再販売制度を廃止すれば、本の価格は高くなる Part2
473 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/06 05:55
たった一人このスレからいなくなるだけで
もっとマシな話ができそうな気がする。
474 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/06 09:54
>>465 >
>>464 > だから、維持できるんですか国が?
> 導入?
> 出版業界は国家機関ですか?
> 再販制で無いと商売しちゃいけないと国が導入したと。
やっぱり思ったとおりだ。君はほんとうは再販制のことを知らないみたいだね。
それでご高説を垂れていたんだ。
1953年の独禁法“改正”で、独禁法の適用除外として再販制が導入されたの
は歴史的事実。当時の社会党は独禁法の骨抜きだと反対したものの、政権党
のごり押しで改正案は成立している。その後、1978年の「橋口発言」が飛び出す
までは、業界は「義務再販」だと思いこんでいた(公取委も義務再販に準じる
指導を行っていた可能性もある)。
そんな歪な形で再販制が導入され、業界側の恣意的運用を許してしまったことを
公取委が反省して、初心に戻ろうとしているのがいまの再販見直しの流れではないか。
自らの不勉強を棚に上げて、再販廃止・見直し派を「頭が固い」とか「馬鹿」とか罵り、
「結論」が出た悦に入るみっともなさに君も気がついたらどうだ。
475 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/06 10:01
>>472 あなた自分で恥の上塗りをしているのがわからないわけ?
>消費者のために商売人がいるわけじゃない。
商売人はいったい誰を相手に商売をしているんだろう?
再販制は売り方の問題だと指摘しても、あなたは認めていなかったから
それはそれで整合しているんだろうな(笑
sage進行でまったりやってくんねーかな?
じゃなきゃー学歴版に戻ってやるとか
477 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/06 21:22
そもそも再販制度は戦前に軍部が出版物検閲という「鞭」に対する
見返りの「飴」としてくれてやったのが導入の経緯。出版業界が言うような
「言論の自由を保障する為の制度」とは180度正反対に位置する所から
スタートしている。戦後にその性質が変わった訳でもない。ましてや
「過疎地の文化振興」などはさらに欺瞞的だ。再販制度下でも1960年代まで
北海道と九州では「地方売価」と称する差別価格で本を買わされていた。
これが独禁法上問題があると言うので出版業界は嫌々、全国一律価格に
せざるを得なかったのだ。
売りたい方法で売る、それで売れなきゃ滅びる。
何がいけないんだ?
何が何でも無理矢理廃止したがる人は、新しいビジネスを興す根性がないんじゃないか?
479 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/06 23:10
>>452 再販制度自体、業界の慣習だからという理由でその継続を
認めているわけではないと思います。
独占禁止法という企業間の競争を促進する法律の例外ということで、
ある意味出版業界に対する保護に当たるのではないでしょうか。
452さんが独禁法自体に反対しているというのであれば別の話になりますが、
でなければ出版業界を再販制度で保護することが妥当かどうかが問題になるのでは?
480 :
名無しさん@どっと混む:02/06/06 23:39
でも、公取委からは指摘されているでしょ。
それに対して、お茶を濁す程度に自由価格本並べて済ませているのも
問題かと思うが・・。
要はぬるま湯から誰も出たくないってところでしょ、本音の部分は。
>>478 あんたいつも言ってること同じ。
構造問題を個人のやる気の問題にすり替えるだけ。
まともな議論なんかできないね。
それで「結論」が出ただなんて、嗤わせるなよ。
482 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/07 03:30
>1
本当ですか?本の価格が高いのは再販精度のためだと思ってました
483 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/07 04:24
>>478 名前のところを「再販万歳」でもなんでもいいから
分かるようにしてもらえませんか?
だいたい分かるのですが、間違うといけないから。
反論がありますか?
484 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/07 04:51
>>478 >何が何でも無理矢理廃止したがる人は、新しいビジネスを興す根性がないんじゃないか?
まだ遠吠えしてるのか。あなたの言い分を逆に言えば、
「何が何でも無理矢理擁護したがる人」も、新しいビジネスを興す根性がないんだろうねぇ。
おっと擁護派じゃなくて選択派だったっけ。失敬失敬。
ま、国民全部が新しいビジネスをおこす必要はないし、
自分の商売(もちろん再販価格維持契約によらないものが多数)で忙しいし。
根性比べしても意味がないわな。
日本の医療制度を批判する人にも、たぶん「だったら自分で医者になれ」と言うんでしょ?
