国家破産後の生活

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>>241
経済が縮小しデフレスパイラルに陥った原因は過剰貯蓄であると?
過剰貯蓄自体に問題があるのか、過剰とはどの水準からなのか、
米国のように個人の貯蓄率がマイナスの方が好ましいと考えるのか。

過剰貯蓄であれ銀行が下手を打たなければ国富は増大する。
本来は名目金利と預金利子の間で利鞘を抜いていれば税収まで確保できる。
銀行の本業は顧客から預かったお金を毀損させない事。
バブル期、貸し渋りや貸し剥しで資金供給を遮断したのは銀行だ。
一部の銀行が土地や美術品の投機的売買に走りや先物市場操作まで企んで巨額の損失を出した挙句、税金で補填させた。
住専破綻では1兆円以下の投入案を先送り結果的に数十兆円規模の血税を投入した後で破綻させた。
政策金利を6%以上に上げ企業の調達コストを上げて倒産を続出させながらODAでは3%の低利で融資したのも国だ。
国が勝手に決めた行動の責任も国民にあると?

財政政策で公共事業を行っても結果的に国民は消費ではなく蓄財を優先させた。
1400兆円の金融資産は全額が銀行預金ではなく有価証券、各種保険や 年金型貯蓄等が含まれる。
それらは企業の資金調達源や収入源でもある。
そこでも官の部分のある郵貯・かんぽは価値を毀損させてきた。
さらに無駄の積み重なりをしてきた主体である国の債券を過剰保持し損害を出してている。

過剰貯蓄が経済停滞を招くとなれば、それを抑止し消費に向ける金融政策を執り行うのが政府の仕事。
10年以上ゼト金利政策を続けても未だ消費に火は付かない。
流動性の罠に嵌っているのは火を見るより明らか。

過った財政・金融政策を繰り返し、現状認識もできず責任はすべて国民に転嫁とは恐れ入った。