円の支配者★リチャード・ヴェルナーW★虚構の終焉

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これは面白い。
証券化商品を担保に銀行券を貸すのではなくて国債を貸し出すとは。。。
いろいろな手があるものです。

協調資金供給:欧米5中央銀が緊急発表 国債貸出制度新設
ttp://mainichi.jp/life/money/news/20080312k0000m020124000c.html

<抜粋>
新たな国債貸出制度は、金融機関から住宅ローン債権を含む証券化商品などを担保として引き受け、国債を28日間貸し出す制度。
378金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/12(水) 13:14:26
( ・ω・) < 日銀の人選って、このスレ的には旬だよね?

資料室(日本銀行のヒミツ−銀行はおカネをつくって経済のパイを大きくできる) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > 不況で最も得をしたのは日本銀行だった)
   ※前川レポート
    中曽根康弘首相が設置した「国際協調のための経済構造調整研究会」の座長であった前川春雄(元日銀総裁)を中心として作成…。
   当時、日銀副総裁だった三重野康と営業局長だった福井俊彦も執筆に参加…。
    「前川レポート」の叩き台となっているのが、同じく元日銀総裁である佐々木直が発表した「世界国家への自覚と行動」
   (通称「佐々木レポート」)である。「佐々木レボート」は、貿易交渉の際、アメリカ側からいい渡された要望書をもとに作成されたという。…
    ※アメリカ
    日銀の最初のプリンスであった、新木栄吉と、一萬田尚登は占領軍(アメリカ)から選ばれた…。
   その後継者たち…佐々木−前川−三重野−福井と歴代のプリンスたちに受け継がれてきた「10年計画」の内容と、
  アメリカの要求が似ていたのは、決して偶然ではない。…
 構造改革のために不況をつくる
   …「10年計画」…前川レポートの作成に参加していた、日銀のプリンスである三重野と福井は、…窓口指導を利用して、
  銀行に不動産などへ過剰貸し出しをさせ…、日本経済はズタズタになった。…目の上のタンコブだった大蔵省を弱体化させ、
 解体にまで追い込んだ。…
 http://www.anti-rothschild.net/material/05f.html

武藤敏郎-Wikipedia 1.2日本銀行
福井の下で量的金融緩和政策やゼロ金利政策の解除、政策金利引き上げの実施などを決定しており、国内経済政策に対する評価は高い。
しかし、一方では、福井と共にサブプライム問題の一因ともなっている外資による国内での資金調達を容易にした
低金利政策や量的緩和政策決定の渦中にあったことに対する批判もある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%97%A4%E6%95%8F%E9%83%8E
379金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/12(水) 13:34:37
資料室(日本銀行のヒミツ−中央銀行は恐慌も飢饉も思いのまま) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > 中央銀行は恐慌も飢饉も思いのまま)
 金融財閥がつくったFRB
   …FRBができると、…所得税を導入した。FRBが国債を引き受けたから、金利の支払いをまかなうためだ。…
 世界恐慌が生んだ金融財閥のメリット
   …1929年にはウォール街で株価の大暴落…。…恐慌の原因は、1920年代にFRBの指示で、銀行が貸出収を増やしたこと…。…
   株価がピークを迎えると、FRBは政策を180度転換して、銀行の信用創造を厳しく抑え…銀行倒産が相次いだが、
  そのほとんどはFRBのシステムに加入していない銀行だった。…
   また同じころ、アメリカの銀行は農家に対して、土地を担保に多くの貸し出しを行なっていた。
  FRBが政策を転換すると、銀行は農家に借金返済を迫った。…その土地は…ウォール街の金融財閥の関係企業に買い取られたのだ。…
 http://www.anti-rothschild.net/material/05d.html

資料室(日本銀行のヒミツ−いい中央銀行 悪い中央銀行) <Anti-Rothschild Alliance>
(反ロスチャイルド同盟 > 資料室 > 日本銀行のヒミツ > いい中央銀行 悪い中央銀行)
 戦後のドイツ経済はプンデスバンクが担う
   …ドイツ…ブンデスバンクは、…資本金は100%、ドイツ連邦政府が出資している国有銀行だ。…法律を定めて、…命令を下すことができた。…
  結果、…旧西ドイツは、バブル経済が発生することもなく、大きな不況にも見舞われなかった。…
   ブンデスバンクの成功は、ドイツ国民の深い反省…に成りたっている。戦前…ライヒスバンクという中央銀行があった。
  銀行家たちによって設立され、帝国政府からの独立性が高く、誤った金融政策をとっても、…チェックが利かない…。…
  ライヒスバンクは国債と交換に通貨を乱発…驚異的なインフレは、ヒトラー政権誕生につながっていく。…
 民主的な中央銀行は駆逐される!?
   …99年に欧州中央銀行(※)が誕生し…中央銀行の地位を追われた。
  2001〜02年、ECBはブンデスバンクに対し、信用縮小を命じた。このため、ドイツは02年頃から不況に。…
 http://www.anti-rothschild.net/material/05e.html
380金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/12(水) 22:51:52
>>377

RMBSを中銀に売却して、国債を得ると銀行の自己資本比率は改善されるのですか?
>>380

改善されません。それと今回の処置はRMBSをFRBが買い取るわけではなく、貸し出しにおける担保にするだけです。
銀行がFRBから国債を借りて、万が一期日にそれを返せない場合は担保を没収するということですね。

この処置はバランスシートの改善ではなく銀行の短期資金繰りの支援でしょう。
通常ですとFF市場で無担保で借りるんですが、どうも貸し手が少なくなっている模様。
他には国債やRMBSを売却するとか、これを担保に借りるという手段もあります。
ところが今はRMBSの流動性や市場における担保価値が無くなってしまっているようです。
そこでFRBがRMBSを担保に28日間国債を貸し出す、という粋な計らいをするわけでしょう。

以前RMBSを担保にベースマネーを28日間貸し出すことを始めましたが、インフレ懸念が高まってきた中、これをそうは増やせません。
そこでマネーではなく国債を貸し出すことでベースマネーを増やさずに流動性のみを確保するという妙案に見えます。
銀行はRMBSを担保にFRBから国債を借り、この国債を担保にすることで市場からベースマネーを借りる事が出来ます。

ただ、気になることもあります。
一つは今回の処置をファーストディーラーに限ったことです。これは何故なんでしょう?不公平な気がします。
もう一つは、銀行が借りた国債を市場で売って資金調達して、28日後に買い戻して返済するという真似をしないか?ということです。
これが大規模に行なわれると債券価格の乱降下(即ち金利の乱降下)が生じて混乱が起きるような気がします。
まあ、ルールを決めて運用するんでしょうけど。
なお、これは銀行間市場の流動性改善の妙手だとは思いますが、肝心の資本問題は解決しないので遠からずして振り出しに戻る気がします。
今、株をやっている人はややこしくて仕方が無いでしょうね。
383金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/13(木) 01:58:29
>>381
素晴らしい解説ありがとうございます。
流動性を円満にすることには効果があるが、自己資本比率の改善にはならないという事ですか。

ところでファーストディーラーって何ですか?
>>383

失礼しました。プライマリー・ディーラーの誤りです。
プライマリー・ディーラーについては下記等。
ttp://money.infobank.co.jp/contents/H300085.htm

この新流動性対策はなかなか面白いですね。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080312-00000817-reu-bus_all
とか
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK008147720080312
の記事が参考になります。
市場心理には(瞬間的には)好影響を及ぼすでしょうし足元の危機の回避に役立つでしょうが決定打にはなりえないでしょう。
バーナンキの預言とおりに小規模な金融機関の破綻が起きれば一気に吹く飛びますよね。
385金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/14(金) 04:03:06
アメリカの銀行貸し出し指数を見るにはどうすればいい?
まずは簡単に始められる海外マネー撃退法を教えてあげよう。

日本の株式市場に流入している金の約6割が外資マネーということを知っているかな?
平均株価は外資によって維持されていると言っても過言ではない。もちろんこのような状態は
不健全であり、日本の株価は外資の思惑一つで簡単に上がったり下がったりしてしまうのが
現実なのだ。

しかし裏を返して言えば、あなたが株の売買を通じて利益をあげることができたとした場合、
その利益の6割は外資から金を奪うことによって成り立っていると言えるわけなんだ。
もしも君が株で100万円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60万円。
1億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は6000万円。
100億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は60億円にも達することになる。

つまり君が株式市場に参入し、利益をあげればあげるほど、外人投資家がそれに応じた
打撃を被るというわけだ。
君が利益をどんどんあげていけばいくほど、ハゲタカファンドは苦しんでいくんだ。

それがどれほど日本を守ることにつながるか、わざわざ説明するまでもないだろう。

株で勝つ方法は簡単。日経新聞や株に関する雑誌を講読すれば良い。
日頃から情報収集を怠りなくおこなえば、そして外資がすぐには入手することができない情報を
日本の地の利を生かして先に入手することができれば、外資を出し抜いて金を奪い取ることなど
造作もないのだ。
最近は株に投資するなとレスする奴がいるが、そいつは外資のスパイだ。日本の愛国者が株で
外資から金をせしめることを恐れて、外資のスパイが情報工作しているのだ、気をつけろ。

金が無いならサラ金で借りれば良い。株式トレーダーは自営業みたいなものだから、職業を聞かれたら
自営業と答えれば良い。
アコムで無理ならプロミスで借りろ、プロミスで無理なら武富士で借りろ、
武富士で無理ならアイフルで借りろ、アイフルで無理ならレイクで借りろ。

海外ファンドから日本経済を守るため、そして海外ファンドを苦しめるため、君も株に投資しよう。
ベアスターンズに資金供給?
融資か?資本注入か?それが問題だ。
融資か。。。じゃあ、これも瞬間材料だ。いや、いまや瞬間すら上がらないかも。。。

しかし、どこも破綻していない状況で株式市場はこんな状況だから、破綻が起きたらどうなるのか想像もつかない。
そして、すぐにでも破綻は起きそうな空気だ。
先ず破綻があって次に公的資金注入が行なわれるのでしょう。
そして、その後に示される枠組み。頭を柔軟にしておく必要がありそうです。

2008/03/14-22:46
米ベアー・スターンズに資金供給=JPモルガンがNY連銀と連携
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2008031401130

【ニューヨーク14日時事】米銀大手JPモルガン・チェースは14日、資金繰りが悪化している米証券大手ベアー・スターンズに対して、
ニューヨーク連銀と連携して資金を供給すると発表した。JPモルガンが同連銀から公定歩合貸し出しを通じて資金を調達し、
ベアー・スターンズに貸し付ける。
18日のFOMCで100bp利下げが行なわれるという市場期待になっている。
この期待を裏切れば暴落、しかし行なっても自体は悪化する。
ただでさえインターバンク市場で貸し渋りが起きているところで、ついに完全にマイナス金利に突入だ。
更に資金の出し手が居なくなるのでは無かろうか?
おそらくは中央銀行の窓口貸出しによる後進的な金融政策が復活する。


NY連銀、ベアーを救済
3月16日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 【ヒューストン(米テキサス州)=渡辺浩生】ニューヨーク連銀は14日、経営難が続く米証券大手ベアー・スターンズの救済を決めた。
米連邦準備制度理事会(FRB)が銀行以外の個別金融機関に資金支援するのは1929年に始まった大恐慌以来。
金融システム不安を防ぐためだが、低所得者向けサブプライム(高金利型)住宅ローン問題をきっかけにした信用不安の深刻化に、
市場では株安とドル安の「米国売り」に波及。米政府に抜本策を迫っている。

 米銀大手JPモルガン・チェースは、公定歩合による貸出制度を通じて資金を調達し、その資金を28日間の期限付きでベアーに
迂回(うかい)融資する。]JPモルガンの仲介は、証券会社が公定歩合を直接利用できないためだ。

 ベアーはサブプライム関連の金融商品にからみ巨額損失を計上。金融市場で貸し渋りの動きが強まり、資金繰りが急激に悪化。
シュワルツ最高経営責任者(CEO)は、「13日に大量の資金流出があった」と述べ、取り付け騒ぎが起きたことを明らかにしている。
390金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/18(火) 22:53:29
まあ、金融の混乱はしばらくは続くだろうね。
まさかの展開で日銀総裁空席。
密室で決まるのはおかしいが、今も透明性が上がったようには思えません。
民主党はあくまで日銀の独立性を重視しているので着地点は日銀プロパーな気がします。
総裁山口氏、副総裁白川氏、という体制に向かうのでしょうか?
392金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/21(金) 09:00:57
米プライマリーディーラー向け連銀窓口貸し出し、1日当たり134億ドル超に

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30931720080320
>>392

これは釈然としない制度ですね。
プライマリーディーラーに幅広い証券を担保として公定歩合で貸すことが出来るようになったわけですが、非常に不公平な制度のような気がします。
これが小規模な金融機関の資金繰りに役立つか考えてみると、公定歩合の方がFF金利より高いのですから、
普通に考えるとプライマリーディーラーはこの公定歩合で借りたお金をFF市場で貸し出さない気がします。
そもそもJPモルガン・チェースによる米証券大手ベアー・スターンズの買収をFRBが支援したのもムチャクチャな気がします。
何故、公的な枠組みで行なうのはダメで、プライマリーディーラーという名の金融寡頭勢力を優遇することはOKなのか、さっぱり理屈が分かりません。
このプライマリーディーラー制度は日本にも出来ていて、財務省のHPで確認出来ますが、暗然とした気分にさせられます。
394393:2008/03/22(土) 00:12:30
誤解されそうな書き方をしてまいました。
これと全く同じ融資制度が日本にもあるわけではありません。
プライマリーディーラーという存在が日本にも誕生しており、それが・・・・・・・・・と書きたかった。
395金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/23(日) 23:01:08
>>393
>公定歩合の方がFF金利より高いのですから、
>普通に考えるとプライマリーディーラーはこの公定歩合で借りたお金をFF市場で貸し出さない気がします。

銀行がFF金利で借りにくくなったので、連銀から公定歩合で借りたんですよね。
普通に行っていることの延長線上だと思いますが。

>>395

プライマリーディーラーはそれで良いでしょう。
私の疑問は素朴なものです。
こういう政策は全ての金融機関の恩恵が波及しないと意味が無いと思うんですよね。
特により資金繰りが危うい中小の金融機関に波及しないといけないんじゃないかと思います。
一見すると、プライマリーディーラーに公定歩合でジャブジャブ貸せば、それがFF市場を通して中小の金融機関にも供給されるように思えます。
しかし、FF市場で貸し出す時の金利はFRBがアナウンスしている誘導金利を無視することが出来ません。
つまり、この政策が中小の金融機関にも恩恵が届くとすれば、プライマリーディーラーが公定歩合で借りて、それをより低い金利であるFF金利で貸し出す場合なんですよね。
そんな不合理な真似はしないだろうと思います。
この政策はあらゆる金融機関が資金繰りに困っている中で、プライマリーディーラーのみ潤沢に資金繰りが可能な状況を作り出しているように見えます。
これにより生じる相対的な有利性はとてつもないレベルに達するだろうと思います。

素朴に考えるとプライマリーディーラーはこのお金をFF市場なんかで運用せず、カルテルを作ってどこかの市場で運用しないでしょうか?
もしこの仮説が正しければ相変わらず銀行間市場の危機は継続し、プライマリーディーラーの息がかかっていない金融機関は淘汰されていく一方で、
どこかの市場ではバブルが生じると思います。
それと今回新たに創設されたプライマリーディーラー向け連銀窓口貸出制度は
従来のプライマリー・クレジット・プログラム(ロンバート貸出)と微妙に違いますよね。
このあたりの適用範囲の拡げ方もあまりにも恣意的な感じがします。
まあ大資本が金融を動かしているであろうことを考えれば、
アメの政府やFRBがやっていることは至極当然ともいえるよな
>>398

そうなんです。
FRBやBISを頂点にプライマリーディーラーと呼ばれる宮廷金融貴族が居て、その下にその他の金融機関が居るという
構図ですから、彼らを破産させると実際に金融システムが破綻して実際に人々が不幸になる。
そこで、危機が生じれば公益保護を理由にいくらでも金融寡頭勢力の為になる制度を創り出せる。
その過程で更にモノポリー(独占)が進んでいきます。
金融危機というビジネスが戦争というビジネスの代替物として確立されつつあるのかもしれません。

金融危機の終わりは銀行の自己資本の創造で行なわれるはずです。
公的な枠組みを使わないというならば、
FRBがプライマリーディーラーのうちの投資銀行(証券会社)に長期資金を貸して、そこに銀行の優先株を買わせることになるのでしょうか。
その為には、この融資制度の期間が十分に長くなるか、借換が約束されないといけません。
危機を理由に準備は着々と進んでいる、ってとこでしょうかね。
>>399

> 金融危機というビジネスが戦争というビジネスの代替物として確立されつつあるのかもしれません。

横レスだが、現在進行形ではなく、すでに古典的手法としてとっくの昔に確立されているのではあるまいか。
80年ほど前の大恐慌にしてからが、シナリオありき濃厚な疑いを感じざるを得ない。

日本のバブルも本書に書かれているとおりだが、なぜ、このブームに「バブル」という言葉が当てはめられるようになったのか。
300年近く前にイギリスで起きたSouth Sea Bubbleという投機ブームから来ている言葉だが、
最初に当てはめた人間は、同じ本質を持った事件だということを知っていたんじゃないだろうか。
>>400

そうかもしれません。
1694年にイングランド銀行が出来た頃には既に金融サイエンスの基本は確立されており、
南海泡沫バブルの頃には証券の価格変動を利用した富の収穫技術が確立されていたのかも知れません。
国債請負を通じて国家を支配する術が確立したのもその頃ですね。
金融危機ビジネスと戦争ビジネスの役者を兼ねてる人もいるよね。

チャーチルは金融を理解していなかったと見なされていたのに何故か大蔵大臣に就任し、ポンドの金本位制復帰という重要な決断をした。
周囲が心配したとおり(期待通り?)大失敗し、そして大恐慌の引き金になった。

戦争の方でもガリポリ戦を初め大失敗を繰り返した。なのに何故か戦争指導を任され続けた。
あっけなく低利長期融資、しかも融資の更新OKというプログラムが作られた。これは驚きだ。
第5位の証券会社を救済する為に仕えるなら来るべき銀行の資本危機に際しても仕える道理だろう。
FRBはまたも強力なアイテムを手に入れたと思う。
金融危機はFRBの権限を強化していくように働くものらしい。


ベアー買収支援の融資、期間10年・金利は公定歩合と同じ2.50%=NY連銀
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000736-reu-bus_all

3月25日8時24分配信 ロイター

 [ニューヨーク 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀は24日、JPモルガン・チェース<JPM.N> の
ベアー・スターンズ<BSC.N>買収に関連し、JPモルガンが発行する劣後証券、およびNY連銀の融資の条件を発表した。
 期間はいずれも10年。NY連銀の融資は更新可能。融資の金利は、公定歩合に連動する最優遇金利(現在2.50%)を適用。
劣後証券は、最優遇金利プラス475ベーシスポイント(bp)の7.25%。
間接的な公的資金投入のスキームは出来上がりました。
本番は銀行の資本増強です。
しかし、やるかやらないかはFRBの胸三寸にかかっています。
公的な枠組みを使っていないだけに読みにくいですね。

しかし、、、、
受け皿会社に10億ドル出資しただけで残り290億ドルをNY連銀が用意。
その290億ドルの貸し倒れリスクは連銀持ちだとか。。。
極端に安くなった債券なので、長期保有が可能ならいつかは利益が出るわけですが、しかし。。。
で、BSが綺麗になったベアを格安でJPモルガンが買収する。。。
なんだ、これ???
そういえばJPモルガンってNY連銀の大口株主だって何かで見たような気がします。
405金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/29(土) 05:32:09
【中国】バブル崩壊の兆し 株価下落、不動産も異変[03/27]
暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家-ビジネススタイル-nikkei BPnet 2008年3月25日0時0分
383:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2008/03/25(火) 17:41:42 ID:R3M8PO3E
>>379
 ないないwていうか、民元に限らず、いまは海外に投資すべきときじゃない。
 今後の人民元は超ハイリスク債権も同様なわけですよ。その手綱を握っているのはいわゆる国債金融資本。
やつらの操作でどっちにも転がせる。中国大陸をエベレストの頂上に乗せてバランス取ってる状態を想像すればいい。
その上で必死に共産党の連中が動いているが、人民は好き勝手に動いているし、外側からつついている外資がいる。
 そういう事情で、中国はいま米ドルを円かユーロに切り替えようとしている。
日銀総裁が決まってしまうと、米中の圧力でドル買い介入することになるかもしれない。
中国はそのタイミングを狙って米ドル売りをしかけるつもりと思って間違いない。だから、日銀総裁空席は正しい。
マスコミがにしぎん総裁空席をあれだけ批判するのもそのせいでは?
日本はじっとがまんするべきとき。外貨に手を出すのは愚の骨頂だ。
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1206611636/
406金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/29(土) 05:47:00
( ・ω・)つ>>405訂正

【経済】暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家ジム・ロジャーズ氏[03/25]
暴落続きも「中国株は売却の必要なし」米の著名投資家-ビジネススタイル-nikkei BPnet 2008年3月25日0時0分
383:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2008/03/25(火) 17:41:42 ID:R3M8PO3E
>>379
 ないないwていうか、民元に限らず、いまは海外に投資すべきときじゃない。
 今後の人民元は超ハイリスク債権も同様なわけですよ。その手綱を握っているのはいわゆる国債金融資本。
やつらの操作でどっちにも転がせる。中国大陸をエベレストの頂上に乗せてバランス取ってる状態を想像すればいい。
その上で必死に共産党の連中が動いているが、人民は好き勝手に動いているし、外側からつついている外資がいる。
 そういう事情で、中国はいま米ドルを円かユーロに切り替えようとしている。
日銀総裁が決まってしまうと、米中の圧力でドル買い介入することになるかもしれない。
中国はそのタイミングを狙って米ドル売りをしかけるつもりと思って間違いない。だから、日銀総裁空席は正しい。
マスコミがにしぎん総裁空席をあれだけ批判するのもそのせいでは?
日本はじっとがまんするべきとき。外貨に手を出すのは愚の骨頂だ。
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1206378358/
407金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/30(日) 09:34:00
そもそも円の支配者にはまだ、疑問点があります。
・大蔵省と日銀の対立についての対立
・なのに本書は大蔵省の解体を悲しそうに記述から始まる。
・円のプリンス達が少数でコントロールは可能か。誰が方向性を決めるのか?
・本書の後半部の記述
(非生産的信用創造に偏るのがわかってて、日本経済は復活すると記述)
・外国の国際金融資本からの圧力の具体性を明記していない。
・なのにグリーンスパンの話を記述して終わる。
408金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/30(日) 09:56:20
円の支配者には上記のような疑問があるのです。
まず、日銀単体だけで日本の金融をすべてコントロールできるわけありません。
ハブのように情報をあげ、手足が必要なのです。つまり大蔵省は日銀のパートナーだったはずです。

銀行が社会主義のような少数管理なら敗戦国である日本の場合、国際金融資本の圧力がないわけがありません。
新生銀行などでわかるとおりです。
 
考え方を変えてみよう。
  
円の支配者の後半部は国際金融資本に対しての警告である
 
この一言ですべてが判断できます。

大蔵省と日銀の対立は、国際金融資本と国内の利益を考える勢力の争いとも言い換えられます。
共同関係でありながらの対立では、その第三者の介入者がいると考えるほうが自然です。

事実、この本の最後はFRBの方向性、グリーンスパン、そして現在進行中の『ドル崩壊』にも触れられています。
そして世界統一通貨についても。
まんま新世界秩序の人達についてですけど。

http://www.mkmogura.com/blog/2008/03/27/
>>408

ふむ、そういうブログがあるんですね。
大蔵省と日銀の対立関係についてはいろんな見解があってしかるべきでしょうが、

>円の支配者の後半部は国際金融資本に対しての警告である

は、おそらくその通りでしょうね。第17章〜第19章でかなりはっきり書いています。
そしてヴェルナーが最も言いたかったことは最後の段落に現われており、今の状況と見事にオーバーラップします。

P338
 彼らの論理からすれば、究極の目標は通貨圏をつないで世界通貨同盟を創り出す事であろう。
 ・・・・・・・・・ 中略 ・・・・・・・・・     危機はときには、驚くほどの効果を生むものだから。
410b:2008/03/31(月) 22:14:37
モルガン・チェイスによる米大手証券会社の「救済」買収のニュースが流れたが、
モルガンやチェイスがいかに金融恐慌の主役であり続けてきたかを紹介しておこうと思う。

以下、『新訳 大恐慌』ガルブレイス 184ページからの引用

(1929年9月)29日には、銀行家たちが正午と夕刻の二度にわたって会合を開いた。
…というのも、その日、ぞっとするような噂が取引所を駆け抜けていたからである。
相場を安定化させるどころか、銀行家たちは逆に株を売りに回っているというのである。
銀行家たちの威信は、株式相場よりもさらに急速に低落しつつあった。

夕方の取引後、モルガンのラモント氏は記者会見に立ち、自分たちが株を売却して弱気筋の攻勢に荷担するような行動を取っていないと弁明する羽目になった。
…「銀行グループは協調して市場を支え続けてきたのであり、今後ともその姿勢を保持する意向である。株の売り手になっているという事実はない。」

 だが、その後の情報から判明したところによれば、チェイスの(頭取)アルバート・H・ウィギンは個人的に数百万ドルもの空売りを行っていたのである。
ウィギン氏にとって、価格支持操作に協力することは、もしそれが成功すれば個人的には多大な損失を被る行為だったわけである。
さぞかし複雑な心境に陥ったことであろう。
(引用終わり)
この訳本は、原文の皮肉な調子を十分には伝えていないような気がするが、
「数百万ドル」は、今の価値で言えば数百億円に相当するだろう。
当時インサイダー取引の罰則があったかどうかは知らないが、インサイダーの立場にある個人が巨額な空売りを行っていることを取引所が把握していなかったことはあり得ないだろうね。

412b:2008/03/31(月) 22:18:11
>410の (1929年9月) は (1929年10月)の誤りでした。
>>410

その本、面白そうですね。今度読もう。
グリフィンも『マネーを生み出す怪物』の中で恐慌とモルガンとかの関係をかなり書いていますが、
高名な経済学者が書いたのも読んでおく方がバランスがとれるでしょうね。
まだ日本で一仕事残ってるんですね。
なかなか楽させて貰えませんね。

<平成版・前川リポート>新メンバーに福井前日銀総裁内定
4月1日16時57分配信 毎日新聞
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080401-00000073-mai-bus_all
415b:2008/04/01(火) 22:38:58
>>413
一ページに満たない部分を抜き出しただけなんだが、この部分を読むだけでもいろいろと感じることがあるよ。

本書を読めば、当時は銀行家が証券取引所を仕切っていたようだ。
チェイスのウィギンという人は、価格支持に協力を要請されるくらいだから明らかに取引所の関係者だ。
たぶん、チェイス自身が仲買をしていたのではないかと思われる。ということはインサイダーになる。
仲買なら、どれくらいの資金の人間がどの株をいくら買っているか、あるいは売っているかということも把握している。
しかも銀行は職務上取引先の財務状態を容易に知りうる。二重三重にインサイダーだったわけだ。

そういう立場にいれば、トロール漁のように、大衆筋の一斉買いを逆手に取ることなど簡単だ。
大衆を嵌め込んでいる真っ最中の人間に、はたして価格支持操作の協力を期待できただろうか。
チェイスの行動はともかくとしても、生き馬の目を抜くようなウォール街の連中がお人好しにも仲間が抜け駆けをするのを許しただろうか。

ガルブレイスはこういう疑惑は百も承知で、しかし示唆するようにしか書いてない。
全体の構図も分かっているが、しかし筆を抑えている、というそういう印象を受ける。

それから、「銀行と証券の垣根」、「インサイダー取引規制」というのは当時はなかったようだが、この時の取引所の身持ちの悪さが規制を生み出すことになったのかも、とも思ったがどうなんだろう?
ガルブレイスの大恐慌は俺も持ってるけど
アマゾンの古本、凄く上がってるのなw
去年ブクオフの105円コーナーで1冊見たw
大恐慌の教訓
グラス・スティーガル法・1999年撤廃

ブラム・リーチ・ブライリー法、振り出しに戻る
418b:2008/04/02(水) 11:36:23
ああ、あの有名なグラス・スティーガル法か。これは間抜けでした。
新しいのは長ったらしいからブラリブラリ法と覚えておこう。
>>417
グラム・リーチ・ブライリー法
だお
4月は銀行の決算。
それに先駆けて本日のFRB議長証言は注目されます。
後に控えた銀行決算の結果を全く示唆しない訳にはいかないからです。

ここまでで随分と成果はありました。
どうやらFRBは投資銀行(証券会社)の監督権をも得ることになりそうです。
超長期低金利融資のスキームとその前例をつくることが出来ました。
それを使ってJPモルガンの傘下に大手の投資銀行を組み込むこともしました。
これらを組み合わせれば、公的資金投入と同じ事をNY連銀とJPモルガンだけで行なうことも可能でしょう。
一気に欲張らずに、ここらで一旦矛を収めるということも考えられないでしょうか?

