マルクス経済学について2

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1マルクス野狼
恐慌論や不況をのべた、経済学者は、マルクス、ケインズらだった。
おりしも、新自由主義がもたらした、バブル・通貨危機によって、
資本主義原理−自由放任主義−の批判が、登場している。
また、不況の論理を理解するとき、マルクスの視点は看過できないであろう。
ちょっと、まじめな左翼理論戦線の構築を、共に闘わせようでないか。
2金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 11:04
現在の経済情勢はマル経を研究したものでないと、的確に判断できないと思う。
竹中平蔵は新古典派(市場原理主義者)だろ。
だから、的外れなことばかりやっている。経済情勢を正しく把握していない。
あいつらは日本を奈落の底に突き落とすぞ。
殺せ!!
3::01/09/24 11:33
1はもう少し綺麗な日本語の書き方というものを練習してください

---終了---
4金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 12:19
それでは再開!!!
お馬鹿な日本人は射殺するか、無視しろ!!!
5 :01/09/24 16:52
マルクス経済を勉強したいのですが、どんなほんがよいのでしょう。
また、マルクス経済をおしえる大学授業を詳しく教えてください。
6金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 16:54
マルクスの賃労働と資本がいい。

ドイツ・イデオロギー
気違い

==================  終 了  ==================
8金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 17:17
それでは再開しよう。
>>5
『賃金、価格、利潤』(マルクス)、『カール・マルクス』(レーニン)、『フォイエルバッハ論』(エンゲルス)、『反デューリング論』(エンゲルス)なども入門書として必読。
それと『資本論』は絶対にお忘れなく。難しいが、これが理解できれば、資本主義経済のリアルな構造・運動を分析できるようになる。
現在の経済情勢も、手にとるように理解できる。ぜひ、読んでください。岩波文庫などから出ているから。
気違い

==================  終 了  ==================
10金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 17:26
>>9
暇だな・・・。
一日中、PCの前にはり付いているのか?
キチガイはどっちか、時間が答えを出してくれるだろう。
まあ、ホームレスにならないよう気をつけてくれ。
11金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 17:28
>5、6、8

レスかきこみ、ありがとう。

よーく、わかりました。


>7、9
レスかきこみふやしてくれてありがとう。
でも、おなじかきこみは、やめて、他の事かいてくださいねっ。
12金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 17:34
私は共産主義者ではない。
ところで、銀行への公的資金の導入(配当だせねば優先株を転換して国有化)というのは、
資本主義(市場経済)ではなく、共産主義的発想なのではなかろうかと思うのだが、
皆さんはどう思いますか?
13金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 17:37
反革命は、ほっといて、再開します。
置塩信雄、佐藤金三郎、林 直道−正統派
宇野幸蔵、大内 力、降旗 節夫、鈴木鴻一郎,―宇野派
日本のマルクス主義経済研究は、せかいでもトップだ。
14金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 17:50
>12

まず、こうした真摯な、というより、初歩的ないけんですね。
マルクス経済をかじった程度ですが、回答します。

まず、私もふくめて、はじめっから、共産主義のひとなどいない。
マルクスじたい、わたしは、マルクス主義しゃでないといった。

自由主義は、自由放任だから、公的資金導入−政府介入−は、自由
主義に反するとかんがえられるのも、むりもない。
そして、政府介入−国営化−と、はっそうされるのだろう。
しかも、共産主義−国営化・計画経済と、連想してしまうのでしょう。
しかし、どれも正確でなく、誤解です。
この誤解は、資本主義の原理と、マルクス経済の無理解からしょうじています。

15金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 18:05
国有化つたって、海外業務撤退、経営陣刷新、賃金体系見直し
のあと、再度民営化じゃないの? >トギン
16金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 18:08
銀行は、そもそも金貸しから転身した。
自由主義の祖国イギリスの銀行は、金匠からだった。
日本の三井銀行も、江戸時代のご用商人の三井の両替を継承したもの。

これが、銀行になるのは、産業資本の発展に促してだった。

銀行とは、預金をうけいれ、担保として、銀行券を発行する。
また、信用業務・債権で、産業資本の負担をたすける。
また、中央銀行は、発券の上限を人為的に制限し、景気政策も
おこなう。

