シュンペーターとマクロ経済学

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1h・kさん
 シュンペーターはイノベーションがなければ経済成長は実現しないと
も主張しています。1階と2階にコタツを2台買うのと、セントラル・ヒー
ティングを備え付けた家にするのじゃ、技術的に違うってことでしょう。
 一方で、マクロ経済では、マネーサプライ、金利政策なども重要な
成長要因だといっています。もちろん、どの説かに偏るってわけはない
わけで、いろんな要因が重なって成長が起こる場合もあるし、起こらない
場合もあるってことでしょう。
 シュンペーターに限らず、流行りの学者の説でも構わないので、その辺
について、論じられるスレでありたいと思います。
2金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/03/20(火) 23:02:23
取りあえずポエムでも書くか。
3だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/03/20(火) 23:15:14
イノベーション=全要素生産性の向上

以上
4優しい名無しさん:2007/03/21(水) 17:29:22
 欲しくなるような財やサービスが出てこないってことが問題なのでしょう。
 〈ただ、そんなにどの産業でも、イノベーションが絶えず起こってるってわけでも
ないのでしょうね)シュンペーターが言ってたのは どちらかというと、伝統主義的で
従来通りのやり方から抜け出せない産業についての提言だったのでしょう。
 
 働く側からすると、イノベーションで人員削減なんてこともあるから、かえって
迷惑ってこともあるのかもしれませんね。
 ところで、今度テレビが従来のものじゃ視聴できなくなるとか言ってますね。
 これで、かなりの買い替え需要ってのはあるんでしょうけど。
 しかし、高価なブランド品が売れるという現象もあるわけで、特に素材が新しい
とかいうわけでもないのに。人間って不合理な部分というのも随分あるのでしょうね。
5だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/03/21(水) 17:49:22
みのもんたがなんか言うと納豆がバカ売れしたりするが、それは納豆が進化した
からではない。ユニクロが売れるのは、みなが貧乏ったらしくなったことと、
だからユニクロを着ていても恥ずかしくなくなったからというだけの話。何れも
イノベーションとは関係ない。
まったくだ

資本主義とかいったって
ある種、退化している面が多いからな
7優しい名無しさん:2007/03/22(木) 15:52:54
>>5.6
 みの の発言だと「みのブランド」ってことで、つられて買っちゃう人も多いんで
しょうね。
 確かに、納豆には抗血栓作用があるとは言われてるみたいですけど。七味かけたり
すると、効果がもっと上がるらしいです。といっても、毎日少しづつ採ってなければ
効果は無いのでしょう。遺伝子組替大豆使ってるとかが問題になったりしたけど、
かえって、わらに入った昔ながらの納豆で300円なんてのがブランドなのでしょう。
 ユニクロより安いディスカウント店もありますね。ただ、特に女性は「その服どこ
で買ったの?」って聞かれて、安っぽいお店の名前だと恥って感じちゃう面がある
んでしょうね。「ユニクロ」って言えば、まあ名前が通ってるから、ってことで話し
やすいんでしょう。
 ある面は進歩したのでしょうけれど、劣化した面も多くありますね。
 
8優しい名無しさん:2007/03/23(金) 09:59:28
 ところで、シュンペーターのいう「イノベーション」って、何も発明家が全く
新しいものを考え出すってことばかりじゃないそうです。それじゃ、限られたエリート
にしかイノベーションはできないってことですからね。
 従来から有るものの組み合わせを取り替えるとかもイノベーションなのだそうです。
 新しい取引先と取引するというのも、イノベーションなのだそうです。
 どんなイノベーション体験をもっていますか?
【米国】ハーバード大がビル・ゲイツ氏に名誉学位を授与 中退から32年後の「卒業」[03/23]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1174671908/
10優しい名無しさん:2007/03/26(月) 13:34:24
>>9
 ビルゲイツさんって、大学出てなかったんですね。初耳です。
 マイクロソフトの技術って、難しかったものを誰でも使えるようにするっていう
簡易化の技術なのでしょう。昔だと「半径3センチの円を描く」っていうと、
“ROUND30”とコマンドを入力しなきゃ出来なかったわけですよね。今じゃ、
ワード・アート使って絵を描くように楽しみながらできますからね。
 以前は、パソコンいじれる人って頭いいってイメージはありましたからね。
 アメリカだと移民して時間が経ってなくって英語も正しい綴りがわからないって人
も結構いるみたいですから、GUIを考え出したのもそんな必要があったからなん
でしょう。
 しかし、パソコンで表計算もやるし、通信機能もつけてインターネットもやるなんて、
昔じゃ考えられなかったですからね。
11だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/03/26(月) 17:03:12
MS=すべてぱくり
12優しい名無しさん:2007/03/27(火) 10:25:18
 マイクロソフトの技術が社会に与えた影響っていうと、PC操作の簡易化ってことと
ネットって面で見ると、『ネットワークの外部性』って面があるのでしょうね。
 100台しかつながってないのと、1000台・10000台つながってるんじゃインターネット
でも全然 価値が違うって面があるのでしょう。もう、今じゃPC買う時点で ほとんど
の人がインターネットにも加入してるみたいですからね。
 日本語のワープロはムヅカシイのでは、なんて言われてもいたみたいですけど、
すっかり普及しましたね。

 ところで、材料工学関係に詳しいって人はいますか?最近は建物でも何でも、もう
以前とは違った高性能で軽量化された材料が使われてるとか聞きました。
 
13吉野家LOVE ◆cFsWPct4Ww :2007/03/27(火) 11:20:04
知りもしないのに、だな〜がシュンペーター語るなよんw
>>5
みのもんたの薀蓄話やユニクロ辺りを引き合いに出してる時点で
喪前がシュンペーターの「シュ」の字も理解してない事が丸判りだぜん♪
14だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/03/27(火) 11:42:38
>>13
お前も心アポなみのバカだな。最後の一文「何れもイノベーションには関係ない」を
100回読んでから帰ってくるように。
15優しい名無しさん:2007/03/27(火) 12:01:26
 そろそろ、『おもいっきりテレビ』が始る頃だが、どうも私はあの番組と業界団体
が癒着してるんじゃないか?ってことの方を考えてる。
 みのもんた 財政破綻した夕張市を訪問。何か、態度が横柄だったとか・・・
 みのもんた は参院選出馬とのうわさも・・・そうなると、『おもいっきりテレビ』
もお休みかな・・・
16吉野家LOVE ◆cFsWPct4Ww :2007/03/27(火) 12:43:17
>>14
「引き合いに出してる時点で〜云々」と、漏れはカキコしてるぜん。
喪前こそ100回ROMってから、ケチ付けろよん(・∀・)

でもまぁ最近のだな〜は、コペルニクス的転回を図ってる分だけ、
数多のウンコ名無しどもや、ヴォケヴォケコテなんかよりかは数段マシだよねん♪
17だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/03/27(火) 13:01:39
>>16
お前のそのオレに対する批判が有効となるには、みのもんたやユニクロがシュン
ペンターのいうイノベーションに該当することが前提となる。ところが、ユニクロは
まだしも、みのもんたがシュンペンターいうところのイノベーションに該当する
余地はまったくない。従って、お前の批判は完全に的外れである。やはり心アポ並の
バカだなお前は。
18吉野家LOVE ◆cFsWPct4Ww :2007/03/27(火) 13:31:49
>>17
なにファビョってるのよん。
シュンペーター言うところのイノベーションに
みのもんた話やユニクロが、爪の先ほども該当しないのは、とーぜんの助動詞w
寧ろ、漏れが喪前に対して蔑んでる部分は、
それら二つを「引き合いに出して」イノベーションには関係ない、と論じてる部分だよんヽ(・∀・)ノ

ところで、語尾に「―――だな〜」が無いだな〜は可愛くないぜん♪
19吉野家LOVE ◆cFsWPct4Ww :2007/03/27(火) 13:46:15
いや、待てよん・・・。
レス番>5で、喪前が引き合いに出した「ユニクロが売れるのは〜云々」は、
確かに、シュンペーター述べる所のイノベーションでは無いにせよ、
ユニクロの提示した企業スタイルや経営方針は、
シュンペーター言うところの『企業者精神』を端的に表してるよん。

新たな生産方法と生産拠点・販路の開拓、新たな流通経路の確保、供給源の確保・・・etc.

ピッタンコで当て嵌まってるねん(・∀・)
20吉野家LOVE ◆cFsWPct4Ww :2007/03/27(火) 13:57:28
企業者→起業者
21吉野家LOVE ◆cFsWPct4Ww :2007/03/27(火) 13:58:14
所謂「新結合」
22吉野家LOVE ◆cFsWPct4Ww :2007/03/27(火) 14:12:27
ちなみに、ここでいう「企業者(起業者)」とは、
既存の資本家や経営者側とは、明確に分けられたシュンペーターオリジナルの概念だねん。
『新結合』を生み出す者にのみ与えたシュンペーター概念。
23だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/03/27(火) 15:54:51
みのもんたはどこへ行った?w

ユニクロに関しては、「まだしも」と書いたことからわかるように、解釈如何では
イノベーションと考えられなくもないということはオレも認めている。もっとも、
オレ自身はその解釈は取らないが。
24優しい名無しさん:2007/03/27(火) 17:29:46
 どこの企業はイノベーションやってるとか、やってないって議論になってきましたね。
そういえば、吉野家の場合はアメリカ産牛肉が輸入できなくなってから多品種メニュー
を展開したわけですね。マイナスの要因があってからイノベーションが起こった事例
と言うべきなんでしょうか?
 ところで、最近、パソコン教室の「アビバ」が結構教室整理してるみたいです。
あそこも、パソコンしか売り物がないってのが問題だったのでしょうか?確かに
衛星放送の授業なんかもやってたけど、ただ講義流して終わりって感じだったからね。
 私もパソコン検定1級まで取ったけれど、もうちょっと、教務内容に工夫が有れば
良かったのにとも思ってます。
 みの さんの場合は「みのベーション」なのかもねw
25吉野家LOVE ◆cFsWPct4Ww :2007/03/28(水) 19:38:08
>>23
ヴァカだねんw
「みのもんた話」が、シュンペーターの「シュ」の字にも当てはまらん事は
もはや自明の理だろんw?
・・・・ただ、最近の喪前さんは素直ヴァージョンだからこの際良しとするよん♪

>>24
それ、ちと違うねん。
吉野家が米国産牛肉の輸入禁止の影響を受けて、
メニューの品目を増やしたのは、あくまでも現状への適応姿勢であって、
新結合やらイノベーションとは、露ほども違うぜん。
内部経済の発展、新生産方式、新消費財、新市場・・・etc....

