石原慎太郎は日本経済に対する国賊ではないのか?

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26平本一雄『超国土の発想』
関東大震災の後、東京に首都を置く事に対するさまざまな疑問が出て来た。
それに対し、具体的に遷都案を検討したのは陸軍参謀本部だった。
今村均少佐語録によると、当時の武藤正義参謀次長が極秘で遷都先に対しての
意見書の作成を命じたという。
今村少佐はポイントを4つにまとめた報告書を作成している。
第一点は東京は震災および防空対策の上で首都として不適格である。
第二点は首都として最適な場所はソウル南方のヨンサンである。
日本は人口増加のはけ口を大陸に求めなければならないが、
民衆は容易に移住してくれないだろう。しかし大陸と日本の間に首都を移したならば
国民も自然と大陸に移ってくれるだろう。そのためソウルに近いヨンサンが首都として
最適であるという案である。
第三点はソウルがダメな場合は兵庫県の加古川平地が適地である。
この場所は歴史上大きな地震に見舞われたことがなく、水資源の条件も良い。
経済機能は阪神の都市に任せ、皇居や政府機関、教育施設を移し
ワシントン型の首都にするというものである。
第四点はソウル、加古川が無理ならば防空上の観点だけから
東京の八王子に皇居と政府機関を移すのがいいと言う案である。