報道では信用収縮が連呼されていますが、今起きているのは銀行間市場における話であり、そこは資金供給で綱渡りながら回避できます。
その結果(融資の厳格化は報道されていますが)、現実の貸し出しの減速はまだ起きていないようです。
これを見る限りですけれど。。。
ttp://www.federalreserve.gov/releases/h8/data/m/b1001a.txt
今日のバーナンキの発言、そして4月の銀行決算を見るまでは頭を柔らかくしておく方が良さそうです。

さておき、余談ですが日本はにわかにこれがやばいなぁ〜。ガソリン税どころじゃない。ノーマークだった。。。

赤字国債しばし「凍結」、長短金利上昇も・財務省
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080402AT3S0101C01042008.html

赤字国債を発行するための公債発行特例法案の成立にメドが立たず、財務省が予算執行のための資金繰りに頭を抱えている。
(後略)
バーナンキ証言に関する初期の報道を読む限りリセッションの可能性について言及したことばかりがクローズアップされています。
が、重要なのはFRBが行なった事実上の公的資金投入が議会で追認されるのか? と
銀行の資本問題についてバーナンキがどういうふうに示唆するのか? だと思います。
一つの山場ですね。
しかし、前回のG7の頃は公的資金投入をあれだけ否定しておきながら、それよりも筋が通らない手段をとったアメリカ。
語るに落ちた感があります。
423金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/03(木) 02:46:17
米、マイナス成長の可能性=FRB議長、景気後退に言及
4月2日23時0分配信 時事通信


 【ワシントン2日時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は2日、上下両院合同経済委員会で証言し、
年初からの米経済は金融機関の貸し渋り、住宅市場の落ち込みなどで一段と減速しており、2008年前半の成長率は「極めてわずかか、
場合によっては小幅のマイナスに陥る可能性がある」と述べ、リセッション(景気後退)入りの公算に初めて言及した。
FRBはこれまで、景気は大きく減速するものの、プラス成長を維持できるとの見通しを示すとともに、
1月末時点で08年の通年成長率を1.3―2%と予想していた。
バーナンキ議長は「目先の景気見通しはこれより悪化した」と指摘。ただ、08年後半には、
所得税還付などの政府の緊急経済対策の効果などで、景気は底を打つだろうと述べた。
米経済が通常ペースの成長に復帰するのは09年としているが、同議長は「この見通しは下振れするリスクが大きい」とも指摘した。

>>422

後ろめたい事をする者に良くあるパターンだ。

先に言い訳となる事情を強調する。
米FRB議長の議会証言での発言要旨
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31129120080402
抜粋

<金融機関は資本増強する必要>=質疑応答

 われわれは今後も金融機関の監視を続ける。預金機関と同様、投資銀行にも流動性を拡大することで、流動性状況の改善を期待する。
監督する側として、われわれは引き続き強固な資本を求め、金融機関には資本増強を促していく。われわれは、特に流動性に強い関心を持っている。
明らかにベアー・スターンズのような事態が繰り返されることのないよう望んでいるし、そうならないとみているが、先行きは不透明だ。

<財務省の金融監督行政の包括的改革案>=質疑応答

 改革案で提示されたひとつの案は、金融市場安定のための規制当局としてFRBに広範な権限を付与するというもの。
仮にそうした重要な責務が与えられた場合は、効果的に職務を遂行するため、われわれが適切な権力や権限および
専門知識などを確実に持てることを望む。
 FRBは、主要金融機関のシステム的な安定に関してこれを評価し、場合によってはルールを策定する権限を今後も要求する。
 それぞれの金融機関を統括する監督当局から受ける間接的な報告に頼らなければならない状況では、こうした職務はうまく遂行できない。
本当に着々と進めるなあ。

2008/04/04-17:34 協調資金供給に新手法=現地通貨、自国担保で調達可能に−主要中銀が検討
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=eco_date3&k=2008040400712
抜粋

 米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン問題を発端とする信用不安の影響で、
金融機関が市場で資金を調達しにくい状況が続いている。新たな資金供給の枠組みが構築されれば、
米国銀行の東京支店がニューヨーク連銀に預けた米国債を担保に、日銀から円を借りることが可能になる。
427金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/08(火) 02:58:34
ドルは暴落するのか?
そしてドルの暴落はアメリカの借金を目減りさせるので、アメリカにとっては逆によいことかな?
428金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/08(火) 22:33:31
>不換紙幣のドルは小切手が書かれた瞬間に生まれ出る。
FRBはこの国債を支払い「準備」と呼び、これをもとに準備金1ドルあたり
九ドルを自らの債務として(連邦準備銀行券として)創出する。<

単純に考えるとアメリカ国債当たり9倍の不換紙幣が市場に出回ることになる。
こんなシステムでハイパーインフレが引き起こらないのはなぜ?
429b:2008/04/08(火) 23:40:41
適当な想像なんだが、救済のために資金供給しているわけではない。
特定のグループの利益を最大化するために、あるいは財産を移転(スティール)するために口実を求めているだけだ。

その目的のために通貨供給をきちんとコントロールしている。
インフレを加速させることもできるし、減速させることもできる。
あまりにドルの減価が速まると、卑近な例では日本政府による米国債購入への反対の声が大きくなる。
いろいろあるがゆっくりやるのが得
ということかも。
IMFすら公的関与の必要性を指摘。
しかし、これではそもそも何の為の自己資本比率規制なのだろうか。。。


金融機関のサブプライム関連損失97兆円・IMFが推計
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20080408AT2M0803D08042008.html

 国際通貨基金(IMF)は8日発表した「世界金融安定性報告」で米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連
などによる世界の金融機関の損失が約9450億ドル(約97兆円)にのぼると推計した。同報告は公的関与の必要性を指摘。
11日にワシントンで開かれる7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は同報告をたたき台に金融安定化を議論する。

 昨年10月の前回報告では金融機関のサブプライム関連の損失を2400億ドルと推計したが、その後の住宅価格の一段の下落に加え、
試算の対象を商業不動産担保融資などに広げたため、損失額が大きく膨らんだ。今回はサブプライム問題が表面化した昨年から、
今後2年間に生じる可能性のある潜在的な損失を3月時点で推計した。(ワシントン=米山雄介) (08日 23:51)
いやあ、アメリカは面白いですな。
こんな記事、意味分からないですよね。
表向きはマネーを供給せずに流動性だけを供給する手段の一環。
しかし。。何んでもありだな、アメリカ。。。。
この思惑は外れて98年以降の日本と同じ状態になる可能性があると思います。
ところで2011年から準備金に金利がつくって話は知らなかったなぁ。
これはどういう建前がついているのだろうか?

FRB、信用収縮緩和に向けた緊急対策を検討=報道
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31231120080409

<抜粋>
検討されている選択肢は、
1)財務省が必要以上の資金を調達し、それをFRBに預ける
2)財務省ではなくFRBが債券を発行する
3)銀行の準備預金に対する金利の支払いを、予定の2011年より前に開始する権限をただちにFRBに与えるよう議会に要請する
何でも有りになってきました。
これはジキル島で開催した方が良いのでは?

G7会議、金融機関に協力要請へ・危機回避へ首脳招集
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20080410AT3S0901Q09042008.html

 11日にワシントンで開く7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の拡大会合に、
世界の主要金融機関10社程度の首脳が出席することが明らかになった。米当局の要請を受けたもので、
金融機関が経営危機に見舞われた際の信用供与枠の維持などに協力を求める狙い。
G7に民間銀行首脳が招集されるのは異例。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に
端を発した金融不安が広がる中、官民連携で金融システムの動揺に歯止めをかける。

 米からはシティグループのほかリーマン・ブラザーズ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカなど
大手銀行・証券のトップクラスが出席。日本は米に金融持ち株会社を設立しているみずほコーポレート銀行の
佐藤康博副頭取が参加し、欧州勢のドイツ銀行などと合わせ米欧日三極の金融首脳がそろう。
欧米有力ファンドの代表者も参加する方向だ。 (07:00)
>>432
世界の主要銀を共同監視とのことだけど、
誰が監視するんでしょね(笑)
どんな指示をするんでしょね(笑)
誰が得するんでしょね(笑)

思わず(笑)マークを付けてしまったが、笑えん。
銀行(信用)を共同監視(監督)するということは世界経済を直接的にコントロールするということである。
静かなる世界通貨圏の創設であり、ヴェルナーの予見は既に当たりつつある、と思う。

ちなみに信用を重視し金利を中心的な役割としないのは、スティグリッツがそうである。

「新しい金融論」(スティグリッツ/グリーンワルド) T 新しいパラダイムの原理  より引用

P3-P4
 本書の中心テーマとは、貨幣の取引需要に基づく金融理論の伝統的アプローチに深刻な問題が
生じてしまったということ、つまり、その理論では貨幣がなぜ、あるいは、どのように重要なのかについて、
説得的な説明ができないことである。むしろ、われわれは金融理論を理解するカギは貸出可能資金の
需要と供給であることを論じる。
(中略)
 本書は、金融機関-銀行-が、経済動向を決める上で重要な役割を果しており、また、銀行自体や
銀行行動の中心的な特徴は情報の不完全性の分析に照らして理解される(あるいは、同分析から
導かれる)と論じている。
「新しい金融論」(スティグリッツ/グリーンワルド) より引用

P309
 そもそも、貨幣あるいは信用のいずれに注目するかで、一体、いかなる違いが生じるのだろうか?
実は、そこに、いくつかの違いがある。
 第一に、過去には貨幣の創出と信用の創出との間には密接な関係があったかもしれないが、
この関係は決して強固で不変だというわけではない。
(中略)
 第二に、金利や金利による調整は、伝統的な金融理論とは異なって、中心的な役割を果さない。
(後略)

P312
(1) 金融政策の引き締め程度は、実質金利ではうまく測れないだろう。そこでは信用の利用可能量が
   重要となる。信用割当がある場合には、貸出需要ではなく、重要なのは貸出の供給だけである。
ヴェルナーやスティグリッツが指摘するように銀行が創造する信用の量こそが経済の第一変数です。
窓口指導を行なっている国ではヴェルナーが指摘するように中央銀行が直接的に信用創造量をコントロールします。
それ以外の国ではスティグリッツが指摘するように自己資本規制などの制度設計が銀行行動に働きかけ経済に波及します。
窓口指導にせよ金融制度の設計にせよ中央銀行群(BIS及び各国中央銀行)が行なっているので、根っこは同じだと思います。
時価会計にケチをつけるところまで追い込まれながら、何故、BIS規制の弊害が騒がれないのだろう?
そればかりか、どうしてより強化するという方向に向かっているのだろうか?
証券の評価の厳格化が会計基準の変更を迫りドミノを倒すきっかけになったし、自己資本規制が信用収縮を加速させている。
規制の内容が悪いわけではないが、変更時には問題が起きる。
それは予想していたはず。


金融機関の資本増強で与信が縮小、米経済が困難に=FRB議長
4月11日7時52分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000635-reu-bus_all

 [リッチモンド(米バージニア州) 10日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は10日、金融機関が負債を減らし資本を
増強しているために企業や個人が与信を得られず、米経済は困難な状況に陥っているとの見方を示した。
 議長は講演後の質疑応答で「金融システムおよび個々の金融機関の利益と経済全体の利益は、ある意味で相反している」と述べた。
 緊張が続く中、金融機関はレバレッジを減らし、バランスシートを縮小させ、自己資本比率を高めている。しかし、これは与信を供与する
通常の市場機能を低下させることになると指摘した。
438金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/15(火) 23:51:34
現在の段階でBIS規制を強化するとは狂気の沙汰だね。
439b:2008/04/16(水) 00:40:27
80年も前の出来事の「大恐慌」にこだわりすぎるかも知れないが、
どうも著者ガルブレイスの書き方が気になる。

(以下、ガルブレイス新訳「大恐慌」p232)
 しかし、ウィギン氏の金融オペレーションの中で、なんと言ってももっとも華麗だったのは、
 チェース・ナショナル銀行の株式に関するものであった。
 そのための財源には、チェース本店そのものの資金が当てられた。
 特にうまくいった事例として、シャーマー社(引用者注:ウィギンが樹立したダミー会社)が
 1929年9月23日から12月4日の間にチェース・ナショナル株を42,506株空売りしたケースが挙げられる。
440b:2008/04/16(水) 00:41:10
(同書p234)
 1932年末、ウィギン氏は会長への再任を辞退する意向を表明した。
 その際、65歳を間近に控えた彼は
  「長年にわたって、チェース・ナショナル銀行が成長と繁栄を謳歌し、社会のお役に立つ銀行たるよう心血を注いできた」
 とやや大げさに語っている。
 だが、一方で、エクィタブル・トラスト・カンパニーとの合併に伴ってチェースに移籍した
 ウィンスロップ・W・オルドリッチは、ウィギンを無用視するようになっていた模様である。
 ロックフェラー一族配下のエクィタブルから来たオルドリッチは、ウィギンとは異なって従来型の堅実なバンカーだった。
 ともあれ、ウィギンの退任に当たって、チェースの取締役会は、
  「当行に対するウィギン氏の功績に多少なりとも報いるべく」
 満場一致で彼に10万ドルの生涯俸給を支払うことを決定した。
 だが、後に明らかになったところによれば、実はこの味のある寛大な処置も、ウィギン本人の発想によるものだったのである。

 ウィギンの退職後数ヶ月経って、上院の調査委員会が彼の言動に関する詳細な調査に乗り出すことになった。
 ウィギンの後任者となったオルドリッチは、前任者の怪しげな活動がいかに広範かつ多岐に及んでいたかを知って、
 驚きの色を隠し得なかったのである。
 そして、生涯俸給を支給することを決定したことはとんでもない間違いだったと述懐したのであった。
 なお、ウィギンは、後にこの俸給を辞退している。
(引用終わり)
441b:2008/04/16(水) 00:42:19
 以下は引用部分に関しての感想。

大暴落が始まった1929年10月24日は「暗黒の木曜日」として知られているが、チェース会長の大量の空売りがこの時期に行われていた、ということがサラッと書かれている。
それはともかく、後任のオルドリッチが「驚きを隠し得なかった」という下りには、「ちょっと待てよと思わないだろうか。

チェース会長としてのウィギンの活動について社外の調査委員会が明らかにしたことを、チェースのトップになったオルドリッチが知らなかったということは少なくともあり得ない。
それどころか、ウィギンを追い出したかったオルドリッチが、前会長の弱みをつかんで追い落としに利用しようとしていたことは想像に難くない。
ただし、オルドリッチとしては、背任行為の証拠をウィギンの鼻先に突きつけるよりは、ロックフェラーを通じたコネを利用して、第三者委員会に調べさせるという手の方がよりスマート。で、本書に書かれているような顛末になったということではないのか。

しかし、驚いたふりをしたオルドリッチも白々しいが、著者のガルブレイスにしても、単純に公平な観点で書いているだけだろうか。
本書を素直に読めば、ロックフェラー系の銀行は(インサイダー取引などに走らない)堅実な取引をしているという印象を持たされるが、彼らはそんな正直者だったろうか?
ロックフェラーが背後にいたということは、ウィギンをスケープゴートにしようとしたのではという想像も働くのだが、ガルブレイス自身もその輪の中に加わっているのかも、という気にさせられる。
新しい金融論(スティグリッツ/グリーンワルド) P86

 自己資本比率を引き上げると、貸出残高は減少する。そもそもの意図は異なるが、
標準的なマクロ経済のコントロール・メカニズムと全く同じように、自己資本比率の引上げは、
その規制が実効性を持っている限り、貸出(したがってマクロ経済活動)に影響する。
(引用終わり)


銀行の自己資本、積み増しを・バーゼル委
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080417AT2C1601516042008.html

日米欧の銀行監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会は16日、7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で
合意した監督強化策に沿い、銀行の健全性を示す自己資本比率の計算方法を厳しくすると発表した。
世界の金融機関が多額の損失を負った債務担保証券(CDO)など「二次証券化商品」を抱える銀行に対し、
自己資本を厚く積むようルールを変える。(後略)
>>442
要するに、信用収縮を加速させて世界的に不況へ落とし込むことを狙ってるのかな?
不況の先に何を狙ってるんだろう。単なる不況利権の拡大? 構造改革促進? それとも世界通貨統一?
なんにしてもイヤ〜な臭いのするニュースだよなあ……
>>443

嫌なニュースです。
銀行貸出、即ち信用の創造量を重視した理論に着目していれば自明なのですが、

自己資本規制の強化は
自己資本比率不足→貸し渋り→企業倒産→不良債権の発生→自己資本比率不足

というように信用収縮を直接的に引き起こします。
一方でこのループから抜け出る資本創造の仕組みも用意されています。
プライマリーディーラーに貸し出して、そのお金で銀行の増資を引き受けさせるという裏技。FRBの一存で可能です。
BISとFRBは、マッチポンプを行なうことで経済の生殺与奪権を完全に掌握しているかのようです。
残念ながら我々には事後的に理解することしか出来ません。

ルカ04:03 
そこで、悪魔はイエスに言った。「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」
ルカ04:06-07
そして悪魔は言った。「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。それはわたしに任されていて、これと思う人に与えることができるからだ。
だから、もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」
445金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/21(月) 23:45:05
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31425420080421

英中銀、商業銀保有のモーゲージ証券と500億ポンドの国債の交換を提案

この政策の効果はどうなのだろうか?
446金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/21(月) 23:45:07
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31425420080421

英中銀、商業銀保有のモーゲージ証券と500億ポンドの国債の交換を提案

この政策の効果はどうなのだろうか?
447金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/21(月) 23:47:41
>>444
>プライマリーディーラーに貸し出して、そのお金で銀行の増資を引き受けさせるという裏技。FRBの一存で可能です

プライマリーティーラーに貸し出す際の金利は公定歩合ですよね?
>>446

手をかえ品をかえやって来ますね。
見出し通りにモーゲージ証券と国債の交換をしたなら事実上の公的資金投入。
これは実はそういうわけではないですけれど、公的資金投入への期待感を高めるという効果がありそうですね。
勿論、表向きはお馴染みの銀行間市場の流動性の改善ですけど。
>>447

財務内容による、と思うんですがググってもはっきりしないですね。

この制度は2008年3月に突如始まりました。
元々プライマリー・クレジット・プログラム(ロンバート貸出)というのを2003年からやっていて、これは銀行が対象。
財務内容が良い銀行は公定歩合で、悪い銀行はセカンダリー・クレジットとなって誘導目標+200bpで貸します。
このプログラムの対象を銀行からプライマリーディーラーに拡大したのとだと思っています。

これで銀行だけでなく有力証券会社(=投資銀行)が中央銀行から低金利で直接融資を受けられる。
これをうまく使えば公的資金投入と同じことが可能だな、と思ってます。
>>449
市場原理の体裁を繕うのとアメリカ国民の税金使っての金融機関への公的資金注入への批判を
かわす為のモノでしょうかね
ポールソンがG7で見栄を切ったのもこれを念頭に置いての事なのかしらん
>>450
ポールソンなんて名実ともに投資銀行の中の人なんだから、その利益しか考えないでしょう。
どう考えても公的な枠組みを使うよりも、民間の投資銀行を使った方が彼等には都合が良いでしょう。
救済する相手の株価は下がっていれば下がっているほど良いし、増資を引き受ける資金は連銀から安く長期に借りられると良いです。
欲張りなのでリスクを連銀に背負わせる形をとると思います。
連銀に損失が出ても、それは国民負担に転嫁されるだけですから関係者は傷まないです。
スキームはやや違いますが、JPモルガンによるベアーの買収劇はその雛形と言えます。
あれが議会で追認された時点で、FRBは巨大な権限を掌中に収めたと言って良いと思います。

訂正:ベアー買収支援の融資、期間10年・金利は公定歩合と同じ2.50%=NY連銀
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080325-00000736-reu-bus_all

[ニューヨーク 24日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀は24日、JPモルガン・チェース<JPM.N>の
ベアー・スターンズ<BSC.N>買収に関連し、設立される管理会社に供給するJPモルガン発行の劣後証券、およびNY連銀の融資の条件を発表した。
 内訳はNY連銀融資が290億ドル、劣後証券が10億ドル。
 期間はいずれも10年。NY連銀の融資は更新可能。融資の金利は、公定歩合のプライマリー・クレジット金利(現在2.50%)を適用。
劣後証券はこれにプラス450ベーシスポイント(bp)で現在は7.00%(訂正)となる。
*発表者側の申し出により、第3段落の劣後証券のスプレッドを「475ベーシスポイント(bp)」から「450bp」に、
金利を「7.25%」から「7.00%」にそれぞれ訂正します。
バーナンキFRB議長:戦いの片手に権限拡大、片手に大恐慌の教訓
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=awkA8p917CeE&refer=commentary

<抜粋>
・バーナンキ議長は、連邦準備制度の95年の歴史の中でも最も積極的にその力を拡大して事態に収拾に対応した。
・1930年代以来初めて投資銀行に対しても連銀の窓口貸し出しを実施できるようにした
・資金難に陥った米投資銀行ベアー・スターンズを救済するという前代未聞の措置を講じた。
・ポールソン米財務長官が3月31日に発表した米金融行政の大幅な改革案は、FRBの試みを支持する格好となった。
・商業・投資銀行や保険会社、ヘッジファンド、投資信託を含む金融システム全体を監督する恒久的な役割を連邦準備制度に付与するという方針が示されていた
・ライル・グラムリー氏「ポールソン長官の改革案についての1つの解釈は、望むことがすべてできるような権限を手渡されたということだ」
・2000年に出版した大恐慌についての考察を記した著書では、序文に「大恐慌を理解することが、マクロ経済の究極の目標だ」と記している。
・議長の意図は、FRBの権限を最大限に引き出すことだ。
453金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/26(土) 18:02:19
中央銀行が低インフレを目指す理由とデフレが破壊的に作用する理由。
銀行貸出の増減と物とお金のバランス、物価変動の理由について書いてある文章や本などあったら教えて欲しい。
>>45
いろいろな考え方があるでしょうが下記は一例として。

>中央銀行が低インフレを目指す理由

(1)目標をインフレよりにするのはデフレスパイラルに陥らないようにするためのバッファ。
  完全な安定は不可能だから、デフレよりはましなインフレの方に軸足を置く。
(2)低く抑えるのはインフレタックスという問題があるから。

>デフレが破壊的に作用する理由

これは多岐に渡るでしょうね。
とりあえずデフレスパイラルでググって読んでおくのが無難でしょうか?
企業のバランスシートという観点でも論じることが出来ると思います。
また『円の支配者』の主張の一つは、「デフレこそが今(当時)の日本の不景気の原因である」ということです。
そのかいあってか今ではデフレと不景気は同義語であるかのように使われます。

>銀行貸出の増減と物とお金のバランス、物価変動の理由について書いてある文章や本などあったら教えて欲しい。

フィッシャーの交換方程式 でググっておいてから『円の支配者』を読むか、このスレの>>5以降を読んでは。
アンカー間違え
× >>45
○ >>453
さて銀行決算も一通り終わって踊り場に来ました。
これからは二通りのシナリオがあると思います。

(1)一旦、矛を収める
 既に多国間の中央銀行の協調体制が世界に認められたし、FRBの権限も大幅に拡大出来たことに満足し一旦は小休止し、次を本番にする。
 これから金融寡頭勢力同士で新株を引き受け合うことになると思いますが、その後で株価下落が続くと彼らに損失が出てしまう。

(2)市場が楽観に転じたところでカモの晩餐を開く。


両者の違いは休日の長さの違いに過ぎませんが、意味的には大きなちがいがあるでしょう。
ファビアン思想からいくと(1)のような気がしますが、読めるものではありません。
後れて報道される事実を元に理解に努めるのが精一杯です。
ただ、ここまでの流れは

