>>953 欧州は利下げしない。あくまで物価を見ている。
トリシェECB総裁も、他国(米国)の金融政策の影響は受けない、物価動向を警戒していくと語っている。
物価を見ずに感覚で金融政策を行っているのは日銀だけ。
フォワードルッキングなどという馬鹿馬鹿しいまやかしで。
少なくとも量的緩和解除以前までは、物価が安定的に0%を超えるまでは
金融緩和解除は行わないという日銀の明確な政策スタンスが市場と共有され、
いわゆる実質的なインタゲ政策が機能する下で着実な期待形成が発生する中、
適切な政策判断が行われる環境にあったが、
量的緩和政策解除以降、日銀が利上げに前のめりになって、適切な政策判断が行われる環境を排除してしまい、
物価や市場を無視する形で間違った政策運営を生み出し得る環境を自ら形成しながら、
日銀は、政策判断を行える環境形成、市場との対話を怠って政策判断を独善的に進めてきた。
これこそが、日銀の失態であるといわざるを得ない。
量的緩和解除以降、日銀がこの努力を怠り、安易な政策判断を行ってきた責任が今、問われているに過ぎない。
日本がデフレであるのは、あらゆる物価賃金指標を丹念に見れば明らかであり、そこになんら疑念の余地はない。
為替誘導を目標に金融政策判断を行うことなど、もはや後進国の領域で話にすらならない。