、多分リカードの中立命題が想定してるような人は
ほとんどいない。政府が財政政策してる時に
消費性向を落としてる人がいてもそれは不況の影響が自分に
降りかかってくるのを恐れてるんであって将来の増税
を恐れてるんじゃないと思う。
生産・所得・支出の好循環メカニズムは基本的に損なわれていない=福井日銀総裁
2008年 02月 22日 10:22 JST

もうダメぽとは言えないだろww

あと、良子ちゃんは現在31歳?
消費行動も随分変わってしまったかもなのです
にぱー
なぜ人大杉がこんなに続いているんだ?おかしい。
861金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/31(月) 07:52:59
ギコナビ使えば大丈夫なんじゃない?
>>860
春休みだから
863だな〜 ◆DaNaRmQr3I :2008/03/31(月) 09:14:21
>>825
論点は「コミットメントの波及効果」であるが、実はここはインタゲ派の中でも
整理ができていない。「復活だぁ」の頃のクルーグマンあるいは「デフレの
経済学」の頃の岩菊は実質金利低下見込による投資増をトリガーとして
考えていたようだが、例えば銅鑼はETF、dellはREITの買上げを主張して
いる。ここからわかるように、彼らとてコミットメントの効果をそこまで信じて
いない、つまり「力技による実際の資産価格の引き上げ」が必要と考えて
いるわけである。従って、今さら「コミットメント」にこだわる奴は、完全にout
of dateなのである。

で、ようやく、「どこに力技を注力すればよいか」という次の論点に移行する。
いわゆる苺系修正インタゲ派は、あくまで資産価格の上昇を主張する。しかし
ながら、投資拡大の促進には、力技で消費増を創出し、これによる収益増
期待→設備投資増を図るという方法もあるのである。これらは、金融屋的
目線からすれば何れも単なる「投資」であるが、過剰労働力の吸収という
見地からは、はるかに後者の方が優れている。従って、経済の安定的発展の
点でも、後者の方がはるかに優れていることになる。もちろん、後者の流れは、
設備・人員稼動場所としての不動産、事業用資産の束としての株式といった
資産の価格上昇をももたらすことにもなる。
864だな〜 ◆DaNaRmQr3I :2008/03/31(月) 09:16:54
逆に、苺系修正インタゲ派の主張では、資産価格上昇が消費増をもたらす
ロジックがさっぱり見えてこない(「良子ちゃん問題」である)。これは、彼らが
信奉するグリンスパン的金融政策が、資産価格は上昇したが雇用は回復し
ない、いわゆる「雇用回復なき経済回復」を生み出したこととパラレルに理解
することができる。彼らは「雇用は遅行指標である」と主張してこの問題から
目を背けているが、結局その背景にあるのは、トリクルダウン理論以外の
何物でもないのである。

そういうわけで、オレの観点としては、「資産価格などマイナーな問題であり
どうでもよい」という結論が導かれるのである。
865金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/31(月) 09:34:07
なんかおかしいぞ
。。。
商品の単価が10万円以上場合、消費税の税率を8%にする。

商品の単価が10万円未満の場合の消費税率は現行のまま税率5%に据え置く。


これが最善の消費税率。
それで所得税を減税するのか?
868派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/31(月) 10:46:47
人大杉のせいでこれを携帯から上げる腹立たしさときたら…
不況下で金利が上がっちゃう可能性があることの説明。
要するに信用需要量が供給量より多いから起こる。これは不完全情報下での
均衡を基にした貸し渋りのミクロモデルだと考えたらいいと思う。
ぶっちゃけてしまうと借りたい奴がいても銀行が貸さないという話。

銀行融資(その他信用という財も同じ)は、普通の金融業なら貸して、
それに利子が上乗せされて戻ってきて、初めて取引が終了するよな。
これはつまり、相手が約束を守ってくれないと取引は利益がでない訳。
だから、約束を破らない相手かどうかを「審査」したり、貸した後で
使い込んで破綻とかしねーように「監視」するコストがある。
わかりやすく言っちゃうと、放漫経営で破綻とか、取り込み詐欺とか
ベンチャー詐欺とかよくあるでしょ?ああいう不良リスクの話な。
869派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/31(月) 10:49:21
んでSGの不完全情報均衡モデルでは情報の非対称性の問題があるので、
デットデフレーション不況が悪化すると融資の成功確率の低下が起きる。
融資の成功確率が低下する=ディフォルトリスクが多いと判断する訳。
このような情報の構造変化から、銀行は貸し渋りに走ることになる。
つまり「超過需要」が増大することになる=信用割当てが厳しくなる。
(これは別に銀行に限らず、掛け売りとか手形も同じこったからね)