・戦術的には 自己資本比率規制×会計規則の変更
・戦略的には 金融危機の結果として起きる超国家的中央銀行システムの権限拡大

という観点で眺めていると非常に興味深かったと思います。
それにしても昨年の7/19のバーナンキ証言をきっかけに始まった一連の危機。
一年もたたずしてFRBの権限が大幅に拡大し、時を同じくしてに公的資金を投入。
これで、もしかしたらソフトランディング。
天晴れじゃないですか。
お金やルールは、それを創る側の人達にとっては守護するべきものではなく
もっと大きな目的を達成するための道具に過ぎないということが改めて分かりました。
458金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/28(月) 02:36:50
ファビアン思想とは何か?
>>458
失礼。ファビアン社会主義者が好むやり方というニュアンスで書きました。
性急に事を運ぶやり方は「らしくない」。

マネーを生み出す怪物P117

ファビアン協会
 ファビアン協会とは世界社会主義実現をめざしたエリート知識人の集団である。共産主義者が
暴力と革命を通じて迅速に社会主義を樹立したがったのに対して、ファビアンのほうは宣伝と法律を
通じてゆっくりとことを成すほうを好んだ。社会主義という言葉も使わず、代わりに大衆のための福
祉や医療、賃上げ、労働条件改善などを掲げた。

P121
 IMFが設立したとき、ファビアン社会主義者ジョン・メイナード・ケインズは、世界の中央銀行が
「バンコール」という準備通貨を発行して、すべての国の政府を金の規律から解き放つことを
思い描いていた。
ちょっと話ずれるけど、今、草思社のHP見たら、
どういう形になるかはよくわからんけど
とりあえず倒産解散は免れたみたいだね。
461金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/29(火) 19:51:59
ウェゲナー氏の新作はいつごろでますか?
462金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/02(金) 02:23:02
今回のサブプライム問題は、サブプライムのような融資を証券化し、金融の分野で信用創造が拡大した結果起きた金融の暴走と考えてよろしいかな?
ヴェルナーの述べる分解信用創造のモデルからわかるとおり、非GDP取引への過剰な信用創造が起き続けた結果として株式市場は60兆ドル、CDS市場は45兆ドルまで拡大した。
肥大化しすぎた金融から株や不動産の下落で、商品市場にマネーが流れて、商品の値上がりにつながる。
商品市場の値上がりが、実物経済を混乱させ、スタグフレーションを引き起こしている。


463金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/02(金) 02:30:16
>>454

世の中のお金が借金によって作られているので、低インフレにすることによって企業のバランスシートの負担を低く抑えるという考えは如何ですか?
>>462

ええ、そうでしょう。証券化が暴走を招いたようです。
銀行が新規の貸し出しを行った時に信用創造が行なわれ流通しているマネーが増えますが、
これに対する制約(歯止め)として法定準備率、支払い準備率、自己資本規制があります。
ところが「貸し出し」を証券化して投資家に売ってしまえば、バランスシートの「貸し出し」が「現金預け金」に変わります。
これは準備率や自己資本規制という歯止め効かなくなることを意味し信用創造の暴走を招いてしまったようです。

銀行が債権を証券化して売っておわりなら、バブル崩壊で投資家は破滅しても銀行自身は安泰だったでしょう。
ところが銀行自身も他の金融機関が発行した証券を持っていたり、傘下にSIVを抱えていたことで巻き込まれました。
そしてこの崩壊はいつかは起きる運命でしたが会計規則の変更によって時期を特定したような気がします。

RMBSとその派生商品のバブルがはじけて、そのお金は先ずは国債や原油先物や金やプラチナ、穀物先物に流れたようですね。
原油先物や穀物先物の活況は物価上昇の遠因になるでしょう。
また、仰られるように商品市場にも流れてくるでしょうから、こちらは直接的な物価上昇の原因になるでしょう。
逆に連鎖的な信用収縮(貸し剥がし)が起きればデフレが起きます。
うまくバランスすれば物価上昇が抑制されるかもしれませんが、そんな芸当はさすがに無理でしょう。
インフレ(又はスタグフレーション)の可能性が高く、その次にもしかしたらデフレがおきるかもしれません。
FRBの政策によってもある程度方向付けられるでしょう。

ところで、物価の問題を通り越し、食糧危機に発展していますね。
以前NHKで見たんですが、アメリカの農家がコーン価格が上がるのを待つために巨大な備蓄倉庫を共同購入していました。
天明の大飢饉が世界規模でおきるんじゃないかと不安に思いました。
>>463

経済成長への貢献という意味ではそれが一番大きいと思います。
事業主にインセンティブを与えることになります。
>>464の訂正

×また、仰られるように商品市場にも流れてくるでしょうから、こちらは直接的な物価上昇の原因になるでしょう。

は文脈上、重複してますね。ここは

○また、金融市場から産業市場への流出も進むでしょうから、こちらは直接的な物価上昇の原因になるでしょう。

とすべきでした。これは名目GDPも押し上げますからスタグフではなくインフレ要因ですね。
467金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/02(金) 23:00:03
>>466
商品市場にマネーが流れることで、コストプッシュインフレを引き起こす。
産業市場にマネーが流れれば一時的に産業市場の消費が活性化する。
この時点ではインフレです。
しかし、証券や不動産の下落による混乱は、銀行の自己資本を毀損することになり、貸し渋りが起きる可能性がある。
そうなると、銀行貸し出しがされなくなり、消費が減少するのでデフレになる。
と言う流れですかね。

>>467

そういう筋道があるな、と思っていますが、正直分からないです。
スタグフ、インフレ、デフレの全てがあり得ると思います。

ただ、私は世界通貨統合(少なくとも国際決済通貨の創設)という計画があると信じているのですが、
その場合でも現在の基軸通貨であるドルのハイパーインフレをきっかけにするという方法論はとらないと思います。
「金など要らない」という状況が生じるとマモニズムが一気に解けてしまいますから、あまりにもリスキーです。
ですから、高インフレがある程度の期間起きるかもしれませんが、中央銀行の表の顔であるインフレファイターぶりが
発揮されてハイパー化は防がれるのでは無いでしょうか?
今と全く違う仕組みの通貨、例えば商品バスケット通貨などが用意された後でのドル暴落はあり得ると思いますが手順前後は
無いのではないかと思います。
469468:2008/05/03(土) 00:52:23
話を飛躍させてしまったので少し戻して、
アメリカの場合、貸し出し統計を見ただけでは信用創造の伸びが正確に測れそうにないので困りものです。
ヴェルナー理論では『新規の貸し出し』が重要としてます。それはそうです。
不良債権処理が起きると貸し出し統計が減ってしまうので、貸出残高をそのまま見ると解釈を誤まるという注意がありました。
アメリカの場合はもっとやっかいで、「貸し出し」が証券化されて転売されてしまいます。
そうなると「貸し出し」統計を見るだけでは新規貸し出しがどれだけ増えたか分かりません。
ましてや貸し出し先別を調べようとしても何をどうして良いか全く分かりません。
さらにキャッシュ・マネジメント・アカウント(CMA)という類が発達しているらしく、米国に関してはお手上げです。
470金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/03(土) 11:37:23
>>469
>貸し出しが証券化されて転売されてしまいます。
>そうなると「貸し出し」統計を見るだけでは新規貸し出しがどれだけ増えたか分かりません。

証券化されてしまうということですが、証券化されると貸し出しが現金預かり金に変わってしまう。
そのときの統計は、貸し出しがなされる前に変わるのか、された後に現金預かり金に変わるのかどちらでしょうか?

貸し出しがされた後に証券化することによって貸し出しが現金預かりに変わるのなら統計上は問題ないと思うのですが。
何十年もアメリカの経済を分析していた知り合いは、統計が操作されている可能性を疑っています。
全世界のエコノミストが注目するアメリカ経済で信用創造のような分かりやすい指標など正確に出さないだろうと。
911を自作自演するような国ですから、その疑いはあながちありえなくはないと思います。

>ましてや貸し出し先別を調べようとしても何をどうして良いか全く分かりません。

ここはいかがでしょうか?
http://www.federalreserve.gov/releases/h8/data.htm

>さらにキャッシュ・マネジメント・アカウント(CMA)という類が発達しているらしく、米国に関してはお手上げです。

CMAに関しては信用創造を行いますか?
>>470

一月前の貸出残高が100だとして翌月に110になっていれば
この一月の信用創造の増減が+10だったのだな、と思いたくなります。
事実、日本なら大体それで間違いないでしょう。
ところが証券化が進んでいるとこの類推の精度が下がります。

ややこしいので具体例。
今月の信用創造の増減、即ち貸し出しの増減が+30だったとしましょう。
しかし、このうち20を証券化して売ってしまえば、これは帳簿上、「貸出」ではなくなります。
すると見掛け上貸出残高は+10となって、「今月の信用創造量は+10なんだな」っと思ってしまいます。
これは錯覚で本当は+30の信用が供与されているのです。
この議論は統計に反映されるタイミングがどうであれ、結局はおきる事です。

今、FRBが発表している貸出残高は順調に増加しています。
では、それだけ信用創造は進んでいると考えて良いのか?これが疑問です。
証券問題で証券化が鈍ってきているので上記の例とは反対に貸出残高という統計値で見ると伸びている錯覚をしている可能性があります。
私の説明は下手で申し訳ないですが、良いのが見つかりましたので貼っておきます。

米国でクレジットクランチは発生しているか
ttp://www.jri.co.jp/thinktank/research/eye/2008/0205.pdf
472471:2008/05/03(土) 14:00:18
付け加えるとFRBが統計を操作する可能性は個人的にはあり得ると思います。
しかし最初からそういうのを前提にしても立証不可能だしどうしようもないかなと思います。
473金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/07(水) 00:41:41
5月6日 赤旗
中小企業向け貸し出し大幅減
銀行の貸し出しが減少しています。
日本銀行の調査によると都市銀行など大手銀行の三月の貸し出し平均残高は前年同月比0、2パーセントの減となりました。
前年実績割れは2007年4月以降、12ヶ月連続です。

日経ネット
銀行計貸出残高
07年度の銀行貸出残高、0.7%増
http://www.nikkei.co.jp/keiki/zandaka/
バーナンキは少なくとも連銀に口座を持つ金融機関にとっては神、あるいは絶対君主ですね。
いろいろな問題がくすぶっていますが、今のスタンスを続ける限りクラッシュは無いでしょう。
本当は納税者にコストあるいはリスクを背負わせることで支えたのですが。。。
そして、次のシナリオはなにをきっかけにいつ動き出すのでしょうか?

米FRB、準備預金への金利付与を議会に要請へ=WSJ
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080507-00000701-reu-bus_all

[ニューヨーク 7日 ロイター] 7日付のウォールストリート・ジャーナル紙によると、米連邦準備理事会(FRB)は、
商業銀行の準備預金に金利を付ける権限を年内に認めるよう議会に正式に要請する。
複数の関係筋の話として報じた。金利の調節手段や信用不安への対応手段を強化することが狙い。
同紙によると、FRBの幹部スタッフが今週、FRBの監督を担当する議会委員会と、この問題について協議した。
 民主・共和両党の主力議員は、FRBの提案に前向きだが、銀行救済は政治的に敏感な問題で、議会で早期に承認されるかどうかは不透明という。
 バーナンキFRB議長が、近く議会に書面で要請する。
 預金準備全額に金利を付ける案と、最低必要額の超過部分にのみ金利を付ける案が提案される可能性がある。
年間コストは、前者が1億5000万ドル前後、後者が3000万ドル前後という。
 FRBは、年内の実施を求めており、議会が8月の休会前に動くことを望んでいるという。
準備預金に金利……
なんか、すげー姑息な感じで笑っちゃうけど、でも着々とやるって感じだねえ
日本の量的緩和政策(正しくは超過準備政策)において準備金(超過部分だけでも)利子がついたら銀行は嬉しかったでしょうね。
勿論、これは間接的な国民負担。
何故ならば中央銀行の独立採算は主に保有国債の金利収入であり、経費を引いた余剰分は国庫に返還する仕組みだが、
超過準備預金に金利をつければその分返還が減るので。
もっとも、この政策は確かに銀行間市場の安定化に貢献するでしょうし、より金融市場を統制しやすくするでしょう。

「金融システムが危機に陥れば納税者は大きなコストを支払うことになる。ならば、この小さなコストの方がベターだろう。」
聞き飽きたロジックです。
しかし忌々しいことに今の金融システムではそれがベターだと認めざるを得ません。
477金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/07(水) 22:47:15
>>476
>何故ならば中央銀行の独立採算は主に保有国債の金利収入であり、経費を引いた余剰分は国庫に返還する仕組みだが、
>超過準備預金に金利をつければその分返還が減るので。

これって日銀でも同じですか?
加藤出さんと山広恒夫さんが書いた「バーナンキのFRB」という本は非常にお奨めです。
残念ながら(?)陰謀論とかの類ではなく真面目な本で、FRBの歴史とかバーナンキの議会証言などが紹介されています。
特筆すべきはFF市場の真実が書かれていることで、具体的にどんなやり取りがされているか分かり易く紹介されています。
昨今の報道の仕方はあまりにも不親切で断片的なので、ある程度、技術的なことを知らないとついていけません。

ドルは金融業界と運命共同体、FRB資産の流動性対策増-東短・加藤氏
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=a__KT_OXLIA4&refer=jp_bonds
>>477

Yes.
中央銀行は資産を習得することでベースマネーを発行します。
資産は銀行への貸し出しであったり社債もありますが、代表的なものは国債です。
これらの金利収入が中央銀行の収入になります。
支出はオペなどの様々な取り引きにおける損失や職員の給料や福利厚生費(や福井さんの企業年金とか)といった諸経費です。
収入から支出を引いた剰余金のうち一部を必要に応じて準備金としてストックし残りは国庫に返還します。
正確さを期したかったり詳細を知りたければ日銀のHPを参照ください。
あっと、分かってると思うが日本では(まだ)準備金に金利はついていません。
481商人ひ ◆/w.tcrP1JE :2008/05/07(水) 23:11:23
ん?こいつらこっちの様子を欲みてるよw
>>478
> 昨今の報道の仕方はあまりにも不親切で断片的
ほんとそう思う。
例えばヴェルナー読者とかなら「信用」が何を意味するのかわかるけど、
TVや新聞は説明もなしに「サブプライムで信用収縮がどーの」とか平気で言いっぱなすもんね。
>>482

同感です。

私は特に資金供給について「輪転機を回す」とか「札を刷る」と表現することが時々あることに問題を感じます。
勿論、これは慣用的表現ですが我々はこの言葉から何を連想するかは決まっています。教育によって条件付けされてますので。
敗戦国ドイツで起きたハイパーインフレ、
リアカーに札束を入れて買い物に行ったり、
薪を買うのが面倒で札を燃やしたっていうエピソードが頭に浮かぶはずです。ハイパーインフレです。

実際には中央銀行が資金供給を行なっても我々の身の回りに流通するお金は増えません。
資金供給を行なえば超過準備金が増えるのでその乗数倍の信用創造が起きるじゃないか、という人も居ますが、
銀行が資本問題で苦しんでいる時にそれは起き得ないのです。

一方で連銀の口座は金融機関同士の取り引きの決済に使われます。
すなわち資金供給で準備金が増えれば彼等が行なう取り引き対象の値上がりには直接繋がる可能性があります。
それは国債だったり社債だったりMBS,、もしかしたら株や商品証券かもしれません。
資金繰りに心配がある金融機関は短期国債メインで長期国債を、より余裕のあるところは高格付けの社債から株や商品証券にも手を伸ばすでしょう。
そして我々はマネーサプライによるインフレではなく、商品証券の値上がりが招く新しいタイプのインフレに直面しているのかもしれません。
訂正

商品証券っていうのは間違いです。
商品先物取引って言うべきですね。
そして銀行とかが直接これを購入することは多分出来ないかな?
このあたりは調べなきゃ。。。
>>484
ttp://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g71128a03j.pdf

P9
−商品取引は、他業禁止の典型として、その現物取引は銀行グループに認められておらず、商品デリバティブも
差金決済取引に限定。
−米国においては、金融持株会社(FHC)の認可を受けた銀行グループの銀行兄弟会社が、商品デリバティブの
補完的業務との位置づけで、リスク管理上の一定の制約下、商品の現物取引を許容。
通貨同盟 ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%90%8C%E7%9B%9F


米経済を懸念、欧州は単一通貨のおかげで底固く推移=ユーログループ議長
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080508-00000898-reu-bus_all

[パリ 8日 ロイター] ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相兼財務相)は8日、米国の景気減速を懸念しているが、
欧州経済は単一通貨ユーロのおかげで底堅く推移している、との認識を示した。
 同議長はフランスのラジオ局に「欧州は外的ショックにうまく抵抗している。ユーロが導入されていなければこれほど抵抗力はなかっただろう。
欧州経済は米国よりもはるかに順調だ」と述べた。
487金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/09(金) 07:49:14
無担保短期コール翌日物ってなぜ銀行は使いたがるのでしょうか?
日銀からの貸し出しのほうが金利が安いと思うんですが
>>487

いえ、無担保コールO/N物レート(平均)の誘導目標より基準貸付金利の方が必ず高く設定されますよ。
今で言えば前者が0.5、後者が0.75です。
次に良く見かける理由は、日銀借り入れなんてすると金融市場から資金調達出来ないような財務状況かと思われてしまうことかな。
三番目にいろいろと干渉されるのが嫌なんじゃないでしょうか?
我々が銀行から借り入れる時ですら融資の時に年収とか仕事とか用途とか様々なことを聞かれますよね。
日銀の窓口で借りる時も「使い途を問わずに貸してよ」ってわけにはいかないんじゃないでしょうか?
公式・非公式の「アドバイス」なり「道徳的説得」がされるんじゃないですか?・・・・・・・・窓口指導って奴ですよね。

今、アメリカでは窓口貸出が増えてたと思いますが融資担当者はこんなことを言ってるかもしれませんよ?
「ご希望通り御融資致します。そういえば、〜〜銀行が近々増資致しますね。資金の一部をそちらで運用される
のもいいかもしれませんね。」 空想ですけどね。
489金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/11(日) 15:14:10
銀行会計について学ぶには「銀行経理の実務 」は有効ですか?
490金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/11(日) 17:53:36
面白い情報なので貼っておきます

902 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/11(日) 16:26:01
米AIGの第1四半期は過去最大の赤字、資本調達へ
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS817959520080508

世界最大の保険会社、米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
が発表した第1・四半期決算は前四半期に続き過去最大の赤字を計上。
バランスシート強化のため 125億ドルの資本を調達すると明らかにした。 
純損失は78億1000万ドル 1株あたり3.09ドル)。前年は41億3000万ドル(同1.58ドル)の黒字を計上していた。
 第1・四半期はモーゲージ投資などに絡む評価減が響いた。
クレジットスワップ関連では91億1000万ドルの評価損を計上した。
商品の単価が1万円以上場合、消費税の税率を8%にする。

商品の単価が1万円未満の場合の消費税率は現行のまま税率5%に据え置く。


これが最善の消費税率。
492金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/11(日) 17:54:18
902 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/11(日) 16:26:01
ここで気になるのは、CDS関連の評価損を91億ドル計上しているということです。
少しおかしな表現となりますが、CDSはデフォルトが発生しないことを前提に取引されてきたわけです。
CDOでも問題となりましたが、リスクを分散させることで全体的なリスクを下げるという
金融工学の手法が無効化してしまっている。
このような手法は、現在のような信用収縮、流動性不足の状態を、まったくといってよいほど考慮していない。

結果的に、リスク分散が相対的なリスクの回避から、単なるリスクの拡大に変化してしまっている。

サブプライム問題の発生と世界的な資金規模の縮小、信用リスクの上昇により、問題発生以前に販売され
たCDSは、膨大な含み損状態に陥っているものと推定される。
また、CDS市場は株式や債券市場などに比べ規制が少なく参入しやすいために、十分な支払い能力を持た
ないヘッジファンドなどのリバレッジマネーが流入している。

デフォルトが発生した場合、CDSの売り手に実際の支払い能力不足は生じる可能性が指摘されている。
さらにいえば、ヘッジファンドには中央銀行などの救済などのセーフティネットがないということである。

CDSを行使しても、保険金が受け取れないということも十分に考えられるわけですね。
この場合、デフォルトの連鎖が津波となり、CDSの買い手と売り手を同時に襲うこととなる。

ちなみにCDSの総額は45兆ドル以上といわれている。

金融危機は新たな段階に入ったのかもしれません。
>>490

こういうのがまだまだ出てくるんでしょうね。
簡単に125億ドルの資本調達というけれで誰が買うんでしょうんね?
他にもシティが3年で4000億ドル!!の資産売却でしたっけ?これもね。
全部まとめてFRBがマネージメントするんでしょうね。
個々の判断に任せてたらクラッシュするような気がします。
自律飛行出来ないことを良しとしているのか、それとも持て余しているのか。
率直な発言。

米MBSが3月のベアー救済後に急回復、対米国債リターンが3%近くに拡大
5月12日18時42分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080512-00000392-reu-bus_all

3000億ドル以上を運用するフェデレーテッド・インベスターズの政府債・MBS担当共同責任者、トッド・エイブラハム氏は
「モーゲージ市場の負けに賭けるのはFRBの負けに賭けるのに等しく、FRBがこのゲームを失うことはない」と指摘した。
495金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/14(水) 23:30:57
Senior Loan Officer Opinion Survey on Bank Lending Practices Chart Data

http://www.federalreserve.gov/boarddocs/SnLoanSurvey/200805/chartdata.htm
>>495

融資担当者が回答している側のやつですね。
明らかに融資基準を厳しくしていますから企業倒産の増加が懸念されますね。
そしてそれが不良債権の再生産どころかCDS市場に飛び火して加速するっていうのが悲観シナリオですか。
他にも原油バブルとか食糧危機とかバーゼル3とか引き金はいっぱいあるし、次の幕は確実に開くのでしょう。
FRBに盲目的に依存することで作られた平安は永くは続かないでしょう。


マネーを生み出す怪物 P551
 カモは飛ばなくてもすむので幸せだった。農民はもっと幸せだった。長い冬のあいだ、
いつもおいしいかも料理を食べられたからである。
497金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/16(金) 01:01:03
>>496
後はアメリカ国債の格付け引き下げとかね。
AAAはどう考えてもおかしいでしょ。
前川リポートの前身という
佐々木直「世界国家への自覚と行動」(佐々木レポート)
はどこで読めるかご存じの方います?
前川の方はネットに全文あるんですけど、佐々木の方は無いみたいで。
499金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/18(日) 22:36:11
○ロン・ポールは、最近、「革命宣言」(レボリューション・マニフェスト)
 を出版した。

○つまり、彼は、「革命」!!
 を米国民衆に呼びかけて居るのである。

○ロン・ポールの「革命」の綱領は何か。

○それは、

 (1)米国建国の精神に復帰せよ。
 (2)海外のすべての米軍を米本土に引き上げる。
 (3)米FRBの現体制を廃止して、米国通貨を米国の国民、議会の
    管理下に置くべし、と。

○しかし、米国FRBの所有者は誰か、

○それは、ロスチャイルド=シティ・オブ・ロンドンを中核とする
 イルミナティ世界権力である。
ノアは水が引いたことを知り、家族と動物たちと共に箱舟を出た。
そこに祭壇を築いて、焼き尽くす生け贄を神に捧げた。
神はこれに対して、ノアとその息子たちを祝福し、ノアとその息子たちと後の子孫たち、そして地上の全ての肉なるものに対し、
全ての生きとし生ける物を絶滅させてしまうような大洪水は、決して起こさない事を契約した。
その契約の証として、空に虹をかけたという。
―旧約聖書『創世記』より


商品市場、バブル発生の可能性も=リーマン・ブラザーズ
2008年 05月 19日 15:12 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK818304120080519

・商品インデックスで運用されている資産は2006年初めの総額約700億ドルから、今年4月中旬には2350億ドルに拡大したという。
・商品市場は規模が小さく、一部の商品は100万ドルの資金流入で相場に大きな影響が出る場合がある。
・新規の資金流入は昨年12月以降急増している。
・商品市場では、原油CLc1、金<XAU=>、銅MCU3などが最高値を更新。
・一般にはなじみの薄いスズMSN3や鉛MPB3も昨年、中国の需要拡大などを背景に最高値をつけている。

白川総裁は今の所、良い感じ。率直で丁寧で誠実な受け答えに思える。多分、プリンスではないのだろう。

再送:白川日銀総裁会見一問一答
2008年 05月 20日 20:04 JST
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31874520080520
プリンスの系譜が今どうなってるのか気になるよな〜
いまだ存在するのかしないのか、存在するなら誰なのか。
確かに白川は露骨なプリンスっぽさは感じないね。実際はわからんけど。

ちなみに先日の日経記事曰く、今回日銀が副総裁に推薦したのは以下の三人。
白川方明
平野英治
三谷隆博
銀行業ってやっぱりクリエイティブ。
自分が創造した信用を相手に融資して自分が持っている不良債権を買い取ってもらう。
銀行業としてはOKなのは分かるが、凡人の感性で言わさせて貰うと不思議というか。。。
直接関係ないけどブラックロックって郵貯の運用委託先の候補でもある。


スイスのUBS、ブラックロックへの資産売却で資金の75%を融資
2008年 05月 21日 16:04 JST

<要約>
・UBSは21日、150億ドル相当の不良債権化した米国の不動産ポートフォリオをブラックロックに売却する
・UBSはブラックロックに資金の75%を融資した
・ブラックロックは、残りの37億5000万ドルを投資家への株式発行で調達するという
504金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/22(木) 04:50:47
プリンスがいるなら多分東大法学部出身だ
日銀出身総裁のほとんどが東大法学部出身だ
>>503
不思議もなにも、通常の概念ではそれを「詐欺」って言うよ
>>504
なるほど。
ちなみに白川は東大経済学部卒だね
>>505
本物の詐欺師は尻尾を掴むことが出来ないどころか掴むべき尻尾が無い、ということだね。
しかし、こういうのって途中に第三者を介在させることで分かり難くするものだと思っていたけど相当追い詰められてるんだろうな。

ため息がついてしまうのは、どう考えても郵貯は使われるだろうなってこと。
適当な受け皿会社が作られ、そこが発行する社債や株式を郵貯資金で買う(見掛け上は郵貯の資産は社債や株式)。
受そしてけ皿会社はそのお金でいろんなところの問題資産を買い取る。まあ、こんなところでしょう。
首尾よく買い取り資産が値上がりすれば運用会社は多額の報酬を得、国民も満足するだろうが、運悪く失敗すれば国民負担になる。
ググらなきゃ良かった。


米ブラックロックとハイフィールズ、住宅ローン債権買取を行う新会社設立へ
ttp://www.hf-klug.jp/hfnews/hfcomp/hfcomp001673.html

米投資会社ブラックロックと米ヘッジファンドのハイフィールズ・キャピタル・マネジメントは、
破綻した住宅ローン債権を買い集める新会社の設立支援に動いている。


ゆうちょ銀、海外投資を本格化・資金運用、外資に委託
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080520AT3S1602S19052008.html

委託先の候補には米大手運用会社のブラックロックなどが挙がっている。
日銀総裁っていつ決定したの?