それで何かモノを言った気になってるわけ? さぞかし楽しい人生なんだろうねぇ。
485 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/07 05:35
結局、最終的にはそれぞれの利害関係の代表の意見の応酬で終わる。
意味ねえよな。
保護だ、規制だといったって解決しないのに。
独禁法は消費者にとっての保護、業界にとっての規制
その中の再販制除外は業界の保護、消費者の不利益
という主張だ。単なる。
問題が解決するわけがない。
486 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/07 08:21
書籍流通の場合、再販があってもなくても業界は成り立つのだが、
大衆向けではない等、売上があまり期待できない商品でも
市場に流通しやすい方が望ましいという観点からすれば
再販制度はあった方が良い。
再販制度によって、出版社が長期間在庫を抱えることが
できるようになる。一気に大量には売れにくいものを
少しだがニーズがありジワジワと在庫をさばいていくことができる。
日本の出版社は、一部の大手を除くほぼ全てが零細企業であり、
再販制度によって支えられてきた。
(ありえないが)もしも再販制度が完全に廃止された場合、
たちまちこれらの企業が潰れてしまう。
大手も半分はヤヴァイ。公取もそれがわかっている。
もちろん、それでも出版業界は残るだろうが、必然的に業界の
寡占傾向が進んでいくのと、今まで零細出版社が出してきたような
長いスパンで売っていく商品が減っていく。
長期で在庫をさばくようなマイナーな商品が、文化的な価値がある商品で
あるとはいわないが、専門書や学術書の多くはメジャーな商品にはなり得ない。
マイナーな商品も商品化は可能だが、一定期間で捌ける在庫と生産コストの関係、
ある程度の値引きを考慮した価格設定を考えると、
結果的に単価を上げざるを得なくなる。
デジタルメディアやオンデマンド出版が生産コストと在庫の関係を
変えつつある。マイナー書籍は現状でも経営が苦しいので
そちらに流れていかざるを得ない。
それにつれ、再販制度の存在意義は薄くなり、やがて実際に
公取の決定通り、廃止ということになるだろう。
意見差し挟めるほど理解が深くないんだが(なので下げ)、
「画面見るのは目が疲れる。面倒。紙(本)の方が良い」
ってユーザーの意見はとても多いな。非常に多いな。
金払う側に面倒を強いる方法でモノを売ることは難しいだろう。
まぁ出版ってのは消費者の立場から考える必要性が薄い業態とも言えるかもね。
マスコミが強いからね
488 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/07 19:29
>>485 「再販維持の契約は、企業にとって当然の権利で
これを禁止すべきではない。」という意見なら、
論点が「出版業界に限らず再販行為を禁止すべきかどうか」
になるので、話はだいぶ変わってくると思われ。
又、出版業界や書店での雇用維持などの中小企業対策の
一環や「企業の当然の権利だから」という理由で
再販行為が認められているわけではないので、
「消費者の利益」が焦点になっているのです。
>>487 画面の字については、同じ意見だが
全文を読むのではなく、検索用途に利用される本には有効かと思う。
それ以外については、出力結果が紙になるオンデマンド出版の方が
デジタルデータより良い。
印刷されることで、コピーしにくくなったり、
PCを使わずに読める、などのメリットがあるからだ。
専門書と比較的高度な教科書についてはPCのがいいかもしれない。
でも、通読しようと思ったら、結局製本されたものにはかなわな
いかも。
しかし、目次を引き引き読むのはマジでイラつく。
挙句、本文にはあるのに目次には乗ってなかったりするしな。
げ、目次じゃなくて、索引だ。
>>488 結局、消費者利益第一主義に反対しているのが維持派なんでしょうよ。
彼らは本音を言えば独禁法や公取委も気に入らないだろうし。
逆に廃止派も独禁法があるという現実によってそれが普遍の原理であるごとく強調し
公取委の見解が自分の立場に近いのを普遍的なこととして主張しているに過ぎない。
極端な主張になれば維持派は「他の業種が問題にされるんなら、そいつらも再販制復活してやれよ。」
ということになるし
廃止派は「出版社は利益をむさぼっているいるんだから監視して製本コストにちょっとだけ上乗せして売るように指導しろ。」
ということになる。
結局、立場の違いや価値観の問題以上に普遍的な問題なのだろうか。
493 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/08 18:38
>>492 私も廃止派だけど、「出版社が利益をむさぼっている」とは考えていない。
そもそも大手の出版社の書籍部門は殆ど赤字。
494 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/08 21:01
>>492 ジュリスト(有斐閣)6月1日号の編集部員のコラムなんてその典型だったな。
こんな内容。
「4.25の中古ゲームソフト裁判最高裁判決は時代錯誤の不当判決だ。このプロコピーライトの
ご時世に消費者保護など聞いて呆れる。これと言うのも日本の裁判官が知的財産制度に
対して全く無知・無理解で『消費者保護=カコ(・∀・)イイ!!』などと言う間違った価値観を
捨て去れないでいるからだ。知り合いの法務官僚は『もし米国の連邦最高裁が
同じような判決を出したら、議会は産業保護の為に頒布権の消尽規定を速攻で
廃止するだろう』と言っていた。消費者保護などと言う前時代的価値観に
国家基幹産業の足が引っ張られることが無いように日本でも知的財産紛争を専門的に審理する裁判所を開設し、権利者の法律に基づいた主張が優先的に
通る体制を一刻も早く確立すべきだ」
>カコ(・∀・)イイ!!
