456 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:
今年九月十一日、「改革を止めるな」の名によって解散総選挙となり、
それによって救われたと人々は言うけれども、
戦後政治史の証するところを見れば、常に解散総選挙とは
かかる非常の処理に対して自民党のあみだした独創的な作品であり、
方策であり、奥の手であり、自民党はこの奥の手を本能的に知っており、
我々国民またこの奥の手を本能的に待ちかまえており、
かくて自民党日本人合作の大詰めの一幕が九月十一日となった。
痛みに耐え、忍びがたきを忍んで、郵政民営化に賛成してくれという。
すると国民は泣いて、ほかならぬ小泉の悲願だから、忍びがたいけれども忍んで入れよう、と言う。
嘘をつけ! 嘘をつけ! 嘘をつけ!
我ら国民は郵政民営化なんてどうでもよかったのではないか。
改革の名の下にリストラが行なわれ、
あの造反派のように自分が抵抗勢力よばわりされるのが厭でたまらなかっただけではないか。
景気回復を最も切に欲していた。
そのくせ、それが言えないのだ。
そして民意の結果と云い、又、小泉改革という。忍びがたきを忍ぶという。
何というカラクリだろう。惨めとも又なさけない歴史的大欺瞞ではないか。