新聞で報道された?
510金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/23(金) 05:53:18
これを理由に新ドル発行か?



米紙幣は視覚障害者に差別=識別できるよう変更命令−連邦控訴審

5月22日15時1分配信時事通信

 【ワシントン22日時事】ワシントンの米連邦控訴裁判所は22日までに、現行のドル紙幣は大きさが同じで、目の不自由な人が識別できず、差別に当たるとして、
紙幣のサイズや質感の変更を命じた一審判決を支持し、財務省に対策を講じるよう命じた。米主要メディアが伝えた。
 訴訟は視覚障害者団体が2002年に提訴したもので、同省は紙幣を変更した場合には、政府や自動販売機業界などに多額の出費を強いるなどと主張し、反対していた。
 判決は、ドル紙幣は身体の不自由な人の社会参画を保障した連邦法に反しているとした上で、「大半の外国紙幣は識別できるようになっている」と指摘した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080522-00000073-jij-int
単なるネジレ現象以上のことが起きているのかもしれませんね。
劇場型というか茶番劇に慣れてきて無関心になって来ているけど、これらのドタバタには深い意味があるんでしょうね。


日銀副総裁人事、選考中だが候補者が出てこない=福田首相
008年 05月 26日 20:01 JST
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31961120080526

 [東京 26日 ロイター] 福田康夫首相は26日夜、官邸内で記者団に対し、空席となっている日銀副総裁の国会同意人事について
「いろいろ候補者をあたっているが、スムースに行かない。(これまで)4人が拒否され、なかなか候補者が出てこない。今、選考中だ」と述べた。

 日銀副総裁人事については、町村信孝官房長官が26日午前の記者会見で、今国会での人事案提示は難しいとの認識を示していた。
政府は27日午前の議院運営委員会両院合同代表者会議に預金保険機構の理事長など同意人事の候補者を提示する予定だが、
その中に日銀副総裁は含まれない見通し。
ゆうちょ銀と銀行間の振り込み、全面的に可能に・全銀協が発表
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080527AT2C2701E27052008.html

全国銀行協会の杉山清次会長(みずほ銀行頭取)は27日の定例記者会見で、ゆうちょ銀行に対し、
全銀協が運営する全国銀行データ通信システム(全銀システム)への接続を認めると正式発表した。
全国の民間金融機関とゆうちょ銀の間での振り込みが全面的に可能になる。
(以下、略)
513金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/28(水) 02:53:51
欧州の銀行、融資基準の厳格化一段と・「強化」5割超す

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080519AT2M1000819052008.html
>>513
そういうニュースが一番重要だと思うのですが扱いが小さく中途半端ですよね。
貸し高残高推移も併記すれば良いのにと思う。
クレジットクランチと報道してた時ですら貸し出し残高推移を載せていなかったからマスコミは怠慢だと思う。
515金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/28(水) 21:37:31
金融制度改革法の指標について
米連銀のSt. Louis支社が発表した指標を見ると、米連銀そのものが分解したかのように見える。これについて情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。

http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2008/05/%E9%87%91%E8%9E%8D%E5%88%B6%E5%BA%A6%E6%94%B9%E9%9D%A9%E6%B3%95%E3%81%AE%E6%8C%87%E6%A8%99%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.html

これは何でしょうか?
516金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/28(水) 21:39:14
>>514

過去の貸し出しでは融資姿勢が厳しくなった後に連動して融資残高が減少していますね。
517金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/28(水) 22:33:24
>>515

130 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2008/05/28(水) 21:13:01
>>125

面白い指標を持ってくるね。このグラフ化はどういう意図があるのだろう?

"現金受託機関の非借入準備金"
ようするに民間の金融機関が中央銀行に預けている預金から中央銀行貸出しを引いた額
この間も中央銀行が貸出している額をグラフ化していたけど、同じものを別の角度から見たものでしょうね。
分からないものを大げさに扱うと痛い目に合うよ。
預金準備制度、超過準備金、連銀窓口貸し出し、このあたりが分かっていないならスルーしておいた方が良いグラフ。



131 :130 :2008/05/28(水) 21:22:48
ググって見たが、多分、この記事を入手して読めば詳しく書いてあると思う。
この指標は無視しておいた方が無難。

ttp://www.tokyotanshi.co.jp/market/archive_tw.shtml

臨時レポート【2008年2月12日号】
「非借入準備を巡る混乱に苦笑するFed」

1 Fedも対応に追われた「非借入準備」に関する誤解
2 非借入準備の急減はTAFが原因:単に統計上の問題
3 Fedは80年代に「非借入準備目標」を棄てている
4 ボルカー時代の「量的引き締め策」の“亡霊”?

>>515

勉強になるお題ですね。少し調べてみました。

・FRBはかつて(1979年10月6日以降),操作変数の重点をFF金利から銀行準備へ変更する新金融調節方式へ転換した時期があった。
・その時使った指標が非借入準備(総準備から連銀借入れを引いたもの)でこれを抑制すると金融引き締め、大きくすると金融緩和という指標。
・非借入準備は中銀貸出という方法で供給すると大きくならない(総準備も増えるが借り入れも増える)がオペレーションで供給すると大きくなる。
・それ以降最近までは供給の方法がオペレーション中心になっているから既に意味の無い指標になっていたと思われる。
・ところがここのところTAFなどのいろんな融資方法が現われたのでマイナス項が増えている模様。

と、いうことで統計上の問題だと思います。これを金融引き締めと捉えたら真逆の解釈になってしまいますね。。。

但し、疑問もあります。
本来は、中銀貸出によって総準備の方も増えるはずなので大部分が相殺されると思います。
それが、これほどまでにマイナスになるということは、中銀貸出しによって供給されたお金が連銀の口座に留まっておらず外に出ていっていることを
示唆するのかな?そうだとすれば、そのお金は一体どこへ?原油市場?分からない。>>517のレポートを読みたい。
519金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/28(水) 23:53:41
>>469
>不良債権処理が起きると貸し出し統計が減ってしまうので、貸出残高をそのまま見ると解釈を誤まるという注意がありました。

何故、不良債権処理が起きると貸し出し統計がへってしまうのでしょうか?
520金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/28(水) 23:58:45
植草教授の本を読んだら、ヴェルナーの「円の支配者」は
財務省への批判を日銀に押し付けるためのプロパガンダみたいな感じで書かれていて、
その主張も否定されてた。
>>519
確か、統計上の慣例とありましたね。
こういうことだと思います。
貸し出し統計は銀行資産の「貸し出し」と対応させているようです。
まあ、当然といえば当然です。
不良債権処理を行なうということは銀行の資産「貸し出し」を正式に減らすということなので統計上の貸し出し残高も減るようです。

ところがヴェルナーが重視しているのは新規の貸し出し量です。
例えば私が銀行からお金を借りて家を買います。
銀行は私の為に預金を創って貸してくれます。
そのお金で私は家を買うので、私の預金口座から〜不動産だか〜建設にお金が振り込まれます。
これが新たに経済に供給されたお金であり、
その後で私が銀行にお金を返せなくなったとしても、このお金は経済活動に寄与している、と考えるようです。

>>520
それは私も読みました。
植草教授の見方もありかと思います。あれだけの人なのでそれなりに根拠があって書いてるんでしょう。
実際問題としてヴェルナーの立ち位置は良く分からないんですよね。
ただ、あれを読んで以降、日銀の政策を気にするようになったんですが、、、、疑われても仕方が無いかなと。
説明責任を果さないですよね。
それと信用理論自体はスティグリッツも同じようなのを展開しているし、まあ、分かり易くて良いんじゃないでしょうか。
522521:2008/05/29(木) 00:24:16
×ただ、あれを読んで以降、日銀の政策を気にするようになったんですが、、、、疑われても仕方が無いかなと。
○ただ、円の支配者を読んで以降、日銀の政策を気にするようになったんですが、、、、疑われても仕方が無いかなと。
日米揃って空席だらけの異常事態発生中。
それにしてもFRB理事は元々2人は上院の承認が得られていないことで空席だったようだが
普通だったら日本で空席が生じた時に「実はFRBでも」、という報道をするもんじゃないだろうか?
それにしても何が起きているのだろうか?

FRBミシュキン理事が辞任へ、金融政策に影響も
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080529-00000175-reu-bus_all
アメも日本も色んな意味で転換期ってことなんだろうなあ。
日銀の内幕本や批判本で福井総裁の時期についての本ってある?
速水総裁のときについては中原伸之をはじめとして結構あるんだよね。
でも福井総裁の時期のは見あたらない。
プリンスが総裁のときの日銀について知りたいのにぃ〜!
526525:2008/05/29(木) 21:55:44
蛇足だけど、
福井総裁就任の2003年でヴェルナーの出版が終わったこと、
福井日銀に対する批判(に通じる)本がないこと、
関係あるようなないような?(笑)

いやまあ、そういうことはさておき、ほんと福井日銀の内幕本読みたいっす。
ヴェルナーによると政策金利は煙幕で金利に関係なく引き締めたり緩和したり出来るという。
統計を眺めていると確かにそのようではある。準備金に金利がつくようになれば尚更だ。

ところでユーロのM3の伸びは相変わらず10%を越えている。
2007年の名目成長率が約5%(実質2.6% デフレーター2.2%)だからその二倍のマネーが創られている。
もっともユーロ決済エリアの拡大を考慮すれば、それほど過剰ではないのかもしれないが。

-----------------------------------------------------------------------
<参考1>
4月ユーロ圏マネーサプライM3伸び率は前月から加速、予想上回る 
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-32021720080529?rpc=175
------------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------------------
<参考2>
「金融経済統計月報」 ttp://www.boj.or.jp/type/release/teiki/sk/data/sk5.pdf
海外 76 政策金利
海外 78 マネーサプライ
海外 79 実質GDP GDPデフレーター
------------------------------------------------------------------------
528金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/02(月) 22:37:54
欧州のマネーサプライの伸びは少し異常だね
言葉を選んでいるがプライマリーディーラー貸し出しによってFRBから資金調達出来るようになった
特権的な非預金取り扱い金融機関が中小銀行を飲み込んでいくであろうことを示唆した記事。


中小銀行の買収が増加へ、預金は安価な資金調達源との見方=PIMCO共同
6月2日14時24分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080602-00000554-reu-bus_all

[ニューヨーク 1日 ロイター] 債券ファンド最大手の米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の
モハメド・エルエリアン共同最高経営責任者(CEO)は1日、金融機関は安価な資金調達源として預金を求め始める公算が大きく、
中小銀行を買収の対象とする可能性がある、と述べた。
 エルエリアン共同CEOは、2日付の米金融専門紙バロンズとのインタビューで、連邦準備理事会(FRB)による資金調達ウィンドーの
オープンが金融システムの再編成を引き起こす可能性があり、銀行はリスクの削減とさらなる規制に備えた資本の獲得を余儀なくされる
との見方を示した。
 共同CEOは「金融機関が商業銀行のように規制の対象になるのであれば、商業銀行の持つ特権、すなわち安価な資金調達源への
アクセスを通じた利益の享受を試みるだろう」と述べた。
 また、政府系ファンドは金融セクターにおける役割が増加するが、出資に上限が定められており、いずれ限界に突き当たると予想した。
>>527
GDPデフレータで見るとユーロ圏べつにおかしくないね…
>>530
ええ、そうですね。二つの解釈が可能だと思います。
・ユーロを決済手段にする国や地域が拡大しているのでマネーサプライの増加は健全に吸収されている。
・GDPにカウントされない取り引きが益々拡大している。


ところで、銀行の破綻問題についてようやく報道が始まりました。4件目だそうです。
>>529の動きとともに再編が進み、明らかな勝者と敗者に分かれるのでしょうか?
また、実体経済への影響はどうなるのでしょうか?

米銀、破綻が増加 不動産融資焦げ付き
ttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080603AT2M0202D02062008.html

【ワシントン=藤井一明】米国で銀行の破綻がじわじわと増えてきた。5月末にミネソタ州の小銀行、ファースト・インテグリティが破綻し、
今年に入ってからの破綻件数は2004年と並ぶ4件目となり、このままのペースが続けば02年(12件)以来、6年ぶりの高水準になる可能性もある。
不動産関連の融資の焦げ付きに加えて、景気の不安も打撃を与えているとみられる。

 銀行破綻の増加は金融機能の衰えを示すだけでなく、金融不安に火が付く恐れもはらむ。日本の預金保険機構に当たる米連邦預金保険公社
(FDIC)は破綻処理にあたる職員の増強など対応を急いでいる。
金融危機におけるキャピタル・クリエーションは儲かる。
金融資本が資本増強をFRBを財布にした民間金融機関を使ってやりたがる理由も分からなくはない。
しかし、あまり欲張ると、

銀行への公的資金注入、回収利益1兆3000億円
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080604AT2C0301P03062008.html

国が1998年から2003年にかけて大手銀行や地方銀行に資本注入した約12.3兆円の公的資金のうち、
現在までに額面ベースで約8.8兆円を回収し、優先株などの値上がりで約1.3兆円の利益を得ていることが分かった。
以下、略
かなりマシにはなって来たものの、欧米と比べた時の日本のこの低調さは何んなのだろう?
貨幣現象としてのインフレの心配など当分ない。
原油や食料の価格が上がっているのは別の要因。


5月の銀行貸出金残高、2%増
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080606AT2C0601206062008.html

 全国銀行協会が6日発表した5月末の預金・貸出金速報によると、全国124行の貸出金残高は414兆8017億円で前年同月に比べて2%増えた。
増加は6カ月連続。預金残高は同1%増の539兆4883億円だった。(20:02)


短観・法人企業統計
ttp://rank.nikkei.co.jp/keiki/tankan.cfm

全産業 設備投資 前年比(%)

2007年/04-06月  -5.7
2007年/07-09月  -0.6
2007年/10-12月  -7.3
2008年/01-03月  -5.3
日本中が「物価高=インフレ」で思考停止してるよね。
誰も貨幣価値と物の価値は別だと言わない。

しかも日銀まで(本気か演技か)インフレだから緩和はできないみたいなことを言うんだよね。
呆れるしかない。
FRBの次の一手は?

(1)銀行システム    不安定  金融支援継続の必要性あり
(2)失業率        高い    金融緩和の必要性あり
(3)PCEデフレーター 高い    金融引き締めの必要性あり
(4)金融政策の副作用としての投機市場の混乱(バブルの生成や崩壊)

さて、これらのトレードオフをどう解消する?
(1)と(3)のトレードオフの解消手段としては準備預金に金利をつけようとしているが果たして間に合うか?

<参考データ>
米国経済指標データ一覧
ttp://www.daikiusa.com/indicators/data_indicators.html
536金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/09(月) 00:06:47
全ての産業に対する融資姿勢が厳しくなっているのだから、アメリカ経済は厳しくなると思う
537金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/12(木) 00:16:22
あべ よしひろ 講演会
http://video.google.com/videoplay?docid=7014635566619778865

http://video.google.com/videoplay?docid=1135081287090338716

http://video.google.com/videoplay?docid=49084525055349465

http://video.google.com/videoplay?docid=7687205888592572196

http://video.google.com/videoplay?docid=3648871517685384375

http://video.google.com/videoplay?docid=-4068807336908431301

2008年5月4日におこなわれた反ロスチャイルド同盟の主催者あべよしひろ氏の講演会「人間らしく生きられる持続可能な経済システムを構築しよう」
>>537

とりあえずさわりだけ見ましたがあべさんって穏やかな感じの人なんですね。
『日本人が知らない恐るべき真実』って凄い内容なんで舌鋒鋭いタイプの方かと思ってました。
野に遺賢ありっていうか、昔からこういうことを調べている人ってのはちゃんと居るんだなって感心させられます。
講演も受け狙いで面白そうなところから始めるんじゃなくて基礎から順序だてていくんですね。
時間をかけてじっくり見ようと思います。
539金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/13(金) 03:01:02
>>520
>植草教授の本を読んだら、ヴェルナーの「円の支配者」は
>財務省への批判を日銀に押し付けるためのプロパガンダみたいな感じで書かれていて、
>その主張も否定されてた

そこで書かれていた批判は的外れな批判だったけどね。
量的緩和を主張したマネタリストの代表として、ヴェルナーが紹介されていた。
ところがヴェルナーは、銀行が不良債権で貸し出しが出来ないのに、量的緩和をしても直接的な効果はないと主張していた。
マネタリーベースの拡大がマネーサプライの拡大につながるわけではないと。
問題は貸し出しが行われるかどうかだと。
そこまで、植草さんは調べなかったんだろうけど。
>>539

全く同感です。
逆に量的緩和政策と名のつくことをやりながらなかなかデフレが解消しなかったことでヴェルナー理論の正しさを確認しましたね。

量的緩和政策の時、マスコミやエコノミストは「お金がジャブジャブ」と言っていましたが、
「お金がジャブジャブ」なのにデフレがなかなか解消していかない矛盾を分かり易く説明する人は居ませんでした。
ヴェルナー理論を知っていればマネタリーベースではなく貸し出しを見るので正しく理解できました。
そして、超過準備目標を量的緩和政策と呼ぶのは不正確かつ不適切では無いだろうか?と感じたものでした。
そうそう、準備預金の積み増しって、普通に考えたら引き締めだよねえ。
日銀がマネーを無償で配って積み増してやるんならともかく。
中原伸之とか、なんで準備預金の積み増しなんて提案してたんだろう。よくわからん。
実体経済で物やサービスの交換に用いられるのもお金ならば発行済みの金融商品の交換に用いられるのもお金。
前者に使われるお金が増えれば経済成長に繋がるが、後者の取引が盛んになっても直接的には経済成長に寄与しない。
日銀が流通国債の買いオペによって資金を供給したからといって、産業市場に直接はお金は渡らないのである。
ヴェルナーの主張である、「国は国債をやめて銀行から直接借りればよい」というのは深いのである。
但し、もっと根本的には銀行がお金を創って利子を取るシステムに問題がありそうだ。

                        国内銀行資産
     名目GDP  国債売買高    貸出金  国債
     (兆円)    (兆円)      (兆円)  (兆円)
-----------------------------------------------
1994   487      3,520       480     27  
1995   496      3,774       486     28
1996   508 2,991       488     28
1997   513 3,078       493     31
1998   503 2,618       488     31
-----------------------------------------------
1999   499 3,919       468     44
2000   504 3,971       463     68
2001   493 3,662       448     66
2002   489 3,653       431     72
2003   493 5,208       413     93
2004   498 6,317       404    102
-----------------------------------------------
2005   503 6,900       408     96
2006   512 9,566       415     88
2007   515 12,323       417     80

(注)1999年あたりから歴史的な不良債権処理によって  貸出し金 << 信用創造量になっているので注意。
   それでも2004〜5年あたりから好転するのは読み取れる。
失礼。何故ずれるのかイマイチ理解していない。。。

                        国内銀行資産
     名目GDP  国債売買高    貸出金  国債
     (兆円)    (兆円)      (兆円)  (兆円)
-----------------------------------------------
1994   487      3,520       480     27  
1995   496      3,774       486     28
1996   508 2,991       488     28
1997   513 3,078       493     31
1998   503 2,618       488     31
-----------------------------------------------
1999   499 3,919       468     44
2000   504 3,971       463     68
2001   493 3,662       448     66
2002   489 3,653       431     72
2003   493 5,208       413     93
2004   498 6,317       404    102
-----------------------------------------------
2005   503 6,900       408     96
2006   512 9,566       415     88
2007   515 12,323       417     80

(注)1999年あたりから歴史的な不良債権処理によって  貸出し金 << 信用創造量になっているので注意。
   それでも2004〜5年あたりから好転するのは読み取れる。
544542、543:2008/06/14(土) 18:56:42
あれ?
やっぱりだめだ。。。
>>541

日銀はだれのものか  中原伸之
P60

 その直後に私と面談したある人が、「FRBが日銀の追加金融緩和を望んでいる」との話を
伝えてきたのです。その手段として「エクセス・リザーブ・ターゲティングはどうか」という
具体的な提案付きで。つまり、銀行が日銀に積む準備金の超過分(超過準備)に目標を定め
る量的緩和そのものです。
(引用終わり)

中原さんは目的は良かったんですが手段を自分の頭で吟味しなかったのが惜しいですね。
本を読んでいても権威主義なところがあります。
546修正してみたよ:2008/06/15(日) 10:06:58
                        国内銀行資産
     名目GDP  国債売買高    貸出金  国債
     (兆円)    (兆円)      (兆円)  (兆円)
-----------------------------------------------
1994   487      3,520       480     27  
1995   496      3,774       486     28
1996   508      2,991       488     28
1997   513      3,078       493     31
1998   503      2,618       488     31
-----------------------------------------------
1999   499      3,919       468     44
2000   504      3,971       463     68
2001   493      3,662       448     66
2002   489      3,653       431     72
2003   493      5,208       413     93
2004   498      6,317       404.    102
-----------------------------------------------
2005   503      6,900       408     96
2006   512      9,566       415     88
2007   515.     12,323       417     80
>>545
その本、読んだけどもう手元になくて忘れちゃってたんだ。
そういえばそういうくだりありましたね。ありがとう。
単純に中原氏がわかってなかっただけかあ。
>>546
ありがとう。

残念ながら実体経済における決済の総額は銀行システムが共同開示でもしない限り分かりません。
そこでかわりに名目GDPが使われます。一方で国債の売買高は調べることが出来ます。
ですから名目GDPと国債売買高の規模を横並びに比較してはいけませんが、
少なくとも1999年頃から流通国債の売買に沢山のお金が使われるようになってしまったことが分かります。

もしも、政府が国債をやめて銀行から直接借りて支出すれば間違いなくデフレは解消したでしょう。
しかし国債の市中消化だとその効果は微妙になるのです。
そして、日銀の国債買いオペは流通国債を買うわけですから、政府債務の直接引き受けとは似て非なるものです。
このあたり、微妙で一番難しいところだと思います。

ヴェルナーはそのあたりの説明がやや不親切な気がします。
いきなり「国債の発行をやめて銀行から借りた方がよい」という結論に行きますが、これは理解に苦しむでしょう。
もっとも彼の主張の順位付けを書くと、

Best     国がマネーを発行して支出する。  
Better   中央銀行が土地を買って公園にするなどの方法で実体経済に直接注入する。
現実論   国債の発行を辞めて銀行から直接借りる。

だったわけですが。
マスコミには欧米の銀行の増資の状況と破綻の情報を最優先に流してもらいたいのだが。
とりあえず英国は一つ目の峠のようだ。公的枠組みや規制を用いないと狩場になるのは当然。

空売り規制を英市場が導入 増資中の銘柄に開示義務
ttp://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080614AT2M1400G14062008.html

英金融当局の金融サービス機構(FSA)は13日、英国株の空売り規制を導入する方針を明らかにした。
増資手続き中の銘柄について、発行済み株数の 0.25%以上空売りした場合、開示を義務付けるほか、
空売りする投資家への株式貸し出しの制限策も検討する。資本増強を強いられている銀行の株式が
急落するケースが相次いでおり、株価の安定化策の導入を迫られた。(以下、略)
2008年3月17日に始まったプライマリーディーラー向け貸出し。
その運用実績は今週明らかになる。
投資銀行にFRBが供給したお金が一体何につぎ込まれたのかについての議論が起きるだろう。
551金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/17(火) 01:20:47
プライマリーディーラーは国債をFRBに売却して通貨を得るの?
今日の日経、珍しく日銀批判が出てたね。
福井日銀の悪口は言わずヨイショするというお約束(?)はしっかり守りつつ、
日銀は都合の悪い意見は抹殺するとか白井総裁は経済を知らないとか、結構突っ込んでる。
日銀の悪口を言ってるんでなくて、白井の
悪口を言ってるのではないか?

ところで白井の経歴を教えて。
そこらの銀行のロビーにでも行って読んでみ? 日銀そのものについても批判してるよ。
勿論内部の記者が書いたものじゃなくてどっかの教授だか博士だかの文章だけどね。

白井の経歴
ttp://www.boj.or.jp/type/list/pb_member/shirakawa.htm
あ、素で間違えてた。白井じゃなくて白川だ(笑)
なんだ日銀マンか。
>>556
おれに対してはどうでもいいから、
次回からは誰かに質問して答えてもらったら一言礼を言ってね。
お礼なんか言わんよ。
その代わり、お前の質問に、何か一つ
答えてやろう。
>>552
そうなんですか。
見落としたな〜。
明日読み直そうっと。
近いうちにバランスシートを分析した誰かの批判記事が載るだろう。
サブプライムローン関連の資産評価損などを計7億7500万ドル計上したにも関わらずこの数字だ。
異常な数字と言えるのではないだろうか?


