脳梗塞から復帰した無所属の平沼赳夫元経済産業相が、
自民党離党につながった郵政民営化問題や復党交渉、
闘病生活を振り返った著書「政治武士道」を21日に出版する。
小泉純一郎前首相の政治手法を批判し、「小泉政治の負の遺産を乗り越える
真の『改革』に努力しなければならない」と、今後の政治活動に強い意欲を表明。
憲法改正、一部男系の養子制度を認める皇室典範改正、
改正教育基本法の再見直しなどに取り組み「保守を再生したい」としている。
小泉政治については「米国に命令されたままの政治」と指摘し、
「日本の長期ビジョンは一切提示できていない」と強調。
小泉氏を念頭にポピュリズムの「政治屋」と、
信念を貫く気概を持った武士道精神の「政治家」は違うとし、
自身は「政治屋に堕することなく真の政治家を目指す」と宣言している。
安倍政権の評価には言及していない。
(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007061601000457.html