竹中平蔵公式ウェブサイト ◆政局マニア系◆ フリーターと新しい自民党との革命的可能性(2)
http://takenakaheizo.cocolog-nifty.com/mania/2005/10/post_c9e1.html フリーター=「負け組」ではないとらえ方のヒントになりそうなのが、パソナ代表の南部靖之さんの
日経新聞10月21日「ご異見拝聴」インタビューでの以下の発言。
「正社員が安定した雇用で一番常識的な働き方という考え方は、20年後にはひょっとしたら
非常識になっているかもしれない」
「フリーターのような立場なら本当の意味で一生涯の終身雇用が可能だ。だから今は不安定と
いわれるフリーターが安定した働き方になる」
「働く者から見た豊かさは、お金以上に自分の夢の達成や自由な環境で仕事することにある」
「人がいるところに会社や仕事がやって来る。突き詰めていえば雇用という概念がなくなる」
「映画を制作するときのように、決まった期間だけ人やお金が集まり、終わったらぱっと解散する。
僕はそれを『オーディション型雇用』と呼んでいる」
フリーターこそ終身雇用!!雇用概念の消滅!!
これこそ、一般常識を180度ひっくりかえす革命的発想といえるでしょう。これなら確かに、
フリーターが自民党を支持してもおかしくない。
マルクス・エンゲルス「共産党宣言」の「ルンペン・プロレタリアート階級」観的偏見の遺伝子を引継いだ
「フリーター=負け組」論で思考停止に陥りつつ、自らは規制やみえざる障壁で身分を守られ
実力以上の生活水準を謳歌している「労働貴族」は、「雇用概念の消滅」という表現におののくことでしょう!
近い将来、新しい自民党は以下のような「宣言」(DAS MANIFEST)を出す日が来るかもしれません。
「フリーターは、『夢』以外に失うものを持たない。彼らが獲得するものは『成功』である。
全国のフリーターよ、自由民主党のもとに結集しよう!」