614 :
勝手連掲示板から:
財政の裏を伝えないマスコミ 投稿者:応援団 投稿日:12月30日(火)14時44分19秒
外為特別会計の問題にしても、分かりにくい部分を伝えないのが今日のマスコミ
である。
一方、分りやすい一般会計ではよく公共事業が問題になる。しかし税収の減少はよく
伝えない。不思議なことに、マスコミは小泉政権になって財政赤字がむしろ急増して
いることをほとんど問題にしていない。
来年度の新規国債の発行額は、36.5兆円と微増になっているが、自動車損害賠償
保険特別会計などへの返済を繰り延べたりして、見かけをずっと小さくしている。
また社会保険庁の公用車費用は年金特別会計から支出するよう、財務省は働きか
けている。どうも特別会計をフルに使って、一般歳出を削っても景気回復すると言う
フィクション作りに政府は一生懸命のようである。
40兆円あまりの一般会計一般歳出に対して、来年度は外為特別会計は40兆円増額
すると言う。しかし特別会計のマスコミのチェックはほとんど行なわれていない。
マスコミは問題がちょっと複雑になると腰が引ける。
道路公団もそうである。民間基準の会計基準なら毎年莫大な黒字を計上している
はずなのに、道路公団は儲かっていないと言う嘘のストーリを作ったのである。
本体は儲かっていないのに、ファミリー企業が儲かっているという嘘の話が出来上が
ったのである。現実は両方とも儲かっている。
借入金の償還引当金は、明らかに利益なのを経費と誤解している。だいたい昔、
km当り7円だった通行料を25円まで値上げしているのに、儲かっていないはずが
ない。道路公団をレポートした作家が財務諸表を読めなかっただけであり、この
人物の誤解がマスコミを通じ世間に流布したのである。
道路公団が民営化されれば、特別会計同様、公団の会計が一層わかりにくく
なりそうである。