特別会計について

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11金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
日本がメチャクチャになり始めたのはそんな昔じゃないんだよ。責任者はまだのうのうとしているよ。まあ読め。

1984 年に「昭和59 年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置等に関する法
律」によって国債の償還は60 年まで延長されたのです。60 年償還ルールを採用すると、例
えば、償還期限10 年の国債の場合ならば、10 年たった時に全額の6 分の1 だけを現金で返
済し、残りの6 分の5 は赤字補填のための借換債を発行してまかなうことができます。ち
なみに借換債は民間では粉飾となるため原則としておこなわれていません。財政特例法に
も「借り換え発行はしない」と明記されていました。しかし、大蔵省は国会や国民に十分
な情報開示もしないまま、憲法と財政法を無視して「借換債」という償還の先送りをおこ
なったのです。このときから赤字国債増発を抑える歯止めがなくなってしまいました。
借換債は、既に「死に体」となった日本財政の生命維持装置です。日本は既に借換債を
返済するために、また新たな借換債を発行するという借金地獄にはまってしまいました。
国債発行額や国債費は予算書に計上されるから国民の目に触れますが、借換債は予算書は
もとより、どこにも現れていないので、批判の対象になることがありません。
国債の60 年償還と借換債は「ご都合主義」によるルール変更であり、結局は問題を先送
りにし、一方的に負担を将来世代に強いらせるものです。因果応報。『理念なき政治』をお
こなってきた政治家および官僚、また、それを放置してきた国民にも、その報いを受ける
ときが必ず訪れるでしょう。