>>80 日本という国で見た場合、海外に対しては債権>債務の純債権国です。
日本の借金と一般的にマスコミが読んでいるものは、政府部門の債務の
事です。これは、国内の貯蓄投資バランスの反映であり、
民間の純債権=政府の順債務−海外への純債権
という関係にあります。そして、日本は海外に対しては純債権国ですので、
政府部門の債務を海外から調達しているわけではありません。そのため
一言で言って、日本国内の経済政策一つで何とでもする事ができます。
そのため、海外の投資家から見たら、別に円安要因とは考えられません。
それから、誰かが債権を持つためには、それと同額の債務を誰かが負わ
なければなりません。100万円の借金をするためには、100万円貸して
くれる人が必要です。よって、全体で見たら債権と債務の額は同一です。
ま、貸借対象表の右と左が必ずバランスするような。
で、つまり、政府が国民一人あたり500万円の借金をしていたとして、同様
に国民は政府に対して、国民一人当たり500万円の債権を保有していると
言う事になります。何か問題があるのでしょうか?
えっと、「国の借金」とかテレビで騒いでいる人たちは、基本的にサヨクです。
軍事・安全保障、環境などの分野の話だと、2ちゃねらーはすぐにサヨクの
匂いをかぎつけるのに、経済問題では気がつかない人が多いようです。