もの凄い勢いで誰かが質問に答えるスレ パート5

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>>951
無駄でない労力と無駄な労力の違いを教えれ
道路作るのがみんな無駄な労力って訳ではないだろ?
953金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/25(火) 19:08:14
中央銀行が貨幣をたくさん発行してもインフレになるだけなんですよね?
じゃあ、中央銀行は何をもとにしてその年に増やす貨幣の量を決めているんですか?

あと、ODAやなんかで外国からお金をもらうのって、国内で貨幣をたくさん発行するのと
実質的に同じような気がするんですが違いますか?
輸出でお金が入ってくるのも同じような気がするんですが
>>953前半
管理通貨制度の国ではインフレ率を適切な範囲に収める事が中央銀行の使命です。
普通の国では1〜3%が適切なインフレ率と考えて通貨供給量をコントロールしれいます。

日銀の場合はちょっと特殊で0%近傍が適切であり、0%を超える事は悪であると考えて
いる節があります。ちなみに、ラスパイレス型指数であるCPIの計測誤差は1%の上方乖離
があると言われており0%を目標に運営すると現実には△1%のデフレになってしまうので、
通常の国は下限を1%に設定します。また、インフレ率が0%を切ると流動性の罠と呼ばれ
る状況になり日銀の通貨コントロールが極端に効きにくくなるのですが、そうなった責任は
不景気が悪いとして誰もとりません。

アメリカでは、財政政策での景気対策を極端に減らす代わりに、雇用と物価の両面という
形で景気対策を中央銀行であるFRBの責務であると、ハンフリー・ホーキンス法で定めて
います。
>>953後半
通貨制度によって異なる話であります。通貨制度というのは、実は国際的な視点で定めら
れるものです。多くの発展途上国では固定相場制(正確には、管理フロート制)にて自国
通貨を信頼性のある他国通貨(ドルなど)に固定し続けるのが中央銀行の仕事になります。
先進諸国は管理通貨制度と言い、自国の通貨の価値は自国の経済力などの信頼関係に
て国際的に認知されていますので、中央銀行は相場制度を無視して、物価の安定の目標
を達成する事ができます。

つまり、固定相場制の国では金融政策の自由度が低く、財政政策が経済政策にとって重要
な手段となります。金融政策の自由度は、輸出超過や計上移転収支の受け入れ(ODA)、
外資からの直接投資の受け入れで得た外貨準備の増額の分だけに制限され、それらが
使える範囲内でのみ増刷できます。ですので、固定相場制の国では、ODAを受け取ること
は、自国で通貨をよりたくさん発行できるようになる事を意味します。輸出でお金が入って
くる事も一緒です。

金本位制などの通貨制度の場合も、国際決済に金が用いられるという点を除けば、いわゆ
る固定相場制と同じです。が、管理通貨制度で変動相場制の国では、そういった制限はあり
ませんので、自国通貨の価格の変動を許容してしまえば、自由に通貨発行量を変動させる
事ができます。
956名無し募集中。。。:2005/10/26(水) 19:31:18
幼稚産業保護ってなんですか?
外貨保証金取引でNZドルを選択して、
スワップ金利150円を受け取る場合、
単純計算すると一年以内に元本が2倍以上になるのに、
新聞も雑誌も誰も騒いでないのは何故ですか?
>>957
つ 期待収益率と分散
959金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/27(木) 02:46:51
ダメリカがゼロ金利政策を始めたら、どうなっちゃいます?
>>959

革命が起こる。英米はゼロ金利はご法度
961金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/27(木) 02:58:53
北海道の財源が底をつき、経済再建団体?に仲間入り寸前だそうです。
仮にそうなった場合の、一般庶民への生活等の影響や、
道を運営していく際の制約などはどういう状況になるのか
教えて下さい。
962金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/27(木) 06:16:01
道は新たな起債が出来ない
つまり金がなくなってくるので
道としての事業は出来なくなってくる
同時に道の役人の給与なども報道にあるように、減らされる
このことは、道内において、需要が減少するので
新たな需要が道内に起こらないと、道内の景気は
悪くなっていくだろうと予想される
963金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/27(木) 20:10:52
ちょっと質問させてください。
借入などにより負債を増やしつつ投機目的などで土地などを買いあさると、
資産と負債が同時に増加しますよね。
そこでいきなり土地の価格が下落すると、資産は目減りして負債はそのまま残るので
資産と資本+負債のバランスは崩れるってことでいいんでしょうか?
質問です。以下のモデルは需要不足による経済縮小を端的に表したものですが
端的過ぎて欠落しまくってる気がしてなりません。一番大きな欠落はなんでしょうか。

