【1】司法制度改革:
国民に浸透せず 構造改革の前提なのに
2002.03.19
政府が19日閣議決定した司法制度改革推進計画は、「小泉・構造改革のインフラ整備」に相当する。04年11月までの具体的
なスケジュールが決まり、地道な取り組みをアピールする格好の事例だが、国民への浸透度は今一つ。意義を分かりやすく説明す
ることが小泉純一郎首相にいっそう求められているようだ。
「民間にできることは民間に」が基本理念の小泉改革には、自由で公正な競争を保障する仕組みが欠かせない。「行政改革を
はじめ社会経済の構造改革を進め、事後監視・救済型社会」のルールを整える重要な役割を担うのが司法制度改革だ。
今月7日の司法制度改革推進本部顧問会議で、今井敬経団連会長が「経済の活性化を進め、事前規制をできるだけ外して
自由に活動することになると、事後チェック体制が必要になる。小泉改革の仕上げが司法改革ではないか」と指摘したのもこ
のことだった。
しかし、改革の現状は、裁判のあり方や法律専門家の養成法などに論点が偏りがちなのも事実だ。今井氏は「これ(構造改
革としての意義)は首相が折に触れて口にして欲しい」と要請し、「小泉流の話法」で、まず司法改革そのものを国民に身近な
問題に広める必要性を訴えた。佐々木毅東大学長も「この改革は国民意識の変化を追い風にしていることを、是非、首相はじ
め皆さんにも理解して欲しい」と同調した。
[毎日新聞3月19日] ( 2002-03-19-19:14 )
構造改革って言う言葉は多義的に使われているけれども、
「規制ルール」「経済ルール」を改変するのも構造改革だし、三権の一つである「司法」を改変するのも、構造改革。
しかも、この構造改革は、社会のあり方を規定するかなり根本的な改革であるはずなのに、 国民にその重要性が認識されていない。
今井会長などは、そのことを小泉にもっとアピールしろと言ったんだけど、
小泉はそのあとマスコミに対して川柳を詠んでオトボケてみせたんだよね。つまり、重大性をわかってないわけ。
小泉と言えば構造改革の旗手と扱われているが、実は小泉は少なくとも司法改革に関しては何もわかってにことは明らかなんだよね。
無知な国民同様、マスコミも、こういうことを全然報道しない。読者も無関心だし。
でも、毎日は最近こういう記事を頑張って書いているんだよね。
それを俺は評価したい。
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200203/19/20020320k0000m010045000c.html
49 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/20 12:29
まじめなスレだ・・・
50 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/20 21:54
司法改革について、弁護士会は自分に都合が良くなるように
いっぱい宣伝している。経済界も、もっと宣伝しないとだめだ
51 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/20 22:27
弁護士業界は、最後に残った特権保護業界だから、まず弁護士を大量生産する
ことが先決でしょう。裁判官は田舎では、まだまだ暇なところがある。
それと、今はなんでも屋だから、専門分野化を促すこと。
52 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/20 22:31
例によって例のごとくガイアツを使うほうが効果的かモナー
53 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/20 23:52
ロースクール制度になれば、実際の所、司法書士や弁理士の方が難しくなるだろう。
一定の職務経験を積んだ司法書士・弁理士は、1年程度の研修で無試験に弁護士にするほうがよい。
なかんずく弁理士の弁護士化は絶対必要。なぜなら、ふつうの弁護士は技術に弱いため、特許関係の訴訟などは扱えないからだ。
弁理士は8割が理系であり、まさに特許弁護士にふさわしい。
54 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/21 13:53
弁護士大量生産は絶対必要。これができなければ構造改革は絵に描いたもち
になってしまう
55 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/21 14:26
弁護士増員のペースはもっともっと速くしないと
年3000人じゃ少なすぎるだろう
弁護士増員は知識産業の育成という観点からも必要なのであるが
現在の議論ではこのような視点が欠落しているのではないか
非常に危惧されるところである
もっと日本経済の将来を見据えた戦略的思考が必要だと思うところである
>>51 専門分野化は必要だが、弁護士の中には司法書士に登記弁護士、税理士に税務弁護士、
弁理士に特許弁護士という名前を与え、訴訟代理権は与えず、
これで弁護士は増えました〜。といってごまかそうというふざけた提案を本気で
してる奴もいるから、そこらへん注意の必要がある。
>>53 弁理士を弁護士化する場合、やっぱり1年程度の研修期間
が必要なものですか?
というか弁理士の場合特例試験を受験させて合格した者に
法曹資格を与えるというようにした方がいいんじゃないの?
