>>308,328 金どドルに代るものは難産初
「世の中、大激変 いま一番知ってほしい大切なこと」
(船井幸雄/徳間書店/2005年4月26日)
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p.77 第3章◆明るい未来の予兆が見えてきた
p.100 ◆いままさにドル石油本位制の時代の終焉が目前になった
〜20世紀の世界は、実質的にはヨーロッパのロスチャイルド家と、
アメリカのロックフェラー家、このユダヤ系2大勢力によって支配されて
来たといえるでしょう。ロスチャイルド家は金を、ロックフェラー家は
石油を支配する事で世界経済を操って来た様に思います。
第1次世界大戦から1971年のニクソン・ショックまでは、金を押さえて
いたロスチャイルド家が世界の覇者でした。第2次世界大戦後、GATT・IMF体制
(関税貿易一般協定と国際通貨基金を中心とする世界経済の枠組み)が
始まりました。その時、戦争で疲弊した世界の中で唯一無傷の大国だった
アメリカの通過、ドルが世界の基軸通貨となりました。そして、
金1オンス=35ドルとしてドルの価値を金によって裏付ける事になりました。
金・ドル本位制の始まりです。この時、国際通貨市場は、金で
価値を裏付けられたドルを機軸とした固定相場制となりました。〜
p.102 〜1971年、アメリカ大統領リチャード・ニクソンは突然、金とドルの
交換停止を宣言しました。ドルは基軸通貨の地位を維持したまま、金による
裏付けを必要としない事になったのです。これは本来、不可能な事です。
それが可能になったのは、OPEC(石油輸出国機構)加盟国で産出される
石油の国際取引の際の決済通貨がドルになったからです。これをやって
のけたのはロックフェラー家であり、この時から
ロックフェラー家が世界の支配者になったのです。
p.103 〜しかし、1971年から続いて来たロックフェラー家の支配力は、
今急速に衰退し始めている様に見えます。その理由としては、石油資源
の枯渇が目の前に迫っている事、そして欧州共通通貨であるユーロの
登場によってドル基軸通貨の地位が脅かされている事が挙げられます。