これら概念と違うのは、何となく理解できるだろん?( ゚Д゚)y―┛~~
26優しい名無しさん:2007/03/29(木) 16:21:39
 携帯電話の発明によって、それまで携帯電話持つ習慣のなかった人が携帯を持つ
ようになった・・・それは技術革新による新市場の開拓という面があるでしょう。

 吉野家のケース・・・ランチ・外食市場は従来からあった。
 松屋と競合してたかどうか? 価格設定面で競合してなかった?
 外食産業でのイノベーションについて、考えよ。ブレーンストーンミング
 保温機器の性能向上による光熱コストの削減

 新市場の開拓を決めるのは、学者さんじゃなくって、消費者って面もあるのでしょう。
27だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/03/29(木) 16:31:24
>>25
そう、みのもんた話がイノベーションに該当する余地はない。しかしながら、みの
もんた話は納豆の生産消費を拡大させる効果があった。即ち、イノベーションは
全てではない。
28優しい名無しさん:2007/03/29(木) 19:02:40
 もっとも、有名人の発言がきっかけで、新製品が生まれるってこともあるんでしょうね。
あくまでも、そのひとが「きっかけ」をつくったというだけなんでしょうけど。
29金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/03/31(土) 01:35:21
>>25
あんたの発言はノイズと価値判断がごちゃ混ぜになってて
事態を説明する内容に欠けている。はなっから工作員みたいな
書き込みだな。

虚言とみなされるよ
俺はこの2者のコテハンは大嫌いなんだが
今回は「だな〜」に軍配を上げる

>しかしながら、みのもんた話は納豆の生産消費を拡大させる効果があった。
>即ち、イノベーションは全てではない。
俺もこれを前提として話をしていたから
吉野家は論点がずれてる

他人に素直だどうのといってないで
おまえがおとなしく間違い認めとけ
>>10
ビルゲイツは法学部中退。
IBMにOSの売り込みに行った時点ではMS-DOSは存在していない。
仮契約をとったその足で、当時先行して市販されていたCP/Mの作者からソースごと購入。
名前の差し替え程度の簡単な修正でMS-DOSなるOSをでっちあげてIBMに納品。
CP/Mを固定金額で購入し、MS-DOSを1台あたりライセンスで売ったのでぼろ儲け。
CP/Mの作者はインチキだと訴えようとしたが、法学部には勝てなかった。

グラフィックス描画に関しては、マイクロソフトの貢献は皆無。
PC-8801のBASICの時代には、俺でもグラフィックエディタもどきを作っていた。
そもそもMACの方が進んでいた。

GUIの開発はZEROXの研究所。MACがパクって、Winがそのまねをした。
ちなみに、ビルゲイツはMACユーザーw

パソコンで表計算とかインターネットとかは、まだPC-9801の時代のASCIIに未来予想で出ていたな。
俺はそのとき理解できていなかったのが悔やまれる。
>>12
Windows3.1までは通信機能無し。外売りのSocketソフトを購入して使用した。

Windows95では、インターネットに対抗して自前のネットワークを作ろうとした。
それがThe Microsoft Network。これはパソコン通信の延長線上で、独自プロトコル、独自ツール
による独占的市場創出を目論んだ。当時は課金もかなり高額だった。しかしインターネットの普及
速度には敵わず、2年ほどでサービス停止。Win95SE2から全面的にインターネット対応へ移行した。

とはいえ、当初から、既存のインターネットの取り決めを微妙に無視したいい加減なネット対応ツール
(IEやメールソフト)をばら撒き、さらにセキュリティー等を無視して新機能を売り込み、既成事実化して
から、皆でセキュリティーを考えるという横暴な開発手法で、インターネット先住者からは忌み嫌われる
ようになる。

誰でもネットを使う状態になるのに貢献したのは確かだけど、マイクロソフトがやらなかったら、別のOS
に取って代わられていただけだと思う。Windowsがインターネット対応した時期にたまたまシロウトでも
使いやすい機能がいろいろ出てきて、それが全部Windowsの手柄みたいになっている面がある。

日本語ワープロに貢献したのは、NECのPC-9801シリーズと一太郎のJustSystemだよ。
これらも結局、OSとOfficeの事実上セット販売攻撃に不公平な競争を受けて敗北したような感じ。
>>3
その場合の全要素生産性というのは、国の生産性向上の平均値ですか?それともソロー残渣?
34だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/03/31(土) 15:03:03
>>31
違う。IBMは自社PC用にCP/Mの16bit版を採用しようと考えていたが、なぜかデジタル
リサーチ社長が会議をブッチして交渉は決裂した。そこに目をつけたゲイツが、
弱小ソフトハウスが開発していた8086用OS「Q-DOS」を買収してちょろっと手直し
してIBMに売り付けた。これがMS-DOSver1.0。くそ使えなかったので、1年でver2に
ヴァージョンアップされた。

>>32
Windows3.1にもWindows for Workgroupというネットワーク版が存在した。日本での
発売はなかったが。
>>34
だな〜はそっちの業界も
知ってるんだなw
>>34
だから、3.1までは通信機能なしでOKかと。
通信機能がついたWFGはバージョン的には3.11だから。

>>35
業界の人間の方が知らないんじゃない?
こういうネタはNHK特集とかの方が詳しい。
WFGはWFWのタイポです。すまそ
まあいずれにしても、マイクロソフトの基本戦略は、OSを独占的立場の維持に使用して、
サードパーティーが開発したアプリのうち、OSの普及に影響がありそうなものは、買い取って
自社製品にし、次の世代のOS開発時にはそのアプリ向けのインターフェースを作る事で、
基本的なルックアンドフィールを、同種のアプリ全てで統一させ、OS標準という立場を利用
して事実上の標準ソフト化を進めていき、標準アプリとOSのタッグで独占状態を維持しよう
というもの。

商売はうまいけど、革新的なことは実はあんまりやっていない。
39優しい名無しさん:2007/04/08(日) 14:34:09
>>31
 そうだったんですか。ビル・ゲイツさんって、電子工学とか専攻したってわけじゃ
なかったんですね。わたしは、てっきり電子回路の設計でも出来るような人なのだ
と思ってました。大学には在籍だけしてて、パソコンいじってばかりいたって感じ
だったんでしょうね。
 まあ、プログラミングは文系に近い要素があるからね。

 アメリカでMBA取得者の役割って、確立したブランド・イメージをいかに保持する
かっていうようなことが大企業ほど重視されてるみたいです。もちろん、財務に強い
人なら、CFOになったりもするんでしょうけれど。
 要するに、ゲイツさんってM&A使ってのし上がってきたって面が強いんですね。
40金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/04/08(日) 20:03:33
国債が借金であることは事実であるが、それは形式的な議論でのみ妥当
するのであり、国債とは本質的には、総支出(総需要)を調節するため
の手段でしかないのだ (ラーナー『雇用の経済学』第一章)
それはまた、庶民が想像するところの借金とは異なるものである。すな
わち日銀が国債をたとえば、500兆円買取って保有した場合に、その
利息収入は日銀の手にはいるが、その利益は政府に納めなければならず、
単なる帳簿上の債権債務となることから明らかである。
さらに明確に国債の本質をとらえるためには、政府の子会社である日銀
を、年末30日に政府に吸収合併するところを想像すれば良い。そうな
ると国債の債権者が政府となるのであり、債権債務が同一人格に帰属す
ることになり、民法における混同の法理により、債権債務が消滅するの
である。これを借金と呼称することには、いささかの無理があることが
分かるだろうと思う。
41優しい名無しさん:2007/04/08(日) 21:36:25
>>40
 シュンペーターとマクロと経済学、そして財政学と言うことになってきましたね
財政学についても御意見があると面白いとおもいます。
42優しい名無しさん:2007/04/17(火) 21:21:39
aaa
43優しい名無しさん:2007/04/17(火) 21:29:01
 ただ、国債発行の是非って、多分 政治の問題でもあるんだろうし、だから財政学
に「政」が入ってるわけでしょうね。
 もっとも、大蔵官僚でも日銀の人でもホントは責任負えるって人はいないんじゃないの?

 「国債発行とクラウディングアウト」なんて論題でどう論じられるかってセンス
が日銀の職員なんかには求められてるのかもしれませんね。

 ただ、ここは「シュンペーター」が主題でもあるので、どちらかというと、その辺
を中心にしていけたらとも思うけどね・・・

 面白い、イノベーションについてもっと語ってください。
44優しい名無しさん:2007/04/17(火) 21:31:33
 ただ、国債発行の是非って、多分 政治の問題でもあるんだろうし、だから財政学
に「政」が入ってるわけでしょうね。
 もっとも、大蔵官僚でも日銀の人でもホントは責任負えるって人はいないんじゃないの?

 「国債発行とクラウディングアウト」なんて論題でどう論じられるかってセンス
が日銀の職員なんかには求められてるのかもしれませんね。

 ただ、ここは「シュンペーター」が主題でもあるので、どちらかというと、その辺
を中心にしていけたらとも思うけどね・・・

 面白い、イノベーションについてもっと語ってください。
45優しい名無しさん:2007/04/18(水) 09:47:13
 このスレも少し停滞気味ですね。

 ところで、「パスモ」発売後、即完売。バスには広告 貼ってあるけど、何か7月
まで待たないとダメらしいです。
 @パスモはイノベーションかどうか?

 ●カーナビが普及したらガソリンの消費が減った。
 ●高断熱の家が普及したので、エネルギー消費が減った。
   製造時にはエネルギーが必要なのか・・・
 ●パソコンが普及したので紙の消費が減った。弱電の消費は増えた。

 イノベーションとエネルギーって視野も面白いと思います。

 
次の時代を担う可能性がある企業群なんて誰にもわからんのだから多様性を維持
し続ける方が大事。新しい企業が誕生し続けない限り、多様性は生まれない。

たまにお湿りで「篩いにかける」という発想は一見魅力的に見えるが、篩いが正しく
機能しているのかどうかすらわからんわけよ。むしろ、大企業ほど残るので、変化の素
が排除されて、固定化が進む可能性がある。


個性は生物の遺伝子レベルでも組み込まれている多様性であり、絶滅を防止する
ための重要な要素。キンギョやゾウリムシでも個性がある・・・と、本日発売の少年
サンデーの漫画(WILD LIFE)に書いてあったぞw
47優しい名無しさん:2007/04/18(水) 21:36:21
 そうですね。実は、すごい近所で何十年も続いた呉服屋さんが5年ほど前に店を
閉めました。町の祭りで浴衣なんかもやってて、間口も広い店だったんだけど、それで
女の子しか居なくて後継者がないってことでもなかったんですね。
 いつの時代でも興隆する産業もあれば、傾く産業というのもあるんだなって感じ
ました。
 まあ、その方は裕福な方なので、店じまいして困るって感じではないみたいでした
けどね。呉服産業ってどう頑張ってもだめなんでしょうかね?
 珍しいということで、外国に輸出するなんてことも考えられないのかな?
 呉服屋さんでも、生地っていう素材に着目すると、高級なバッグにしたりとか
部屋のカーテンにしたりなんってことも出来るんじゃないかと思いますけど。
 部屋のカーテンにするには、防火基準とかも満たしてないと出来ないから、その
辺は材料工学とかなんでしょうね。
 でも、町の呉服屋さんに限らずリテールの人って、生産現場から商品を地域社会
に分配するって考えしかなくて、イノベーションなんて、全く考えてないのかも
しれませんね。
 そうすると、ネット通販と運送屋さんがあれば間に合うってことになってしまう
んでしょうね。

 また、色んな書きこみ期待してます。
> でも、町の呉服屋さんに限らずリテールの人って、生産現場から商品を地域社会
>に分配するって考えしかなくて、イノベーションなんて、全く考えてないのかも
>しれませんね。

他になに考えればいいの?



イノベーションの胡散臭いのは、たまたま成功したばくち打ちだけを持ち上げていること。
桜の木の下にはいっぱい死体が埋まっているんだよ。
49優しい名無しさん:2007/04/19(木) 13:16:08
>>48

 どんな仕事でも、主要業務というのはある程度 定型的なものなんだと思う。
 そこに何か小さな変化をもたらすってのがプラスに作用すれば いいんだろうけどね。

 昨年のクリスマスの頃、矢矧 精一郎 という経営コンサルタントの講演会を聴きに
行った。この人は元は銀行員で、アメリカの有名大学に留学してコンサルタント業
を始めたそうです。
 お話の中で、「生涯創造」とも言ってました。それは何も特別なモノを発明するとか
小説を書いて賞を取るとか、そんな大げさなことじゃなくて、主婦が普段とちょっと
違った編み物とか料理を作るってのも「生涯創造」なのだそうです。
 イノベーションも、そんなエリートだけのものじゃなくて、私たちも実は普段から
やってることなんじゃないでしょうか?
 自宅から会社に行くにはどのルートが一番早いか、電車は混んでないか、何両目が
乗換えしやすいか、なんてことも創意工夫してるんじゃないでしょうか?
50優しい名無しさん:2007/04/19(木) 22:17:08
>>イノベーションの胡散臭いのは、たまたま成功したばくち打ちだけを持ち上げていること。
桜の木の下にはいっぱい死体が埋まっているんだよ。

 三浦 展 「下流社会」のスレも結構 見てるけど、経済的に成功することだけが
至上みたいな感じは堀江さんとか村上さんって現象で、ちょっと顕著になったよね。

 自分は大して金も持ってないんで、結構「ドトール・コーヒー」なんかも利用する
けど、ドトールの創業者って、ほとんど学歴もなくって、ブラジルなんかにコーヒー
の修業で行って、ある意味 コーヒーを極めた方らしいです。
 多分、初めは2〜3店舗しかなくって、従業員も20〜30人しかいなかったんだと
思う。業態として面白いということで、銀行が「全国展開で、10店、いや100店を
目指してみませんか、ってなことで、今日の上場企業になったんだと思う。
 その辺からが 「ばくち打ち」の領域なんじゃないかな・・・
 ドトールの創業者って、信州につながりのある人らしいけど、わたしも母方が
長野県なので、なかなか面白いと思ってます。
 自分も、大して金ももってないんで、公園で缶コーヒー飲みながら、友人と
哲学とかそれこそ、シュンペーター語ったりなんてのも好きだけど、まあ、やっぱ
屋根のあるとこがいいって人には、ドトールはたすかるんだろうね(笑)
51優しい名無しさん:2007/04/19(木) 23:48:34
>>桜の木の下にはいっぱい死体が埋まっているんだよ。

