そもそも小泉首相の「構造改革」は間違っている 3

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380dell
>>379

ムーディーズ、S&Pなどが日本国債の格付けを相次いで格下げしている事に対する私の見解は、以前と全く変わっておりません。
すなわち、このような格下げは全く馬鹿げたものであり、ムーディーズやS&Pは日本国債を格下げすることで、自らの信用を傷付けていると思います。
現状では日本の国債償還に全く問題がない事は、以前に散々論じた通りです。

しかし、先日のムーディーズやS&Pの格下げに対する財務省の反論は笑えます。
日本国債は円建てであること、世界一の債権国であること、毎年巨額の経常黒字を計上していること、巨額の貯蓄残高が存在すること などを無視して「財政の危機」を煽ったのは他ならぬ財務省(旧大蔵省)自身です。
それを今頃になって慌てて、恥も外聞もなく、以前自らが否定した論理でムーディーズやS&Pに反論するとは・・・。

要するに、今の格下げ騒動は、財務省の自作自演の空騒ぎ(しかもシナリオからはずれて慌てている?)としか言いようがありません。
格下げにより、海外展開している日本企業の外貨調達に多少の悪影響(調達金利上昇)が出てくると思われますが、彼らからするといい迷惑でしょうね。