---

10人の村がある。
2人がコメを作り、2人が魚を釣り、2人が狩りをして、2人が毛皮から服を作り、2人が石で家を整備し続けた。
この村には貨幣制度があり、それぞれが1000円を持っていた。1000円で全ての物々交換は上手くいっていた。

ある時米を作っていたAが米の収穫量を二倍にする事に成功した。
しかも美味いものだから、それでもう1人のBは廃業してしまった。
廃業してしまったBは1年目は手持ちの1000円を使い切ったけど、翌年からは無一文になってしまい出て行った。
成功したAは見事2000円の収入を得ることになった。が、必要な物は揃っていたので1000円は貯蓄した。

廃業したBの分の1000円が丸々消費から失われ、Aの貯蓄に回った事を意味する。
BはA以外の(同じ米を作っているAとは取引をしないから)8人に125円づつ払っていたから
他の8人は125円づつの売上を失い、875円の所得にしかならなかった。さて、歪はここから生まれる。

物価が固定のままだと我慢して物を諦めるしかない。しかしそうすると次の所得は781.25円になってしまう。
Aは他の8人に125円払えるが、8人は875円を8等分した109.375円を6人に、残り2人分相当をAに払うしかない。
Aの所得は1760円(109.325*2*8)他の8人の所得は(Aの125+109.375*6人分)になるからだ。
消費を切り詰めたのに、更に所得が下がり事態は悲惨さを増す。

廃業した彼は村を出たので、一人辺り享受できる限界生産量(供給)は増えた筈なのに
需要が減ったため、通貨流動の停滞が起き、そこから交換不足が生まれる。
魚釣れるのに買ってもらえない。魚は腐るしかない。

8人の所得が500円になってやっと均衡する。
>>963
それは時価会計を導入した場合ですよね。時価会計を導入していない場合は、好きな
時まで取得価格で放置して良いので、そのような操作は必要ありません。

高度成長期を通じて、多くの企業では取得済み資産(土地など)の価格の上昇を経験
していましたので、むしろ未実現の利益という形でBS上は隠れていました。これが含み
利益と呼ばれていたものです。

帳簿上の価格(取得価格など)を下回る時価となった場合に必ず、「含み損が発生した
事を公表しなければならない」としたのが時価会計で、過去において含み益を、BS・PL
上に反映させることで営業利益が赤字でも最終的に黒字の決算を行う事ができたわけ
で、既に含み益を食いつぶした企業では、こんどは不動産価格の低下に対して「含み損」
を抱える事になったのが時価会計導入の経緯です。

この場合、あなたの指摘どおりBSのバランスが崩れますが、その崩れた分が、当期利益
の減少で調整され、最終的には資本の部が縮小する事になります。
BSはそれで良いのですが、PLと利益が合わないと困るので、営業外収益のところに、
未実現の損失として損失計上する事で整合性をとります。
966963ではないが:2005/10/28(金) 00:40:16
>>965
わっかりやすい説明、素晴らしいです。
会計学になるのかな?
オススメのそのようなわかりやすい本があれば、よければ教えください。
>>964
このモデルは、需要不足をシミュレーションするものではなく、むしろ生産性の向上の
結果起きる現象=供給力の拡大をシミュレーションするモデルになっています。


Aが行った貯蓄を、誰かが借り入れて投資に使用してくれるという視点が欠如しています。
この例では、貯蓄された分は、タンス預金となっています。

Bが1000円を借り入れて、新しい財を生み出す事ができれば、1000円の負債に対する
利払いをどうするのかと言う問題を棚上げにすれば、Aの生産性向上分で全体の経済
規模を拡大する事が可能になります。経済学では、こういう時に返済考えると面倒なの
でコンソル債を考えて、利払いのみを考えます。

