★★リチャード・ヴェルナーは正しかった★★

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>>806

>日銀には信用創造機能は無く、
ここはやはり違うと思います。

その前に先ずは信用創造機能のおさらいをしましょう。二つの説明方法があります。
準備金を10%とし、あなたが預けた現金100円がどうなるかで見ていきましょう。
[説明1]
100円の内10%の10円を日銀当座預金に準備金として預け、90円が貸出に回ります。
この90円は長い目で見るとどこかの銀行に預金されるでしょう。
再びこの90円のうち9円が準備金として日銀当座預金にプールされ81円が貸出されます。
これが無限に行われたとして
預金総額:100+90+81+72.9+65.61+・・・=1000円になります。
あら不思議、現金100円が1000円の預金総額に変わりました。
一般式にすると [元出100円]÷[準備金10%]=[預金総額1000円]
これが信用創造機能の非常に疲れる説明です・・・。

[説明2]
銀行はあなたの預金100円を準備金として日銀当座へ預ける(貸出す)ことで市中に最大900円まで貸出しすることが出来ます。
つまりあなたの預金100円を合計1000円の貸出に変えることが可能です。


さて、[説明1]と[説明2]は結果的には同じことですが本質はどちらかというと説明2のようです。
ここは私もなかなか理解できなかったのですが円の支配者の4章脚注10を読んで納得しました。
結論として信用創造とは文字通り『マネー(信用)を創造すること』という理解でいいことになります。
(ここらへんで準備金比率が0%ならば銀行が無制約にマネーを作れることに気づきます。)
続いて中央銀行の信用創造についてです。