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金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:
年金基金で国民1人あたり4万5千円のツケまわし 責任者の面々 2
◇責任は必ず、個人にある
この法律によって、自己資金で返済する約1兆9千億円を除いた約4兆4千億円(6.3−1.9)
を、国民のカネで尻拭いしてあげることが決まった。20歳以上の有権者1人あたり、実に約4
万5千円にもなる。これだけの穴を開けて、なぜ誰一人として責任をとらないのか。
この二事業の清算のつけは国民に回された。マスコミは、あまりにひどいグリーンピアに
ついて事実関係は報道したが、結局、為政者個人の責任を明らかにする報道はなく、いつも
の「ガス抜き」に終始している。このままだと、また同じことが起きるので、個人資産没収
・退職金返上など、何らかの形でけじめをつけてもらわなければ困る。
それでは、誰が責任を負うべきか。確かに、大臣や次官、年金局長などの官僚機構、無駄
遣いを止めなかった与野党の国会議員など、責任は多岐に及ぶ。だが中でも、実質的な権限
を握っていた、官僚トップである歴代次官の責任は重い。
◇最大の戦犯は近藤純五郎・元次官
なかでも、近藤純五郎・元次官(右上写真)は、その中心にいた人物で、もっとも罪が重い。
近藤氏は、バブルで経営が悪化していった1994年当時に年金局長となり、2001年に事務次
官に就任。01年の「年金福祉事業団」廃止の責任を取らず、「年金資金運用基金」へと衣替
えさせた。
同年、グリーンピア、年金住宅融資の廃止が閣議決定されたものの、責任を取らず、翌02
年の次官退任後には、その年金資金運用基金の理事長に堂々と天下った。そして、繰り上げ
償還で4兆4千億円の莫大な借金のツケを国民の金で支払わせた。
グリーンビアと年金住宅融資で、既に1兆3千億円の穴を空けてしまっているが、その責任
も全くとることなく、任期満了で平成17年3月に理事長を円満退職。そして現在、医療経営
コンサルタント会社のMMPG(メディカル・マネジメント・プランニング・グループ)という
会社の顧問弁護士につき、悠々自適の生活を送っている。