『経済コラムマガジン』は(・∀・)イイ!! 13

このエントリーをはてなブックマークに追加
プライドの問題 投稿者:応援団  投稿日: 3月11日(木)17時41分52秒

米国のFRBは、建前上は政府を始め、あらゆる所から独立していることに
なっている。しかし日本の政府・日銀が自分の都合で、大規模な為替介入
を行なっている。

当然、これが米国の金融市場にも影響を与えている。昨年の春のように
米国の国債が売られ、買手がいなくなった状態では、日本の為替介入、
つまり米ドルを買って、米国財務省証券を買ってくれることは有難かった
が、米国経済が回復した今日段階では、さらなる米国債の買入れは問題に
なる可能性がある。

今後、FRBが引締め政策に転換しようとしても、もし政府・日銀が為替介入
を行なえば、金利が上昇しなくなってしまう。つまりFRBの金融政策が邪魔
される可能性がある。

まるで米国の金融政策を日本の政府・日銀が行なっているようなものである。
これではグリーンスパン議長のプライドもなくなってしまう。議長としては
、そのような金があるのなら、それを日本国内で使って、円高を阻止しろと
言いたいのであろう。

スノー財務長官も、ブッシュ再選を考えれば、日中の輸出攻勢に反発せざるを
得ない。雇用も思うように増えない現状では、政府・日銀の為替介入を苦々しく
見ている。

政府・日銀の為替介入に対しては、両者の利害が一致しており、今後反発はさらに
強くなると思われる。