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金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:
中央銀行の独立性と政府との役割分担の考え方は2種類ある。
1)政府は選挙民の要望に従った結果インフレ政策をとりがちなので、中央銀行は
独立してインフレ抑制にあたる
2)政府は景気対策を放棄して、ミクロ経済の効率性に勤め(小さい政府)、
景気対策は独立して中央銀行が管轄し、その誘導目標を物価上昇率の上限・下限
という形で与える。
現政府は選挙民の要請で財政については2)のスタンスをとっている。一方日銀は、
自分の独立性を1)のスタンスで解釈している。その結果、景気対策を行う主体が
いなくなってしまってデフレ進行が放置されている。
このすれ違いを解消するのが大事。
1)にあわせるなら、リチャード・クーみたいな財政主導になる
2)にあわせるなら、クルーグマンみたいなインフレターゲットによる金融政策主導になる
言い換えると1)なら亀井静香、2)なら日銀法改正によるインフレターゲット導入。
そして、日本にとって不幸なのは、現状のデフレ放置政策を喜んで「良薬口に苦し」と
坊さんの説法みたいな事を言う論客が不況を喜んで煽っている事。