322 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:
――ジョン・マネー氏の論文が、フェミニストのジェンダー定義に影響を与えているが、
ジェンダーとセックス(生物学的性別)との違いをどう考えるか。
ジェンダーというのは、生物学的基盤の上に社会的に築かれたものである。その組み合わせがどう現れるかは、
個々人によって独特である。それらの振る舞いが、単に環境や養育によって決定されるというほど単純なもの
ではない。マネーのアイデアは、単純に割り切りすぎていて、しばしば性的な発展をミスリードしている。
――ところが、日本の代表的フェミニスト、上野千鶴子東大教授は、著書「差異の政治学」の中で、
マネーはセックスがジェンダーを決定するという生物学的還元説を否定し、人間にとって性別とはセックスではなく、ジェンダーであることを明瞭に示した、などと書き、マネー理論が失敗だったことを隠している。
マネーがなぜ間違ったかは、単純な話である。彼は、単にウソをついていただけだ。その本は、いつ刊行されたのか。
――二〇〇二年だ。
彼女は、全く学問的ではない。それがウソであることを明示した私の研究論文を知らないでいる。
私は、その論文を一九九七年に書いた。その本を〇二年に出したなら、五年間もの違いがある。全く、何の言い訳も成り立たない。