【決算発表】 ゴールドマン・サックス 予想を大きく上回る
ttp://usmarket.at.webry.info/200806/article_35.html

純利益: 20億5000万ドル  前年同期: 22億9000万ドル
最近、金融相がいろいろと発信する。
欧米に対し日本は相対有利になり得ると思うが、今が正念場なのかもしれない。

金融相「欧米の巨大金融機関、公的資金必要」
ttp://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2C15002%2015062008&g=E3&d=20080616

銀行、中小向け融資細る 景気減速と倒産増で
ttp://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2C0700A%2017062008&g=E3&d=20080618

地銀協会長、中小企業向けの「貸し渋りはない」
ttp://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2C1800I%2018062008&g=E3&d=20080618

渡辺金融相、中小向け融資体制の点検を強調
ttp://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2C1901Q%2019062008&g=E3&d=20080619

金融相「日本の金融機関、攻めの姿勢に転じるチャンス」
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080620AT2C2000A20062008.html

信金の融資低迷「返済増が要因」 信金理事長が金融相に異議
ttp://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080620AT2C2002020062008.html



562金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/21(土) 04:59:21
渡辺さんは金融に非常に詳しい人だね。
基本的にクレジットビューの立場の人なんだろう。
存続してるか不明だけど日銀法改正研究会メンバーだしね。
ヴェルナーのことも当然知ってる。
ttp://www.yamamotokozo.com/nichigin-1.htm
564金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/21(土) 13:44:01
こんなのがあったのか
銀行に預金を預けたり、
銀行からお金を借りたりできる
CGIゲームを設置してみたんだけど、
プレイしてみる?
FRBの権限強化、聞き飽きたフレーズ。
今は本当はプライマリーディーラー貸し出し(証券向け窓口貸出制度)の是非を問うべき時期だ。
投資銀行(証券会社)の前年比の業績悪化が喧伝されているが、一年前は住宅バブルが崩壊していないのだから当然。
ことの本質は投資銀行がFRBから借りたお金をどこにつぎ込んだか。
これはいずれ報道されるだろうが、一歩間違えばFRBを頂点とする金融カルテルに疑いの目を向ける人が一気に増える。
冷静な分析と批判を避ける為には危機が一番なので、
当面はメリルやシティの危機を深刻化させるようなコメントを続けるに違いない。


米FRB、証券向け窓口貸出制度の今後について検討中=副議長
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000487-reu-bus_all

米FRBに広範な権限付与すべき=財務長官
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000492-reu-bus_all
>>565
なんだそれ(笑)
ちょっと興味ある
>>567
無料で配ってるCGIゲームで
設置してる人はたくさんいるんだけど
拡張モジュールを入れると
「銀行」って施設を作れて
そこから借金したり、
預金を預けて利子をもらえたりする。

まだできることはほんの少しでおもちゃ
レベルだけど。
どうもです。でもてっきり、ご自身がゲームを作ったのかと思ったよ〜
ソースコードは公開されてるから、
がんばれば改造や拡張も可能です。
571金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/23(月) 03:14:41
「FRB議長ゲーム」は何を語る
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20080527/159158/
>>571
> 金融政策(金利運営)
> FF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を上下させるゲーム

金利主義者のプロパガンダかな?(笑)
ヴェルナー理論にはそぐわないけどFF操作が市場参加者に対して一番インパクトはありそうだよな
銀行機能を組み込んだCGIゲーム、
誰かプレイしたい人いる?
575金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/23(月) 19:29:13
>>574
>>562
いいこと教えてあげる。
政治家に「さん」「先生」をつけて書き込まないこと。
わかったかな。
残念だ。GSは商品事業単独の数字は発表していないらしい。

ゴールドマン:3-5月期11%減益−商品事業など好調、予想上回る(3)
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aMzcvXaU5vt8&refer=jp_home

抜粋
・米証券大手ゴールドマン・サックス・グループが17日発表した2008年3−5月(第2四半期)決算は、前年同期比で11%の減益となった。
・減益幅は市場予想よりも小幅にとどまった。
・商品とプライムブローカー、資産運用事業の収入増が債券事業の落ち込みを補った。
・純利益は20億9000万ドル(1株当たり4.58ドル)と、前年同期の 23億3000万ドル(同4.93ドル)から減少。
・評価損・信用損失は7億7500万ドル(約840億円)。
・この影響で、債券・通貨・商品(FICC)部門の収入は29%減少した。
・商品事業の収入は前年同期比で増加した。
・具体的な数字は明らかにしていない。ゴールドマンはFICC部門収入の事業別内訳は発表しない。
>>575
じゃあ念のため確認だけど、
無料で配ってるCGIゲームをダウンロードして
設置したってだけだから、これを設置してる人は
たぶん1,000人くらいいる。

それとまだ銀行って言ってもおもちゃのレベルだから
あんまり高機能は期待しないこと。
できることは銀行に預金する、利子を受け取る、
銀行からカネを借りる、利子を支払う、
これくらい。それでもよければ遊びにきて。
URLは
http://w8ac6nxs.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/syou-nin-mono-gatari-1/index.html
2007年7月19日のバーナンキ上院議会証言、
『サブプライムローンに関する損失は最大1000億ドル(1ドル110円で計算、約11兆円)』
をきっかけに崩壊したバブル経済。
あれから1年近くたった。
3月17日の"事実上の公的資金注入"で一旦は潮目が変わったが、ここにきて毎度のポールソンの救済否定とGSの煽りで悲観論が高まっている。
銀行が信用創造を再開するには増資しか手が無いが、このような状況では引き受け手も限られるだろう。
いよいよ"本当の"公的資金投入が近い予感がする。
580金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/28(土) 01:11:32
>>579
>3月17日の"事実上の公的資金注入"で一旦は潮目が変わったが、ここにきて毎度のポールソンの救済否定とGSの煽りで悲観論が高まっている。

事実上の公的資金注入というのはどういうことですか?
>>580
ベアー・スターンズ救済措置を決めたことを指します。
正式に決まったのは5/30で実施されたのは最近ですが。

・JPモルガンが少しのお金を出資して受け皿会社を立ち上げる。
・そこにNY連銀が大量に融資する。
・受け皿会社はそれらのお金を使ってベアー・スターンズの不良債権を買い取る。
・この会社が潰れても、JPモルガンの損失は出資金のみ。残りは連銀の損失=納税者負担。
・不良債権のなくなったベアスターンズはJPモルガンが格安で買い取る。

というスキームですね。
これはリスクを納税者に転嫁したということで事実上の公的資金注入です。
その結果、ついに金融当局が金融危機を公的資金注入で乗り切る覚悟をしたんだと市場が判断して株価上昇に転じたと思います。
しかし、実際にははっきりとそういう約束をしたわけではなく、基準が曖昧というか裁量的なんですよね。
582金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/30(月) 03:54:04
○七月末、
 マリンズ著「民間が所有する中央銀行」(英文原題『FRBの秘密』)の
 第二版が上梓される運び、と聞いて居る。

○定価 三千四百円プラス税。

○七月末以降、日本全国書店に配本可能と成る、と。

○この貴重な本は、日本義塾出版部でも取り扱うことにした。

○マリンズ著「FRBの秘密」(民間が所有する中央銀行)は、
 日本の各種の社会層、党派、その他の人々について、もっとも明確なかたち
 でリトマス試験紙の役割を果たす本と成るであろう。

○森洋氏は、平成七年、本書が出版されたのち、約一千部を、関係方面に
 贈呈したと言う。

○贈呈を受けたかなりの数の大企業は、こんな恐ろしい本は、受け取れない!!
 と、送り返して来たそうである。

○ただ一人、自民党、旧田中角栄派の七人の幹部の一人、
 梶山清六代議士(茨城)は、それを読んで感動共鳴し、三百部買い取って
 各方面に配り、

○のみならず、敢えて自民党総裁選挙に出馬し、日本の首相と成って、
 ユダヤイルミナティの日本潰滅の陰謀に対決せんとした。

○そして間もなく、自動車事故に見せかけて、暗殺されたと、森洋氏から
 聞いて居る。
ムーディーズが唐突に日本国債の格付けを上げた一方で嫌なニュースもある。
国債買いオペ短期化。。。。。
むしろより長期化すべきだと思うのだが。
長期物の買いオペを増やすことで長期金利を抑えつつ、マネタリーベースは短期物の売りオペで調整する。
それさえすれば政策金利は上げたって構わない、と思う。


国債買いオペ短期化で揺らぐ需給の「最後の砦」、金利観に微妙な影響も
6月26日18時15分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080626-00000488-reu-bus_all

<抜粋>
月額1兆2000億円のペースで日銀が実施している国債買い切りオペの短期化が鮮明となった5月。
日銀保有の6月償還銘柄は、5月末時点で約1兆円増加した。
584金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/01(火) 04:05:15
梶山静六は暗殺された!?
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2008/03/post_c568.html
ヴェルナー理論によれば名目GDPは生産的信用創造に比例し、資産価格は非生産的信用創造に比例する。
そして信用創造を行なえるのは銀行だけだ。
故に今の(狂った)経済構造においては経済は銀行(中央銀行含む)に完全に依存している。
メチャクチャ分かり易いシンプルな理論。
そして今や欧米の銀行を復活させる方法は公的資金投入以外には思いつかない。
いや、どんなクリエイティブな方法を編み出すか注目である。
586金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/02(水) 03:11:17
【公開中】コミュニストはSEXがお上手?【映画】
原題: LIEBTE DER OSTEN ANDERS? - SEX IM GETEILTEN DEUTSCHLAND 製作年度: 2006年
監督: アンドレ・マイヤー 上映時間: 52分
あらすじ: 米ソ冷戦時代の象徴として分断されていた東西ドイツは1990年に統一、社会学者たちがそれまで謎だった東ドイツ生活の実態の詳細なリサーチを始めるが、
東ドイツではセックス初体験の年齢が西ドイツより早く、85%の女性たちがオルガスム体験者で、東ドイツの男性は西ドイツの男性よりもペニスが 6ミリも長い、
などの衝撃データの数々が明らかとなる。(シネマトゥデイ)
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id330181/
予告編↓
http://meta.yahoo-streaming.jp/cgi-bin/yahoo/movies.asx?cid=20080612005cs0000movie1m
587金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/04(金) 02:33:15
中央銀行に待ち受ける「棘の道」
・ 2008年7月3日 木曜日
・ 加藤 出
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20080702/164219/
>>587
バーナンキのFRBの著者でもある加藤出さんの記事。さすがに論理的な分析ですね。
陰謀論とは無縁の立場ですが、これはこれで面白い。
報道は資金供給の方ばかり強調しますが同時に資金吸収もしてるんですね。
(1)ベースマネー量 (2)何を受け入れ資産にするか (3)政策金利
重要度はこの順番ですかね。


<抜粋>
・FRBの流動性対策の総額は、6月末近辺時点で4125億ドル(約43兆円)に達した。
・FRBの資産全体に対する比率は5割弱にもなる。
・中央銀行が資金供給を増加させると、準備預金は増加する。昨年8月には一時的にそれが見られた。
・しかし、その後は、ドルやユーロなどの準備預金が急増している様子は観察できない。
・FRBは、保有してきた国債を大規模に市場に売却するなどして超過準備を吸収し、準備預金の増加を回避している
 (それゆえ、FRBの資産における米国債が急減している)。
・ECBは、期間3カ月程度の資金供給オペを大幅に増加させてきたが、
 一方で、期間1週間の資金供給オペを大幅に減額して、超過準備の増大を抑えてきた。


589金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/05(土) 03:39:03
>>588

結局、入れたり出したりしているだけのような気がする・・・・・
590金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/05(土) 04:37:36
>>589
なんてこというのか! ねぇチミィ!
まあそうだろうけど、どこから出してどこに入れるか、ってこともあるよね。
FRBによる役割操作と言ったらいいのかな。それが意識的か無意識的かは知らんけど。
>>589
そうとも言いますねw
「FRBは刷りまくっている」ではないですね。

>>591
同感です。
窓口指導をやってないのですから何を受け入れ何を放出し、総量をどれだけにするか、でコントロールするんですよね。
マジョリティーの関心は金利ですから、そのあたりはフリーハンドですね。
現にこれほど短期間に大幅に資産内容を変えてもせいぜいウォッチャー(加藤氏)がコラムで触れる程度ですから。
593金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/06(日) 06:19:29
経済コラムマガジン
虚構の終焉(フィクション・エコノミクス)その1〜その3
・ 日銀の窓口指導
今週からリチャード・A・ベルナーの「虚構の終焉(フィクション・エコノミクス)」を取上げる。
しかし経済コラムの読者で、この本や著者の前著である「円の支配者」を読んでおられる方はそんなに多くはないと想われる。
そこでポイントとなる箇所については、簡潔に著書の記述を紹介しながら、論評を行なう形にする。
http://www.adpweb.com/eco/eco367.html
http://www.adpweb.com/eco/eco368.html
http://www.adpweb.com/eco/eco369.html
http://www.adpweb.com/eco/eco370.html
>>593
このコラム前から好きで読んでるけど、この筆者ってクレジットビューの考え方が
もうちょっといまいち稀薄なんだよな。ヴェルナーどうこうは全く別として。
>>594
紙幣こそがお金で銀行はただ仲介しているだけって考え方の方がむしろ一般的ですからね。
信用創造の教科書的な説明で煙に巻かれてしまうとそうなります。

>>593のコラムの筆者の主張をちらほら見た感じだと、本当に理解すればヴェルナー理論を否定する側ではなさそうですね。
おそらく『財政政策は意味が無い』とか財務省(大蔵省)の肩を持つ部分に引っかかってしまって深く読む気がしなくなってるんでしょう。
まとめの ttp://www.adpweb.com/eco/eco370.html  で批判しているのはその二点ですから。
その二点を横に置いて、もう二三回読み直したら感想が変わりそうです。
>>595
そうなんです。むしろこのコラム筆者はスティグリッツやバーナンキを肯定してたりして、
広い意味ではむしろこっち側の人なんです(笑)
別に私もヴェルナーの全てを鵜呑みにしてるわけじゃないし、1つ1つの批判は全然アリだとは思うんですが、
ただスティグリッツなんかを肯定する割にはクレジットビューの視点がちょっと軽いのが気になっちゃって気になっちゃって(笑)
まあコラム自体は好きなんですけどね〜。
597金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/06(日) 22:23:10
国際情勢版にこのようなスレが立っている。
議論のレベルはイマイチだが、こちらのスレと連携していけると思う。

【隔離スレ】黒幕は銀行家【信用創造】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1211811208/
598金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/06(日) 23:06:11
信用収縮って信用創造の減少のことを行っているのか?
それとも、もっと広義な意味で使われているのだろうか?
599金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/07(月) 07:01:45
まずは簡単に始められる海外マネー撃退法を教えてあげよう。

日本の株式市場に流入している金の約6割が外資マネーということを知っているかな?
そして、日銀の株の約30%も外資マネーということを知っているかな?
貨幣流通量は外資によって調整されており、相場も外資の意志に従って
操作されていると言っても過言ではない。もちろんこのような状態は
不健全であり、日本の景気や相場は外資の思惑一つで簡単に
上がったり下がったりしてしまうのが現実なのだ。
しかし裏を返して言えば、あなたが既存の金融システムから脱出できれば
最大29.2%の利子という名の外資の利益を外資に与えてしまうことはない。
もしもあなたが自力で資金を蓄え、銀行にも金融市場にも頼らないで
100万円の利益を上げることができれば外資から奪い取った金は29.2万円。
1億円の利益をあげれば、外資から奪い取った金は2920万円にも達することになる。

つまり君が金融市場から脱却し、利益をあげればあげるほど、外人資本家がそれに応じた
打撃を被るというわけだ。
君が利益をどんどんあげていけばいくほど、国際金融資本は苦しんでいくんだ。
それがどれほど日本を守ることにつながるか、わざわざ説明するまでもないだろう。
金融で勝つ方法は簡単。自分たちで地域通貨を刷ってしまえばいい。
日頃から地元の団結を怠りなくおこなえば、そして外資がすぐには入手することができない資源を
地元の地の利を生かして先に入手することができれば、外資を出し抜いて通貨発行権を奪い取ることなど
造作もないのだ。
最近は財政出動するな、地域通貨はあやしいとレスする奴がいるが、そいつは外資のスパイだ。
日本の愛国者が金融で外資に金を献上しなくなることを恐れて、
外資のスパイが情報工作しているのだ、気をつけろ。

金が無いなら地域通貨を刷れば良い。地域通貨を使うことは地元を防衛することみたいなものだから、
職業を聞かれたら地元警備員と答えれば良い。
食物は自給しろ、工業製品は必要な分だけ買え、
買い物はカードは使うな、借金は銀行でするよりも社債を発行しろ。
国際金融資本から日本経済を守るため、そして海外ファンドを苦しめるため、君も信用創造を理解しよう。
商品の単価が1万円以上場合、消費税の税率を15%にする。

商品の単価が1万円未満の場合は消費税の税率を3%にする。


貧乏人でも1万円以上の物を買う時はあるし、金持ちでも1万円未満の物を買う時もあるので、
幅広い国民に公平な負担を求めるという消費税の基本理念は貫ける。
したがって当面の間、これが最善の消費税率と言える。
601金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/07(月) 08:33:36
英文スパムも件名だけ一応目を通すオイラ。
(といっても月に一、二回だけど)

エロ、バイアグラがめっきり減って、金策、ファイナンス、リーガルドラッグが増えてきた。

こんな所にも、
  「あ あ 米 国 は 不 景 気 だ ね」
と感じるのさ〜
>>597
まあレベルはさておき、そっちは金融の話というより政治の話だよね。
結局のところ、市場は銀行の動向を見ている。
例えば中央銀行は銀行にしかアクセス出来ない(FRBは現在一部例外)のだが、
その中央銀行の一挙手一投足が注目されるのは、結局は銀行の行動が経済を支配していると
意識的、又は無意識的によく知られているからだろう。
銀行問題は金融市場にはすぐに影響を与え、実体経済には徐々に(しかし確実に)波及する。


〔クロスマーケットアイ〕欧米金融機関の自己資本問題が急浮上、株の売り手優位に
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK015392620080708
604金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/09(水) 01:13:24
今年の夏は暑いですな。
昨年の7/19に倒したドミノが一年後の決算期に。。。

バーナンキ米FRB議長、15日に上院銀行委で証言
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080709-00000436-reu-bus_all

[ワシントン 8日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は、
15日に上院銀行委員会で金融政策について半期に一度の証言を行う。
同委員会がウェブサイト上で明らかにした。
 バーナンキ議長は米東部時間午前10時(日本時間同日午後11時)から証言する。
 16日には下院金融委員会でも証言する見通し。

7か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明のポイント[2008 年4 月11 日]
ttp://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/g7_200411.pdf
<抜粋>
我々は、その中で100日以内に実行しなければならない優先順位の高い勧告を以下に特定した。
・ 〜〜、リスクに関するしっかりとした情報開示を行うよう強く促す。
・ 〜〜 金融商品の評価について、時価評価会計のガイダンスを向上させるため、迅速に行動を開始すべき。
・金融機関は、当局の監督を受けつつ、厳格なストレス・テストを含め、リスク管理の慣行を強化すべき。
 金融機関はまた、必要に応じ、その自己資本を強化すべき。
・008 年7 月までに、バーゼル委員会は、流動性リスク管理に関する改訂ガイドラインを発出し、
 証券監督者国際機構(IOSCO)は、格付会社のための行動規範を改訂すべき。
またかw
足るということを知らないんだな。"DからJ"が起きているという説もあるようだが。。。


米ワコビア、スティール米財務次官を新CEOに指名
7月10日8時23分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080710-00000718-reu-bus_all

米銀4位のワコビア<WB.N>は9日、ロバート・スティール米財務次官(国内金融担当)を最高経営責任者(CEO)に指名した。
スティール氏は財務次官に就く以前にはゴールドマン・サックス<GS.N>の副会長職を務めていた。
                         ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
遂に公的資金投入に言及!


◆ポールソン米財務長官-議会証言(下院金融委員会)
( 2008/7/10 23:54 )
ttp://www.enjyuku-news.com/news/article8951.html

異常事態においては公的資金の投入もあり得る
金融市場安定に向けて多くの事を行なった


◆米政府、ファニーメイとフレディマックの不測の事態に準備=WSJ
7月10日11時17分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080710-00000770-reu-bus_all

[ニューヨーク 9日 ロイター] 9日付の米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙は、米政府が、米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)
< FNM.N>と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)<FRE.N>に不測の事態が生じた場合の対応策を協議していると報じた。
608金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/11(金) 05:16:42
DからJとは何か?>>606
609金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/11(金) 05:47:52
米連邦住宅抵当金庫が危険だと?

だれかがアニータにでも貢いだのか?
>>608
ロックフェラーの跡継ぎの話じゃね?
米銀行決算を控え、寄り道として『エコノミックヒットマン』から印象的な部分を抜粋。
コーポレートクラシーのやり口を熟知している筆者は911事件に際してどんな感慨を持ったのだろうか?

P311
 歩き続けて、パイン・ストリートに出た。そしてチェース銀行の本社の正面に立った。デイ
ヴィット・ロックフェラーがトップとして君臨した銀行、オイルマネーを獲得して、私のような人間
に収穫をもたらした銀行だ。EHMに仕える機関であり、世界帝国を推進する支配者であるこの銀
行は、多くの点で、コーポレートクラシーの象徴そのものだった。
 世界貿易センターは、1960年にデイヴィット・ロックフェラーによってはじめられたプロジェ
クトだったと読んだ記憶がある。そして近年、あの複合ビルは、頭痛の種と考えられていた。財政
的に採算が合わず、最近の光ファイバーやインターネットの技術には適さず、非効率的で負担がか
さむエレベーター・システムが負担になっていたという評判だった。あの二つの塔は、かつてロック
フェラー一族の兄弟の名前からデイヴィットとネルソンというニックネームで呼ばれた。その頭痛の
種も今はもうない。
612金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/13(日) 21:02:15
結局、ファニーメイとフレディマックは国有化しないんだとよ。
>>612

破綻してないのにこういう話が取り沙汰されるって、相当やばいんでしょうかね。
なんかりそなを思い出しますね。
インディマック・バンコープの破綻がどれ位のインパクトなのかも我々には分かりません。
いずれにせよ、来週はイベント目白押し。先陣を切るのは

・15日、16日 バーナンキ米FRB議長 上下院銀行委員会で金融政策について証言。

来月になって今を振り返るとどんな気持ちになるんでしょうね。
3/17の出来事も後にならないと分からなかったし。
あきれ驚きました。何故、今なのでしょうか?
せめて一通り決算が終わってからの方が良かったんじゃないでしょうか?
もう限界だったのでしょうか?
いずれにしても。。。なんだかな〜。


米政府、住宅金融2社の救済策発表…公的資金での資本増強
7月14日12時6分配信 読売新聞
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000016-yom-bus_all

ベルリン上場のフレディマック株が44%上昇、ファニーメイ株は8.5%高
7月14日16時14分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000328-reu-bus_all

共和党のマケイン氏、米政府によるGSE支援策を支持
7月14日16時56分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000337-reu-bus_all

米GSE支援策は納税者を守るべき、株主や経営陣を救済すべきでない=オバマ氏
2008年 07月 14日 12:13 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnJS820805220080714

----- しかし、2月のG7でも4月のG7でも公的資金投入は否定していた ------------

>>316 米財務長官、米金融機関の資本強化促す・「公的資金」は否定

「公的資金注入は非現実的」 ポールソン米財務長官 
2008.4.12 11:23
ttp://sankei.jp.msn.com/world/america/080412/amr0804121122011-n1.htm
615金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/15(火) 01:39:06
言うことがころころ変わるポールソンでした
616金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/16(水) 02:44:56
現在、CDOだけでなく商業用不動産担保ローン証券の発行も激減している。
これは信用創造量が激減している証拠なのかな?
>>616

オフバランス化が減っている分、信用創造量と貸し出しの乖離が少なくなっているはずです。

 貸し出しの増加量 + 貸し出しの証券化

を見ておくべきなんだと思います、多分。。。

・貸出しを行なった時に信用創造が起きる。この時点では 信用創造量=バランスシート上の『貸出し』
・『貸出し』を証券化してオフバランスすると、バランスシート上の『貸出し』は減ってしまうので  信用創造量=『貸出し』+証券化した額

しかしこのあたりは良く分かりません。誰かに教えて欲しいです。
あと、CDOやMBSはまだ分かるんですがそれらを裏づけにして更に証券化する奴とかは考えたくもないですね。。。
まあ、金融のプロを自認していて一応の仕組みは理解している人達だって、いざ混乱が起きると素人と大差ない気がしますが。
ガス抜きかな?それとも真剣な追求かな?