17金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 18:14
銀行は、資本主義の重要な位置をしめる。
資本の循環、の資本金がなかったら、産業はおこせない。
労働力もかえないからだ。
だから、金融は、特別のそんざいだった。


18金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 18:30
でも、どうして、公的資金なのか
それは、世界恐慌時代銀行の取り付け騒ぎが、より
恐慌を激化させたからだ。
だから、現代で再発しないように、公的資金の導入になるのだ。
逆に、国が経済に積極介入するのは、原論的には、健全でない。
どうじに、銀行の統合−独占化−がおきる。
経済の自由競争から、独占化だ。
この意味は、○径でいう、帝国主義化である。
30年以後の、修正資本主義、ケインズ主義、国家独占資本主義
は、世界恐慌をふまえた政策がとられ、公的資金の投入もこのひとつだ。

だから、公的資金と国営化は概念がちがうのだ。
公的資金のもくてきは、銀行保護、体制保護
国営化は、革命後の、第一段階、妥協、利潤より公平を第一とするもの。
19金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 18:31
マルクス経済の入門書、おしえてください。
20金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 18:35
青木雄二の『銭と資本論』がおもしろい。
青木は、マンガ家だから、いいよ。
わかりやすい。
21金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 18:42
共産党のひとは、テロをどうおもいますか。教えて、ください。
テロと報復のため、株価がさがっていますが、今後どうなるでしょう。
心配です。
22金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 19:33
テロは、「国際法定にて、処罰。報復ではない、平和的手段で」
株価対策として、政府は大型補正をくみ、世界的に共同でこれにあたる。
なお、失業者増加は、結局消費を冷ますので、不良債権処理では、余計に
問題をうむ。しかし、不良債権処理は、重要。
これを、セーフティーネットで、クリア
23金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 19:57
ふぅん層化。
24金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 21:27
>>14
銀行の国有化を生産手段の共有に結び付けて書いてんだろ。おおよそあってんじゃないの。
25金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 22:37
>そして、政府介入−国営化−と、はっそうされるのだろう。
>しかも、共産主義−国営化・計画経済と、連想してしまうのでしょう。
>しかし、どれも正確でなく、誤解です。
>この誤解は、資本主義の原理と、マルクス経済の無理解からしょうじています。

意味不明
26金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/24 22:39
このスレッドの日本語は文法はおかしくないけど、
書いてることが論理的でないので意味不明。
27なんだろね:01/09/24 23:26
まず、マルクス経済学、新古典派経済学問わず、「経済学」そのものに
対する誤解がありますね。それは、すなわち経済学が現実の経済に「役
にたつものだ」という誤解です。そういうことも結果的にあるかもしれ
ませんが、経済学を研究したいという人々の根本の欲求は「資本主義経
済なり市場経済なりの仕組みを知りたい」−これに尽きます。(ただケ
インズ経済学の場合は政策に関心の比重があるということは言える)

 ということを踏まえて、一つ質問をしましょう。なぜ、みなさんはお
金が欲しいのでしょうか。「いろんな物が買えるから」 そうですね。
ところが、資本主義経済はそれでは済まされない。この社会では、お金
を使うのは「いろんな物を買う」ためではなく、そのお金を増やすため
にお金を使うのです。

 つまり、資本主義経済というのは目的と手段が「ひっくり返っている」
社会なのですね。新古典派はこの資本主義経済の「ひっくり返っている」
姿というものをあまり意識していないようです。

 マルクス経済学を学ぶ第一歩はまずこうした認識から始まるのではな
いでしょうか。

 今日はこれまで。
28金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/25 04:16
  全く同感です。経済学の権威、大内兵衛がいうてましたが、経済学を学ぶ
動機は、いろいろでいい。極端なはなしですが、、かねもうけでもいい。
だいじなのは、なんで学びたいか、つよい動機をもつことだそうです。
資本主義の原理をといた、スミスの動機は、重商主義への批判からでした。

