お金の回転率を信用乗数または通貨乗数と呼ぶ。
日銀が発行しているベースマネーと、実際に市場で観測される
マネーサプライの比率で回転率を計測している。これは、経済
がどれくらい活発に活動しているかを表す指標。
日銀のHPに行って数字を拾ってきて計算しました。
通貨乗数は、バブル期の13からバブル崩壊後斬減傾向にあった。
1992年から2000年までの8年間で9.5まで下落した。
小泉内閣になってから、一気に下落し、2002年8月現在は7.8くらい。
バブル期の13は異常だが、1970年代から一貫して10〜11あった
通貨乗数が、これだけ下落しているのは、これも相当な異常事態。
実際2001年9月から、なだれのように下落している。
ちなみに2002年4月は7.3まで落ちている。
実際のデータはこんな感じ。
年月 通貨乗数
1996.12 10.73
1997.12 10.13
1998.12 10.17
1999.12 9.14
2000.12 9.42
2001.01 9.40
2001.02 9.82
2001.03 9.72
2001.04 9.71
2001.05 9.67 ← 小泉内閣成立
2001.06 9.67
2001.07 9.47
2001.08 9.51
2001.09 9.17 ← ここから不況が深刻化
2001.10 9.03
2001.11 8.83
2001.12 8.33
2002.01 7.89
2002.02 7.98
2002.03 7.61
2002.04 7.37
2002.05 7.72
2002.06 7.84
2002.07 7.82
2002.08 7.80
65 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/10/30 02:55
これを小泉・竹中不況といわずしてなんというのか。