 「桜の木」ですね。ただ、私は「マックス・ウェーバー」なんかも読んでまして、
桜に酔いしれるっていうのも、「世俗主義」であって、プロテスタント的じゃない
って考えはあります。
 文化的には阿佐ヶ谷とか荻窪で雑木林とか、ケヤキ並木なんかが一番合うんだろ
ね(笑)
>>49
君が言っているのは、一般人の感覚で言うところの「心がけ」であって、シュンペーターが言う
イノベーションとは違っている。こういう、規範的なネタを織り交ぜて、空気を読んだら否定しずらい
状況を作ろうとするからイノベーション論はどんどん胡散臭くなっていくという事を自覚してもらいたい。

厳しい言い方だけど、君が「心がけ論」を重視するなら、徹底的にそれを極めた方がいい。
そしてシュンペーターを、持論の権威付けとして引用すべからずだ。


>>50
>その辺からが 「ばくち打ち」の領域なんじゃないかな・・・

うん。

ドトールはたまたま成功している事例だけど、例えば既に淘汰を受けた「単店の老舗コーヒーショップ」
の平均寿命は思いの他長くて、親父が死ぬまでやってられる。一方、チェーンのコーヒーショップの店舗
は平均何年くらいの寿命か考えてみて欲しい。

老舗の居酒屋は20年一日のごとく経営できる。一方、チェーン化された居酒屋は5年で大体飽きられ
てしまい、チェーンの衰退が始まる。看板の架け替えで何とかなるのは良い方だ。

銀行・投資家にとって短期の美味しい商売になるのか?という評価ばかりが先行している昨今の風潮
に、大変不満がある。「変化に追従できなければダメだ」というが、それは単に、すぐに淘汰されるような
弱いビジネスモデルだっただけではないかと。

20年一日のごとく経営できるビジネスモデルの方が明らかに優れていると僕は考える。
53優しい名無しさん:2007/04/20(金) 10:42:42
>>49

 君が言っているのは、一般人の感覚で言うところの「心がけ」であって、シュンペーターが言う
イノベーションとは違っている。こういう、規範的なネタを織り交ぜて、空気を読んだら否定しずらい
状況を作ろうとするからイノベーション論はどんどん胡散臭くなっていくという事を自覚してもらいたい。

 ホントは「東畑精一・日本資本主義の形成者(岩波新書)」としたかったところ、
もう古い本なので より知られてる「シュンペーター」としました。東畑精一って
東大農学部出身で農業経済学者、シュンペーターの研究者という方です。「日本
資本主義の形成者」に書かれてることって、結構 エリート主義的だったりして、
たしかに、エンジニアで新技術の開発力のある人しか「イノベーション」ということ
は言えないのかもしれないけど、それは「狭義のイノベーション」ってことなんで
しょうね。東大出身の人が言ってたけど、何で日本の大学って大教室で大人数で
講義するのかっていうと、「エリート主義を排除するため」という政治的意図も
あるらしいんですね。私は、どんな仕事でも創意工夫はある、と言っているのは、
人々のモチベーションを高めたいからで、そのためには「エトス」も大切だと言いたい
のです。「広義のイノベーション」ということなのではないでしょうか。
54優しい名無しさん:2007/04/20(金) 12:22:37
>>ドトールはたまたま成功している事例だけど、例えば既に淘汰を受けた「単店の老舗コーヒーショップ」
の平均寿命は思いの他長くて、親父が死ぬまでやってられる。一方、チェーンのコーヒーショップの店舗
は平均何年くらいの寿命か考えてみて欲しい。

 ドトールと単店のコーヒーショップって競合するんでしょうか?チェーン系でも
ドトールとルノアール、タリーズ、スタバじゃ競合しないようにも思います。
 ドトール入る人って、以前は自販機でコーヒー買って、駅とか公園のベンチで
飲んでた層なんじゃないか?まあ、金持ちでケチって人もいるんだろうけど・・・
 「180円で楽しめる喫茶店」っていうことで「売り方のイノベーション」ということ
なのでしょうか?もちろん、ルノアールなんかとはインテリアも違うからね。
 単店のお店はマスターとの会話とか地域に根ざしたお店が多いんじゃないか?
裏道とか商店街の中にあって、近辺の人の溜まり場になってるというか。
 ドトールとかは安い分回転率上げないとやってけないんだろうから、駅前立地が
多いですね。ガソリンスタンドと一緒になってるとこもあるけど、あれはGSの
副業なんでしょうか?
 ところで、経営コンサルタントが言ってたけど、今は経済学の教科書が言ってる
ように「一物一価」に収斂しないそうです。
 そんなわけで、単店ショップとドトールでも共存出来るのではないでしょうか?
55だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/04/20(金) 13:05:55
>>54
誰かが言っているように、シュンペーターのイノベーション論は資本主義の永続
発展(均衡到達の否定)の構造分析のための概念であって、個々の経済人の行動
規範といったものを指しているのではないよ。いうなれば、シュンペーターにとって
イノベーションとは勝手に起こるものであったと解釈するのが正しいとオレは考えて
いる。むしろ、個々人の行動規範には、ケインズのアニマル・スピリットの方が
近い。


あと、ドトールとスタバはオレの購買行動上は完全に競合してるよ。甘いのが飲みたい
時ばかりじゃないし、出先で本や資料に目を通す場所としてはどっちの使い勝手も
たいしてかわらない。
56優しい名無しさん:2007/04/20(金) 13:56:30
>>老舗の居酒屋は20年一日のごとく経営できる。一方、チェーン化された居酒屋は5年で大体飽きられ
てしまい、チェーンの衰退が始まる。看板の架け替えで何とかなるのは良い方だ。

 チェーンの居酒屋って どこに入っても品質が同じだから安心できるという面もある
んだろうね。反対側が見えそうなペラペラのピザとかが印象に残ってます。
 主婦なんかだと、男性からだと同じにしか見えない肉や野菜でも、違いがわかる
みたいです。
 ところで、何店舗ぐらいからだと「チェーン」と言えるんでしょうか?結構、もつ焼
の店でも何軒かあるところも見るけどね。まあ、ワタミなんかは典型的なチェーンで
しょうね。同じ会社でも、違う名前でやってるってケースもありますね。
 商品が全店で規格統一されてるとかが「チェーン」の定義なのかな?店長の裁量が
認められてないとかね。

>>銀行・投資家にとって短期の美味しい商売になるのか?という評価ばかりが先行している昨今の風潮
に、大変不満がある。

 銀行・投資家は儲けになることなら、いつの時代でも投資はするんじゃないの?
まあ、飲食ビジネスって原価は2〜3割ぐらいだと聞きました。ラーメン1杯は
500円だとしたら、原価は150円ってことらしいですね。価格設定の固定性がある
ということらしいですね。
 ドトールなんかにしても、その道の人に聞いたら「裏見たら飲む気がしない」とか
言ってました。
 20年先まで見られる能力なんて、なかなか そう多くの人が持ってるもんじゃない
と思いますね。まして、商売の関係は変動が激しいからね。
57優しい名無しさん:2007/04/20(金) 15:37:51
>>個々の経済人の行動 規範といったものを指しているのではないよ。いうなれば、
シュンペーターにとって イノベーションとは勝手に起こるものであったと解釈
するのが正しい

 「だな〜」さんもお久しぶりですね。私は、東畑さんからシュンペーターを知ったの
で、ちょっとピントがずれてるのかもしれません。
 東畑さんの「日本資本主義の形成者」によると、「明治以降の新時代を担ったのは
禄を失ったとはいえ、教養も意識の高さもある士族であった」のだそうです。
 個々の経済主体ではないかもしれないけど、ある集団ではあるのでしょう。
 「後進国だった日本では重化学工業などを興そうとする経済主体は少なく・・・」
とも書いており、イノベーションにしても、勝手に起ったというわけではない、
との説にたっておられるようです。
 最後の方では、日本と同じく第2次大戦の敗戦国であるドイツを旅行した際に、
光学機器メーカーのツァイスの工場を見学した際の感想が書かれていました。
 「工場は整然としており、木々が植えられレクリエーション施設なども整備されて
いて、まるで工場のようではなかった。」そうです。
 私は、ホンダの和光工場に行ったことがありますが、あそこも随分キレイな工場
ですね。

>>ドトールとスタバはオレの購買行動上は完全に競合してるよ。

 そうでした。コーヒーを飲むだけじゃなくて、デスクとしての効用もあるわけですね。
ドトールは長居してても、あまり店員が嫌な顔しないから いいでしょうね。バイトの人
ばかりだから、客が長居しても直接は利害はないからなんだろうがね。
 たしか、都心の方の店で一軒だけ「長時間のご利用はご遠慮ください。」って貼って
ありました。
 エクセルシオ・カフェってのもあるけど、自分はスタバと勘違いしてましたw
結構、世間には疎い方なんですね。
>>53
広義のイノベーション、狭義のイノベーションなんて後付の分類に何の意味があるの?
君自身のマスターベーションにはなるかも知れないけど、だな〜が言うような概念であって
規範的問題について語ったものではない。That's all.
マルクス経済学などの規範を論じたがる思想系の人に引用されるからシュンペーターは
どんどん胡散臭く見られるようになるという点を、もう一度良く考えて欲しい。

>>54
> ところで、経営コンサルタントが言ってたけど、今は経済学の教科書が言ってる
>ように「一物一価」に収斂しないそうです。

どの経済学の教科書に「一物一価」なんて書いてありますか?
普通は、市場の需給分析のところで、一市場一価と言う事が暗に示されているだけ
だと思いますよ。それも、完全競争が成り立っている市場限定です。
それ、経済学を知らないコンサルタントが、知ったかぶっただけではないでしょうか。
自分の論を説明するさいの権威付けとして、他の権威をでっちあげて落とすというやり方
は、普通に使われている方法ですので、専門外の分野への一方通行的な批判に対し
てあんまりナイーブな反応をされない方がよろしいかと。
経営学と経済学は特に学問としての相性が悪いですから、お互いに相手の事はほとんど
知らないと思いますよ。
>>56
>チェーンの居酒屋って どこに入っても品質が同じだから安心できるという面もあるんだろうね。

情報の非対象性ですね。これは老舗の店舗についてもいえます。客層の世代交代には弱いですが、
いったん信用を得てしまったら20年続きます。チェーン店は地域の垣根を越えて移動する人にとって、
他の地域で比較的安心して味の程度が想像つくというのはわかりますが、身近で行き着けの店ができ
てる場合には好き好んで行こうとは思いません。時間が足りない、店探しの努力を怠っている、上には
上がある事を経験として学んでいないなどの要因もあるのではないでしょうか。

>主婦なんかだと、男性からだと同じにしか見えない肉や野菜でも、違いがわかるみたいです。

同じには見えないし、食えばわかるでしょ。さすがに。
「わからない=良いものを食った経験がない」ではないでしょうか。

>ところで、何店舗ぐらいからだと「チェーン」と言えるんでしょうか?
>商品が全店で規格統一されてるとかが「チェーン」の定義なのかな?

複数店舗で、本部があって調達・オペレーションなどが統一化されているのがチェーンの定義ですね。

>銀行・投資家は儲けになることなら、いつの時代でも投資はするんじゃないの?