  スミスは、『国富論』で、富の本質は消費物資にあり、労働がその源泉とする
観点にたち、重商主義の体系批判をこころみたのでした。
すなわち、富は日常の消費物資にあることは、明白な事実であるはずが、貨幣を富
とする俗見がおき、富の増大を外国貨幣にもとめる貿易差額説が、重商主義政策を
うみ、外国の富裕をさまたげ、国際対立を召喚させたのです。これは、7年戦争
アメリカ独立戦争という、イギリス重商主義政策のもたらした国際危機だった。

  スミスは、真実の富の生産機構を分析し、その拡大条件を明らかにして、経済政策
のあり方を模索した。その増大の根拠は、第一に労働生産力の増大にもとめた。
   スミスは、文明社会を特質づける膨大な生産力の基礎を、交換によって媒介される
分業、すなわち孤立的労働の社会的労働への結合においた。
  機械・技能・生産力構成要素の展開のていども、一国の労働が結集される社会的分業
の広さと不可さによって、規定される。
 『国富論』より

  
  スミスの思想体系は、@アメリカ独立という危機
            A本源的蓄積・産業革命開始
            Bスコットランド民族問題
   の歴史的時代に規定していのです。
                         
29ネオななしー:01/09/25 18:54
なんかなつかしいねえ。
独占資本主義が国家独占資本主義に移行して、その結果
深刻な経済停滞に陥りまっせーってなことを習ったな。
スーパパワーの対等で戦争はテロのような、一種の局地戦
になっていくとか。。。。
当時のオレには何故そういうことが必然的に導きだされる
のかさっぱり解んなかったけど、今はそのままでんがなー
って思いますわ。実際○経のスローガンだったのか、それ
とも理論的に今の状況を導きだしたのか、そりゃ解らんけど。
30なんだろね:01/09/25 19:18
 さて、資本主義経済の「ひっくり返った姿」というのは、お金という存在に象徴
されるでしょう。

 ものの売買というのは、「他の商品と交換できる力」(これを価値といいます)が
等しい、商品と貨幣の交換ですね。ところが、商品の方からは、この交換のことを
「売る」と言い、貨幣の方からは「買う」と言う。なんでこんな使い分けをするので
しょうか。等しい価値の交換には変わりはないのに。

 違いがあるのです。貨幣で商品を買うのは、お使いに出たワンちゃんでもできるこ
とですが、売るほうはそうはいかない。商品が必ず売れるという保証はないのですか
ら。つまり「他の商品と交換できる力」は商品と貨幣ではその現れ方が違うのです。
貨幣は「他の商品と交換できる力」を圧倒的に持っているわけです。逆に商品は売れ
ることでしか、その力を確認できません。

 こうした貨幣の「どんな商品とでもすぐに交換できる力」を万能の神様になぞらえ
て、「貨幣の物神性」と呼ぶのです。だからこそ、みんなお金を欲しがるのですね。

 これは「ひっくり返って」いるでしょう。本当はみんな「豊かさ」を求めているは
ずなのに、そのための(本来は)手段にすぎないお金をまず求めているのですから。

 今日はこれまで。
31内田義彦:01/09/25 21:29
>>30
読みにくいよ、改行してくれ
32金子慶応大教授:01/09/26 08:18
    
33小泉信三慶応義塾総長:01/09/26 08:32
  小泉信三『リカアドオ研究』
  小泉信三訳『経済学課税の論理』
   

  リカ―ドは、ユダヤ人株やの家にうまれ、初等教育のみで
家業の株やを見習う。
  しかし、キリスト教徒の結婚に反対する父と対立し、独行す。
余暇をつうじて、学問を研究した。
  地金論争をけん引する経済学者として登場後、地金委員会報告
の理論家として、イングランド銀行通貨政策を批判した。
34金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/26 08:55
資本主義は、かならず破綻します。
35なんだろね:01/09/26 09:23
そうすると、お金を貯めるという行為が生まれてきますね。なるべくお金を使わ
ないようにするわけです。ますますおかしなことになります。商品と交換するための
道具だったものが自己目的になってしまうのです。

 ここから、こんな考えがさらに生まれてきます。今持っているお金をより増やし
たいという考えです。ある人は、持っているお金で商品を買い、それを今度は別の
人により高く売り、ある人は、お金を貸して利子を取り、ある人は、お金を投じ
て原料や機械を買い、かかった費用よりも高い値段でつくった商品を売る、という
わけです。すなわち、資本というものが生まれるのですね。

