再販制度の功罪を経済学的に議論するスレ・第2面

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あのな、法律の運用に際しては業界ごとの商慣行ってのが重視されるの。
出版業界は「必ずと言っていいほど例外が存在しない」けどゲーム(玩具流通)や
ソフトウェア(家電流通)は買い切り・小売価格設定権は店が持つと言う慣行が
10年以上続いてたの。ソニーやセガがぐだぐだにしちまったのは長年続いた慣行を
一方的に破棄して岩波以上に劣悪な条件で小売店に押し付けただけだから「正常な
商慣習」でもなんでもない。

音楽CDは「出現が想定されなかったメディア」でなく「レコードの代替品」だから
対象となっているに過ぎない。ゲームソフトやビデオテープなりDVDはそれ以前に同じ役割を
していたメディアが存在したのか? 法律なり判例が無い場合は慣習を基に考えるしか無い。そして、
ゲーム業界や映像業界に再販制度を前提にした慣習は存在しないし今後も受け入れる余地は
無いってこと。「著作権者が再販制度適用を望んでいる」ってだけじゃ十分条件にはならんよ。

レコード会社がDVD-Audio移行を躊躇してCCCDとか言う欠陥商品をバラ撒いてるのは、
DVD-Audioが再販制度の対象外になってしまう可能性が高いから。