2チャンネラーか・・・ワラタ
>>495 いや、これは飽くまで意訳であり原文にそう書いてあった訳ではありません。
悪しからず。
497 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/08 23:34
499 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/11 05:58
500 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/11 12:39
>>499 では、業界の高コスト体質と再販制の関係はどうなんでしょう?
再販制がなくなると高コスト体質が改善されるってのがいまいちわからないんですよね。
501 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/11 14:04
>>500 保護産業(トラストあり)で赤字なんだから、トラストが解体されたら万年赤字→解雇だろ。
502 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/11 23:02
>>500 前にも言ったんですが、再販制・委託販売を支持する人は、それによって本の多様性が増える、
と言っていて、なおかつ需要の少ない本も市場に出回る、長期で在庫できる、
つまりある時点でのアイテム数が大きくなるからイイ!と言っているわけでしょう?
日本の新刊書発行点数は、人口が倍のアメリカ(再販ナシ)の新刊書の数とほほぼ同じらしい。
つまり市場規模が約半分なのに同数の本ということは、アイテム数は相対的に2倍あるわけでしょ?
だったらその分「死に筋」も多いわけで、返品も多くなる。つまり在庫コストが増えるだろうと。
在庫は抱えているだけで税金かかるし、版元まで運んで大量処分すればまた金がかかる。
ちなみに新刊書籍の平均の返品率が4割です。
もちろんモノによっては8割から9割が帰ってくる。再販制・委託販売を評価する立場からは、
いいんですよ、たとえ1割しか売れなくても「本の多様性」ってのはそういうことじゃないか、
というわけで。でもその分確実にコストはかかっている。
またちなみに日本の新刊書の発行部数は十年前の2倍になっていて、90年代に急伸してます。
再販制・委託販売が無くなっても在庫コストが各書店端末に分散されるだけで、総量は変わらない、
というような書き込みもあったんですが、
(正確には各主体でどういうコスト負担になるのか構造が見えないという指摘)
少なくとも極端な話、完全買切になったら返品のないぶん、運賃コストは往復だったのが
往路だけになるし、書店の仕入れがシビアになる分、流通在庫は減るわけで、
(つまりアイテム数が減る)最初から死に筋の商品は書店に並ばないからコストは確実に減ると思う。
ほかにもいろいろあるんだけど、こういう説明じゃダメ?
>>502 ああ435に書いてあるものですね。
そのあと話題がまったく変わってますが。
502のあなたの文章を検討するのに時間がかかりそうなのでざっと読んで一つだけ
アメリカと比べる場合、市場の大きさは単純に人口で比べられないのではないだろうか。
生活必需品じゃないから国民の嗜好や識字率などで出版に関する需要を持っている人間はかなり違うと思うのだがいかがかな。
ま、情報って商品がコストがかかるもんだということは大昔から決まっていること。
市場がマスになればなるほどその傾向は強くなるし
ミニなものがマスな市場に飛び出せる環境が整備されていることが優れたメディアの条件なわけだ。
再販制度が選択すらできないというのは、出版というメディアをミニな市場に限定しようとするようなもの。
本来は情報というのは
売り手が独占している物を分け与えることから始まった商売なわけで
(そうでなければそもそも商売にならない)
べらぼうに高くても仕方ないし、
逆に安いからって売れるわけじゃない。
現状のリスク分散は経営としては正しいんじゃないか?
