最近,2ちゃんねるハングル板やブログの場においてこのような意見をよく見かけるように
なりました。
その内容の主なものに
●韓国ウォンは国際的には認められていない通貨であるため,ドルやユーロなどの通貨
と交換することができない。そこでハードカレンシーの円が通貨である日本が、
「10ウォンで1円と交換できることを保障します」と通貨保障を行ってあげている。
よって,日本が、「韓国ウォンの通貨保証を止めます。」と言うだけで韓国の経済を明日
崩壊させることができる。
●ウォン-ドルが交換できる後ろ盾として円の交換保障がある。
●日本がスワップ停止を世界に対して表明したら韓国経済は大混乱する。
●韓国経済の信用が日本に依存している
●日本が「韓国ウォンの通貨保証を取りやめる」かもしれないというデマが国際的に発信されることだけでも、お膳立てと仕掛けさえ整えられれば一気にウォン相場が崩れちまう可能性を秘めている。
ぶっちゃけこのブログです。
ttp://blog.livedoor.jp/lancer1/archives/10853918.html#comments 上に挙げている例は,ほとんどがカキコした本人の思いこみであるのだが,
ハングル板においてはこのように思っている奴が多い。
(以前は、ウォンが円を仲立ちにしてドルと交換されているとカキコする奴もいた)
特に多いのは,スワップ協定を破棄すれば韓国経済に大きな打撃を与えることができる
というような内容。
そこで経済板の方々に,初心者でもここを見ればわかるように専門的見地から
解説をお願いしたいです。
>ご質問の件ですが、12年間日米韓の金融市場に拘ってきた私にも何を言うものか分かりません。多分「アジア主要国間の通貨スワップ協定」を指して誤解をしているものと思います。
(中略)
>日本が韓国に万一の場合融通する金額はわずか 20億ドルです。
1日の為替市場の取引額位なもんです。外貨準備の2%にも満たない。
こんなものを「裏づけ」として海外の投資家や債権者が見るでしょうか?
外人投資家や債権者が韓国の信用力を計る際にこの20億ドルを勘案するなんて話は聞いたことありませんし、意味ないですよ。
飽くまでもウォンは韓国の現状の経済状況を見て取引されているものです。
本当に「円の裏づけ」が意味あるものだったら、ウォン−円取引市場がまずあってしかるべきですが、それ自体の存在がないんですから。
そもそも韓国の金融市場における日本の影響度なんてほとんどないんですよ。
私は韓国電波を深く嫌うものでありますが、根拠なく、又知識なく韓国を貶める発言にも 嫌悪感を持ちます。正直日本の金融は韓国を笑っていられるような状態じゃないのが現実ですから。
↑はよく引用されるコピペですが
思いこみを相手に説明するので議論は堂々巡りが続いているようです。