59 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/22 18:57
ていうか無試験で誰でも弁護士になれるようにしたらいいのではない?
悪いことするやつは、その都度処罰。
そうだね医者も公認会計士も自動車免許も
ぜんぶ資格試験を廃止すればいいね。
61 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/22 22:38
わるいことするやつ増える
う〜ん、やっぱりある程度の資格は必要か・・・
で、法務省による監督・処罰も行うと。
まあ、今の司法試験みたいに難しい必要はないが
ただ、労働力の弾力化の観点からいえば、ロースクール・司法試験の他に
司法書士等隣接職種が弁護士として参入するルートがなければならないと
思う
63 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/23 12:02
>>62 でもそういのは「小手先」の処置という感が拭えない。
必要なのは抜本的な改革なんだから。
>>63 抜本的改革賛成です。
どのようなものをお考えですか。
ここで提案されたし
65 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/23 18:11
>>64 資格統合なんてどう?
弁護士、弁理士、司法書士、社労士、行政書士、海事代理士、不動産鑑定士、税理士
等々の法律資格をひとつにして「法律専門士」と改称。ロースクールで養成。
そいで、今までの資格者は、10年の猶予期間を設けて、ロースクールで「法律専門
士」資格を取得。それぞれのレベル、専門に応じて、単位免除や新司法試験の免除の
特典を与えられた上で、新資格を取得。
これでどう?
ふむふむ、なかなか抜本的ですな。
そうすると
働きながらでも通えるような門戸の広いロースクールをつくれるのか
法律資格を統合した「法律専門士」を養成するロースクールは相当な量が
いるが、それを確保できるか
ロースクールをつくるのに時間がかかって司法改革の停滞を招かないか
ロースクールよりも実務で勉強していくほうがよいのではないか
という問題がありそうですがその辺どうですか。
また、ロースクールの効果については疑問視される向きもありますが
どうですか。ご意見お願いします
67 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/23 19:05
ローチュキューリュ。
68 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/23 19:35
>>66 ロースクールの論議の前提として、現行の司法試験に合格したあとに通う司法研修所
を取り上げるべきだよ。
今までの司法試験の合格者数は、研修所の収容能力に合わせて決定されていたからねえ。
しかも、研修所は実質、裁判官や検事のリクルート機関である。司法試験の所管は法務省、
司法研修所は最高裁ということからして、人数の規制により、仲良く利権を分け合っている
ともいえる。
ロースクールの意義は、法曹増員に物理的に対応できない、司法試験→司法研修所教育に代わるもの
であるということが、あげられる。
司法研修所を増設することは、予算の現状からして、ロースクール以上に厳しい。
ロースクールが信用できないなら、司法研修所を「国立司法研修大学院大学」に改
組した上で、分校を増設し、給付制から、有償性(自己負担)に切り替えれば、需
要に応じた増員が期待できる。
司法研修所については、ここが詳しい
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/koumu/1012924939/
69 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/24 11:55
>>68 弁護士は会計士みたいに二次試験合格後3年の実務経験を経て三次試験じゃだめ?
ローは授業料のほかにも机上の勉強で時間をとられる点社会的コストが大きいと思うが
あと、裁判官や検事はペーパー試験だけじゃなく実地試験も課す必要があるので
司法研修所で適任者を選ぶことが不可欠と思うが。これはローでできるの?
>65 資格統合して何のメリットがあるの? (63 64 の「抜本改革」に踊らされてるだけでは?)
>69 仕事の分野が会計士よりずっと広いから実務経験だけだと3年程度じゃ足りないのでは? あまりに長い期間「補」にするのでは、かえってムダ。
71 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/24 14:07
>>70 でも今だって1年半の司法修習で資格を認めてるよ?
1年の実務経験でもいいくらいじゃない?
それと、じゃあどうするのかも言ってもらいたい
71
確かに座学ではダメだというのもあるかもしれないが、
短い実務経験で全く触れない分野があるのはよくないということを
言いたかった。
1年半で、一通りのこと学ぶ(座学で不十分だとしても)のでいいんじゃないの?
74 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/24 22:43
75 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/24 22:48
>>70 資格統合は、隣接法律職との無用な縄張り争いを防止するというメリットがある。
また、資格者増員=自由競争により、国民にとって「使いやすい司法」を受ける利点がある。
そもそも、乱立する士業は、省庁の所管争いの産物。
(司法試験、司法書士=法務省、弁理士=経済産業省、税理士=財務省、社労士=厚労省等々)
私、ロースクールは胡散臭いと思ってるけど、75みたいな理由で資格統合したら、誰が何の専門だか分からなくなっちゃうんでは?
