アメリカバブル経済崩壊 その36

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米国はG7を含むさまざまな国際的フォーラムを利用して、アメリカ型市場主義を世界に広げたが
「現在は、経済、金融、外交面でアメリカの単独主義的行動が引き起こした多くの矛盾が清算
されている過程で、こうした流れにマッチしないG7が求心力を欠き、サロン化するのは当然」と
東海東京証券・チーフエコノミストの斉藤満氏は語る。

「米国の弱体化の中で、節度のない非道徳的(immoral)行動は、特に米金融界でまん延している」
と斉藤氏は続ける。

「アメリカは詐欺まがいのビジネスモデルを作り上げて、世界中に押しつけた。そのモデルが
馬脚を現したというのが、サブプライム問題の本質だろう」
と中山氏は指摘する。

「一国の非道徳的行動や金融節度の欠如が引き起こした国際金融市場の混乱に対して、
自分はすべき事をしたので、次は他国の出番だと言われても困る、というのが他の
G7メンバーの本音だろう」
(国際金融筋)という。