コメの消費量を増やしてみんながデブになったり、あるいは服の生産が3名となり、より
多様な服が生まれる事でおしゃれに対する潜在的な需要が実現するなどです。

要するに、貯蓄−投資のバランスが経済にとって重要であり、投資が不足するとあなた
が上げたような現象が、供給力の上昇の際にも生じる可能性があるという事です。

また政府部門を作り、税収と支出のバランスを考えると、政府の財政赤字で貯蓄−投資
の差額が自動的にファイナンスされるモデルができるのかなと思います。心理的要因で
投資の不足が生じた時に、財政均衡主義だと、恐慌状態になるというのが、ケインズが
一般理論で解明した内容となります。中央銀行を導入し、投資の不足を金融政策で補う
事が可能であれば、必ずしも必要ありません。それゆえ経済学の世界では不況下で
金融政策無効なのかどうなのかが、かなり重要な論争として何度も繰り返されています。
>>966
うーん・・・監査法人の上場企業・IPOを考えている企業向けの講習会とか、
その辺の資料を読んだり公認会計士の人に質問したりしながら覚えたこと
なので、本は知らないです・・・けど、会計学の世界である事は間違いありません。

会計学の本などは読んだ事がありません。が、淡々と制度について
解説しているものが主流なのではないかと想像します。
現実と学問の橋渡しの部分になるのかなぁ。
969963ではないが:2005/10/28(金) 01:01:45
>>968
>なので、本は知らないです
すっごいわかりやすかったので、感動して聞いちゃいましたが、うーん、そうですか。
じゃ、自分で頑張って探してみます。ありがとでした。
>>967
ありがとうございます。
過剰貯蓄の弊害を示すためのモデルとすれば
その点については問題がないということですね。

とりあえず投資という概念が一番大きな欠落だということは分かりました。ありがとうございます。
>>970
投資行為自体も需要であります。このモデルでは生産財を作る人達の欠落も
あります。景気循環は、消費の変動でも生産性の向上でもなく、生産財市場の不活発
化=投資の不足で生じる事が経験からわかっています。

人々の需要は無限大であり、生産性をあげれば、その分GDPが成長するという
のが古い経済学のコンセンサスでした。「貯蓄−投資も金利を通じて市場の需給は
均衡するから」という理由です。そこで、どういう時にこの市場の需給が崩れるのか
が大事になります。


タンス預金=過剰な流動性選考であり、流動性の罠と呼ばれる
マイナス金利が存在しないので、金融市場の調整能力が失われる
同様に物価の概念を導入し、マイナス金利が存在しないために実質金利の高止まりを論じ
投資の不足を論じる
そもそも不況に陥った原因として、企業の投資マインドの低下=投資に対する収益「予想」
が悪化した事を仮定し、論じる

などのモデル化が欲しくなります。

何が言いたいかと言うと、事実を全て語ろうとすると、複雑になりすぎて恐らく当初の目的
である「理論を知らない人にわかってもらう」がおろそかになるという事です。
ですので、まあ適当に捨象して、欠落に気づいた人には、その次の世界を教えてあげる
という多段構成にするのが常套手段です。
972963ですが:2005/10/28(金) 03:09:35
>>965
同じく分かりやすい説明ありがとうございました。
973金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/29(土) 15:07:29
金融緩和をすると円安の圧力が働くんですか?
もしそうだとしたらそのプロセスはどうなってるんでしょうか?
>>973
円が増えたら円の供給が増えるわけで、円の価値が下がって円安ってのじゃ駄目?

変動相場制で管理通貨制度を前提としてちょっと細かく説明。

金融緩和をすると、一般的にはインフレ期待が生じます。
為替市場などの金融市場は、期待の変化に対して即座に裁定取引が行われます。
そこで、資産運用をしている人達の行動を考えます。
単純化のために、1年先の資産価値を考えます。
A国(自国)   金利0%、インフレ率0%、通貨単位円
B国        金利10%、インフレ率10%、通貨単位ドル

A国の10000円を国内で運用しますと、金利0%ですがインフレ率も0%なので
1年運用しても価値は変わりません。B国でも、金利10%、インフレ率10%なので
金利で10%の収益をあげ、インフレ率で10%の減耗をしますので変わりません。
そこで、どちらで運用しても同じとなり、通貨の交換(為替市場での売買)は、貿易決済
目的以外では発生しないという事になります。

ここで、A国が金融緩和をしたとします。これにより、「来年はインフレになるぞ」という予想
が生じます。これをインフレ期待と言います。すると、A国の10000円を国内で運用すると
金利0%ですが、インフレ率が10%となりますので、来年は10%減価してしまいます。
そうすると、A国で運用するのではなくB国で運用するべきです。