米ゴールドマンCEO、リーマンとベアーの株価操作疑惑で問いただされる=WSJ
2008年 07月 16日 20:01 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK015846820080716

[16日 ロイター] 16日付の米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、米リーマン・ブラザーズ(LEH.N: 株価, 企業情報, レポート)と
ベアー・スターンズの株価下落にゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が関与していたのではないかといううわさについて、
リーマンとベアーの最高経営責任者(CEO)がゴールドマンのCEOに真偽を問いただした。関係筋の話として報じた。

 WSJによると、今年3月に事実上の破たん状態に陥った当時にベアーのCEOだったアラン・シュワルツ氏はゴールマンのロイド・ブランクフェイン
CEOに対し、ゴールドマンのロンドン支局のトレーダーらがベアーの破たん前に同社の株価を操作していたとされるうわさの真偽について尋ねた。

 また、株価が大幅に下落しているリーマンのリチャード・ファルドCEOも、ブランクフェインCEOと話をしたという。またファルドCEOは、同社について
悪いうわさを流した疑いのある個別のトレーダーとも接触した、とWSJは伝えている。

 上場企業の株価操作を目的に、虚偽と知りながらうわさを流布することは法律で禁じられている。

 米証券取引委員会(SEC)は、リーマンとベアーの株価下落を狙ったうわさの流布によって投資家が利益を得たかどうか調査している。

 ゴールドマンは不正行為はないと主張している。
>>618
面白いね。GS帝国にほころびが出る……か?
最近思うのだが正論ほど的外れなことは無い。
しかし、最悪期においては正しい批判は活字にならない、と感じる今日この頃。


米金融危機:自己責任原則の放棄で米国は弱体化、ドルは凋落
2008年 07月 18日 16:39 JST
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32817520080718

 [東京 18日 ロイター] 信用バブル崩壊後の不良債権問題の深刻化で追い詰められた米国は、「自己責任原則」や
「時価会計ルール」など米国社会の真髄を貫くルールを自ら放棄しはじめた。

 これは急場しのぎとしては有効かもしれないが、世界の信頼を損なうことで、米国の弱体化は加速し、基軸通貨ドルの凋落の
歩みを早め、将来に取り返しの付かない禍根を残すことになるとの見方が世界の投資家の間で聞かれる。

-----------以下抜粋--------------
<自己責任原則の放棄>
・3月に資金繰りに窮した米証券ベアー・スターンズに緊急融資枠を設定して救済をはかったことを皮切りに、このところ米国が様々な
 場面で自己責任原則を放棄するケースが目立ってきた。

<時価会計原則の裏技>
・米国は金融機関の決算について、時価会計ルールを早々と放棄し、違法ではないものの異なる会計処理を活用し、国を挙げて
 金融機関の粉飾決算の片棒を担いでいるとの批判が、米国以外の国々で上がっている。
・斎藤氏によれば米金融機関が活用する会計の裏技には少なくとも3種あるという。

1.損失が出ている保有証券を「満期まで保有するつもりで、売却可能で流動性が高い」というカテゴリーに分類することで、「簿価」評価」
2.レベル3資産をヘッジするためのデリバティブ資産についてのみ未実現収益を計上し、損益計算書のトレーディング収益に入れる。
3.大きな損失を出した場合は、金融当局に時価評価を一時凍結してもらう。
渡辺金融相の発言はどの程度の覚悟を持って行なったのだろう?
理屈は分かる。
日中の外貨準備を資金源に米国金融株の増資を引き受ければ米国が助かる上に、出資国も利益を上げる可能性は高いだろう。
しかし、このような真似を国民の理解を得ることなしに行えば売国行為と看做されても仕方が無く、かといって生半可なことでは国民に理解されないだろう。
今は小賢しく振舞うよりスジを通すことを考えた方が良い。
別に日本がやらなくとも米国自身がその気になればいくらでも手はあるだろうから。


【円ドル人民元】「米住宅公社救済協力へ外貨準備活用案浮上」
ttp://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080717/fnc0807172048018-n1.htm
ttp://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080717/fnc0807172048018-n2.htm

「米政府が必要とすれば日本の外貨準備の一部を公社救済のために米国に提供するべきだと考えている」
622金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/22(火) 02:17:55
>>617
貸出しが行われたときには負債の側に預金が発生しているんですよね。
その後、貸出金が証券化されたとして、負債の側の預金は何か変化するんですか?
>>622

証券化によるオフバランスっていろんな説明があるけれど、信用創造の観点で理解しようとすると良く分かりません。
例えばググるとこんな図  ttp://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/6utiwake/kinsiryou2-7.pdf  が出てきます。
右図のケースが一番単純に理解できそうな気がします。
これだとファニーメイが銀行から債権そのものを買い取っそれを元にファニーメイが証券化することになっています。
だとすると元の銀行の預金は変化しないことになりますね。

しかし、もう少し考えるとこの場合でもファニーメイが証券化して投資化家に売るわけですから、
経済全体で考えた場合には預金というか決済手段の総量がどうなるかは良く考えないとまずそうです。
証券化が信用創造にどう関連するかを理解するのにはもう少し時間が掛かりそうです。
CMAのことも気になるし。。。
実際にそういうミニモデルというか
ゲームみたいのを作ってみて
プレイしてみればすぐにわかるのでは?
もしかしたら信用収縮はじまってるのかな?
前年比は未だプラスだけれど月推移で見ると。。。
さすがにまだ判断するには早すぎるのだろうけれど。


米国の商業銀行の資産及び負債
季節調整済み
銀行融資(Bank credit)
ttp://www.federalreserve.gov/releases/h8/data/m/b1001a.txt

04/2007 8507.0
05/2007 8564.9
06/2007 8622.4
----------------
07/2007 8706.2
08/2007 8843.1
09/2007 8957.3
----------------
10/2007 9057.3
11/2007 9180.6
12/2007 9206.9
----------------
01/2008 9277.1
02/2008 9339.3
03/2008 9461.4
----------------
04/2008 9413.3
05/2008 9399.2
06/2008 9371.3
>>624

きっとそうだと思います。
なんで自分が銀行業や中央銀行を営むゲームって無いんでしょうね?
あっても良さそうな気がするんですけど。
どっかにあったFRB総裁になって金利を上げ下げするだけのしょうもないやつでさえそれなりに面白かったのに。
米財務長官:GSE救済法案、「非常に強いメッセージ」を発信へ
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=atejQCXA5Igo&refer=jp_bonds
<抜粋>
7月23日(ブルームバーグ):ポールソン米財務長官は23日、米住宅金融投資会社ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)と
フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)を救済する法案は信頼を示す「非常に強いメッセージ」を投資家に送ることになるだろうと述べた。


米下院、GSE救済法案を23日中に採決へ−大統領は署名の意向
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=a0HTsJ5FZhT8&refer=jp_bonds
<抜粋>
ホワイトハウスのダナ・ペリノ報道官は23日、大統領が拒否権を行使せず、法案に署名する意向であることを明らかにした。
上院は24日に採決する見通し。
>>626
本格的なのは今、オレ様が作ってるよ。
こないだ張った、銀行からカネを借りれるゲームを
もっと高機能にしたものにするつもり。

プログラムできるなら一緒に作らない?
>>628

ごめん。残念ながら出来ないんですよ。

もし私にそういう能力があって作るとしたら多人数参加型ではなくシムシティみたいな奴ですね。
あれって市長が住宅地とか商業地、工業地を割り当てて発展させるじゃないですか。
でも現実世界ではその時にローンが発生してるんですよね。
あれを銀行屋の視点でプレー出来ると面白いと思うんですよね。
税収は金利収入に、税率は金利に置き換わり、
どの産業に優先的に融資するかを決定出来るようにすれば、その選択によって町の発展の方向性も変わるでしょう。

もっといくと市長と銀行がグルであるバージョンを作ると面白いと思うんですよね。この場合、インフレの概念もとり入れます。
市長が銀行に融資を受けながらいろんなものを作る一方で適度にインフレを進行させるってのが両者にとってもっとも
互恵的なパターンになるはずって思います。
UPDATE2: 6月ユーロ圏マネーサプライM3伸び率、前年比9.5%=ECB
ttp://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS821726120080725?feedType=RSS&feedName=marketsNews&rpc=155

         5月   6月
M3(前年比、%)         10.0   9.5 (10.5)
信用の伸び率(%)        9.5   9.1 (9.5)
民間向け信用の伸び率(%)  11.9   11.1 (11.9)
うち貸出              10.5   9.8 (10.4)

*カッコ内の数字は改定前。
>>629
【金融】不動産・建設向け融資:3年ぶり前年割れへ 業界の経営破綻も急速に増…6月末、全国の銀行 [08/07/26]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1217081811/

こういうのかな?
住宅、マンション、ショッピングセンター、工場、オフィス、何を建てているにせよ、銀行が融資してくれたから建っています。
自己資本だけで建てることは絶対に無いとは言いませんが無視できる位の頻度です。

また企業活動にとっても銀行からの借り入れは無くてはならないものです。
無借金経営が増えているというのはB/S上は借金を完済可能というだけで実際には多額の債務を抱えています。

時々資金需要が無いという主張をするエコノミストが居ますが、拡大が義務付けられている経済において
資金需要が無いなんてことはあり得ないと思います。相対的に需要が小さい時期というのはあるでしょうが、質問を
『銀行が金を貸してくれなくても企業活動を続けられるか?』に変えれば殆どの企業がNoと答えるはずです。

銀行システムに直接携わったことがあるスティグリッツは銀行の行動を重要視していますし、バーナンキも恐らく同じでしょう。
公社への公的資金投入がバタバタと立法化される。
次に予想されるイベントは政府による公社の増資の引き受けでしょう。
その後で、公的資金投入の対象が一般の商業銀行まで広がり、『予防的公的資金の投入』という言葉が聞こえ出すだろうと思う。
日本が救済の手を差し伸べるとすれば、それが立法された後が良い。
634金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/28(月) 22:06:02
年間インフレ率220万%のジンバブエ、「1000億ドル札」が登場
http://www.afpbb.com/article/economy/2420115/3147564

ジンバブエのハイパーインフレの原因はなんでしょうか?
供給不足と通貨すりすぎ
            /:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::\
            |\r‐、:::::::::ィ‐‐ァ::::::::::::::::\
       ‐=二⌒` \ \/ /__::::::::::::::::::::::l
     _,,ィ''⌒          \\:::::::::::::::::|
     \/      /       ヽ`∨⌒`´
 r‐-‐=ニ/ / /二/   //|    |::|
  |::::::::::/ |/`´ /_,, -‐''//  Vノ^| V:|
  ヽ:::::::7 レ⌒ヽ      ィ-‐‐、 ハノノ_ -‐7
   ヽ::::レ|ノ●   }      {●  }ノ丿:::::::::/
    \ `| `ー''´   ^   `'ー‐' |´::::::::::ノ
     `'l              ノ_ -‐''´
       \    、,_,。   ,,ノ
          ̄ ̄` ー ´ ̄ ̄
投資銀行による商業銀行買収の可能性すら取り沙汰される事態。どう進捗するか気にしておこう。
いずれにせよ、今後益々、両者の垣根が無くなる方向へ急ピッチに再編と淘汰が進んでいくのは確かだろう。


米ゴールドマンによる銀行取得の可能性高まっている=メリル
2008年 07月 29日 07:05 JST
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32943020080728

[28日 ロイター] メリルリンチは、米ゴールドマン・サックス・グループ(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が銀行を取得する可能性が
高まっているとの見方を示した。買収対象は大手とは限らないとしている。

 メリルのアナリスト、ガイ・モスコウスキー氏は「(ゴールドマンは)預金金融機関買収の可能性を完全にあり得ないととらえてはいない
ように思う。大きな変化だ」と指摘。「われわれは非常に高い確率とは依然考えていないが、十分な預金がある銀行が妥当な価格で
入手可能となり、(ゴールドマンが)既存事業から撤退する必要がなければ、(買収の)可能性はもはや排除しない」と述べた。

 ゴールドマンの投資判断は「バイ」、目標株価は212ドルとした。
株式こうみる:民間銀行への公的資金投入まで米金融不安は続く=三菱UFJ証券 藤戸氏
2008年 07月 29日 10:28 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK014012120080729

<三菱UFJ証券 投資情報部長 藤戸 則弘氏>

 米金融不安を終結させるために何をすべきかという結論は出ている。公的資金の投入だ。米政府系住宅金融機関(GSE)といった
半官・半民の企業とは別に、民間銀行に公的資金を投入する道筋をつける必要がある。国民などからの反対も猛烈に出るだろうが
断行せねば金融クレジット問題は根本的に解決しない。

 一部のマーケット参加者は米金融機関のオンバランス上の数字を見て一喜一憂しているが、決算発表を行ったばかりの米投資銀行
大手メリルリンチ(MER.N: 株価, 企業情報, レポート)が追加増資を発表したのをみてもわかるように、問題はオールネットベースで
どれだけ損失が発生する可能性があるかという点だ。

 日経平均が1万3000円を大きく割り込むようであればバリュエーション面での割安感が強まり信託などからの買いが下支える可能性
はあるが上値を追う性質の買いではない。
【米国】FRBの資金供給、資産構成上の限界に近づきつつある=日銀金融市場局長[08/07/29]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1217328977/

バカがいろいろさわいでいておもしろい
いつの間にか新日銀法から10年経ったのですね。
あまり意味が無いかもしれませんが読むとしましょうか。
果たして信用創造に関しては語られているかな?


<日銀>金融政策決定会合の議事録を初公開
7月31日11時9分配信 毎日新聞
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080731-00000033-mai-bus_all

日銀は31日、金融政策決定会合の議事録を初公開した。会合が初めて開催された98年1月から6月までの10回分。
日本長期信用銀行(現新生銀行)の経営不安が広がった直後の6月25日に開かれた会合では、当時の速水優総裁が
「かなり危機的な状況」と名指しを避けながらも、長銀の経営破綻に強い懸念を示していたことが明らかになった。

以下略。
641金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/02(土) 21:18:24

借金1000兆円以上でも借金「退職手当債」で公務員退職金平均2958万円を支払う地方自治体が急増中であり
2007年度だけで退職手当債がほぼ全国で発行され
しかも、今後10年間公務員退職金数千万円を支払う為だけの借金の退職手当債の発行が国から認められ
当然、今後も借金の退職手当債の発行予定であるが

国及び地方公認の借金が1000兆円以上であっても、毎年数十兆円の借金を増加させ
しかも、公務員人件費等や借金元利払いだけで税収のほとんどがなくなり
毎年税収以上の予算を組み不足分数十兆円「今年度国債発行予定25兆円+地方債」を
将来人口減少の若者や子供世代が主に返済になる60年返済の国債や地方債の借金で穴埋めばかり持続で

又、それらの借金「1000兆円以上」にあてる国有資源がなく労働所得で借金返済するしかないが
借金返済者である労働者が毎年40万人づつ減少して
50年間で6600万人から3000万人台まで借金返済者の労働者が半減する将来労働人口減少統計予測でも

借金「退職手当債」で公務員退職金平均2958万円を支払い

しかも、全額自費で払う国民年金保険料を40年間払って受け取れる国民年金最高月額6万6千円の約3・5倍を
全額税金で払うのと同じである公務員共済年金月額平均23万円もあり

おまけに450万人の公務員人件費「退職金・共済年金負担含む」が民間平均年収435万円の倍以上の世界一の公務員給与を持続して
官僚天下り機関に消費税5%分の税収が無くなる年間12兆6千億円の税金支出を持続していて財政破綻しないのでしょうか

又、財政破綻すれば食料自給率39%でエネルギ自給率4%の日本の国民はどうなるのでしょうか
善悪は定かで無いにせよ、発言の内容には注目していたのだが。。。
木の良否は成る実で分かるものだが、分からずじまいであった。。。。


世界の金融・資本市場の動揺収まる状況にない、国際的枠組みで解決を=渡辺金融担当相
2008年 08月 1日 15:26 JST

 [東京 1日 ロイター] 渡辺喜美金融担当相は1日、辞表取りまとめの臨時閣議後の記者会見で「サブプライムローン
(信用度の低い借り手向け住宅融資)の問題に端を発した世界の金融・資本市場の動揺はいまだ収まる状況にはない」との認識を示した。
さらに、金融・資本市場の動揺が食料・資源の価格高騰を招いているとして「こうした問題はグローバルな視点から解決していく必要がある」
と指摘した。このために、不良債権問題による危機を克服した日本の経験を世界に発信しながら、国際的な枠組みを作っていくことが必要だ
との考えを示した。(以下略)
今後放っておくとこんな悲観シナリオも有り得るでしょう。どこかで手を変えると思いますが。

数百の米銀が破たんの可能性、業界救済のための納税者支出は2兆ドルも─ルービニNYU教授=バロンズ
2008年 08月 4日 09:32 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK016647820080804

[ニューヨーク 3日 ロイター] 3日付の米投資週刊紙バロンズは、エコノミストで米ニューヨーク大学教授のヌリエル・ルービニ氏
の発言を引用し、米国は、少なくとも1年半は継続し、数百の銀行を破たんに追い込むリセッションの第2イニングにあると報じた。
 ルービニ氏によると、国民は金融サービス業界の残りを救済するため、多額の税金を支払う必要に迫られる見通しだ。
同氏は納税者の支出について少なくとも1兆ドルとし、どちらかといえば2兆ドルに達するだろうとした。
 同氏は、銀行は山のような損失を抱えて債務超過に陥る見通しだとし、住宅価格の急落に加え、サブプライム住宅ローンについて、
これまでのところ評価損の計上にとどまっているためだと述べた。
 同氏によると、銀行は消費者信用損失にも直面しているものの、引当金が不足している。
 さらに、担保価値がほぼゼロとなった住宅担保ローンの貸付残高が数百万ドルに及ぶことも指摘した。
 ルービニ氏によると、米消費者が貯蓄を減らす一方、連邦準備理事会(FRB)は問題がサブプライム住宅ローンより先に広がっている
ことを認識できず、危機にうまく対応できていない。
(続く)
(続き)
 同氏は、政府は過剰な規制を行っているとし、困難を抱えた金融機関の救済や、あらゆる市場への介入を例示した。
 ルービニ氏は「連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)
(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)、ならびにベアー・スターンズ債権者の救済や、新たな貸付制度を伴う金融システムの構築に関連し、
規制当局は自らを調査すべきだろう。米国債と有毒性のある証券の交換にほかならない」と述べた。
 その上で「従来のように利益を私有化し、損失を国有化している。米証券大手と富裕層のための社会主義だ」との見方を示した。
 ルービニ氏は破たんに陥る金融機関について、住宅や商店、商業用不動産など米地域社会の中軸に融資を行う地銀が含まれると述べた。
 同氏は「40行近い中堅地銀のうち、3分の1は窮地にある」とし、半数は破たんに陥ると予想した。さらに、一部の大手行も債務超過に陥る
可能性があるが、「ツー・ビッグ・ツー・フェール」とみなされるだろうと述べた。
 同氏は世界経済については「極めて強気」にみていると強調し、中長期的にポジティブな状態が続くと予想した。
日銀議事録読みたいんだけど、
なかなか「よし、読もう!」となるほどの時間が取れず現在に至る…
646645:2008/08/05(火) 10:07:52
あとまあ速水時代のはもう大体知ってるからいいよ、という気もあるけど
ルービニ氏のこの発言は名言として将来何度も引用されるに違いない。
「従来のように利益を私有化し、損失を国有化している。米証券大手と富裕層のための社会主義だ」

さて興味深い記事が二つ。

中国、金融引き締め政策を修正 融資規制を緩和
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20080807AT2M0603E06082008.html
<抜粋>
・中国政府は北京五輪後の景気下振れを防ぐため、金融引き締め政策の修正に乗り出した。
・中国人民銀行(中央銀行)は昨年秋に強化した銀行融資の総量規制を緩和。輸出低迷で苦境に立つ企業を支援する。
・人民銀は昨年10月の共産党大会後、外資系銀行を含む国内の銀行に対し「窓口指導」と呼ばれる行政指導を通じて
 融資残高を一定の枠内に抑えるよう指示してきた。

準備預金への金利付与、信用収縮緩和につながる=NY連銀
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080807-00000208-reu-bus_all
<抜粋>
・連邦準備理事会(FRB)は議会に対し、準備預金への金利付与を直ちに認めるよう求めている。
・リポートでは、準備預金と短期金利の関係を断ち切るため、準備預金に誘導目標と同じ金利を付与し(後略)。
          ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
・この仕組みは「フロアシステム」と呼ばれ、ニュージーランド中銀が最近導入した。
648金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/08(金) 07:19:04
ニュージーランドはどのような理由で準備預金に金利を付与したのだろう?
秋葉原通り魔事件被害者の1人・武藤舞
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/008/030/70/N000/000/002/onfes_maimutou.jpg
http://www.07ch.net/up2/src/lena2167.jpg
の父親はNTT幹部・武藤弘和氏。
http://www.computernews.com/Weekly/NonMemSpecialReport2/Images/12003021003212172115.jpg
http://www.computernews.com/photo/96223a.jpg
http://www.ciojp.com/parts/news/20050325_privshelter2.jpg
http://upload.jpn.ph/img/u21515.jpg
武藤弘和氏は
元・大蔵事務次官/財務事務次官(省庁再編を挟む) → 前・日銀副総裁の武藤敏郎氏
http://www.g-platform.jp/img/movie/bank01.jpg
のいとこ。 武藤一族は芸術をたしなむ家風で、敏郎氏も油絵の個展を開いている。
http://www.g-platform.jp/ministry/bankjp/topbankjp.htm
この日銀・地下金庫展は武藤前副総裁の発案。 武藤舞も参加している。
http://www.boj.or.jp/type/release/zuiji07/data/un0708f2.pdf
650金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/09(土) 20:12:43
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MONDAY, AUGUST 4, 2008
INTERVIEW
Yes, That's $2 Trillion of Debt-Related Losses
Nouriel Roubini, Economist and Professor, New York University
By ROBIN GOLDWYN BLUMENTHAL | MORE ARTICLES BY AUTHOR
http://online.barrons.com/article/SB121763156934206007.html?mod=9_0031_b_this_weeks_magazine_main
AN INTERVIEW WITH NOURIEL ROUBINI: Maybe now somebody will listen. (Video)
651金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/10(日) 10:35:52
太田龍 時事寸評から抜粋

○R・D・ウイリングの「マネー」(二〇〇八年一月、五月)は、一見わずか、
 二百頁足らずの「小著」であるが、

○これを読み込んで行くにつれて、西洋史そして世界史のこれまでの全常識、
 全定説、全体系を根底からひっくり返す、驚愕すべき大著であることが分る。

○本書巻末の著者略歴によると、

○このひとは、大学で、商業を講義する教授であった。

○ニクソン政権に深く関与して居た、とあるから、七十才前後、と推定される。

○R・D・ウイリングは、現代米国史の二つの大事件の目撃者であった、と言う。

○その一つは、ウォルマート事件。

○もう一つは、ウォーターゲート事件。
 
○この二つの事件は、9/11以前に於けるこの百年の、最大の政治的ペテン
 であったと、著者は言う。

652金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/10(日) 10:36:27

○本書は、この二つの大事件に遡ると。

○ウォーターゲート事件。
 ニクソンは、実は、FRBの廃止と、米国通貨を国際金融寡頭権力から奪還
 せんとした。

○国際金融寡頭権力は、総力を挙げて反撃し、ウォーターゲート事件をでっち
 上げて、ニクソンを辞任に追い込んだのだ、と。

○もし、ニクソンが辞任を承諾しなければ、
 国際金融寡頭権力は、J・F・ケネディのように、ニクソンも暗殺したであろう、
 と。

○この大事件の真相を間近に見たウイリングは、それからずっと、この国際金融
 権力の正体を研究し続け、

○四十年後、
 本書を自費出版したと。

○そして、一人の友人が、本書を出版せんとしたところが、

○この友人は、ピストルで射殺され、

○犯人は不明のままであると。

○日本にも、多数の売文業者と売文業者たらんとする学者、作家、ジャーナリスト
 ……が存在する。

○しかし、R・D・ウイリングのような学者の、このような著作は、売文業者の
 排出する無数のゴミのような本とは、根本的に異質である。
ロスチャイルドとロックフェラーって仲悪いの?
814 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2008/08/10(日) 18:34:49
某板某スレより。

51 名前:名無しさん@引く手あまた 本日のレス 投稿日:2008/08/10(日) 14:24:42 5ugjYWXK0
>>1
日銀から最近の景気について、会社として電話ヒアリング受けたことが何度もあるんだが、全然客観的じゃない。
いつも「御社のかかわる業界の数字が少し上昇していますが、これは今後も引き続きよくなるように見えますよね。実際のところはどうですか?」なんて聞き方をしてくる。
要するに、なにが何でも金利を上げるために、悪いことも良く見せようって意識が強過ぎなんだよな。
金利を上げるように誘導したがっているのが、見えみえ・・。
どんなに景気が非常に悪くても「上り調子」または「良い兆しが見える」って言う答え方するまで、ひたすら詰問される。
そんなわけで、日銀短観とか街角景況感が発表されるころには、真実がどんどん澄まし汁みたいな薄味になってるのが実態だよ。
マスコミはそんな大本営発表を国民にたれ流してるだけだ。
夏休み中の中学生達へ・・。大人達は都合の良いウソばっかりついて給料をもらうのさw
655金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/15(金) 20:33:48
もう、経済リセットするしかない。

マニフェスト通りの「行政改革を行うなら、10兆円規模の賃金を受け取っていた公務員が失業し、
10兆円規模の労働者賃金が市場から消え、10兆円規模の事業が無くなる」のである。
これ、大恐慌になるしかないと思われる。

で、これだけの血を流しても「1000兆円の負債の利息にも満たない。」のである。

この絶望感を良く考えていただきたい。
「永久に財政再建は出来ず、国民生活は地獄になるだけ」なのである。
656金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/15(金) 20:36:24
ハッキリ言う。
国家破産宣言して、金融封鎖の徳政令をした方が良い。
これをすると、日本の基軸通貨(円)の信用は地に墜ち、しばらくは「まともな貿易をして貰えず、
食糧自給率の低い日本では餓死する人まで出る」というのがTの予測であるが、それでも、2〜3
年もすれば「復元する」だろう。
今なら、日本国にも多少の体力がある。
徳政令は先送りしても「相続税精算制度でも導入しない限りは絶対に避けられない。」
どうせ、避けられないのなら、出来るだけ早い時期に行った方が良い。

とりあえず、全ての金融機関の金融資産を凍結し、ペイオフ(1000万円以上は没収)という宣言をする。
国債・地方債は全て「踏み倒す宣言」をする。

それだけで良い。簡単である。

これだけで、基本的に国の累積財政債務は消滅する。
1000兆円の負債の責任を議員と公務員に取ってもらいたい。 それが負債の利子に満たなくても。
そして年収200万円の暮らしを味わってもらいたい。 これがリストラされたフリーターの怨念だ。
残った公務員も大阪府のように12%といわず20%以上の賃下げすべきである。
これが国家破産に瀕した公務員のとる道である。 これは避けて通られぬ。 覚悟した方がいい。
いいから円の支配者を読みなさい。
そしてその次はスティグリッツだ。
660金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/18(月) 03:08:13
そしてその次はクルーグマンだ。
なんだか最近は大きな動きが無いですね。
公的資金注入を実施する時期を気にしているわけですが、もう少しだけ先のようです。


米財務省、ファニーとフレディに公的資金注入の可能性=バロンズ
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK822693220080818

<抜粋>
・ブッシュ政権関係筋の話としての報道によると、財務省と連邦住宅金融局(FHA)はファニーメイとフレディマックに対し、増資を迫っている。
・同関係筋は、ファニーメイとフレディマックが増資に失敗した場合、ブッシュ政権は公的資金注入に踏み切るだろうとしている。
・バロンズによると、公的資金注入は、政府による優先株購入という形で行われる可能性が高い。
662金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/19(火) 04:06:45
663金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/19(火) 04:09:14
ところで株や不動産から、預金へのシフトがアメリカでは進んでいるようです。
預金が増えた場合に、銀行の自己資本比率は影響を受けるのでしょうか?
預金が多ければ自己資本比率が改善されるということは、日本のバブル崩壊後の預金余りの状態で自己資本比率に苦しめられた実態を見ると関係なさそうですが。
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【経済コラム】日本版の信用危機、笑うのはやくざか−W・ペセック
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=avar7StUyHpw&refer=commentary
LIBORが信用収縮悪化の可能性示唆−金融機関貸し渋り強まる(2)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=aTR59Xe0cp5I&refer=jp_bonds
英中銀の元当局者、FRBの危機対応を非難−シンポジウムで議論白熱
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=aYyhhLnWZvzY&refer=jp_bonds
各国中銀当局者は信用損失の拡大を見込んでいる−イスラエル中銀総裁
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=axAwxF35hyRs&refer=jp_home
欧米中銀総裁ら、金融危機への対応めぐり対立−FRBシンポジウム
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=a36BcEmt.fyk&refer=jp_home
欧州当局は「早急に」銀行破たんへ備えを−大学教授がシンポで指摘
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aHM65nX_LFTY
ECBメルシュ氏:オペの担保規定変更へ−金融機関の乱用回避が目的
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a08Gj1zDOHeY

