構造改革すればするほど増える不良債権

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203金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
資産デフレが止まらないところに不良債権処理すると土地が売られる、だから
また地価が下がる、というストーリーは非常に俗受けするし、広くサポートされて
いるようですが、現実のデータを見るとそんなものすごいことが起きているという
ことは立証されていません。今の時点で土地の価格が年に5割、6割落ちているか
というと、実は5%くらいしか落ちていません。都内には上がっているところもある。
例えば、主要行の不良債権処理が3年連続で当初予定の3倍とか3倍以上に増えている
のは地価が落ちたからかというと、そんなことはありません。不良債権処理が予想の
3倍になっているという現実を冷徹に見ると、これまで隠してきたものが隠しきれなく
なってきたという側面が大きいことがわかります。
そこで表面的な話と、その背後で蠢いている話を峻別して議論すべきなのです。
資産デフレだから不良債権になる、それを処理するとさらにデフレになる、という
単純な悪循環を想定した議論は銀行に都合のよい自分勝手な論理を鵜呑みにした
非建設的な産物で、思考停止をもたらします。

円安+インフレ=夜明けor悪夢 より抜粋