 この人たちに「なんでお金を欲しがるの」と聞いてごらんなさい。「よりお金を
増やすためにお金が欲しい」と答えるでしょう。「ひっくり返った」姿がよりはっ
きりしてきたでしょう。

 これが資本主義の原理というわけです。

 今日はこれまで。
36レーニン:01/09/26 11:17
  マルクスは、資本主義の帝国主義化の時代に、いきていなかったため
金融資本・独占資本の矛盾を、指摘できませんでした。
このため、帝国主義時代、マルクスはのりこえられたとする意見が、多く
出ました。このとき、ヒルハーディング・ベルンシュタイン
の修正主義がうまれました。
 このとき、カウツキーは、これと対峙しましたが、
帝国主義の基本矛盾の露呈−世界大戦前夜−において、
侵略戦争阻止ではなく、『超帝国主義論』で、世界は平和にむかっている
などと、嘯きました。
これは、本質的に帝国主義の矛盾−戦争−市場分割戦争を
歴史・具体的な経済分析において、カウツキーがみちびくことができなかった
からに他なりません。
  帝国主義戦争前夜、この課題をみちびいたのは、ロシア革命の指導者レーニンのみでした。    
  ドイツの、ローザは、たしかに、軍事公債に反対し、反戦闘争をはじめますが
すでに遅く、社会民主党の軍部大臣ノスケに、暗殺されました。
37金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/26 13:35
マルクスのスレが、3つある。統一スレが、必要。
38金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/26 13:41
世界同時不況を、マルクス経済はどうみるの。
39金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/26 13:53
ファシスト小泉打倒。
40なんだろね:01/09/26 17:02
 今日は、話題を変えて「価格はどう決定されるのか」というお話を
しましょう。ちょうど他のスレでも話題になっているようですから。

 さて、「価格はどう決定されるのか」ということについては、二つ
の立場があります。一つは、「価格は需要・供給が一致したところで
決まる」というもの。これは中学校「公民」の教科書でおなじみです
ね。この立場に属する人はワルラスやマーシャルなどが代表です。こ
の考え方を数学を用いて厳密にしたのが、現在の新古典派経済学です。

 もう一つの立場は、スミス・リカード・マルクス・スラッファなど
古典派経済学と言われる人たちの立場です。「あれっ。なんでマルク
スが古典派に入っているの。それと、スラッファって聞いたことがな
いな」と言う人がいるかもしれませんが、私は「価格の決定」に関し
ては、マルクスはリカードの忠実な弟子だと思っています。それと、
スラッファという人は、現代において古典派経済学を復活させたとい
う意味で重要な人物ですから、取り上げました。以下の価格理論にお
いては、このスラッファに即して説明していきたいと思います。

 古典派(この用語はケインズの用法とは違うのでご注意ください)
の価格理論は、一つの社会が同じ姿で生産を繰り返す(再生産と言
います)という仮定の上に成り立っています。価格はその再生産を
維持するための商品の交換比率と見るのです。したがって、需要・
供給の変動によって変化する新古典派の「市場価格」とは異なり、
長期的に固定された価格として見ているのですね。

 ちょっと乱暴なまとめになりますが、この二つの立場は学説上の
対立というよりも、短期的な価格の決定を対象とするのか、長期的
な価格の決定を対象とするのかという「違い」じゃないかと、私は
思います。

 古典派の価格理論の具体的な説明は、また後にしましょう。とり
あえず、短期と長期という違いだけは頭にとどめてください。

 他のスレにもコピーしておきます。でも、こんなことしたら、ヒ
ロユキさんに叱られるかな?