サマーズ元米財務長官:世界の経済協力、全面的な見直し必要−FT紙
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003005&sid=ax00Q4sU7kRE&refer=jp_currency
内閣府:4−6月期需給ギャップはマイナス0.2%−7四半期ぶり
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003005&sid=axiXGCabthgI&refer=jp_currency
オーストラリア住宅ローン担保債に世界最上級の投資価値−PIMCO
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aKdoKxu3ODxg  
米住宅価格はあと10%下げて底入れか、購入者の動向が今後占うかぎ
2008年 08月 25日 13:27 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-33426520080825
市場の調整はまだ続いている=トリシェECB総裁
2008年 08月 25日 09:44 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-33423420080825

【隔離スレ】黒幕は銀行家【信用創造】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1211811208/
667金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/01(月) 02:05:37
現在、アメリカの銀行の貸出し態度は急激に厳格化が進んでいる。
これから信用収縮が本格化してくる可能性が高くなった。
>>667
だれの受け売りなんだい?w
     ○    l |
.       \  .l |
         `ヾ_| _.rーく\
          〈 \ \\
          〉  \ \\
           〉、   \  入
           〉 \  ヽノ 廴_
            `ー─、_}___ノ:::::::::`ヽ、
     n、 n n           \::::::::::::`ヽ -、
     `ヽl l.|__ノL       ィ''⌒\:::::::::ノ /:::\
        \  )      ( /⌒`ヽミ、{ ノ:::::::::∧
         }==ハ      ∨`._ 、´  フV::::::::ノ .ハ
         |::::::∧       l ィ._、   {  V彡''   |
         |::::::::∧      ヽ _ イ ヽ       |
         |::::::::::∧      } -=彡' \.     |      ┼ヽ  -|r‐、. レ |
.          l::::::::::::::}ヽ、 ___ノ'"i´¨    ヽ    |.      d⌒) ./| _ノ  __ノ
670金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/07(日) 15:03:51
○いはゆる「中央銀行問題」については、

○世界的古典の筆頭に位置する、ユースタス・マリンズ著「FRBの秘密」の
 日本語版が「民間が所有する中央銀行」(面影橋出版、平成七年、初版第一刷、
 平成二十年七月第二刷)として出版されて居る。

○イルミナティは、今、ワンワールド、つまり、世界人間牧場の完成を、
 アジェンダに上げて居る。

○ここでの「アジェンダに上げる」とは行動日程に上げることを意味する。

○世界国家=世界人間牧場の完成、とは。

○通貨、おかね、
 もまた「世界通貨」とすることを意味する。

○そのためには、米ドル、日本円、中国の元を含む、全世界のすべての国の通貨を
 廃貨とすることに成る。

○その世界通貨は、コールマン博士の「凶事の予兆」に示されて居るように、

○現金なし(キャッシュレス)通貨である。

○それは全世界共通の、世界権力が発行する電子通貨カードである。

○このシステムによって、イルミナティ、三百人委員会世界権力は、世界中のすべて
 の個人に対する生殺与奪の絶対者として出現する。

○生殺与奪の権力、とは、

○生かすも殺すも自由自在の絶対権力、である。
>>670
これは、ずいぶん認知されてきたね。
で、どうするか。
レジスタンスとして戦う意志はある。
672金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/08(月) 05:32:30
地域通貨
久々に進展しました。といっても実際には早いペースですが。
次のキーワードはは『予防的公的資金の投入』だと思いますが。


米政府、ファニーメイとフレディマックを政府管理下に
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000247-reu-bus_all

[ワシントン 7日 ロイター] 米政府は7日、政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)<FNM.N>と
連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)<FRE.N>を政府の管理下に置くと発表した。
以下略
674金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/12(金) 00:28:43
バークシャー、子会社に銀行預金保証業務の停止命じる

 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(NYSE:BRKA)(NYSE:BRKB)は、
銀行預金の保証を手掛けている子会社カンザス・バンカーズ・シュアティ(KBS)に、連邦政府による保証の上限を超える預金の保証業務を停止するよう命じた。



http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCJI6045.html
675金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/12(金) 01:43:47
>>673

公的資金の投入はアメリカの財政赤字を拡大させる。
実際、日本もバブル崩壊後の公的資金の注入と公共事業によって財政赤字が急拡大した。

今後のアメリカの財政状態に注目するべきだと。
676金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/12(金) 01:44:49
世の中からお金が増加する仕組みは信用創造によってだ。

それではお金が減少する状況はどのような時なのだろうか?
中銀による引き上げ、
タンス預金が燃えちゃった・なくなっちゃった、

あとはなんだろ
>>675

そういう視点ではないです。
国民にとって本当に良い政策かどうかではなく、金融危機の終焉だけを考えた場合どう進むかを考えています。
博打が上手くいっている時は儲け、失敗した時は負け分を納税者に転嫁するというのはいつもの手口です。

金融危機は自己資本比率規制によって加速されます。
この問題は増資によってしか解決されませんが、民間による散発的な増資では全体の解決にはつながらないのが現状です。
多くのエコノミストが公的資金による増資が必要になると主張し始めていますし、私もそうだと思います。
それも危機になってから行なうのではなくその前の段階で予防的に行なった方が安定化につながります。
日本もかつてそれで危機を脱したわけでそれが『予防的公的資金の投入』というやつです。
今回の公的資金投入は政府系金融機関2社に限定され、しかもどうにもならない状況になってから行なわれましたが、
それでもステップは進んだと感じます。
【円の支配者】リチャードヴェルナー【虚構の終演】
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/economics/1099232698/
【中央銀行・発行権】 黒幕は銀行家 2 【信用創造】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1221245621/
>>677

信用創造というのは平たく言うと銀行が新たにお金を創って貸すことです。
貸しているわけですから返済期限があります。
この返済によってお金は減ります。

現実には常に新規貸し出しと返済が行なわれており、この差がお金の増減になります。
返済は時間とともに進むので新規貸し出しが鈍ることがお金を減らす要因になります。
つまり借金が減っていくとお金が減るということです。

このこと、『だれかが借金をすることでマネーが生じる』 という現代の貨幣制度について深く議論すべきです。
経済政策として金融緩和というのがありますが、平たく言うと借金をしやすい環境にすることです。
もう一つの経済政策である財政政策も突き詰めれば国が借金をすることです(この場合は負担は納税者に転嫁される)。
『経済的な問題に対する処方箋は新たな借金を作り出すこと』、ってのは大和民族の感覚にはそぐわないと思います。
みんなが理解した上でこの貨幣制度を選択しているなら文句はありませんが、私にはそうは思えません。
>>681
あ、そっか、なるほど。返済でも減るんだ。確かに。
盲点だったな。…って、基本?(笑)
ご教示さんくすです。

> みんなが理解した上でこの貨幣制度を選択しているなら文句はありませんが、私にはそうは思えません。
全くその通りですね。
ほんと金融は義務教育でしっかり教えた方がいいですね。
そんなことしたら社会不安になっちゃうかな?(笑)
8月の静かさと打って変わって9月は騒がしいです。
リーマンの破綻も通過儀礼なのでしょう。
この人たちはいつも狙いの反対のことから始めるね。
いい加減にショックドクトリンをやめないと理性的な世の中にならないのだけれど。
684金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/16(火) 01:31:46
よくレバレッジの分も含めると6京というお金が存在するという人がいる。
それってどうなの?
685金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/16(火) 01:38:43
>>675
>日本もバブル崩壊後の公的資金の注入

預金保険法による公的資金注入は、逆に国にとってかなりの収益源になったはず。
長銀型の一時国有化ではなく、リそな型の実質国有化の方が財政にとっては好都合。
アメリカが今回行ったのは、長銀型だね。
>>684

そういう話ってブログとかでたまに見かけますけどソースがはっきりしませんね。
おそらく、マネーだけではなくて金融商品全体を数えているんだと思います。
株とか債券とか金融派生商品とかを全部足した値ではないでしょうか?決済機能の有無に関係無しに。
そういう数値が意味を持つ分析対象もあるでしょうけれどGDP成長率やインフレ率を
論じる上ではあまり意味が無いように思えます。
あっちむいてホイって感じです。
落としどころをどこに設定しているのでしょうね。

米AIGへの融資決定、FRBの一貫性に疑問符も
2008年 09月 17日 19:39 JST
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-33804920080917

抜粋
・米リーマン・ブラザーズの支援要請には応じなかった米連邦準備理事会(FRB)が、アメリカン・インターナショナル・
 グループ(AIG)に850億ドルの融資を行うと表明したことで、FRBの姿勢の一貫性に疑問を呈する声も出ている。
・ロウビニ教授は「FRBはリーマンには断固とした対応をとるふりをしながら、2日後には別の企業を救済している。
 損失を社会全体で負担するシステムが続いている」と指摘。
・バーナンキFRB議長はこれまでのところ、リーマンやAIGの問題では前面に出てきていないが、
 来週には公聴会で証言する予定だ。
688金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/18(木) 04:00:37
>>687
今回のFRBの融資はアメリカ政府の国債発行による救済とは違うパターンかな?
そうなると、アメリカの財政赤字が拡大せずに金融危機をなくすことが可能かもしれない。
689金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/18(木) 04:16:58
>>686
つまり販売されている商品の総額と言うことですかね。
取引量ではないということですね。
販売総額=取引総額ではないところに、この事象を理解する鍵がありますかね。
>>689

株とか債券とか投資信託とか金融派生商品といったものはお金ではないということを言っています。
預金とは違ってそれらでは物が買えませんので MV=PT におけるMにはなりえないということです。
むしろ右辺になります。
リーマンは米国でも日本でもプライマリーディーラー。
それが潰れたのだから当局は大騒ぎでしょうね。
次回の『国債市場特別参加者会合』の議事録では何か語られるでしょうかね。

国債市場特別参加者の資格の停止について
ttp://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/jgbsp/080916.htm

リーマンからの国債未入金の対応は未定=財務省筋
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33814920080918

ショックを与えることで十分な議論によらず前進させる手法は芸術の域に達している。
予防的公的資金投入までにはあと一回?二回?
その後はどうなる?FRBは地に墜ちたかに見えるが逆に権限を拡大するのではないか?


RTC構想受け株価反発、米銀資本不足の解消には機能せず
9月19日15時4分配信 ロイター
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080919-00000450-reu-bus_all

抜粋
・米当局が整理信託公社(RTC)型の不良債権処理機関を模索しているとの報道
・しかし、RTCには金融不安の核心部分である米金融機関の資本不足を埋める機能がない。
・米金融情勢の動向に詳しい東海東京証券・チーフエコノミストの斎藤満氏は
 「RTCを設立して、不良資産を本体から切り離しても、米金融機関の資本不足を穴埋めする機能はない」
 「もし、米金融機関の資本が不足状態であるなら、資本を埋める対応が不可欠だ。
 世界中を見回しても民間資本での注入が難しいなら、公的資金の注入が決断される時期がくるのではないか」
693金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/20(土) 02:11:10
AIGへの9兆円に及ぶ融資は国債の発行につながるの?
>>693

FRBからの融資ですから今の時点では繋がらないでしょうね。
しかし、結果的にFRBの資産が劣化すると、直接又は間接的に納税者負担になります。
自己資本が不足したら穴埋めの為に税金が投入されますし、そうでなくとも国庫返納金が減るという意味で納税者負担です。
(余談ですがFRBが国債購入で紙幣を発行するけれど利益はちゃんと国庫に返納してるからご安心を、というのはうまいトリックだと思います。)

AIGの他にも一つ気になることがあります。
FRBはプライマリーディーラー貸し出しを行なっていますが、
おそらく経営が苦しかったリーマンにも貸し出していたのではないか、と思うんです。
その融資は今回の破綻で不良債権化していないのでしょうか?
今の所、それに関する報道を目にしませんが。
> FRBは〜逆に権限を拡大するのではないか?
ですね。
日銀のドル発行なんかはある意味ドルの覇権拡大のような
696金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/20(土) 14:04:48
>>694

FRBにも自己資本比率って関係してくるの?
>>696

法規制としてあるかないかは分かりません。多分無いと思います。
しかし、今までの報道を読む限り、FRBの自己資本がある水準をきると税金が投入される羽目になりそうです。
まあ、一般通念としては自己資本比率が低いということはその組織は危険である、ということになってますからね。
実際には金融の世界と一般企業は大分違いますけどね。

これも余談ですが金融のロジックと一般通念が違う為に同じ事象をポジティブにもネガティブにも言い表せます。
そして実際に使い分けられていると感じます。


ポジティブな言い回し          ネガティブな言い回し

・信用創造が活発だ           ・自己資本比率が低下している。
(マネーサプライが伸びている)    ・レバレッジがかかりすぎている。
                        ・企業や個人、公的機関の借金が増えている。

・無借金経営が増えて          ・信用創造が鈍っている。
 企業の体質が強化されている
用意されたイベントを実行するには最低あと一回は危機があるはず。

GSとモルスタが銀行持ち株会社に、投資銀行モデル終えん
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33879420080922

[東京 22日 ロイター] 米投資銀行首位のゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)と2位のモルガン・スタンレー
(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)が米国で銀行持ち株会社に移行することになった。これにより両社の監督権限は証券監視委員会から
連邦準備理事会(FRB)に移り、自己資本規制比率に縛られることになる。
(中略)
もう1つの仮説も、東京市場の中でささらかれている。米銀の動向に詳しいある市場関係者は、今回の2つの投資銀の業態変更とも言える
銀行持ち株会社への移行の先に、自己資本への公的資金注入というスケジュールが見え隠れすると話す。その市場関係者は、この先に
米銀への公的資金注入というイベントがあると指摘する。その際に自己資本への公的資金注入を受けられるのは「金融システムに連結した
銀行に限るということになる可能性がある。その時に備え、銀行になったと言う理屈が成り立つ」と述べる。

 米金融界は、半年前には想像もしなかったテンポで、マーケットから再編を迫られている。この先の再編の形を今回の2つの投資銀の対応が、
指し示している可能性が高い。
699金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/23(火) 01:28:57
投資から貯蓄へ
>>699
コツコツ真面目に働く日本人が大手を振って復権できる時代だな。

少なからぬ混乱はあるだろうが、長期的には良いことだ。
>>698
銀行買収するためかと思ったら、そっちの理由がメインなんかな?
>>701

どっちかというとそちらがメインかもしれません。複数の大事な意味があると思います。
投資銀行と銀行の統合、勝ち組の地銀吸収、FRBがSECを吸収、って流れが見えつつありますね。

連邦準備制度の発足と大恐慌の関連を思い出さずには居られません。
FRSが発足しても、まだこの制度に属さない銀行も存在しました。
しかし、それらは大恐慌で淘汰されました。
と、同時に勝ち組銀行が破綻した銀行の資産を拾い集めて拡大していきました。
今回の金融危機の推移も似ている気がします。
システムに飼いならされない投資銀行は一掃されそうな気がします。

選別して箱舟に乗せておいて洪水で洗い流す。
伝統的な手法なのかもしれません。
バーナンキとポールソンの恫喝により議会は不良債権の買取を承認するだろう。
次が仕上げで有力銀行の危機が起き公的資金による資本注入が実現するのだと思う。
わずか1年あまりでここまでやった手管は凄い。破廉恥という意味で。

FRB議長:不良資産購入案の早期可決を-失敗すれば「甚大な影響」(2)
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=aR.X9B8Zj1ho&refer=jp_bonds

米財務長官:市場混乱「経済全般に波及」−議会は「新段階」に対応を
ttp://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=aDsMJYXAetqs&refer=jp_bonds
全部マッチポンプだしね。
数百年の経験があるし、手慣れたもんなんだろう。

「恫喝」ってのものな。議会もつるんでるわけだし。
いわゆる、刑事の鬼役と仏役みたいな役割分担を取っ替え引っ替え演じてるだけだよな。
失敗すれば「甚大な影響」
と称してやむにやまれず(笑)行った公的資金投入は、
将来は計算済みの危機をまた生み出すんだろうな。

その頃には「あの巨額な公的資金投入が大失敗だった」とか言ってるかな。
FRBは株式会社だということを最近耳にしました。
おれも株主になれますか?
ちなみに財布の中の全財産は3万8千円です。
日銀だったらジャスダックに上場してるけど。
日銀の広報動画、公平に見て良く出来ていると思います。
結構詳しく、それでいて分かりやすく説明していると思います。
このクオリティでオペレーションや信用創造についても解説して欲しいものです。


日本銀行の役割
ttp://www.boj.or.jp/type/exp/video/thisisboj.htm
政府機関ではなく独立した存在だということも明言しています。
>>107
そういえば、日本にもあったよ、住宅ローンの”ゆとり返済”
数年は支払額を低く設定して、昇給見込めるころ(5〜7年後)に
アップするってやつ。
711金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/25(木) 15:45:27
中央銀行と信用創造って、普通にアメリカの高校の教科書にも載ってるし、日本でもセンター試験に出てる。
陰謀論ではじめて知ったって人はそもそも教養がないだろw
民間銀行の信用創造については
教科書にのっている。
713706:2008/09/25(木) 16:08:21
おれも明日から銀行業を始めようとおもいます
銀行免許を取るには
政府の許可が必要なのです。

あるいは、上場している銀行の
株式を51%買い占めれば一応可能。
手品の演目を知っている人は多いが、手品の種を見破れる人は少ない。
教科書的な信用創造の説明を読んで何人の人がそれが無からお金を創る行為だと気がつくだろうか?
信用創造の教科書的な説明ともう一つの解釈(真に重要なのはこちら)に関しては今ではWikiにも載っている。
716金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/25(木) 23:31:54
だからその無から出来るって話が、普通に教科書に載ってるわけよ。
>>710

それは素晴らしいです。
前スレだったか説明1は正しいが説明2は誤りであると頑として主張する人が居て、
高名な経済学者のテキストから引用すれば決着が付くだろうと思って図書館で探したけれど良いのが見つかりませんでした。
勿論あっても不思議ではないし、あるべきだと思います。
どんな感じで書いてあるのでしょうか?
718717:2008/09/26(金) 01:51:02
失礼。アンカー間違えです。
>>716です。
719金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/26(金) 05:35:52
Money As Debt(日本語字幕版)
http://video.google.com/videoplay?docid=-446781510928242771&hl=en

『Monopoly Men』〜Federal Reserve Fraud〜日本語字幕版
http://video.google.com/videoplay?docid=-845461387975920288&hl=en
民間銀行の信用創造の話は教科書にのっている。
中央銀行の信用創造の話は教科書にのっていない。
721金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/26(金) 09:01:18
>>718
新潟出身者?
教科書教科書って言うけど、なんの教科書だろう。
小学? 中学? 高校? 大学?
社会? 経済?

あと>>715の手品の例え、うまいこというね。
>>706
これ読め

『マネーを生みだす怪物』連邦準備制度という壮大な詐欺システム
ttp://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200510240000/
724金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/26(金) 11:42:23
高校の教科書にのってると言うている。
日銀がハイパワードマネーを調節してるのも常識でしょう。
money as debtなのは日銀も同じ! 日銀にとって通貨は負債なのだから。

陰謀論自体は嫌いじゃないよ。
調節の手段も載ってるのかな。
726金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/26(金) 12:32:13
日銀の売りオペだの、買いオペだの、準備率変更だのは
センター試験の問題に出とる。
>>724
さんくす。高校ってことは社会かな?
んー、そういえばそんなこと書いてあったような気もしないでもないな…
でも高校生に信用創造のこと質問したって99.9%の人がわからんだろうな。
教師も多分わからんと思う。
>>726
ほかには?
729金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/27(土) 02:23:17
ワシントン・ミューチュアル破たん、JPモルガンが事業買収=1
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCKC4223.html
オペレーション(公開市場操作)といえば、
常識的理解としては金融調節という目的があり、その手段としてオペレーションという手法が編み出されたと考えたくなるところだ。
ところが史実はなかなか面白い。中央銀行にまつわる史実は面白くて、「学校じゃ教えない」ことだと言える。

「バーナンキのFRB」P133〜134 連銀の資金稼ぎが生み出したFOMC

 連邦準備銀行(地区連銀)は、当初、加盟銀行が持ち込む商業手形の割引を主たる業務としていた。連邦準備制度は
独立採算制で、主な収入源は、手形割引や、保有証券の利子だった。しかし、第一次世界大戦終了後の不況で、手形割引
業務が低迷する。
 ミネアポリス連銀の資料によると、公定歩合による再割引に伴う収入は1922年に、20年の3分の1以下に落ち込んだという。
各地区連銀は、新たな収入源の獲得を迫られた。22年に入ると12地区連銀とも、公開市場での米国債の購入を積極化。
同年5月までに、12連銀合計で数億ドルの米国債を購入した。この操作を通じて、各地区連銀は、市場に大量の準備預金
が供給され、景気浮揚に役立つことを発見する。
 ある地区連銀はニューヨーク連銀や財務省にしばしば競り勝ったと記録に残されている。しかし、各地区連銀による任意の
国債購入は、しばしば市場に波乱を引き起こした。1922年5月には市場の混乱防止のため、12地区連銀総裁会議が開かれ、
公開市場買い付けを統括する特別委員会の設置が決まった。・・・(中略)・・・
 これが、米国の金融政策の最高意思決定機関、連邦公開委員会(FOMC)に発展するなど、委員長に就任したストロング
総裁を除けば、ほとんど誰も考えていなかったはずだ。
どこにも中央銀行の事が書いてない件
732金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/28(日) 00:16:27
まあ FRS=FRB=FOMCみたいなもんだからな

とはいえ、しょうもないエピソードを陰謀風に語るのは意味不明
やれやれ。
アメリカでは中央銀行制度の評判が悪く、二度ほど設立に失敗している。
その時々の大統領が政治生命をかけて阻止したのである。
そこで中央銀行という印象を薄める為に連邦準備制度(FRS)という言葉を採用し12の連銀の集合体で運用する形式を取った。
これは設立に成功し今に至っている。
FRSとはアメリカにおける中央銀行のことであり、金融政策はFOMCで決められている。
>>730 で書いたことは陰謀論でも何でもなく史実であり、その本は大真面目な本。
政府貨幣の発行は可能か?
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1181884472/
国際金融財閥の動向を語るスレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1137301591/
 ユダヤが解ると、アメリカ経済が見えてくる 
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1213792124/
【個人向け国債大量発行!】 計画詐欺 3
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1177626066/
円の支配者★リチャード・ヴェルナーW★虚構の終焉
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1182185123/
ロックフェラーvsロスチャイルド 1
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1222095110/
735金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/28(日) 12:13:27
>>716

教科書に載っているから何か?
影響が過小評価されていたならそれは情報コントロール以外のなにものでもない。
例えるなら、悪質な保険会社の分厚い商品の約款に、小さな字で、契約者の分かりにくい契約事項が述べられているようなものだ。
契約者がその契約事項を理解できないような状況なら、たとえ記述されていても詐欺的な行為に当たる。
736金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/28(日) 13:33:35
>>735
当たり前のことを知るのが大事なんだよ。

知ってるからこそ、大恐慌後にアメリカ議会は、FRBの犯罪じゃないか?と追求した。

80年代の株価大暴落(大恐慌よりすごかったんだぞ)のときは、FRBは芸術的に対応して
アメリカを救った

日本のバブル崩壊後、日銀が大失敗したってのは常識
今でも格差やワープアに苦しんでるだろ?
国会でもたまには追及してるさ。

でも大抵の国民は「バブル退治した政府・日銀はえらい!」とか言ってるだろ
ゼロ金利には怒りの声をあげ、今では「利上げ!利上げ!」とか言ってる

ユダヤ陰謀の動画には喚起するが、現実では日銀に間違った対応を迫る。
そんな馬鹿な国民が犯罪者なんだよ
そのせいで失われた20年になるなんて、オレはごめんですね。

バカ言う暇があれば、その教科書を読め。読んで選挙にいけ。
>>700
その貯蓄を狙って......
> 知ってるからこそ、大恐慌後にアメリカ議会は、FRBの犯罪じゃないか?と追求した。

議会もつるんでるわけだし。
いわゆる、刑事の鬼役と仏役みたいな役割分担を取っ替え引っ替え演じてるだけだよな。
>>736

日銀と議会がつるんでることにも気づかない馬鹿なお前も犯罪者の一員だな。
740金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/28(日) 14:13:51
>>738-739
まず勉強しろ。
日経新聞のエコノミストwの嘘もわかるようになる。というか現実での
意見の差異をちゃんと認識しろ
サブプライム問題で、FRBがやってるすごい事や、逆に失敗が何かをわかるようになれ。

それが出来ないと、今の貨幣システムを捨てても
新しいシステムで苦しむのはお前達だぞ

詐欺詐欺言う暇があれば、現実を勉強しろ
>>740
その調子じゃ、アメリカの二大政党が実は親密なことにも気がついていないんだろう。
日本のジミンとミンスも同じだが。
可哀相に。
ほら。これをやる。

つ鏡
>>740
>FRBがやってるすごい事や、逆に失敗が何か
すごいことって良いことってこと?
具体的に一つ、二つあげてくれないかな。

>今の貨幣システムを捨てても新しいシステムで苦しむ
とりあえず現行制度を潰さない?
うまくいってないものを他の理由つけて続けても意味無いよ。
新しいものには試行錯誤がつきもだから、とりあえず最初の一歩を
踏みだそうよ。
>>740
FRBを含む中央銀行がなぜ政府や議会から独立してるか、
このスレを読んでりゃ、詐欺の効率を上げるのが目的だということくらい分かりそうなものだが。

FRBは失敗などしていない。彼らの真の目的にとっては大成功だ。
政治や経済政策における「失敗」は、すべて本音を隠したいから失敗に見せてるだけのものだ。
見せかけの「対立」あるいは「組織間のカベ」と共に、彼らの常套手段だよ。
744743:2008/09/28(日) 14:38:23
ついでに書いておこう。
「失言」も常套手段の一つだ。

計算された失言が常態であることにぜひ気づいて欲しい。
過去の恐慌においても大きな役割を果たしている。
「失言恐慌」とか。
あるいは、橋本龍太郎のアメリカ国債売却という失言もあった。
橋本はもちろん、現実には出来ないことも、主人の不興を買うことも承知して発言したんだが、
直後の債権暴落は、橋本の主人にとっては大きな利益につながったことだろう。

今回の恐慌においても、失言が大きな役割を果たす局面は充分ありうる。
745金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/28(日) 14:41:01
FRBの陰謀などどうでもよい。

オレは国民自体が成功せよと言うておる。
ちゃんと学べ。自分の頭で考えろ。

信用創造の基礎(高校生でも知ってる)のユダヤ動画を何度も見る暇があるなら、
もっと勉強して日銀の金融政策を理解・批判できるようになれ。
国民が成功できるように努力しろ
>信用創造の基礎(高校生でも知ってる)