そそのかして、自分は利子でしっかり儲けようとします。
始末に悪いのは、それが「善意」だと思っていることですね。

>まあ、飲食ビジネスって原価は2〜3割ぐらいだと聞きました

何を原価に含めるかは、各社違うと思います。あなたが言っているのは原材料費のレベルではないでしょうか。
原材料費も、店頭で調理する場合は相当に下がりますし、別途食品加工所から加工済み食品を仕入れ
て、暖めなどの簡易な調理しかしない場合は若干上昇します。
家庭で奥さんが調理した場合も原価は200円程度ですが、家事労働の人件費を帰属計算すると、
1000円くらいになろうかなと思います。
60優しい名無しさん:2007/04/21(土) 16:32:48
>>マルクス経済学などの規範を論じたがる思想系の人に引用されるからシュンペーターは
どんどん胡散臭く見られるようになるという点を、もう一度良く考えて欲しい。

 どんな人物でも時代や場所に限定されてるという面をも併せ持っているのでしょう。
東畑精一は農業経済学だけど、農経ってマルクスの牙城らしいです。
 今、シュンペーターが生きてたらどう考えるかって仮定すると面白いのでは・・・

 経済学と経営学って理論と実践という面もあるんだろうけど、
シュンペーターってケインズほど後継者が育たなかったから右派・左派なんて
派閥の流れもないんでしょうか?
 
 「一物一価」ですね。多分、ドトールと単店はマーケットとしては別モノということ
でしょう。同じ外食コーヒーなんでしょうけど

61優しい名無しさん:2007/04/21(土) 17:25:18
>>時間が足りない、店探しの努力を怠っている、上には
上がある事を経験として学んでいないなどの要因もあるのではないでしょうか

 チェーン店って怠惰な人のためにあるって面もあったんですね。今「食育」とか
も言われてますけど。同じものを食べるといっても、化学肥料を使って、飛行機
やトラックで運んで、冷蔵庫で保管してなんてわけですから、昔とは全然違う
わけですよね。フード・システムというのも一種の工業のようになってるって面
があるんでしょう。
 ホンモノにふれたことのある人が少なくなってるってのは問題かもしれませんね。


>>原材料費も、店頭で調理する場合は相当に下がりますし、別途食品加工所から加工済み食品を仕入れ
て、暖めなどの簡易な調理しかしない場合は若干上昇します。

 そういえば、管理会計の学者は原価の話は好きですね。原価と機会費用論が話題になる
ことが多いみたいです。
 家事というのも結構 重労働なんですよね。ホントに大変だと思います。
>>60
>今、シュンペーターが生きてたらどう考えるかって仮定すると面白いのでは・・・

そんな妄想して喜ぶほど、俺はシュンペーターには心酔していない。
ケインズが生きていたらと思うことはあるけど。すまん。

>経済学と経営学って理論と実践という面もあるんだろうけど、

経済学って研究対象である人・企業・市場を客観的に見るけど、経営学はその中に入って
自分がどうすべきかというネタになる。中で奮闘している人にとっては、自分を客観的存在として
モデル化された上で、市場の失敗とか言われるとカチンとくるわな。逆に経済学から日本の経営学
を見ると、ただの宗教作文にしか見えない。

ここなんか、日本的経営学の苦悩が見て取れて面白い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%8C%E5%96%B6%E5%AD%A6

日本においては、自己を客観的に分析する行為ははやらないので、日本では経営学が主流になる。
けど、MBAに代表されるアメリカ流経営学は、経済学と同様に客観的に分析するし、一部は経済学
別の一部はエンジニアリングと、色々な領域の学問的知識の集合体として存在している。それゆえ、
日本ではMBAがいまいち好かれず、経営者との阿吽の呼吸を理解して太鼓持ちしてくれる経営評論
的な領域が好まれる。経営コンサルなんてその領域の人だから、放置するが吉。

>シュンペーターってケインズほど後継者が育たなかったから右派・左派なんて派閥の流れもないんでしょうか?

あなた、本当にシュンペータを理解しているの?後継者が育たなかったんではなくて、単純に経済学の
諸理論の中で淘汰されて失われた過去の一つの理論に過ぎないわけ。経済学以外の、思想とか宗教
とかそういう分野の連中が持ち上げているから、名前が残っているだけだよ。

>ドトールと単店はマーケットとしては別モノ

想定している客層が違う時点で、マーケットが別モノなのは当たり前だろ。
君、経営学もシロウトなの?
>>61
>フード・システムというのも一種の工業

家内制手工業から、ラインによる大量生産に移行しているんだから当たり前だと思われ。

>ホンモノにふれたことのある人が少なくなってるってのは問題かもしれませんね。

そういう規範的価値判断を振り回さない方が良いかと。
「僕はそういう人をかわいそうに思う」という主観の吐露程度にとどめておくべき。

>そういえば、管理会計の学者は原価の話は好きですね。
>原価と機会費用論が話題になることが多いみたいです。

至極当たり前。むしろ彼らは他に何をするというのだ。

>家事というのも結構 重労働なんですよね。ホントに大変だと思います。

じゃなくて、コスト評価しろと言っているだけです。
たいていの旦那は、自分の給与−3万円くらいの金額で、家事労働者を雇用しているのです。
競争性限的な社会通念と契約があって、適切な価格より多い金額を渡さざるを得なくなって
いるのですよ。完全競争にして、家政婦を雇ったらもっと安く同じレベルのサービスを受けられます。
64優しい名無しさん:2007/04/23(月) 12:33:06
>>逆に経済学から日本の経営学 を見ると、ただの宗教作文にしか見えない。

 例えば、松下幸之助は経営の神様とかいったことでしょうか?そういえば、長谷川
慶太郎なんかもバブルの崩壊を予測できなかったし。竹中平蔵なんかは経済学者
だけど、最近 影が薄いですね。

>>アメリカ流経営学は、経済学と同様に客観的に分析するし、一部は経済学
別の一部はエンジニアリングと、色々な領域の学問的知識の集合体として存在している。それゆえ、
日本ではMBAがいまいち好かれず

 多分、よそ者が突然入ってきて指揮・監督するのが面白くないって面があるのでは?
日産のゴーン氏なんて結局は大リストラするには外人じゃなきゃ出来なかったって
ことなのかもしれませんね。堀江さんがフジテレビ買収しようとしただけで恨みかう
ような風土ですから・・・
 結局、時の時代風潮、財界がもってきたい方向をマスコミに登場してお化粧めいた
お話をしてるって人が多いということでしょうかね・・・

>>単純に経済学の 諸理論の中で淘汰されて失われた過去の一つの理論に過ぎない
わけ。
>>君、経営学もシロウトなの?

 実は、技術者だった人から経済学の講義を受けていたりなんてこともありました。
昔、早大が出来た頃には文系の教授に理系の講義をさせたり、その逆のこともやった
なんて聞いたことがあります。
 プロになっちゃうと見えない部分が他分野の人には見えるってことがあるみたい。
別に、このスレ自体大学のテストじゃないんで、幅広い意見にふれる機会があれば
と思っています。
65優しい名無しさん:2007/04/23(月) 12:38:17
>>たいていの旦那は、自分の給与−3万円くらいの金額で、家事労働者を雇用しているのです。
競争性限的な社会通念と契約があって、適切な価格より多い金額を渡さざるを得なくなって
いるのですよ。完全競争にして、家政婦を雇ったらもっと安く同じレベルのサービスを受けられます。

 妻に財布を握られてるってことでしょうか?夫婦共有財産制だから、ホントは居住費
も光熱費も半分ずつ負担するのがいいんだろうけど
 そういえば、家計の消費行動に関する経済理論もありましたね。お金のマネジメント
の才のある人と結婚すると楽だと思いますが・・・
>>64
長谷川慶太郎とか真面目にとりあげていると、経済学系の板では馬鹿にされるぞと。
竹中平蔵については、政治的活動が主でしたし、慶応SFCで講師となったいきさつはむしろ
経済学者では無いという点が売りだったんじゃなかったかと。

>結局、時の時代風潮、財界がもってきたい方向をマスコミに登場してお化粧めいた
>お話をしてるって人が多いということでしょうかね・・・

というのを「学問的態度ではない」とするのがアカデミズムのスタンスです。
堀江がどうなろうとフジテレビがどうなろうと、正直関係ありませんね。
賛成派も反対派もひっくるめて、中の人は政治的に行動し、一般大衆をいかに味方に
引きずり込むのか考え、それを見た観客が騒いでいただけではありませんか?
個人的には堀江氏の経営は経営とは言いがたいものだったと思っていますが。

シロウト云々については言いすぎでしたが、世間の常識というものがどれほど根拠に欠ける
ものなのかという点は、考えてみて欲しいなあと思います。僕はプロじゃありませんが、経済学
的思考方法という事で、まずは「常識を疑う」というか、「根拠の無い常識は、一回批判して
みる事で思考実験とする」というスタンスで生きております。
67優しい名無しさん:2007/04/24(火) 15:38:10
>>長谷川慶太郎とか真面目にとりあげていると
 どうして、そういった人がマスコミに堂々と登場してくるのか不思議ですね。
バブルでおかしくなってしまった企業も多いですからね。まあ、結局 評論家の話
は聴いても自己責任なのでしょう。
 ただ、今は個人投資家も多いから、自分で勉強してから株でも投資でもやるべき
でしょう。
>>竹中平蔵については、政治的活動が主でしたし、慶応SFCで講師となったいきさつはむしろ
経済学者では無いという点が売りだったんじゃなかったかと
 ウィキペディアで調べました。竹中さんは博士号はなかったんですね。むしろ劣等生
だったというわけですね・・・
>>個人的には堀江氏の経営は経営とは言いがたいものだったと思っていますが。
 ううん、ベンチャーとか起業って大企業とか入ってもその割 見込みのない学歴の
ない人がやるもんだって考えてたので、東大出のベンチャーってのは新鮮には映った
けどね。あんまり品のいい人が入ってきても迷惑って人もいたんだろうけど。
 初めはHPの製作会社かなんかだったらしいですね。だんだん証券会社になっちゃった
んでしょうね。
>>シロウト云々については言いすぎでしたが
 経済のスレ見てみて、すごくレベルの高いことが書かれてるのかなって思ってたけど
そうでもないみたいですね。何しろ、経済はミクロ・マクロ・南北問題・格差問題など
幅が広いから、全てについて通じてるってのは、難しいんじゃないか・・・
 経済成長と技術革新にしても、シュンペーターに限らずハロッド・ドーマーとか
ケインズ系の理論もあるわけですからね。
>>世間の常識というものがどれほど根拠に欠ける ものなのかという点は、考えて
みて欲しいなあと思います。
 竹中平蔵さんにしても、何か有名な経済学者に請われて慶応SFCの教授になったと
書かれてました。結構、日本の世の中って ネパティズムみたいなものも残ってるのかも
しれませんね。
 投資するにしても、個人の場合は自己責任ってことを自覚してないと失敗するでしょうね。


>>67
マスコミは適当に時間を埋めて、なおかつ娯楽のネタを提供してくれる人がいればそれでよいわけ。

株は貯蓄です。投資という言葉は安直に使わないように。
それと、個人投資家は、情報の点で明らかに機関投資家には勝てませんし、見識の点でも大きく
劣っています。金融論を勉強すると、最初に学ぶのは、「資産をいかに減らさないか」です。自分で
勉強する人は、なけなしの金を増やしたい人ばかりですので、これは金融論ではなく博打です。
博打をやりたいのなら、パチンコや競馬あたりの方が抑制が効いていいでしょう。

>だんだん証券会社になっちゃったんでしょうね。

あれは、株式分割を利用したマルチまがい詐欺だと思いますよ。

>経済のスレ見てみて、

こちらは経済板ですから、時事ネタ・評論家よりです。
アカデミックな世界に興味があったら経済学板の方へどうぞ。

>経済成長と技術革新にしても、シュンペーターに限らずハロッド・ドーマーとか
>ケインズ系の理論もあるわけですからね。

この3者で、一番最初にシュンペーターが出てくる時点で、今まで学んできた事の
偏り具合が透けて見えます。

「何か世の中の役に立ちたい」という気持ちは大事ですが、その解決策はまずは
規範的判断によらない理論での分析に求めるべきです。思想的なところから入る
と、宗教的な原理主義の袋小路にはまってしまいます。
69優しい名無しさん:2007/04/24(火) 22:33:30
>>この3者で、一番最初にシュンペーターが出てくる時点で、今まで学んできた事の
偏り具合が透けて見えます。

「何か世の中の役に立ちたい」という気持ちは大事ですが、その解決策はまずは
規範的判断によらない理論での分析に求めるべきです。思想的なところから入る
と、宗教的な原理主義の袋小路にはまってしまいます。