かくして、為替市場で通貨の交換が行われますが、この時には1年間に10%A国の通貨が
安くなっていく「速度」に調整されます。インフレなどは率ですので、為替も変化率で均衡する
のがポイントです。
>>973 974続き
ここでは、日本のイメージという事で、金利0%での量的緩和にて説明しました。
が、普通の経済状態(金利3%、インフレ率3%)の経済でも、金融緩和をすることで、
金利が下がり、インフレ率が上昇しますので、倍(そう単純ではないですが)の速度で
為替レートの調整が発生する事になります。



これは、国際的な資金運用の裁定取引をモデルにして、金融緩和の政策の効果を
表したもので、この方法での為替レート決定理論をアセットアプローチと呼びます。
興味があったらグーグルなどで検索をしてみてください。

為替レートの決定理論として、現在の標準的な考え方は、
1.長期的傾向(数十〜100年単位) ・・・ 経常収支という財市場の調整のため購買力平価で定まる
2.中期的傾向(数ヶ月〜数年単位) ・・・ 上記のアセットアプローチ
3.短期的傾向(数秒〜数日単位) ・・・ ニュースに応じて期待が動くことで生じるが、どんな
ニュースが発生するのか理論上は予測不可能なので、ランダムな現象と捉える。アセットアプ
ローチで取り上げられている、金利・インフレ予想などもニュースと捉える事が可能。

というわけで、一般的な時間尺度で考えると、アセットアプローチが支配的な為替レートの
決定理論という事になります。
976973:2005/10/29(土) 17:19:02
>>974-975
凄いです!
最近経済に興味が出てきたんですが
ここで聞くとさらに理解が深まって楽しいです。
ありがとうございました。
977金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/29(土) 17:36:17
今読んでる本にたびたび「フローの物価」という単語が出てくるんですが
どういう意味でしょうか?
978金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/29(土) 17:43:16
age
979金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/29(土) 18:14:25
次スレ
もの凄い勢いで誰かが質問に答えるスレ パート6
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/eco/1130576876/
980金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/10/29(土) 18:24:46
>>973-976

自作自演乙。

こんな事するなら、自分で教科書買って勉強しろや。
>>977
物価というのは普通は日常的に売買するものの価格ですので、
経済上はフローの売買を構成するものの価格です。

敢えてフローの価格と言うということは、その書籍がストックの価格、
すなわち土地・株式などの実物資産の価格の推移が強く念頭にある
ようですね。バブル崩壊過程または日本経済の不調に関して、ああ
でもないこうでも無いと書いている類の本ではありませんか?

あまり一般的な用語ではありませんし、そういう用語を説明せずに
使う人の書籍はあんまり勧められないのではないかと思います。
982名無し募集中。。。:2005/10/30(日) 11:12:53
自由貿易ってなぜ批判されるのでしょうか
自由に貿易できた方が利益はあがるしよいと思うのですが…
>>975
4.中短期、経常収支の金額。
最近の円安は、原油高騰による経常収支の減少の影響も大きい
>>982

経済学的にはほぼ問題無いと思うよ。政治的なパフォーマンスじゃないかなぁ。
>>982
自由貿易といっても、それぞれの国の国内法による制限があり、それが貿易の
障壁になっていたり、トラブルを起こしていたりする。

そのために、FTAが締結されるわけだ。FTAでは自由のためには両者がきちっと
「責任」を負うという流れになる。


「自由なんだから、何をやっても良い」と言って、貿易による相互利益を踏みにじり
一方的にすき放題な事をやる国が一つある。中国という国だ。
>>983
それは1.に経常収支の調整とあります。そして同時に、経常収支統計の発表が
3.のニュースとして評価されることで、短期において為替レートに影響を与えます。

ですので、いちいち4番目として取り上げる必要はありません。
ところでインフレになると金利が上昇して円安になるってのは100%なんですか?
例外はないの?

例えば超低金利で円高だけど物価は上昇しまくりとか
>>986
1は、
1.長期的傾向(数十〜100年単位) ・・・ 経常収支という財市場の調整のため購買力平価で定まる

ということで、購買力平価説だよね。

相場は一義的に需給で決まる。
為替の需給には、車や原油等の物やサービスの取引によるフロー取引の実需の需給と、
金融商品等の売買のストック取引の投資(投機)の需給に分けられる。
前者は、統計上は経常収支(貿易収支)に表示される。
物やサービスの取引によるフロー取引の実需の需給により為替は短期的に動くことになる。
>>988
つ 「3.のニュースとして取り上げられている」