 
41マルクス野狼:01/09/26 17:27
  いつも、経済学説史風な、戸原四郎を彷彿とさせるような
説明に感服いたしています。
複雑な経済実態を暴露するため、論理が複雑にならざるをえないため
言葉も難解なマルクス理論を、労働者でない人では実感できない論理
・しかし、資本家はひそかに、マルクスの普及をおそれる理論を
わかりやすく説明してくださる、なんだろうねさんの奮闘にこころから
敬意を表したいとおもいます。
難解ですが、論理は単純なマルクス主義の普及を、共に奮闘・創造していき
ましょう。
42マルクス野狼:01/09/26 17:40
このスレにすぐ反応してくれて、もりあげてくれている反マルクスのスレ
をのぞいたら、マルクスは商品の価格論が、無いというものでした。
しかも、共産主義の欠陥として、結び付けたいようです。
しかし、なんだろうねさんの提起でもあるように、これは基本的視点がちがうため
です。かれらは、需要と供給の一致の現象のみからしか、数学的に判断しかしないため
この不一致の現実や、そもそも供給それる商品がどうやって形成されるのかは検討せず
労働価値説も理解できないため、あのような意見を平気で出せるのでしょう。
一応、マルクスを知っている人なら、マルクス理論の疑問は、
「労働価値説」です。
43K・marx :01/09/26 17:52
  労働価値学説史を教えて下さい。
44K・marx :01/09/26 18:35
 資本論・剰余価値学説史・賃労働と資本・価格、利潤・経哲草稿・
 ドイツ、イデオロギー・ブリューメール18日
 フランスの内乱
45人間の屑1号:01/09/26 18:47
 皆様、はじめまして。ここなら落ち着いた議論が出来そうです。別の場所では
TAMO2と名乗っています。理由があって2ちゃんねるでは「人間の屑1号」を自称
しています。

 さて、小生が思うにマルクスは「詳細な検討をしようとし、細胞(商品)レベル
と全般的な運動(資本主義の概要)について大きく触れたが、全容を知るには余り
にも大きすぎるものを相手にし、様々な粗さが目立つ」ように思います。

 また、彼の理論は資本主義の(成功ゆえの)没落=共産主義への必然性を論証
しようとし、一応成功しているように見えますが、その革命を担う主体の問題に
おいて、どうも矛盾するように見えます。(理解が足りないのかな?)

 後者について、リンク先に意見を書いていますが、ここの方々にも色々と伺い
たいことがあります。今後ともよろしくお願いいたします。
http://jcpw.site.ne.jp/bbs/bbs18.cgi?id=&md=viw&no=2913&tn=2652

(ここで振りたい関心をコピペ)
 マルクス(主義)は窮乏化する勤労大衆に「団結して、ブルジョア所有
権を揚棄せよ」と訴え、労働組合を各地に作り、指導し、労働者の生活を
向上させました。偉大です。だが、同時に豊かになるにつれ「別に、革命
しなくても(失うべきものが増えたから)、ええんちゃうの?」という労
働者が多数を占めるようになりました。(でなきゃ、先進国革命が起きて
いたことでしょう。)

 シュームペーターの言葉をもじれば、「共産主義運動は、成功ゆえに
失敗する」ように見えます。
46人間の屑1号:01/09/26 19:38
>>45
 うーーん、ここで振るべき話題じゃないですね。失礼しました。
鬱氏。
47マルビ:01/09/26 20:52
>>45
革命を担う主体については大変難しいと思います。
労働者の自然発生的意識に依拠するのか、外部注入するのか、ローザVSレーニンの問題
に帰着しますね。
ところで、先進国革命は現代においては起こりようが無いように思います。あるいは
難しいように思います。なぜなら先進国における矛盾はすべて(とは言い切れないが)
周辺部、発展途上国に移されるからです。
僕自身はマルクスの革命論よりも多元的民主主義を信じたい。
やはり、マルクスの目的論的歴史観には胡散臭さを感じてしまうのです。
ところで、「人間の屑1号」さんのマルクスを読むときの問題意識はなんですか?
48金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/26 22:25
それにしても経済学の研究者って失業者になる人多いね。毎年多くの人が院に
いくけど、彼らの内で自分が研究職に就けると考えている超楽観主義者は何人
いるのだろう?
49:01/09/26 22:50
 P.A.サムエルソン『カール・マルクスがあまねく見出した「資本主義の矛盾」
なるものも、マルクス自身がもっていた矛盾に比べれば物の数ではないだろう。』
50外人:01/09/26 22:56
能書きはいいが速く、経済立てなおせよ。
能書き番長。
5149:01/09/26 23:04
万策尽きた。もう無理でしょう。
52なんだろね:01/09/27 00:09
いま、鉄と小麦の生産だけで成り立っている社会を仮定しましょう。
その社会では、鉄の生産には小麦と鉄が、小麦の生産にも小麦と鉄を
必要とします。具体的にはこうなります。