 ずいぶん、苦しまれた経験があるんですね。文章から、そんな気がいたします。
こちらのスレはどのようにして知ったんですか?
70金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/04/24(火) 23:11:49
何だここ、すげー良スレやん。
マターリ進行なのも好感持てるし。
71だな〜 ◆DNRj/G0/Mg :2007/04/25(水) 01:18:38
今ちょうど日経にシュンペーターについて連載されているが、彼の主張の骨子はは
情報の偏在ないし不完全性を前提に、ルールとしての法規制が必要というものと、
予定調和的マルクス理論と新古典派的均衡理論双方を否定するというものなのだよ。
72優しい名無しさん:2007/04/25(水) 15:36:16
>>マスコミは適当に時間を埋めて、なおかつ娯楽のネタを提供してくれる人がいれ
ばそれでよいわけ。

 新聞が売れてテレビ視聴率が上がればいいってことでしょうね。そんなに「規範」
なんてことも考えてないんでしょうか・・・

>>株は貯蓄です。投資という言葉は安直に使わないように。
それと、個人投資家は、情報の点で明らかに機関投資家には勝てませんし、見識の
点でも大きく 劣っています。

 元本割れもアリって点では外貨預金もそうですけど、貯蓄としてとらえるなら
オールド・エコノミーの鉄鋼とか製紙なんかは長期的に値段は変らないから向いてる
そうです。それから、電気・ガスあたりとか。人気銘柄は値段も高いからね。
 証券マン任せってのもダメみたい。在庫を早く処分したいだけって感じの人が
多いらしいからね。

>>金融論・デイトレ・パチンコ・競馬

 金融論というと、銀行間の短期コールローンなんかの話がでてきますが
 デイトレみたいなこと言ってるんですか?ローソクの読み方とか短期線が長期線を
上回れば上げとか言われてますね。私はやんないけど、かといって他の人がやること
批判すると「規範」になっちゃうから、ダメとは言いません。

 パチンコ・競馬だと人にもよるだろうけど、完全に元本がゼロになるまでやっちゃう
人もいるみたいだからね。競馬は名馬を育ててるっていう面もあるんだろうけどね。
 株式はやってる人は金儲けも考えてるんだろうけど、企業とか産業を育ててるって
面もあるんだろうね。



73優しい名無しさん:2007/04/25(水) 15:46:31
>>あれは、株式分割を利用したマルチまがい詐欺だと思いますよ。

 ああ、そういえば株式分割で資金流入を促してきたらしいですね。
 堀江さんってあと、エリートだったから、ある意味「規範」に弱かったのかも。
朱子学てきというか・・・「会社は株主のもの」って考えがあって、だから粉飾
してまで好決算を装ったりしてしまったのでしょう。どんな企業でも、いいときも
悪い時もあるってことが解ってなかったのかも。三木谷さんは代々企業家の家系
だったから、結局、野球チームも楽天が手に入れましたね。

>>こちらは経済板ですから、時事ネタ・評論家よりです。
アカデミックな世界に興味があったら経済学板の方へどうぞ。

 経済学版も見させてもらいました。参加者はどちらかというと学生さんが多いみ
たいですね。どこの大学の、どの先生がいいとか 悪いとか・・・

>>この3者で、一番最初にシュンペーターが出てくる時点で

 私は、どちらかというと、経済学の教科書を体系的に勉強したこともない技術系
とか、営業関係の方がシュンペーターには親近性があると思います。
 それから、町工場とか中小企業で新製品を地道に開発し続けてるとか・・・
 どちらかというと、彼らに頑張ってもらわないと技術革新も新規取引もあったもの
じゃないんで。
 もちろん、経済理論を論じるのもアリだと考えてますが・・・


>>72
>新聞が売れてテレビ視聴率が上がればいいってことでしょうね。

利潤最大化行動を考えたら当然です。
規制の加え方が肝になります。

株はおだてられて金吸い取られるだけだから止めとけ。
証券会社の営業だって、彼らにとっての利潤最大化行動(売買手数料を増やす)をしているだけだ。

ある人と自分のつながりがあって、相手は相手の行動原理で自己の利潤最大化を行っている。
その際に、どうやったら自分の目的と合致させる事ができるのか。
こういう分析は経済学の領分。

思いっきりドライに考えて、「マフィア・ヤクザの組織統治について」ってのを考えてみると面白い。
自分の事しか考えない無鉄砲な連中を、親分がどうやって御しているのか。

>金融論というと、銀行間の短期コールローンなんかの話がでてきますが

コール市場ってのは、日々の銀行間の資金の過不足を調整する場所です。
この市場では短期金利の裁定が行われています。というか、客観的に見るとそのように振舞って
いるように見えます。中にいる人はそんなこと考えていませんが。

デイトレは、日中の銘柄間の鞘取りを行い、1日でポジションを解消する株式市場の参加者をさす言葉です。
こういう人はローソク足もゴールデンクロスも見ません。
「裁定の遅れ」という隙間をポツポツ拾っているので、大きな投資家はいません。ほとんどが個人です。

>株式はやってる人は金儲けも考えてるんだろうけど、企業とか産業を育ててるって
>面もあるんだろうね。

というか、金儲けを考えている人と、事業をやりたい人の仲立ちをする場所です。
育てるときもあれば、邪魔するときもあります。
>>73
エリートとか関係ありません。
堀江氏はドロップアウト組みで、反社会を気取っていましたが、
その後の社内の状況が報道されるのを見るにつけ、組織統治がでたらめで
事実上ただのオーナー会社で、見栄っ張りな経営者がテレビに出て会社を
ほったらかしにしていただけのように見えます。
結果的に「会社ごっこ」をしていただけだったと思います。

>朱子学てきというか・・・「会社は株主のもの」って考えがあって、だから粉飾
>してまで好決算を装ったりしてしまったのでしょう。

本末転倒です。会社は株主のモノだったら、粉飾は絶対にやってはいけない行為です。
「株主を嵌め込んでやれ」と思っていたと解釈するのが普通です。

あなた、堀江氏に幻想を抱いていませんか?

三木谷氏がどういう会社経営をしているのか知りませんが、堀江氏ほど簡単に尻尾は
出さないし、それなりに上手に世渡りしているというのはわかります。

>私は、どちらかというと、経済学の教科書を体系的に勉強したこともない技術系
>とか、営業関係の方がシュンペーターには親近性があると思います。

いえ。シュンペーターに一番はまるのは役人ですw

>それから、町工場とか中小企業で新製品を地道に開発し続けてるとか・・・
>どちらかというと、彼らに頑張ってもらわないと技術革新も新規取引もあったもの
>じゃないんで。
>もちろん、経済理論を論じるのもアリだと考えてますが・・・

もし、そういう感覚でしたら、むしろケインズを読んでみてください。
「雇用・利子および貨幣の一般理論」って奴一冊だけで結構です。
76優しい名無しさん:2007/04/26(木) 11:19:17
>>その際に、どうやったら自分の目的と合致させる事ができるのか。
こういう分析は経済学の領分。
 ううん、例えば店に行って、店の立場としては高額品買ってもらいたいけど、客は
大して金持ってないって場合、双方の効用が最大化されるところで取引が行われる
ということでしょうか? もっとも、家電量販店なんかでは特に販売ノルマってない
みたいです。「あそこの店行くと高いもの売りつけられる」っていうウワサが広がる
と「下手な商売」ってことになるんでしょうから。
>>事実上ただのオーナー会社で、見栄っ張りな経営者がテレビに出て会社を
ほったらかしにしていただけのように見えます。
 タレントとか政治家になりたかったら、株式のみ保有して、経営からは手を引くべき
だったのでしょう。
 企業経営って華やかにきこえるかもしれないけど、意外と地道な行為の積み重ねが
大切なんでしょうね。時には、イノベーションも・・・
人気稼業と両立できるようなものじゃないのかも。
>>シュンペーターに一番はまるのは役人です
 シュンペーターはユダヤ系でドイツでは実力があっても大した職には就けなかった
と聞きました。それで、ナチ時代にアメリカに亡命したわけですね。
>>むしろケインズを読んでみてください。
 現代人としては教養として読んでおくべき本かもしれませんね。日本人の学者
が著した経済学の教科書じゃなくって、原文を読むべきだということですね。
岩波文庫から出てますね。






>>76
> ううん、例えば店に行って、店の立場としては高額品買ってもらいたいけど、客は

生半可な知識を披露しても、勘違いを暴露するだけです。
ちゃんと勉強した方がいいですよ。

>時には、イノベーションも・・・

イノベーションは発生を予見できないんですよ。

>現代人としては教養として読んでおくべき本かもしれませんね。

アニマルスピリッツという単語がどのように使われているのか、よく読んでみてください。

ケインズとシュンペータの違いは、シュンペータは不況で淘汰が起きる事をよい事と考え、
ケインズは不況がイノベーションを起こす企業家の山師的経済活動を抑制すると考え
ている点です。
78優しい名無しさん:2007/04/26(木) 21:38:19
>>もし、そういう感覚でしたら、むしろケインズを読んでみてください。
「雇用・利子および貨幣の一般理論」って奴一冊だけで結構です。

 ケインズって雇用危機から生まれた経済学なんだろうけど、雇用が出るには投資が
必要で、雇用から消費も生まれるって言ってますね。
 私も銀行に金も預けてるし、役所に税金も払ってるけど、投資を官が主導するか
民が主導するかってことなんだろうけど、最近は公共事業イカンって風潮は小泉さん
がつくってしまいましたね。あの方は慶応の経済らしいけど・・・
 民は失敗して潰れればそれまでだから、なかなか投資も出来ないって面もある
のでしょうね。
 ケインズ経済学が施行されたけど、裏ビジネスが横行したばかり、なんて話も
アメリカじゃあったみたいですよ。アムウェイなんかのことなのかな・・・
 あんまり、自分はマクロの知識振りかざすのって好きじゃないんで、活字と共に
死ねるって人ならいいんだろうけどね。
 思いきって、ケインズさんのスレでも立ち上げたらいいんじゃないでか?
 ここはシュンちゃんのスレなんで、山師でも何でも大いに結構って感じでいいと
思いますよ。
79金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/04/26(木) 22:23:31
>>78
比較lもなしに俊平ちゃんを語るのは不可能だろう。
ちょっとおかしなレスだね。
80優しい名無しさん:2007/04/27(金) 11:16:28
>>79

 経済成長を考えてるのは同じなんだろうね。ただ、ケインズは完全雇用ってことを
主眼に置いてるのに対し、シュンペーターはイノベーションを主眼においてるって
ことでしょう。
 ところで、ケインズさんを勉強したことありますか?IS−LM分析とか・・・

 替りに、答えてやってください。
>>78
あなた、ケインズは読んでいますか?

ケインズは、公共事業が投資だなんて一言も言っていませんよ。
そして、民間の投資は「経営者の動物的精神」で行われるもので、民間経営者の気持ちが
萎えている状態が不況だとしています。不況から脱出する方法は、経営者の気持ちが勃起
する事ですが、それは政府としてはできない。そこで「自然回復するまで、失業者の面倒を見て
おきましょう」「ただお金を配るとモラルハザードを起こすので(言い方は違いますが)、労働の対価
として渡したら良いのではないか」という事を言っているのですよ。

あなたのケインズ感は、1970年代のインフレの時代に対して勝手にでっちあげた、偽りのケインズ
像であって、そうなった理由の一つに、マスコミ自信がそのように誤解してやたらと持ち上げた事が
あると思います。

ちゃんと自分の力で調べてみてください。


なお、その後に、ちゃんと「正常進化した」現在のマクロ経済学の考え方も、正しく学ばれることを
お勧めします。マスコミレベルでは絶対に知る事はできないのが、悲しい点ですが。


最後になりましたが、山師が勝手に暴れて、「数量ベースで投資をなす」というのがケインズの捉え
方で、「山師の中には金脈を掘り当てる奴もいる」というのがシュンペータです。

>>80
IS-LMはヒックスですよ。
>>81に補足しておきます。
>最後になりましたが、山師が勝手に暴れて、「数量ベースで投資をなす」というのがケインズの捉え
>方で、「山師の中には金脈を掘り当てる奴もいる」というのがシュンペータです。

この違いは、ケインズが「目の前の失業をなんとかしなければ」という問題意識を持っていたことに対し、
シュンペータは「長期的には金鉱を掘り当てる山師がいるから大丈夫」というスタンスでありました。
僕は、例えば「経済的理由による失業者が年間1万人オーバー」という状態を、「やむをえない損失」
と言う精神が理解できません。机上の空論も甚だしい。