あと、言っちゃ悪いけど上で色々挙がってる資格者のなかには、どう訓練しても弁護士としてまともにやっていけないのも多いと思う。
自由競争でそういう奴らを排除すれば言いというけど、せまい分野の手続きに長けた人なんかは、やはり、もとの限定的な資格を名乗らせれば相応に役に立つんだから、あえて資格統合するメリットは見出せないよ。
個人的には、司法を担う者の選抜をロースクール(大学)なんかにやらせるのは危険(医者の例など)だから、やっぱり、試験での選抜が重要。
現状での問題点は、公表せずに人数制限していることに尽きると考えるので、採点基準を公表した上で、基準点以上の者を合格させる制度にすればよい。
試験合格で人数調整できないと研修所は今のままではやっていけないだろうから、(少なくとも一部は)受講者負担でやるしかないだろうね。
私、便利氏だけど、資格者は5千人くらいだから、法曹資格を貰っても増員効果はたかが知れてる。
77 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/25 02:12
78 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/25 11:20
79 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/25 18:07
>>76 弁理士が貰えるのは特許に関する訴訟代理権だけだと思うが
それでも研修所に通った方がいいの?
弁理士としては研修所にいかないで訴訟代理権をもつのは不安なもんですか?
研修所を整備してからと言い出すとまた時間がかかってしまう気がするが
現実に行われる法改正では研修所なんか行かないです。
座学の研修(毎日ではない数ヶ月)と試験。で、単独代理は不可。
多くの(不勉強の、という意味ではない)便利氏は基本的には、
訴訟代理権をもらってもすぐには役に立たないですよ。
後々はどうなるか知らないけど、特許取得の業務と訴訟と
では時間の感覚とかまるでリズムが違うから、両方一遍に
というのは、難しいんじゃないでしょうか。
(76は、〜士をひっくるめて弁護士にしようという、ありえない案へ
のコメントなので、あんまり気にしないでね。)
81 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/26 06:19
弁護士を大量生産したら、手付け金泥棒が増えるよ。マジで。それでも、いいわけ?
82 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/26 08:51
そんなことよりお前ら政治家どもの特権を粉砕しろよ
83 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/26 13:17
>>81 弁護士のモラルが低いのは知ってる。
法務省に弁護士監察局をつくって強力に監査。これで解決。
だいたい「弁護士増やすんなら悪いこといっぱいして仕返しするぞ」
みたいな奴はまとめて死刑にするのが筋というものだ
84 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/26 15:52
なんでそんなにべんごしなりたいの,ここ
85 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/26 17:26
84は本物か
弁護士を増やしたいんだYO!
日本経済の将来のためだYO!
国民の人権保護のためだYO!
弁護士の特権粉砕っ!!!!
86 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/26 17:49
とすると資格統合よりも規制緩和の方向でというのが現実的か
法律相談業務にかんする規制は撤廃しサムライ業の人たちにはその専門分野
に限定した訴訟代理権をあげると
司法書士に関しては限定の必要ないと思う
加えて、弁護士そのものが増えるようにサムライ業の人に負担の少ない
司法試験のあり方を考える
サムライ業の人たちの意見求む
87 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/27 16:26
モラルが低いやつのために刑法があるんでねぇの?
88 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/27 20:07
89 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/27 20:14
>87
応報刑論者?
90 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/03/27 21:25
ずるがしこく法の抜け道をさがす弁護士に対処するには
刑法だけでは不十分なのである
91 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/02 16:15
おわり?
92 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/15 18:17
age
93 :
金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:02/04/16 02:39
弁護士の仕事って、大半は機械で代替可能なのでは?
法律をプログラム化しておいて、過去の判例を
データベースに蓄積しておけばすむような仕事だと思う。
例えば、「三人殺して、2000万円盗んだ」と入力して
クリックすれば、「懲役10年」とすぐに結果が出るとか。
クルーグマンの「良い経済学 悪い経済学」のp236にも、
「将来、弁護士のような仕事はコンピューターソフトに
取って代わられ、庭の手入れや家の掃除といった仕事の
方が高賃金になるであろう」といった記述がある。
ていうか、国の発展のためには、法学や医学よりも、
経済学や工学の方が大事だと思う。
優秀な人材が法学部や医学部に集中するのはもったいない。
クルーグマンて、そんなお馬鹿なこといってたの?