読めませんか?
>>989
3.短期的傾向(数秒〜数日単位) ・・・ ニュースに応じて期待が動くことで生じるが、どんな
ニュースが発生するのか理論上は予測不可能なので、ランダムな現象と捉える。

>経常収支の大きさが為替に影響するのは、ニュースに応じて期待で動くのではなく、
経常収支の大きさ、変動が、それ自体、為替の需給に影響する。為替レートが変動する。

中国の貿易黒字(経常収支の黒字)が増加すると、元は需給により上昇する。
中国が固定相場を維持しようとすると、中国中央銀行がドルを元で購入することになり
元が増え、中国にインフレ圧力がかかる。元切り上げは、インフレ対策でもある。

日本の第一次オイルショック、狂乱物価の真因は、この構造が背景。
>>990
つ >>974にて「変動相場制で管理通貨制度を前提としてちょっと細かく説明。」

読めませんか?


固定相場制での説明は、別途回答すべきでしょう。
>>991
固定相場での説明は、余計かもしれないが、

変動相場下で、経常収支の金額の変動は、為替の需給が
変動することとなる。為替レートの変動要因。
>>992
その為替の需給の変動要因としては、資本取引によるものが圧倒的なわけで、
現実問題、実需要因単独の取引高ではたいした景況はない。資本取引において
取引高の1%のシェアもない貿易決済による需給が、為替決定において支配的
であるとする考え方は、現実的ではない。

それが大きく取り上げられるのは、ニュースとしての認識が共有されているから。
いわゆる美人投票の考え方に基づき、ポートフォリオの組み換えが起きる。
>>993
資本取引は、どんなに巨額でも、基本的には中立。
>>994
それは取引成立後の資本収支の話。いましているのは、取引が成立する寸前の話。

資金の需給は、各為替市場参加者のポートフォリオの組み換えにより生じる。
ポートフォリオの組み換えで、いらん通貨を市場で売り、欲しい通貨を市場で買う。
これが短期での資金の需給の支配的要因。

通貨の交換の結果需給が均衡するように為替レートが決まる。
>>995
ポートフォリオの組み換え、というのは、資本取引に重点を置いている。
車、原油の実需の需給も影響する。
他が一定で、追加的に、米国に車を1万ドル分売って円に換えようとした場合、
これは、為替市場でドルの供給が増え、ドル安円高要因。
実需の需給は、ポートフォリオの組み換え以前に、市場にとって、中心的な、基礎的な要因。
>>996
>>992へ戻れ
> 994 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/02(水) 06:35:53
> >>993
> 資本取引は、どんなに巨額でも、基本的には中立。
>
> 995 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2005/11/02(水) 10:45:26
> >>994
> それは取引成立後の資本収支の話。いましているのは、取引が成立する寸前の話。


基本的に中立というのは、資本取引は、時間がたてば、元に戻るということ。
米国債を買っても、満期が来れば、売ることになる。
日本株を外人が買っても、いつかは売って利益を確定する。
>>998
なんかなぁ。そういう素朴すぎるレスは疲れるので止めてくれ。
君には断言するだけの、理解度が無いのだから、自分の思い込みで質問に答えるスレで
回答を書くな。せめて、「僕ちゃん馬鹿なので、こうなるのではないかと思っていましたが、
是非教えてください」という形で質問しろ。

1.満期が来たら償還されるので、売る事はできません(揚げ足取り)

2.米国債が満期になったときに手に入るのはドルである。
基本的なポートフォリオのポジションを変更しない限り、そのドルは別のドル資産にて運用する。
1人の投資主体を見たら、ポートフォリオの変化がおきたときに、通貨間の売買が生じる。
ポートフォリオの変化をもたらすのは、投資運用益の差とニュースによる予想である。

3.いつかは売って利益を確定する=ポートフォリオの変化である
いつかは売って利益を確定するのは、極少量の運用資産しか持たない人の行動であり、
資本市場のメインストリームである多国籍的視野に立つ機関投資家は、常に運用し続けな
ければならない量の資産を保有し、自国通貨という概念を持たないまま資産の最大化を
図って投資活動を行っている。そこで行っているのは、ポートフォリオの調整に過ぎない。
利益の確定という概念は存在しない。

自国通貨で利益を確定しなければならない規模の投資家はな、市場全体から見たらな。
はっきり言うぞ。「チリ」みたいな存在だ。
1000金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2005/11/03(木) 17:50:16
1000げっとw
10011001
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