そのため、僕個人はシュンペータの学説を認める部分はあっても、シュンペータという人間は嫌いです。
83優しい名無しさん:2007/04/28(土) 01:39:24
 なかなか、ケインズさんなんかの話になってきて良かったと思います。
 是非、頑張ってもらいたいな。経済学って分野で。
 他のスレってそんなんじゃないんでしょ?
84優しい名無しさん:2007/04/28(土) 15:36:21
 一人の学者について深く研究することも大事でしょう。ケインズがあれだけ称揚
されたのって、当時の政治的背景もあったのでしょう。
 「経済学はケインズに限る」っていう風には ならないほうがいいって別の分野の
研究で学者さんから言われたことがあります。古典の権威ってのは仕方ないんだろう
けど、それについて書かれた註解書はたくさんあって、自分は「誰々主義者だ」とは
言わない方がいいということでしょう。
 経済学を勉強した人ばかりじゃないんで、なるべく術語は使わないで話したいと
思います。好きでフリーターやってる人もいるんだろうけど、「もっと正社員を増や
さないと」って語るオジさんも多いけど、結局ケインズを知ってるかどうか、知らない
けど、無意識的にケインズを語ってるんでしょうね。

 山師がひとやま当てて創業者一族が贅沢に暮らしてるってことを我々庶民がうらや
ましく ひがんでるってことは、そんなに問題じゃないと思う。ライブドアでも堀江
さんが退いても会社として存続してるし、そこで働いてる人も大勢いるわけだから、
そちらの方に注目したいと思います。
 せっかくのGWです。経済の勉強もいいけれど、どこかに出かけて見識を深めたり
しましょう。2ちゃんばかりやってると下流社会って誰かに言われてしまいますからw
あなたの語るシュンペーター感も、ケインズ感も、どこかの誰かの我田引水の思いつきであり、
学説としての整合性を一切もたない文学的なものであったという事。そしてあなたはその伝聞
だけに頼って色々と語っていて、わかっている人が聞いたら頓珍漢な事を言っていたという事は、
率直に認めたほうが良いと思うよ。

まあ、去るものは追わずだな。
86優しい名無しさん:2007/04/30(月) 16:33:36
>>85

 私は、サラリーマンでもあるので、今は決算などで忙しく なかなかご返答してる
時間がありません。
 知人で経済学者って人もいるから、紹介してさしあげましょうか?
 
 このスレって自分が始めたんだけど、いろんな方が意見交換した方がいいので、
まあ、今は あなたの独断場でもいいと思うけど、何で あなたへの返答が少ない
のでしょうか?一時はマイクロソフトで盛り上がってたのに・・・

 というわけで、ケインズといっても書簡まで含めたら、ずいぶん幅も広いだろうし
全部を知るってのは大変だろうね。

 好況・貨幣需要・インフレ・購買力・スタグフレーション
 あるいは
 公共事業・批判・芸術・軍国主義・協力・戦後・GHQ・活動禁止
 これらのタームを使って、ケインズの講義をしてみたらいいんじゃないの?

 まあ、2ちゃんで話してるのは、レベルが低いんだろうから、何ならケインズ学会
にでも参加してみたら?
 そういえば、金融大学っていうのもインターネットでありましたよ。
>>82
へぇ。俺はだからこそシュンペータが好きだけどな。
>>86
>何で あなたへの返答が少ないのでしょうか?

ここがあなたの隔離スレだからです。
89優しい名無しさん:2007/05/01(火) 10:17:41
>何で あなたへの返答が少ないのでしょうか?

 たぶん、内容は正しいんだろうけれど、文体が悪いんだろうね。
 「売れるためには わかりやすく」
 商品が良くてもマーケティングで失敗してるって感じがする。
 あくまでも、雑談風に・・・
 貨幣需要なら「お金ってもっと欲しくなるものなんだよね」とか・・・
>>89
あなたは、ここで商売をするために書き込んでいるのですか?
91優しい名無しさん:2007/05/01(火) 17:56:32
>>90
 
 たとえの話です。出版社でも本出すには何度も校正かけたりするらしいですよ。
売れなきゃ紙の山の在庫だけってことになっちゃうからね。
 昔、優秀な哲学者が本書いたんだけど、全然 売れなくって、編集・校正かけたら
大ヒットになったなんて話もあったそうです。
 出版社っていうと、文学部の出身なんかで高尚な人が多いってイメージもあるけど
そうでもないんでしょうね。まあ、われわれは経済勉強してるわけだから、そういった
ことに もう少し詳しくってもいいんだろうけど。かえって、世の中のきたない面も
知ってる方が免疫があっていいのかも・・・
>>91
あなたのレスは、感想文なんだよなぁ。
大変レスしずらいし、何が言いたいのか良くわからん。
93優しい名無しさん:2007/05/02(水) 09:19:14
>>92
 「感話」ってやつですね。

 イラクなど、イスラム圏では宗派間対立で毎日のように殺し合いが続いてるとのこと。
社会科学には神学性があるってだれか言ってたけど、対話を楽しむって雰囲気にしたい
ですね。

 @共感する自由
 A反対意見する自由
 B何も書かない自由
 C他スレに参加する自由
 D仕事・家事等が優先する原則

 これらは守られないと健全じゃないでしょうね。
94優しい名無しさん:2007/05/02(水) 09:27:03
ケインズと時を同じくして生まれた天才、ヨーゼフ・シュンペーター。ともすれば
ケインズの陰に隠れてしまいがちなシュンペーターだが、彼の残した足跡は大きい
と私は考える。「アンファン・テリ−ブル」と呼ばれた彼は、経済学においてその
奇才ぶりをあらわにした。エジプトで財務顧問として働き、王女の地所の賃貸料を
半額に切り下げる一方で、彼女の所得を倍増させたのである。そんな素晴らしい
功績を残した彼なのだから、私はてっきりケインズ同様資本主義の立場を取る学者
だという先入観を抱いてしまったのだが、なんと彼は社会主義者だったのである。
だからといって、まったくマルキストというわけではない。むしろ「資本主義・
社会主義・民主主義」という書物の中でマルクスに戦いを挑んだのである。彼は
マルクス同様、資本主義の終焉を予言した。資本主義においては、一部の並外れた
知識や意思を持ったエリートが牽引役となり、労働者はそれに追随するだけで
あまり重要ではないと説いた。果たして彼の説は受け入れられたのか、そして
正しかったのか。それは現在の我々の暮らしを見れば一目瞭然である。シュン
ペーターはマルクス同様敗れ去ったのである。彼らの予言は見事にはずれ、
我々は資本主義の恩恵を受けて生活している。では彼の残した功績とは、一体
なんであろうか。そのことは、「シュンペーターのヴィジョン」の最後の部分で
語られている。つまり、自らの「限界」を悟ったことである。なんと潔い男では
ないか。これは私自身が時々感じる事であるが、決して自説を曲げない人物という
のが大勢いる。たとえその説が間違ったものであったとしても。シュンペーター
のような偉大な人物でさえ、自分の限界を悟り、不適切と感じた持論を講義しな
かったのである。引いてはいけない部分を持つと同時に、謙虚に他者の言に耳を
傾ける姿勢が大事である。

 という意見もあるようです。シュンペーターだとエリート主義になっちゃう面
があるんでしょうね。
 というわけで、プチ・イノベーションを薦めてるのだと思います。

 また、新たな書き込みを期待してます。果報は寝て待てw
>>93
>@共感する自由
>B何も書かない自由
>C他スレに参加する自由

守られないとっておまえ、これらは妨害しようがないだろうが。
96優しい名無しさん:2007/05/02(水) 11:07:43
>C他スレに参加する自由
守られないとっておまえ、これらは妨害しようがないだろうが。

 異説となえたりすると「呪われるぞ」なんて脅迫めいたことする団体もあるらしい
ですよ。


>>96
だから何? 自由をはく奪できるわけじゃないだろ。
自由を制限できるわけじゃないんだから無意味。
>>93
社会科学の神学性とか言う以前の問題だよ。

ロジカルに会話ができていれば、ロジックの弱い部分を指摘しあう事で、より良い考えを
導き出すことができるけど、ただの感想文だと「共感する」か「共感しない」かどちらかしか
できない。感想文同士をぶつけあったら、まさに神学論争になる。

君のレスの仕方では対話が楽しめないって事。

過去何万人という経済学者の対話の結果、既に捨て去られたものを、引っ張り出して
くるんなら、よっぽど強いロジックがなければダメ。感想文とか、共感とか、頑張ったとか、
潔かったとか、そういうのでは隔離スレに放り込まれておしまい。あるいは思想みたいな
隔離学問に放り込まれてさようならだよ。
99優しい名無しさん:2007/05/02(水) 15:27:38
>>98
 シュンペーター のような偉大な人物でさえ、自分の限界を悟り、不適切と感じた
持論を講義しなかったのである。引いてはいけない部分を持つと同時に、謙虚に
他者の言に耳を傾ける姿勢が大事である。

100優しい名無しさん:2007/05/02(水) 15:43:45
1936年に発表された、J・M・ケインズの『雇用・利子および貨幣の一般理論』
によってもたらされた経済学上の革新的貢献のこと。L・クラインによる命名であ
る。伝統的経済学では、市場価格による需給調節の結果として生産されたものは
必ず販売されるという主張(これをセイの販路法則という)がなされてきた。
しかし、29年10月24日(これを暗黒の木曜日という)にウォール街から
スタートした世界恐慌によって伝統的経済学の権威は失墜し、それにかわって、
大量失業の発生原因を解明し、それに対する政策指針を明示できるような経済学
が要望されるようになった。ケインズの『一般理論』はこの要望に応えるための
経済学である。ケインズは、雇用決定の究極的要因は有効需要であるとし有効需要
の原理をその中心におく。有効需要の具体的内容は消費需要と投資需要である。
ケインズによれば国民所得は有効需要に等しくなるように決定される。消費需要は
基本的に国民所得に依存する。国民所得から消費支出を差し引いたものは貯蓄
である。投資需要は、利子率とか技術革新とか将来の市場に対する期待の状況
などの種々なる要因に依存している。そしてケインズはこれから、投資活動の
自律的変動性を強調し、投資はそれに等しい貯蓄をもたらすように国民所得を
決定するという理論(投資乗数の理論)を提出する。もし、結果として実現する
有効需要の水準が、労働の完全雇用の達成にとって不足するならば、政府による
総需要管理政策が必要となってくる。金融政策および財政政策による完全雇用
政策がそれである。しかし何がケインズの最も革新的な貢献かについては、
なお多くの意見があり、必ずしも定着してはいない。
101優しい名無しさん:2007/05/02(水) 16:07:21
>>ケインズは、雇用決定の究極的要因は有効需要であるとし有効需要
の原理をその中心におく。

マクロ経済学の教科書って、ケインズの記述が多いから、「そんなの教科書でも読んで
勉強すれば・・・」って感じにならないようにしたいですね。
ケインズの偉大なところは、投資行動が「アニマルスピリット」という集合意識の山勘で
行われる事を喝破した点だと思う。マクロ的フレームワークを示した点が時点。

有効需要の概念も大事だけど、これはあくまで今ある目の前のおきてしまった恐慌を
前提に、今できる事という意味で提示された概念。1970年代のようなインフレの時代
にはここを攻撃された。