 小麦生産部門:280クォーターの小麦+12トンの鉄→575クォーターの小麦
 鉄生産部門: 120クォーターの小麦+8トンの鉄→20トンの鉄

 こうした生産が変わりなく毎年続くわけです。このとき、毎年175
クォーターの小麦が「剰余」として生まれるのはお分かりになりま
すね。これが社会全体の「総利潤」となるわけです。ところで、生産
を毎年続けるには小麦と鉄の交換が固定した比率で交換されなければ
ならないのは、なんとくわかりますね。

 「なんとなく」じゃなくて、はっきり交換比率は求められるのです。
それは以下のような連立方程式を解けばよい。

 小麦の価格を1として、鉄の価格をpとすると、

 (280+12p)(1+r)=575
 (120+8p)(1+r)=20p

 あれ、ここでrという未知数が出てきましたね。これはなんでしょうか。
これは、「均等利潤率」というものです。鉄生産の企業も、小麦生産の企
業もより大きな「利潤」を求めるが、競争の結果、結局は等しい利潤率に
なってしまうという結果を表したものです。175クォーターの小麦が結果的
に二つの部門に分配されると考えてもよいでしょう。

 いちいち計算することはないでしょう。ここでは価格(鉄と小麦の交換
比率)が短期的な市場の需要・供給の変動と無関係に、生産技術によって
のみ決定されることがわかればよいのです。

 これが古典派の長期的な価格の決定論なのです。
53なんだろね:01/09/27 00:20
ちょっと補足。
 マルクス野狼さんあたりから、「おい、労働価値説の説明がないぞ」
という突っ込みが入りそうですね。私は古典派の特徴を労働価値説に
限定していません。より広く「価格は生産過程によって決定される」と
いう形でとらえています。

 もちろん、労働価値説には言及いたしますが、しばらくお待ちくだ
さい。
54マルクス野狼:01/09/27 12:49
マルクス野狼です。
9・24に、「マルクスについて、2」をたちあげ、ここまでおおくの方々に
マルクスについて、思い思いかたってもらいました。

マルクスの資本論−経済原論−の冒頭の商品の価値論どうりに、難解なマルクス
理論をかみくだいて、披瀝してくださる『なんだろね』さん

ありがたいことに、ここでは、おちついて、話が展開できるてといわれる
tamo2さん

また、捕捉して、マルクス主義を豊かに語ってくれる人

マルクスの矛盾・疑問を提起してくださる方など
みなさんの知識・問題意識の高さに、ただただ感心するばかりです。

私の身分をあかしますと、法学部から、マルクスを勉強したくて、経済学部
へと転部、しかも、マルクス経済学の著名な教授のおられる大学にうってしまった
経済学徒です。


しかも、あまり流行らない、宇野教条主義者です。
よって、多少はなしの噛み合わないところもあるかとおもいますが、
よろしくおねがいいたします。


55なんだろね:01/09/27 14:34
マルクス野狼さんへ

 もっと専門的な話題を『情況』のチャットお話しませんか。

 http://situation.jp.org/cgi-bin/comchat/comchat.cgi
56金子・置塩・降旗:01/09/27 15:01
インフレ・日銀国債引受反対は、経済学者の良心。
57金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 15:08
戦争反対の論客がおおい、◎経学者の存在も
日本の教育介の良心。
58金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 15:11
マルクス経済の世界・日本の研究、学者の水準について、だれか
くわしい情報しりませんか。
ぜひ、教えてください。
59金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 15:14
経済たてなおしは、近経で。