完全情報下でなら、利子率が高くなって調整するはずなんだけれど
不完全情報下での均衡では情報の非対称性が存在しているので
そのような調整はなされない。貸し手は借り手がきちんと債務を
返済してくれるかどうか正確にはわからない。

もう少し詳しく。
不完全情報下で、マトモな借り手とロクデナシの借り手を想定してみる。
この時、マトモな奴が適正と感じるよーな常識的な金利をrとする。
この場合、ロクデナシはrより高い利子率でも喜んで借りたがるけれど
健全な借り手はrより高い利子率では借りたがらなくなるな。

ここでいろんな逆選択が起きるわけ。
870派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/31(月) 10:51:05
マトモな奴はある程度金利が高くなりrを超えると金を借りなくなる。
ロクデナシはrより高い金利でも平気で借りにくる。なぜかって言えば、
ロクデナシは破綻したり踏み倒したりして返さない可能性がある。
というわけで金利負担を小さく(甘く)評価するから。無責任だねw

ちゅうことは他より金利を上げていくと、マトモな客は他の銀行へ
逃げてしまい、自分のところにはロクデナシばかりが寄ってくる。
(こういうのを俺は「新銀行東京現象」と名付けたいんだがなw)
この結果、予想される期待収益はかえって急降下する可能性がある。
というわけで、銀行はrより高い金利で貸し出さなくなる。

ここでマトモな奴が普通に借りようとする限界の金利rが、
通常の経済学のモデルで言うところの均衡金利よりも低いとどう?
この状況じゃ金利はrまでが限界。そうなると完全情報下では本来
起きないはずの貸付資金の超過需要が発生することになるよね。
r以上の金利で借りたい!っていうチャレンジャーには貸せないの。
871派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/31(月) 10:52:28
さて、今度は景気悪化状態を中心に考えることにしよう。
景気が悪くなると、普通は投資しても期待収益は低下するよね。
要するに、景気が悪いから投資しても儲からなさそうだ、って
状況だよ。ここで仮に、「こりゃどんな不景気でも鉄板で儲かるぜ」
っていうような案件aがあったとする。これとは逆のパターンで
「や〜、こりゃこの不景気じゃ危なくてしゃーねーわ」って
案件bがあるとする。

この案件aは不景気でもそれほどリスクが増えないため、予想される
期待収益があまり低下しない。
逆に案件bは好景気ならハイリターンを狙って投資・融資できるけど
あったけど、不景気では危なくて=期待収益が下がってしまうから、
あんまり投資したくない。

この場合、案件aの期待収益は、案件bの期待収益に比べて
相対的に有利になる。だから本来の金利rよりちょっと高い金利でも
危険なプロジェクトを選ばずに安全な投資機会を選ぶことになる。
当然だが、他の銀行も同じように安全な案件しか金を貸さないので、
自分も同様に安全な案件しか金を貸さない。借り手側も同じこと。
このような状況だと銀行は金利を上げることが可能になる。
872派遣の人 ◆fFVHYxGTNc :2008/03/31(月) 10:53:28
なぜか。
ハイコストハイリターンの案件がハイコストローリターンに
なってしまえば、誰も金なんか貸さない。そうなれば相対的に
ローコストローリターンの案件のみが投資・融資対象となる。
ここでは投資案件の選択が存在しない。そうなれば金利を
他と一緒に横並びに上げることができるわけだ。
よって、最初っからロクデナシを排除している以上、銀行は
横並びに高い金利をつけても困らないことになる。
金貸しは晴れの日に傘を貸して、雨の日に取り上げるものだw
(これは名づけて逆新銀行東京効果だなw)

更に逆転してみよう。好景気の状態だとハイコスト案件の期待収益が
増大する。みんながイケイケだから当然だ。
この場合普通の経済学では需要増加の分、金利は当然上がるはずだ。

ところが、実際にはハイコスト案件の期待収益が上がることになり
銀行は金利を低下させても収益が上がる可能性が高いと判断するので、
金利を下げることが可能になる。なぜなら投資すれば儲かるような
イケイケ経済なのに、自分だけが金利を高くしていたら、他の銀行に
客が流れちまうからだねw
商品の単価が10万円以上場合、消費税の税率を1%にする。

商品の単価が10万円未満の場合の消費税率は撤廃にする。


これが最善の消費税率。
874金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
>>872
一種の流動性の罠の説明に聞こえるけど、それとは違うの?