アニマルスピリットの概念は、期待インフレ率という形で、現代によみがえった。
俊平太
アニマルスピリットとか集合意識とかは日本の学者にはまず打ち出せない概念だな。
105優しい名無しさん:2007/05/03(木) 15:09:58
 新古典派経済学と区別されるニュー・ケインジアンの主要な主張は、賃金と価格が、
市場が完全雇用の達成を可能にするために直ちに順応しないことである。この価格
と賃金の硬直性を、ミクロ経済理論を使って説明することによって、遊休資源と開拓
されない市場は、合理的な期待があてはまる時にさえ存在し、持続しうると主張する。
106優しい名無しさん:2007/05/08(火) 12:08:23
 また、書き込みが止まってるみたいだけど、しばらくは このままにしときましょうか
107金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/09(水) 10:11:55
 ノートパソコンの買い替えで、なるべく小型のものが欲しい。情報求む。
 中古市場はどうなの?アキバでいい店とかってあるのかな・・・
 ヘアサロンの雑誌で携帯にTVとパソコンがついてるっていう新製品を見た。
 ただし、高速な列車の中などではTVは映らないらしい。デザインもちょっと
 イマイチって感じ。ああいうのって普及するのかな・・・
108(^O^)/:2007/05/10(木) 18:19:43
にょろっち〜
ゆみスレーハッケーンよ
ゆみちゃんはここであそぶーよ
109金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/05/10(木) 19:06:23
国債が借金であることは事実であるが、それは形式的な議論でのみ妥当
するのであり、国債とは本質的には、総支出(総需要)を調節するため
の手段でしかないのだ (ラーナー『雇用の経済学』第一章)
それはまた、庶民が想像するところの借金とは異なるものである。すな
わち日銀が国債をたとえば、500兆円買取って保有した場合に、その
利息収入は日銀の手にはいるが、その利益は政府に納めなければならず、
単なる帳簿上の債権債務となることから明らかである。
さらに明確に国債の本質をとらえるためには、政府の子会社である日銀
を、年末30日に政府に吸収合併するところを想像すれば良い。そうな
ると国債の債権者が政府となるのであり、債権債務が同一人格に帰属す
ることになり、民法における混同の法理により、債権債務が消滅するの
である。これを借金と呼称することには、いささかの無理があることが
分かるだろうと思う。
110(^O^)/:2007/05/10(木) 23:42:38
〉〉109
意味不明ーね
なにがいいたいのーよ

今日からここはゆみちゃんのスレーね
ごりゃー
愚民どもーもっとイノベーションなこといえーよ
111金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/11(金) 10:58:57
 投資需要は、利子率とか技術革新とか将来の市場に対する期待の状況
などの種々なる要因に依存している。そしてケインズはこれから、投資活動の
自律的変動性を強調し、投資はそれに等しい貯蓄をもたらすように国民所得を
決定するという理論(投資乗数の理論)を提出する。

 直接金融と間接金融があるよね。
112金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/11(金) 11:09:32
 資産デフレにともなう企業のバランスシート悪化や円高進行による国内の設備投資
抑制などの影響は大きく、日銀がいくら金利を引き下げても景気が本格的に回復する
ことはなかったのです。95年9月、ついに公定歩合0.5%という超低金利時代に突入し
1999年2月にはコールレートを0.15%にまで引き下げ、経費を考慮すると事実上金利
がゼロになる、いわゆる「ゼロ金利政策」(2000年8月まで実施)までもとるに至り
ました。
113金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/11(金) 11:43:18
>>109
 
 東京都議会議員・近藤やよい さんは青山学院大学在学中に財政学を専攻。税理士
でもある。

>>愚民どもーもっとイノベーションなこといえーよ

 ブラシ付きドライヤーって今でも使ってる人っているのかな?
そういえば、最近洗濯物のダマ取り機をコジマ電気で買った。確か980円だった。


>>111
直接金融も間接金融も、マクロでは貯蓄だよ。
115金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/11(金) 22:34:46
>>これを借金と呼称することには、いささかの無理があることが
分かるだろうと思う。
 
 日銀引受の場合、貨幣発行量は増加するということでしょうか。市中引受、外国
引受の場合はどうなのかな?

 
>>115
日銀引受しても、政府の預金の間は日銀にある政府口座に入っているだけ。
マネーサプライは変化しない。
それが政府支出として使われたり、国債の償還として市中にお金が渡されて
初めてベースマネーとなる。


市中引き受けの場合は、市中から政府預金に口座が移動した分だけベース
マネーが減少する。そうすると、短期金融市場で資金調達が増えるので、O/N
金利が上がる。O/N金利を誘導目標まで引き下げるべく、日銀は買いオペを行う。
誘導目標金利が元に戻ったとき、マネーの総量は変化していない。
外国引き受けでも円建ての場合は、市中銀行とまったく同じ。

外貨建てで発行した場合、減少するのは外国のマネー。
ODAの支払いなどで外貨調達の為替取引をしたら、自国通貨売り介入になる
ので、自国通貨拡張・外国通貨縮小となる。が、これも上に戻って金利で誘導
されて相殺される。相殺されてしまうことを不胎化と言う。
117金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/14(月) 09:38:08
>>116

 私の大学の教授が「買いオペの財源は税金だゴラァ、日銀は政府のポケットみたい
なものだゴラ ... 私は買いオペは日銀が印刷機を回すだけで行えるものだと ...

 「日銀の買いオペについて」ってスレもあるみたいです。そちらも参照してみました。
いろんな考えがあるように思います。
118金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/14(月) 15:40:08
 不胎化とは・・・

外為市場介入による金利変動を避ける目的で、中央銀行が反対の金融調節を行なう
とを指す。ドル売り介入によって金融が逼迫する際には、短期国債や手形の買い
オペで同額の円資金を散布し、円売り介入によって金融が緩和する際には、売り
オペで同額の円資金を吸収する。不胎化政策によって金利の乱高下を回避できる
一方、為替相場への効果が薄れるというデメリットがある。

 ということなのだそうです。                              

--------------------------------------------------------------------------------
>>118
外貨調達の為替取引と、為替介入は、やることはまったく一緒だよ
120金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/15(火) 09:42:43
 為替介入とは・・・

急激な為替レートの変動は、企業の経営等に悪影響を与え、ひいては日本経済その
ものに悪影響を与える可能性があります。
そこで、為替相場が乱高下しないように、急激なドル安円高の場合は円売りドル
買い介入、急激な円安の場合は円買いドル売り介入を行ない相場変動を小さくし
ようと試みます。

 なのだそうです。ちなみに、為替介入は財務大臣が行い、日銀はその代理人として
行ってるに過ぎないのだそうです。
 輸出企業だと円高は好ましくないわけですね。

 
円高が悪くて円安が良いということはない。行き過ぎたレートは良くない影響をもたらす
ことに変わりなく、その意味では円高も円安も行き過ぎた動きの場合良くないことに変わりない。
一定水準で安定推移させるのが政府日銀の考え方。
それと、実は、円高時にドルを買って、円安時にドルを売ることになるから
とても儲かるんだよ。
日本で最強のトレーダーといってよい。10円以上の値幅を取りにいくからね。
>>120
輸出企業にとっては円安が好ましいけど、日本人の生活っつー意味では円高が好ましい。
適当なところが一番。

為替介入も外貨調達の為替取引も、財務大臣が指示をして、政府の銀行である日銀が
外為市場で円売りドル買いするわけで、目的が違うだけでやる事も起きる効果も一緒。
123金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/16(水) 17:22:07
>>122

 一時は1ドル80円台なんてこともありましたね。最低限の資源を確保するには、どう
しても輸出に頼らないとやってけない、ってのは今でも変らないと言われてますね。
 内需拡大ということも言われてきたけど、今のところ どうなのでしょうか?
>>123
資源を確保するのは輸入によってであります。
輸出したらせっかく輸入した資源が出て行っちゃいます。

対ドル固定の時代であれば、外貨準備の枯渇が輸入の途絶を意味しており、
同時にマネーサプライに直結していた関係で、国際収支の天井なんて現象が
ありましたが、今現在の日本円は変動相場制でハードカレンシーであります。
もう輸出に頼らなければならない時代ではありません。

ただし、政治的に見ると、政治献金の大半は大規模化している輸出製造業
が団体として支出しており、彼らの政策が通りやすい状況にあって、やたらと
「ものづくり」にシンパシーを感じさせる政策が好まれるようです。

というわけで、内需拡大をしなきゃならんのですが、「やっていない」というのが
現在の状況だと思われます。
125金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/17(木) 10:43:34
>>124
 
 加工貿易に こだわり があるのでしょう。

 製造業って すそ野が広くないと成り立たないと聞いたことがあります。
 たしか、経済学者がオランダの没落ということを貿易立国ということで、ドイツとの
対比で論じてたのを思い出しました。
 今では、製造業の空洞化ということが問題にされていますね。
>>125
すそ野が広くないのに成り立っている特異な事例があるよ。韓国がそれだ。
中小企業の育成や地道な技術養成をすることなく、大企業集中主義でやっている。
じゃ、本来必要なはずのすそ野の部分はどうなっているのかといえば、
実は、日本が担っているんだよ。基幹部品は全面的に日本からの輸入に頼っている。
それを組み立てる組立業という感じだ。
でも、非常に手間と時間がかかる労力をすっ飛ばして短期間のうちに果実を得られる
こうした手法を韓国は採用したわけだ。
サムスン会長は言っている。「日本が汗をかき、成果は韓国がいただく」と。
>>126
スマイル曲線っつーのをご存知無いようで。
>>125
その「こだわり」のために、国が衰退しても良いとは言えないはずです。
129金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/18(金) 16:22:22
>>126.128

アメリカでは韓国車も結構 売れてるとか聞きました。アメリカ人から見れば日本
も韓国もそんなに変わらないのでしょうね。
 ただ、パーツを日本から仕入れてるということになると、もちろん特許料なども
込みなのでしょうから、組立工賃が安いというだけで、そんなに割安感があるって
わけじゃないのでは?韓国だと物価は大体日本の10分の1とか聞きましたが・・・
 重要部品とアフターサービスがこれからは重要というのが「スマイル曲線」ですね。
ただ、韓国って人口でも日本の3分の1位しかいないというのもあるし、伝統的な
考え方も強いらしいからあまり技術者に優秀な人材が集まらないってこともあるの
でしょうか?
 最近は家電でも日本メーカーでも組立は東南アジアなんてのが安いのでは多いみたい
です。LGのも使ったことがあるけど、まあ そんなに悪いってわけでもなかった
ですね。
 スマイル曲線の理論をからすると、重要パーツとアフターサービスでこれからは
成り立って行くって考えるべきなのでしょうかね・・・
>>129
アフターサービスじゃなくて、商品開発力ですね。白物ばっかりやってると韓国と同
レベルになっちゃってただの価格競争品になっちゃいます。新商品開発力で独占的
市場を形成できる商品をどれだけ作れるのかっつーのが大事ですね。

また重要部品に関しては、ちょっと調べれば小さいけど化け物みたいな高収益の
センサーメーカーとかいっぱいごろごろしているのが日本です。別に悲観したものでは
無いと思いますよ。


ただし、これらが社会的にインパクトを与えるほどの重大発明で、経済構造を変えて
しまうくらいのインパクトを持つものではないため、イノベーションではないわけです。
イノベーション論者は、ここを混同していることに気づいていない。と、元の話に戻して
みる。

というか、日本ほどの経済規模の国に、ちょっとした発明品で社会構造が変わる
ようなインパクトを期待するのは難しいと思う。公共事業の効力が減ったというのも
効力自体は変わっていないが、景気に影響を与えるにはものすごい大きな単位で
実施する必要があるようになっただけのこと。

東京オリンピックの時代と違って、ワールドカップ向けに競技場を一度に10個単位で
作ってもGDPは微動だにしないわけだし、高速道路・空港建設・万博開催の3点
セットをやっても所詮愛知県近辺の地域経済にしか効かなかったのだ。
131金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/19(土) 17:01:14
>>というか、日本ほどの経済規模の国に、ちょっとした発明品で社会構造が変わる
ようなインパクトを期待するのは難しいと思う。

 高速道路も これからも延伸するらしいですけど、たしかにネットワーク化すると
効果が変わるとも言われてますが、実際のところは どうなのでしょうか?
 高速道路の自動運転システム(ハンドル・アクセルを操作しなくても自動で行き先
まで連れて行ってくれるシステム)なんかは どうでしょうか?まあ、どちらかというと
IT的な技術なのでしょうけど。

 ところで、イギリスのシティ(ロンドンの金融街)で働いてる人はイギリス人が
多いけど、資本はアラブなどの外資系だということも聞きました。
 製造業じゃないとすると、金融とかで成り立たせることになるのでしょうけど、
そういうのって可能なのでしょうか?
>>131
既に想像できてる未来技術は、コスト面でできないだけで、革新的とは言いがたいと思います。

後半は何が言いたいのかわかりません。
133金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/20(日) 14:39:20
 シティを擁する金融のヘゲモニーが強く,投資が国内ではなく海外に向けられた結果,
国内産業と金融の結びつきが希薄となり,経営者は長期的視点からの投資を怠り,
シティが喜ぶような短期的利益を優先するようになった。
134金持ち名無しさん、貧乏名無しさん :2007/05/22(火) 14:57:34
もし米IDC社のアナリスト陣の予測が正しければ、コンピューターからの指令を受け
るセンサーを身体に埋め込む技術が実用化し、両脚の麻痺した人も歩けるようになるかもしれない。