それでも情報を欲しがる人とだけビジネスが成り立っているんだから。
505 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/12 01:08
>>504 >ま、情報って商品がコストがかかるもんだということは大昔から決まっていること。
はぁ?
情報が商品である限り(商品でない情報は除く)それは商品として流通する。
「情報って商品がコストがかかる」ってのはどういう根拠に基づいているわけ?
売り手が独占してるから?
アホか。
サントリーのビールはサントリーが独占している(w
>>505 このおっさんの主張は、
>消費者のために商売人がいるわけじゃない。
だもん。支離滅裂、論拠不明、牽強付会……
のオンパレードだよね。
ビールは設備を整えてレシピ通り作れば作れるが
小説は小説作法通り書いても書けない。
>>507 >ビールは設備を整えてレシピ通り作れば作れるが
>小説は小説作法通り書いても書けない。
バカ丸出し(w
509 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/12 09:15
>>502 すると、書店は売れない在庫は抱えたくないから
売れるとわかっているもの以外は仕入れたくなくなるだろ?
今だって、岩波文庫置いてる本屋って少ないだろ?
出版社もそれがわかっているから、売れ筋になるような
メジャー路線の商品しか作りたくなくなるだろ?
−ってわけだ。
だから、マイナー書籍はオンデマンド出版しろ、と言いたい。
装丁は画一的になるが、在庫問題は解決される。
>>509 装丁は画一的になるが→装丁は一時的には画一的になるかもしれないが
>>509 オンデマンドって未成年でも買えるの?
キャッシュカード持てない人でも問題なく安全に決済できて
かつ立ち読みができるならそれでもいいんじゃん。
できないならダメだけど。
512 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/12 23:37
>>511 オンデマンドって未成年でも買えるの?
って? 何いってるの? ソフト・オンデマンドと間違えたか?(わ
513 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/12 23:59
決済の話だろ。馬鹿。
514 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/13 00:43
515 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/13 01:28
>511が言っているのは通販を未成年が気軽に利用できるのか
という問題と
立ち読みの効果を言ってるんだろ。
516 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/13 01:46
>>515 書店でも決済できるので、未成年でも気軽に利用はできると思われ
立ち読みは1部サンプルを書店に置くなどできるけど、
基本的に「本をすべて読んでから買うかどうか決めることができる」
というようなものは難しいんじゃないかな。
でもまあ、コミックとかもビニールがかけられて立ち読みできない物も多いし
注文品とかも読んでから決められるわけじゃないから、
地方の書店にないような小部数の本を売るのに大きなマイナスになることは
ないんじゃないの。
517 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/18 03:08
518 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/06/22 22:59
ベルテルスマンの通販って使えるかなあ?
毎月購入ノルマがあるんでしょ
519 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/07/06 01:01
>>502 まじめな光スレですね、同感、アメリカの業界とのことを書いていますが、
「出版再生」を読んでみると、どうもアメリカの方が自然なような気がします、
と言うのは、出版社は売ること、宣伝に随分力を注いでいるようですね、ひるがえって
日本では新聞広告するぐらいで、あとは取次にオンブにダッコのようですね、
配送、金融、情報機能までにぎられていたのではどうにもならないのかな、
私はアメリカかぶれではありませんが、これに関してはアメリカの法がいいと考える、
結論、再販制度は返上した方業界のためになる。そのほうが自然だ、資源節約にもなるし、
520 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/07/09 03:24
アメリカも委託制はあるよ。
返品率40%台で状況は日本と同じだそうな。
買い切り、返品なし、価格下落なんて夢はみなさんな。
521 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/07/24 19:38
青弓社てとこの、本の流通5、で今の本は1冊が3冊分の流通経費を負担しているそうな、
なるほどなと思ったよ、見てみれ、そろそろ考えなきゃならないんじゃないか。
522 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:
>>521 ムリムリ。講談社も小学館も落城寸前の再販制度にしがみ付きっぱなしで
手始めに“再販破り”のポイントカードと図書館を叩き潰すことしか考えてないし。