ジドウシャヒョウンカの國シ尺デス。
ワタシのHPトップでええじゃないかについてとりあげてみますた。
皆さんのご意見おまちしてまそ。
ワタシのHP(遊びに来てクダサイ!)
http://www.linkclub.or.jp/~kunisawa/ 1月17日 <閑話休題>あまり学校の歴史では教えないことながら、
江戸時代末期に「ええじゃないか」という社会現象があった。研究している
方も多いらしく、ネットだと多数情報を探せる。ぜひ『江戸 ええじゃ
ないか』をキーワードに検索して欲しい。御存知の通り日本は今まで流血を
伴う「革命」は起きていない。おそらく穏やかな国民性によるものなんだと
思う。ただ江戸時代末期になると、漠然とした社会不満が高まったの
だろう。何かはけ口を探していたのかもしれぬ。かといってみんな
「犯罪者になりたくない」という気持ちを持つ。それが「ええじゃないか」
のエネルギーになったようだ。当時の文献を読むと「ええじゃないか」と
踊りまくったのは、400万人とも500万人ともいわれる。江戸時代末期
の人口は3千万人と言われているから(現在は1億2千万人)、今で言えば
2千万人くらいが参加したらしい。猛烈な社会現象だったろう。基本的には
お伊勢参りという動きなのだけれど、みんな口々に「ええじゃないかええ
じゃないか」と言いながら、庄屋や大商店に押し掛け、押し掛けられた方も
「こりゃ抵抗出来ない」と観念したのか、比較的素直に食事や酒などを
振る舞ったという。今で言えば、JRの改札口や高速道路の料金所を
「ええじゃないかええじゃないか」と通過するようなものか? 料金所の
収受員も利用者が強硬な態度に出れば抵抗するだろうが、次から次ぎへと
「国が破綻するんだからええじゃないか」とニコニコ通過されたら手の
出しようがないかも。いや、破綻が明らかになれば収受員さえ「ええじゃ
ないか」と開き直ったりして。この国の人達は乱暴を好まないと思う。
国家が破綻したって商店を襲ったりするような犯罪者は出ないだろう。
だから好きのだけれど、納得できないことが多くなれば不満は溜まって
いく。もしかすると平成の「ええじゃないか」が見られるかもしれない。