 医師は、患者の体内に埋め込まれた超小型センサーとコンピューターを介して、
脈拍数・体温・呼吸数などのバイタルサインをチェックできるようになるだろう。

 鋼鉄より1000倍も強い炭素原子の構造物「ナノチューブ」が建築素材に使われ、
建物は事実上どんな自然災害にも耐えるようになるはずだ。
135金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/05/23(水) 02:03:48
>>134
イノベーション厨はこういうネタに弱いんだけど、
これらがGDP成長率のジャンプに寄与しない限り
イノベーションとは言わない。
137金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/05/23(水) 09:57:33
>>136

 医療の経済学って分野もあるらしいですね。50歳までしか働けないのと、60歳
まで働けるのとじゃ、ずいぶんGDPも違ってくるのでしょうけどね。今じゃ65歳
まででも働けるのでしょうね。来年あたりから団塊の世代の大量退職とかで、求人
は良くなるだろうって言われてますね。結構、団塊に振り回されて来たってのが、
戦後という時代だったのかもしれませんね。
 成長「率」というより、量の問題でしょうけどね。
 団塊の人でも定年後、資格などを活かして働いて行こうって人もいるみたいです。
もっぱら、年金で生活するのとでは経済に与える影響は違ってくるのでしょうか?
 もっとも、体力的に余力がある人の場合だろうけどね・・・趣味に生きたいって
人も居ていいのでしょう・・・
138金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/05/28(月) 17:40:37
 大きい変動もあるだろうけど、小さいイノベーションの積み重ねが いつか大きい
イノベーションにつながるってこともあるでしょうね。
 どんな機械でも何千って部品から成ってる わけだからね。
 
>>138
そもそもイノベーションの定義は、社会に大きな変革を与えるものだから、
小さいイノベーションなんて概念は存在しない。

小さいものの積み上げでイノベーションが発生する可能性は否定しない。

ただ、イノベーションになるのかならないのかは事前にはわからない。
140金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/06/02(土) 16:31:04
 こんど、プチ・イノベーションのスレを工学・特許の方に立ち上げました。
関心のある方は是非見て下さい。
 ここは、マクロ経済中心のスレということで、いいのではないかと思います。
>>140
お前みたいに誤解する馬鹿が増えるから、いい加減イノベーションという呼称を使うのやめろ。
142名無しさん@社会人:2007/06/05(火) 14:27:01
The classic definitions of innovation include:

the process of making improvements by introducing something new
the act of introducing something new: something newly introduced (The American Heritage Dictionary).
the introduction of something new. (Merriam-Webster Online)
a new idea, method or device. (Merriam-Webster Online)
the successful exploitation of new ideas (Department of Trade and Industry, UK).
change that creates a new dimension of performance Peter Drucker (Hesselbein, 2002)
A creative idea that is realized [(Frans Johansson)] (Harvard Business School Press, 2004)
"The capability of continuously realizing a desired future state" ([John Kao, The Innovation Manifesto, 2005])
"The staging of value and/or the conservation of value." (Daniel Montano 2006.)[1]
143金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/08/10(金) 01:16:48
最大かつ最重要なイノベーションは、
公共事業における新結合だよ

鉱工業従事者から第三次産業従事者に多数派がシフトしたときに
土建屋ケインズ主義の時代から、
ゴア・ジュニアの情報ハイウェーに象徴されるような
ITケインズ主義の時代が来る。

景気循環の波の底から上に上がる時期にそれが起こる。
西武王国の堤総裁が失脚し、ITの孫正義、堀江、三木谷らが浮上。
シュンペーターの言ったとおりだ!
144金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/09/07(金) 05:46:14
age
145金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/18(木) 21:07:12
age
146金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/10/31(水) 22:38:56
age
147金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/11/24(土) 07:12:47
age
国民がどの政治家や政党に投票するかというのも一種の経済であり市場行動だと思う。
マクロ経済学はそういうところまで人間行動を明らかにしないと片落ちになる。
149金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2007/12/19(水) 06:04:13
age
150金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/01/01(火) 22:23:31
age
151金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/02/11(月) 08:28:05
age
152金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/03/14(金) 00:34:04
ビル・ゲイツ氏、米議会で「米国はイノベーションで世界を主導すべき」と主張
米国の科学技術分野における競争力を維持するためには、教育改革や海外からの
優秀な人材の確保、基礎研究への継続的な投資が必要だと力説した
153金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/04/24(木) 20:19:00
age
154金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/05/26(月) 05:18:58
age
155金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/06/18(水) 06:37:25
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156金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/07/29(火) 05:39:36
age
157金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/08/30(土) 07:08:03
age
158金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/09/25(木) 06:02:33
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159金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/16(木) 05:58:40
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160金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/10/16(木) 06:35:08
アメリカ政府公的資金など注入せず
銀行を潰すべきだ
質の悪いものは淘汰されるべきだ
恐慌を恐れてはいけない
それは経営に失敗した無能なものが
淘汰される過程なのだ
質の悪い企業は倒産し、質の悪い労働者は解雇される
ただそれだけのことだ
恐慌の後
生き残っていた質の高い企業と労働者が
アメリカ経済を立て直すだろう
161金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/11/06(木) 06:07:20
age
162金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/11/06(木) 06:24:54
経済学でイノーベーションのモデルって、
1990年代にgrossman, helpman, aghionと言ったアメリカの偉いお方
がたくさん作ったなあ。
まあそこから何が出てきたかっていえばよくわからんのだけど笑。
イノーベーションはそれに見合った将来マーケットがあれば、
誰かが確率的にジャンプする形でおきるらしい。
163金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/11/06(木) 18:25:26
長期的にはイノベーションはインフレに対抗できるし、
経済発展の本来あるべき姿に近いものであることは確かだが、

今そこにある危機を解決するには何の役にも立たない。

技術が需要を掘り起こしているようにも見えるが、それは本来人間が持っている欲望を
具現化して見せたに過ぎない。

例えば、

鳥のように飛べたらなあ・・・

の具現化がライト兄弟の飛行機の発明だ。

夜が昼のように明るければなあ・・

の具現化がエジソンのランプの発明だ。

つまり、直近の経済を押し上げる需要を作り出しているのではく、人々が
豊かになり、金回りがいいときに夢や欲望を実現する手段(供給)が
科学技術である。技術開発が直接景気を良くする事はないが、
長期的に見た場合、経済発展に大きな役割を果たすということだ。
それは日本経済を見ればよくわかる。

逆に技術の発展した国は、効率よく増産、在庫増加、販売、エネルギー節制が
できるのでインフレには非常に強い。つまりデフレになり易い。

サプライサイド政策(構造改革)が間違えたのは、たとえば「流通は効率が悪い。
だから国際競争力がない」といった作文に騙されたことだろう。部分的には
非効率もあるが、例えばコンビニのPOSシステム。これは日本で開発され
もっとも洗練された在庫管理、流通システムである。世界最強と言ってもいい。
こういう世界にも例のない洗練されたシステムを評価できていない時点で改革は失敗しているのである。
164金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2008/12/01(月) 22:26:26
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165金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/01/09(金) 06:49:13
ゲイリー・ベッカー「ビッグ3は破綻させるべきだ」
「規制を求める声が多いが間違い、規制はさらに緩和せよ」「鎮痛剤として通貨供給を積極的に行え」

SAPIO 2009.1
166金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/01/29(木) 05:51:05
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167金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/01/29(木) 22:15:00
俺はマスターベーションの方が大事だと思う ゴンドラチェフ波の下降期こそ新機軸となるタネを放出する時なのである
168金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/02/27(金) 06:04:04
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169金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/04/16(木) 05:52:29
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170金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/06/02(火) 05:44:45
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171金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/06/02(火) 10:26:36
シュンペーターとアルプスの少女ハイジ
172金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/07/11(土) 16:28:38
デフレのもとでインフレターゲットは取るべきでない=民主・峰崎氏
ttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-38512620090611

[東京 11日 ロイター] 民主党の峰崎直樹・参議院議員は11日、ロイターのインタビューで、金融政策のあり方について
「デフレのもとでインフレターゲットはやめたほうがよい」と述べた。
 「現在の日銀の金融政策は財政政策の僕(しもべ)になっている」とも述べ、いずれ金融を正常化させていく段階では金利水準
も正常化させなければならないとの認識を示した。

 日銀がとっている現在の金融政策について峰崎氏は「低金利政策を維持して、いわゆる財政政策の尻拭い的なことをやらされて
いるのではないか」と指摘。「デフレが深刻になってきている予兆はあるが、本当に金融を正常化させていくときには金利はもっ
と上げていかなければならない」と述べた。

 低金利政策によって、市場から退場してもおかしくない企業まで存続を許し、産業全体を弱体化させているのではないかとの問
題意識があるためで、いずれ「金利は正常な金利にもっていかなければならない」と述べた。

 為替政策についても同様に「円高は悪、円安に頼る国」との輸出依存の従来型の発想を改め、「円高に応じて新しい産業構造に
変わっていく」ことを模索すべきだとした。「速水優元日銀総裁は『強い円は国益』と述べていたがそういう風に思っていたほう
が良い」と述べ、円高でも耐えうる産業構造に転換していくことが重要との認識を示した。ただ、どの程度が円高で、どの程度が
円安とみるかなど具体的な水準には言及していない。

 峰崎氏は2000年以降、民主党「次の内閣」で財務相や経済財政担当相を歴任し、自らを「財政再建」派と称する経済政策通。
現在は税制調査会会長代行を務める。
173金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/07/21(火) 01:39:48
シュンペーター仮説って今あんまり聞かなくなったね
未だに経営学では大人気のシュンペーター
175金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/09/02(水) 14:41:42
技術革新は重要だが
176金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/09/10(木) 22:38:17
民主党の大塚耕平政調副会長は8日、インタビューに応じ、2010年度予算編成で
財政出動を伴う景気対策からの脱却を検討する考えを明らかにした。
「予算規模を圧縮するという選択肢も念頭に置く」としており、経済状況を踏まえながら
前年度当初予算比でマイナスとなる可能性もあるという。麻生政権下での09年度一般会計当初予算は、
昨秋以降の急激な景気悪化に対応するため、過去最大の88兆5480億円に膨らんでいた。

マイナス予算は、財政再建を掲げた小泉政権下で2回編成されているが、
国の一般会計は社会保障費が毎年増大しており、減額は容易でない。

また、財政法が規定している会計年度ごとに予算を作成する単年度主義に関しては
「(省庁が)配分された予算をすべて使い尽くす発想になりやすく、予算の硬直化、肥大化を招いた」と弊害を指摘。
複数年度にまたがって予算編成する複数年度予算は「十分検討に値する」と言明した。 

一方、金融政策運営について大塚氏は、日銀の判断を尊重する考えを強調。
ただ、正副総裁らに加えて審議委員の職務として、「就任時だけではなく、
就任後も折にふれて国会で発言する義務がある」と述べ、審議委員を含めた説明責任に注文をつけた。

株式などの配当と譲渡益に掛かる税率を本来の20%から10%に軽減している証券優遇税制については、
「11年度税制改革大綱とりまとめの際に検討しないといけない。経済情勢が良くなれば(見直しの)
蓋然(がいぜん)性が高まる」と語り、優遇見直しが議論の対象になるとの認識を示した。

さらに、金融商品に関するトラブルを防ぐため、銀行や証券、保険会社が販売する金融商品に対する
包括的な投資家保護法制に関しては、「消費者庁が新設された絡みもあり、
できるだけ早期に整備したい」と意欲を示した。(2009/09/09-04:14)

時事通信 10年度はマイナス予算も選択肢=景気対策からの脱却視野−民主政調副会長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009090900042
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/20090908at31b.jpg
177金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/10/21(水) 04:54:34
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178金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/12/11(金) 05:58:35
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179金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/12/11(金) 16:52:43
>>175
経済成長が前提条件になっていなければ、不可能
よって、不況下では創造的破壊ではなく単に破壊が行なわれる。




以上おしまい。
山師企業家→ホリエタカフミ
日本の学者→シュンペーター(社会主義者?)

前者はイノベーションを起こせるが、後者は蝋人形にでもするべきw
182金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/02/18(木) 06:14:09
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183850
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