ダウト!! 高校生は今も昔も信用創造の基礎を知りません
もしも理解していたら、大学行ってデモやってたはず
搾取反対とか造反有理とかなんとか騒ぎながら・・・

>日銀の金融政策を理解・批判できるようになれ

日本銀行券を使うのを止めるのが、銀行家以外にとってベストな選択
日銀の金融政策について論じるのは、ヤクザの細かな手口を論じるのと変わりない
それは時間の無駄であり、御用経済学者にでもやらせておけばいいこと


>>736

なるほど、そういう主張ですか。
確かにユダヤ陰謀論に偏るのは危険です。
ヴェルナー理論もユダヤ陰謀論ではありませんしね。
(国際金融資本と中央銀行の陰謀を示唆している部分はありますが。)
ヴェルナー理論は信用創造量が経済の第一変数だとしているところが特徴だと思います。

あなたのように信用創造を是とした上で、経済活動を理解しようというのは現実的で良いスタンスだと思います。
一方でそもそも信用創造って仕組みはおかしいのじゃないか?っていう意見もあっても良いと思います。
円天をいかがわしいと感じるのは私だけではないと思いますが、
あれは明らかに不換紙幣システムそのものですよね。
多分、信用創造のことを理解した人たちが始めたことだと思います。
> 信用創造の基礎(高校生でも知ってる)
これはおれからもダウトだ。まあ>>727で既に書いたけどね。
つか、そこまで言うなら教科書名と参照ページを書いてほしいよね
751金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/29(月) 00:00:37
まあ少なくともユダヤの秘儀ではないわな。

オレが知ってるのは前にも書いたけど
アメリカの高校の教科書
あと、日本のセンター試験では信用創造が理解できて無いと解けない問題があったな。
問題自体はどっかネットでみた。

まー知ってておかしくない知識ではあるな
>>751
要するにユダヤだの陰謀だのって捉え方が嫌いだから、
教科書とかセンター試験とかを持ち出すわけね。

でもこのスレってそんな陰謀臭あるかな?(笑)
むしろ無い方だと思うけどなあ。
前から気にしていた準備預金への金利付与もここで入れてきた。
これが制定された後に行なうと予想することは金融緩和と利上げの同時進行。
準備預金を増大させながら利上げが行なわれる事態に直面し多くの経済学者の説明は混乱するだろう。
これは公的資金投入の一種である。

米金融安定化法案、FRB準備預金への金利付与盛り込む
2008年 09月 29日 09:17 JST

[ワシントン 28日 ロイター] 議会が大筋合意した金融安定化法案には、連邦準備理事会(FRB)による準備預金への
金利付与を認めることが盛り込まれている。

 10月1日からの金利付与を認めており、信用収縮の緩和に向けた新たな方策となる。銀行の余剰資金を、短期金融市場での
運用ではなく連銀に預けることを促すことで、FRBがフェデラルファンド(FF)金利を目標水準に一致させすくなる効果も期待できる。

 議会は2006年に金利付与を認めたが、実施は2011年まで延期されていた。
銀行の不始末を公的資金で救済すべきではないという判断は全くもって正しいと思います。
しかし、経済の血液であるマネーの生産を彼らに委ねてしまっている限り、結局は救済に向かうでしょう。
そもそも大筋の合意がとれていての否決ですから茶番劇の香りがします。

筋の通らない救済が嫌なら、公共の決済システム(当座預金)を用意し、政府はその維持のみを責任範囲とすべきです。
その上で民間の決済システムを使うのは利用者の自由にして自己責任とすれば良いと思います。

〔焦点〕米金融安定化法案、一部議員の説得で再可決可能との見方も
2008年 09月 30日 12:56 JST
ttp://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPnTK824838620080930

ワシントン 29日 ロイター] 米金融安定化法案が29日下院で否決されたが、ワシントンのロビイストの間では、反対票を投じた
一部の議員を説得すれば、再可決が可能との見方が出ている。
 法案は反対228票・賛成205票の小差で否決されており、理論的には12人の議員が反対から賛成に回れば再可決が可能。
(以下略)
755金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/30(火) 20:12:27
よくわからんな、クレジットクランチを助ける事は国民を助ける事に繋がるというのに。

>>755

その通りですが、微妙にニュアンスは違うでしょう。
銀行を救わないと経済は崩壊し結局国民が苦しむ、というのが正確な言い方でしょう。
マネーは中立であるのが好ましいのに民間銀行の無計画な拡大や失敗によってマネーサプライが伸縮してしまうのが問題です。
しかも当事者が自らの公益性を理解していていざとなったら納税者に負担を転嫁できると考えている。

そもそも銀行システムなど歴史も浅い上に人類の健全な進歩に貢献しているかどうか良く分からないですよ。
戦争の拡大には貢献しましたけど(有名な話ですがイングランド銀行は戦費調達の為に創られました)。
757金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/30(火) 22:41:16
BOEの話はしってるよ。

不換紙幣による信用創造はけっこういいものだぞ。
金本位制は結構ひどかった。

実体経済を人質に暴れる金融資本はオレも嫌いだ。
本来われわれがやるべき事は、暴れてる時にやめさせることだと思ってる。

今はまず助けるしかないな。それに関しては絶対に正しいと思ってる。
もちろん当事者をきつく締め上げるのが前提だ。

システムは上手く利用するべきだ。それが出来なければ
新しいシステムに移行しても同じこと。
正しくやり抜くのは嫌だが、とりあえず壊そうとう人たちにつられて、
新しいシステムで一緒に沈むのはゴメンですね。
>今はまず助けるしかないな。それに関しては絶対に正しいと思ってる。
なぜ?
759金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/30(火) 22:47:14
助けるという言葉が嫌なら、好きに解釈してください。
760金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/30(火) 22:48:38
この本の要点をまとめてください。
>>757

あなたの考えは良く理解できます。
現実的にはそうでしょうし、私も好む好まざるをえずに公的資金投入すると思っています。
しかし長期的にはこんなスジの通らない銀行システムは変えるべきだと思います。

その代替案が、せめて決済システムだけは公共の物を用意する。
全ての法人と個人に当座預金を用意してやる。
今までどおり民間の決済システムを使っても良い。利子もつくし多くの人は使うでしょう。
しかし、預金は必ず現金化出来るとか、そういう嘘はダメ。
いざという場合に国も助けない。こういうことは予め決めておく。

自己資本の10倍以上のマネーを創っているんだから理論的に返せないし、預金保険機構やCDSという仕組みだって
全額補償なんてことは不可能なのだから。
762金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/30(火) 23:17:23
>>761
ふむ

信用乗数を1とし、マネーサプライ=ハイパワードマネーにするということ???
ちょっと利点がわからんね。説明が欲しいところ・・・・

オレはマイルドなインフレが正しい世界と思っています。
がんばった人が報われる世界だから。(リセットしまくりはちょっと難しいので)

上のシステムだと、あっという間に勝者独り占めじゃないですかね。
そして停滞した世界。一人にすべての人間がひれ伏す世界が創造できますが。
>>762

最終的にはハイパワードマナー=マネーサプライにすべきだと思ってますが、いきなりそうするのは却って危険だと思います。

最初に行なうことは民間銀行の預金通貨をプリペイドカードやEdyと同じように必ずしも保証されない、少なくとも税金で救う必要は無いものとします。
投信や定期預金(但し元本保証はしない)の形は問題ありません。
しかし、要求払い預金、すなわち『いつでも全額現金化出来ますよ』というのは嘘なので禁止します。

要求払い性預金という性格の為に預金が決済機能を持ち、その結果マネーサプライの大部分を占めています。
そのマネーの伸縮の理由が実体経済の結果起きるのではなく銀行の経営上の問題でおきるのが問題の一つだと思います。
二つ目の問題はそのマネー(負債)の裏づけ資産が債権などの金融資産であり、常に価値が安定するものではありません。
これでは少し長い期間をとると必ず金融危機が起き、しかも連鎖します。で、その埋め合わせは高い確率で納税者負担となります。
裏付け資産が劣化したらそれと見合っている預金通貨の価値も下がるべきです。

公共の決済システムを作ってもマイルドインフレは起こせます。
透明性をもった仕組みで量を調節すれば良いのです。
それとあなたはおそらく金融危機によるリセット機能を残したいと考えていますが、私は金融危機こそ富の独占に繋がる事象だと思います。
時々恩恵にあずかる幸運な人も居るでしょうが、大きな目で見れば金融危機は富の独占の手段に使われているでしょう。
764金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/01(水) 00:29:27
>>763
金融危機が富の独占につながるのは知ってるよ。

前半部はどうでもいいかなあ。
もんだいは、マネーサプライの調節手段だね。
オレはここが肝だと思ってる。実体にすばやくあわせられることが、庶民を救ってると思うのよ。
ここが壊れたら絶対に富が集積する。
弊害は、いやらしい仕組みでレバレッジを上げる連中がいること。
そこを規制できれば涅槃だと思うけどねー

まあその透明性をもった仕組み、そこを聞きたいね。
横から失礼するが、
> いやらしい仕組みでレバレッジを上げる
要するに、銀行業(つまり信用創造)自体をいやらしい仕組みのレバレッジと見るか否かの違いだよね。
公的資金投入したらゲーム終わっちゃうんだっけ?
767763:2008/10/01(水) 21:36:40
>>765
私はレバレッジだと思いますね。
それだけでなく投資銀行が行うLBOだって銀行融資(信用創造)によって成立してるんです。
投資家から資金の一部を集めて、買収先の資産を担保に銀行からその何倍も借りることで成立しているのですから。

>>766
公的資金投入と言っても何通りかあって、本当に効果が出るのは資本注入でしょう。
今となっては不良資産の買取だけでは不十分だと思います。
安定化法案の再可決で一旦は落ち着くかもしれませんが、また相当深刻な事態に陥るんじゃないかと心配しています。
嫌な話ですが資本注入の可決にはパニックが必要だと思います。
>>764

要求支払い性預金に対する暗黙の政府保証を無くせば徐々に信用創造が効かなくなっていきお金の量は苦も無くコントロールされると思います。
しかし、その前の段階が難しいですね。
マネーサプライの大半が信用創造によるものである間はどうしても貸し出し規制が必要になると思います。
但し、窓口指導などという非公式なものではなく、オープンなものでなければいけないでしょう。
実体経済向け貸出しとバブル産業向けの貸し出し向けに分け、
前者は基本的には潜在成長率をやや上回るレベルとし物価の動向により調整を入れます。
後者はどの水準にすべきか今は分かりません。
769金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/01(水) 22:06:06
>>768
ごめん。

結局、ハイパワードマネー=マネーサプライで、
潜在成長率を少し上回る量を、中央銀行が追加するって事でよい?

>>769

そうです。
しかし、くどいようですがそれは最終的に銀行が信用創造出来なくなった時点のことです。
また、細かいことを言うと追加は中央銀行ではなく政府が行なえば良いです。
政府支出の一部を当座預金の数値を加算するという方法で行なうのです。
771金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/02(木) 00:32:22
つまりそれは、借金やローンが一切できない世界だな。
それでもいいのならそうかもね。
772金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/02(木) 04:36:26
>>753
>前から気にしていた準備預金への金利付与もここで入れてきた。
>これが制定された後に行なうと予想することは金融緩和と利上げの同時進行。
>準備預金を増大させながら利上げが行なわれる事態に直面し多くの経済学者の説明は混乱するだろう

準備預金って金利ゼロだから量的緩和の意味があったと思っていたけど。
現在のアメリカは日本とは逆のことを行っているのか。
>>771

違います。
信用創造が出来なくなっても金融仲介は出来ます。
どうやらトリックに引っかかってますよ。
774金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/02(木) 07:37:24
前提次第という気もするが。

教えてくださいな。トリックを。
(すてっぷ1)
不良債権の買取

これをやっても、危機が収まらない!!!
        ↓
(すてっぷ2)
銀行に優先株を発行させて、
政府が買い取り。
銀行の国有化。
○年以内に数字が改善しなければ、
優先株を普通株に転換して本当に国有化。
するぞーっておどす。
そしてFRBは信用創造を締め付け、
業績の改善をさせない。
そして銀行をいくつか国有化。
そのあとに信用創造を再開。

今回もこんなシナリオですかね。
ドラマの予定期間は、10年くらい?
776金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/02(木) 08:12:52
>>775
今回復に必要なのは、デットデフレーションの終息だよ
その時間を稼ぐための資本注入

FRBが死ぬまで出してもいいけど、もう限界までFRSのバランスシートは痛んでいる。
もちろんバランスシートを無視してもいいけど
それこそ究極のモラルハザードだろうが。

80年代も救ったし、他にも最近でもそこそこの危機は救ってるでしょ。

的外れな陰謀論はやめれ。
777777:2008/10/02(木) 08:19:11
世界777経済
>>776
ちょっと話ずれるけど、中銀のバランスシートについてモラルハザードどうこう言うなら、
そもそもの信用創造がモラルハザードか否かという議論がやっぱり必要になると思うね。
779金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/02(木) 17:50:02
中銀のバランスシートっていったら、普通は資産と同じだけの額しか出さない
なぜなら通貨は中央銀行にとっては負債だからだよ。
資産を超えた時点でモラルハザードだっつう話
>>774

決済機能と金融仲介機能は個別に議論できるのに不可分だと思い込んでしまう罠に陥っています。

非預金取扱金融機関を思い浮かべましょう。
保険会社や投資信託委託会社は集めたお金で貸し付けなどの運用を行なっていますが信用創造を行なっていません。
あなたが預けたお金は、金融機関が運用しますが、あなた自身は使えなくなります。要求払性預金ではないからです。

マネーサプライ=ハイパワードマネーになっても、こういった金融仲介業は無くなるどころか益々盛んになるでしょう。
例えば、金融債を発行し、集めたお金を企業に貸し付けるという形式が主流になるかもしれません。
この金融債に国が暗黙の保証をつけることは無く、当該金融機関の資産が毀損すればその金融債の価値も下がるでしょう。

一方で、国債の需要は増し、今よりも身近になると思います。
781金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/03(金) 03:38:33
>>780
それを言うと思ったよ。予想通り。
正直がっかりしたというのが本音です。

金融機関がデュアルカレンシーを生み出すだけだと思いますよ。
そしてそれこそ目が届かない。

一通りご意見が揃ったと思いますので、感想を申し上げますと
同じところに問題点を感じても、向かう方向は随分と違うものだと思いました。
金融をどう監督すべきかという事に問題点を感じてるのは、お互い一緒だとは思いますが。
どちらにせよ 私ならその政策はとりません。

782金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/03(金) 03:47:40
あ、あともうひとつ。

富の独占を早める可能性があります。
それは考慮されたかな?
私はそんな世界は望みません。
うまい具合に資本注入の仕組みを入れてます。こういうところは感心します。

米金融安定化法案:下院で修正案可決
ttp://mainichi.jp/select/today/news/20081004k0000m020166000c.html?inb=ff
<抜粋>
・米下院本会議は3日、上院を通過した修正金融安定化法案を本会議で採決し、賛成多数で可決した。
・7000億ドル(約75兆円)の公的資金を投入して金融機関から不良資産を買い取ることを柱とする金融機関の救済策が成立する運びとなった。
・政府が買い取り対象の金融機関の新株取得権を獲得し、金融機関の株価上昇で公的資金の損失を補える仕組みを整備。
     ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
・買い取りを求めた金融機関は役員報酬を制限される。
・米連邦預金保険公社(FDIC)の預金保険の保護限度額を09年末まで一時的に現行の10万ドルから25万ドルに引き上げる。財源は政府が負担。
784金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/04(土) 16:14:03
>>783

政府が金融機関の新株を取得するということは、自己資本比率を上昇させるということですかね。
新株を取得して、代わりに現金をつっこむんだから、
そのとおりだろ。

まあそういうソフトとかゲームをプレイして
実際にあそんでみるとよくわかると思うのだが。
勝ち逃げ(強烈な取立てと慎重な融資で勝ち抜く企業)
中国銀行(本店 岡山市)

生き残り組(金融危機の中、他社を買いに回る勝ち組企業)
バンカメ ゴールドマン・サックス ロイズ ワコビア JPモルガン シティグループ

様子見組(現状、動きがない)
ドイツ銀行 JA バークレイズ(リーマン買収?) ゆうちょ銀行 クレディ・スイス UBS(身売り組に転落?)

身売り組(他社に合併されて何とか生き残り)
ベア・スターンズ メリルリンチ HBOS ワシントン・ミューチュアル モルガン・スタンレー

国有化組(国有化されギリギリセーフ)
AIG

倒産組(さようなら。あなたのことは忘れない)
リーマンブラザーズ 大韓民国
787金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/05(日) 23:15:26
圧倒的勝ち組(世界最強)
バークシャー・ハサウェイ
素早い実施。
これで潤沢に資金を供給しつつ、利下げは無い。
逆に利上げのタイミングを覗うはず。

追加流動性対策を発表=準備預金に金利付与−FRB
10月6日23時0分配信 時事通信
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000182-jij-int

【ワシントン6日時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は6日、準備預金への金利付与を柱とする追加流動性対策を発表した。
同日付で実施する。金融市場に潤沢に資金供給し、金融危機の悪化を防ぐのが狙い。
 準備預金への金利付与は2011年10月から実施予定だったが、先に成立した金融安定化法で前倒しが認められた。
>>788
法案修正の伏線が早速活きたな。
790金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/07(火) 01:59:40
> 準備預金として預け入れを義務付けられた最低金額に付与される金利は同誘導目標の平均から0.1ポイント低い水準とする。
じゃあゼロ金利にするとマイナス金利になるのか
英や欧州関連で資本注入に関する報道が随分と増えた。
アメリカも伏線は整っている。
公的資金による資本注入に向けての地均しが急速に進んでいる印象を受ける。

公的資金による資本注入とは単純化すれば国が銀行システムからお金を調達して、それを銀行に資本として注入するという奇妙なマジック。
勿論、中間に公的基金を介在させたりして、分かり難くはするだろうし、
また外国が引き受ける分を過剰に宣伝することで論点を拡散するかもしれない。
しかし、気がつけば国(納税者)が銀行システムに借金を負ったという形が残る理不尽、いや必然。公益保護という万能の呪文。
客観的な事実として、これから銀行及び中央銀行の資産の部の国債保有額(及び公的機関向けの融資)は急増するはずである。
銀行が峻別されることを併せて富の集中が一段と進むだろう。
さすがにガンガンやって来ますね。
銀行が保有しているCPの買オペのことではなくて企業から直接買取る仕組み。
昔、法王一万田。
今、皇帝バーナンキって呼ばれるかな?

FRB、CP購入制度を創設 一般企業の資金繰りを直接支援
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20081007AT2M0704607102008.html

【ワシントン=大隅隆】米連邦準備理事会(FRB)は7日、一般企業の短期資金の調達手段であるコマーシャルペーパー(CP)を購入する
制度を創設すると発表した。来年4月末までの臨時措置。金融危機で金融市場が収縮し、資金調達が困難な企業が増えているため。
中央銀行が、一般企業の資金繰りを直接支援する異例の措置となる。

 購入対象となるのは3カ月物のドル建てCPや資産担保CP。FRBは購入のための特別目的機関(SPV)を新たに設立。SPVが
発行企業から直接に購入する。無担保のCPの場合、企業から一定の手数料を徴収する方向だ。購入規模の総額は明示していないが、
発行企業当たりの購入額には一定の限度を設ける。 (07日 22:51)
>>792
平等に買うか、また露骨なえこひいきやるか、どっちかな〜
>>790
ちなみに準備預金についてはFF金利-0.1%、超過準備金に関してはFF金利-0.75%のようです。

今は誘導目標が2%ですがFRBが資金をジャブジャブ供給すれば低下する可能性があります。
しかし今回の処置で、どんなにお金が余っていても1.25%未満で貸し出されることは理論上無くなりました。
連銀に預けていても1.25%の金利はつくのですから、それより低い金利で貸すわけがありません。
こうしてFF金利は安定するでしょうが、そもそも何の為のFF金利誘導目標だったのかな?という気がします。

今後、決済システムの保護という名目で超過準備を増やす政策が行なわれると思いますが、これにもせっせと金利が支払われます。
また、銀行が他行から誘導目標で調達した場合の実質的な金利は0.1%又は0.75%であり、銀行にとっては大幅利下げ実施済みということにもなります。
(故に巷間で言われている利下げ観測は果たして当たるのだろうか?と思わざるを得ません。)

この法案の成立でFF金利誘導目標の性格は劇的に変わったと思います。
ヴェルナーの言う『金利はフェイク』というのがますます真実味を帯びて来ました。
795794:2008/10/08(水) 22:04:08
失礼。
協調利下げしたんですね。
これはどうなんだろう?
796金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/09(木) 03:05:07
>>794
今回、FF金利が1.5%に下げられたから、準備預金に1.4%の利率が付くのか。
こうやって銀行の自己資本比率をコントロールするつもりなのかね。
準備預金への金利って、非常に良くないような気もするけど、
もしかするといい面もあるかもしれない。よくわからんなあ。
やはり昨日の協調利下げは通過儀礼だった気がします。
今までの延長ではダメなんだよと。
さあて、遂に資本注入という言葉が示唆ではなく明確に出たようです。
どうなるのかな?本当に魔法を起こせるのかな?その後にどういう新秩序を示すつもりなのかな?

米財務長官「資本注入も」 資産買い取り制度活用
2008年10月9日10時57分
ttp://www.asahi.com/business/update/1009/TKY200810090085.html

【ワシントン=西崎香】ポールソン米財務長官は8日の記者会見で、3日に創設した最大7千億ドル(約70兆円)の不良資産買い取り制度について
「金融機関への資本注入や住宅ローン資産の購入などに使うことができる」と強調し、実質的に資本注入は可能との見解を示した。
 米財務省は、数週間後には本格的な買い取りを始める見通し。金融危機の沈静化には損失を抱えた銀行などの資本増強が不可欠なため、
ある程度は同制度で対応できるとの姿勢を打ち出した。英国が大手銀行への巨額の資本注入に踏み切っており、米政府の対策が焦点となっていた。
 同省が銀行などから買い取ることができる資産は、住宅ローンや関連証券のほか「財務長官が連邦準備制度理事会(FRB)議長と相談し、金融市場の
安定を促進するために必要だと判断した金融手段」と定義されており、幅広い金融商品が対象。資本注入に使える優先株など株式も視野に入っている。
 実施には議会への書面による報告が必要で、強い監視を受けるが、同長官は「議会からは幅広く、柔軟な権限を得た」と説明した。買い取り制度について、
「(創設の)主な動機は(金融機関の)資本を再構成し、強めること」とも話し、「資本注入」の言葉を繰り返し強調。市場を混乱させかねない経営危機に
直面した金融機関に対し、機動的に資本を強化できる枠組みも整った、との認識だ。
 不良資産の買い取り制度については、市場関係者から「対象の金融機関や時期、規模などがわかりにくい」との声も目立つ。大手の金融機関の救済には
対応しきれない側面もあり、緊急時には個別の金融機関の株式を買い上げる資本注入を実施する構えと見られる。
米も“予防的”資本注入を 金融危機回避へ
10月9日8時5分配信
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081008-00000004-fsi-bus_all
800金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/10(金) 06:40:56
日銀もFRBにならい準備預金に付利検討、大量資金供給に備え
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-34192320081008
801金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/10(金) 06:49:54
銀行準備預金への利払い、インフレ抑制に寄与=米FRB議長
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-34153120081007
インフレ抑制効果はあると思うけど、
実体経済にとってはマイナスな気が
>>802

これは中央銀行にとっては非常に便利な仕組みだと思います。
まず、通常の状況では資金吸収として機能させることが可能です。
しかし、今、資金吸収をしたら致命傷ですよね。

しかし今のように銀行間取引が機能低下している時は別の使い道もあると思います。
銀行間貸し借りが不安定な状況では大量な超過準備がある状況を作り出さなければなりません。
それを行なうと、本来はFF金利が限りなくゼロに近づいてしまいます。
この制度はそれを防ぎます。今回の場合は誘導金利-0.75%までしか下がりません。
そして銀行が企業等に貸出す時の金利はFF金利よりは高くなりますから、
銀行には資金を潤沢に供給しつつも貸し出し金利は下げない、ということが出来ます。

つまり、今回はこれを資金吸収の為に使うのではなく、超過準備政策(日本で量的緩和政策と呼ばれた手法)と組み合わせて使うのだと思います。
なるほどね、ベースマネーのコントロールと組み合わせると確かに面白いかも。
でもなんだか、金融システムが更にこ難しくなっちゃうなあ(笑)
ところで今日発売の文藝春秋に早稲田の教授が日銀批判を書いてましたね。
内容は「経済・金融・デフレ・日銀」この辺のキーワードに敏感な人にはお馴染みな文句がてんこもり。
一般紙ではっきりと日銀が批判されるのは珍しいんじゃないでしょうか。
>>804

まさしくそのとおりで、これでいよいよ真の政策意図が分かり難くなります。

例えば
(1)政策金利は上げる。
(2)準備金及び超過準備預金共に誘導金利-0.1%とする。
(3)国債買い切りオペを大幅に増額する。

というような金融政策の変更が可能で、きっと行なわれますが、
これって引き締め?それとも緩和?ってことになります。
807金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/11(土) 07:01:46
>>805
早稲田の教授って若田部氏?
なんだか猛烈なスピードで公的資金による資本注入が規定路線化して来ましたね。
これがパニックの力でしょうか。恐ろしいです。
2月のG7、>>316 の頃を思い出すと。。。

資本注入は月内ということで、月末という観測ですが、もっと早まるかもしれませんね。
銀行決算の内容を掴んで言っているのでしょうから、そのタイミングで何かあるような気がします。
少なくとも主要金融機関は救うのでしょうね。


7日発表 IMF「世界金融安定性報告書」
『主要金融機関で合計約6750億ドル(約69兆円)の資本増強が今後必要』
809金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
転載

決算予定:
10月14日(火)ウェルズ・ファーゴ
10月15日(水)JPモルガン・チェース、ワシントン・ミューチュアル
10月16日(木)シティグループ、メリルリンチ、USバンコープ ※相当要注意
10月20日(月)バンク・オブ・アメリカ
10月22日(水)ワコビア ※相当要注意
10月23日(木)クレディ・スイス
10月24日(金)アムバック、MBIA ※相当要注意
10月30日(木)ドイツ銀行
11月 4日(火)UBS ※要注意
11月 7日(金)AIG、ファニーメイ、GM ※相当要注意
11月10日(月)フォード
11月20日(木)フレディマック ※相当要注意