経済変革は、マル経で。
60金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 15:23
置塩経済を、くわしくしりたい。
理論経済学−高等数学の基礎が必要
社会経済学−歴史・具体的アプローチ
61金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 18:00
青木雄二さん
共産主義者の告白ちょっと、はやすぎだったんちゃうの。
62金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 18:05
ひっこり、ひょっこり
63わーわわわ:01/09/27 18:07
インフレについて、どうなんですか。
64yyyy:01/09/27 18:08
そー。
ほかの、スレでもみたまえ
65金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 18:12
マルクスふるいねー。
共産版でも、いけば
66金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 18:57
マル経やってるヤツ、マルクス主義者や共産党員って何人も知ってるけど、殆ど何も分かってないくせにエラソーに断定するヤツが多すぎ。
学者・研究者ってのにそういうのが顕著だ。大学でぬるま湯に浸かってるからだローな。
真面目で謙虚なマルクス主義研究者ってのもいるにはいるが、圧倒的に少数派だな。
残りの大多数は、内輪でコソコソ他人の噂話で自己満足に浸ってるドキュンのゴミばっかりだ(藁。
あんなの研究者でも学者でもないって。

これからマルクス経済学をやりたいなどという若いヤツは考え直したほうがいい。
『資本論』や『帝国主義論』ぐらいなら自分でも読めるから、独学すべし。
67金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 19:13
『資本論』はちとむずかしいが
『帝国主義論』はおもしろく、かんたん。
まあ、あなたのいうとおり、学者は不用。
なぜ、マルクスも、レーニンも革命家だったから
68園辺野雄野次:01/09/27 19:18
『資本論』は、難解とされる前半の価値形態に関する諸章を飛ばして読んでも十分理解できるはずだ。
その価値形態に関する比較的簡単な解説書は、岩井克人「貨幣論」などがあるので、そういうのでフォローするという手もある。
69マルクス野狼:01/09/27 19:20
いろいろな、ご意見があり、恐縮します。
なかなか、意見の一致とは、なりませんが、
どうぞ、思う存分、マルクスについて、意見していきましょう。
マルクス野狼より
70マルクス野狼:01/09/27 19:32
岩井克人さんは、確か東大の近代経済学者のかたですね。
めずらしく、マルクスを引き合いにだしておられます。
まあ、昔の学者、都留重人さん、伊藤光晴さんとか、大変マルクス
にも、造詣もふかいケインジアンもおおございましたが。

しかし、岩井さんの「価値形態」は、マルクスの理解とは
異なった理解のしかたです。
そのうえ、岩井さんの「貨幣論」にでてくる、マルクス論理を
やや誤解して読みこんでいる為、岩井さんでは、全く
マルクスの問題提起にアプローチできません。
具体的な、岩井批判は、次回おこないたいとおもいます。
71金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 19:37
マルクス経の人、今こそあんたたちのいってきた、
全般的危機論の時代じゃあ、ないんじゃないですかねぇ。
そこんとこ、はなしてほしいんですがねぇい。
>70
>しかし、岩井さんの「価値形態」は、マルクスの理解とは
>異なった理解のしかたです。

じゃあ誰が「正しい」マルクスの理解者なんだ?
おまえか?(藁
そういう「誰がマルクスに最も近いか」みたいな議論は、もう逝ってよしだぞ。
相変わらずなんだな、○系って
73金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 19:40
アア、ツマンナイ。ヤメロ。コロスゾ。赤メ
マル経のヤツって、現実の分析とか研究とかじゃなくて、やっぱりマルクス研究なんだよな。
それって社会科学じゃなくて人文学だよな。
そう言えば、かの宇野弘蔵学派には「現状分析」って分野があったな。
わざわざそういうことを掲げていること自体に馬鹿馬鹿しさを感じる。
75マルクス野狼:01/09/27 19:47
では、おききしたい。
岩井氏の理論が、マルクスを陵駕する理由を。
マルクスを理解するなら、いかに岩井氏が、ことなった定義をしているかが
わかります。むしろ、マルクスを読んだ事の無い人、よくわからない人を
対象にするかのように、やや悪意にみちて、マルクスを批判しています

たしかに、批判じたい大切なことですが。
76マルクス野狼:01/09/27 19:53
『現実』はたえずかわります
変化かるのは、当然です
しかし、どうしてそうなるかが重要でかし
みおとしはできないのです
>>70
お前の文章の中に陳腐な思い上がりがプンプンしているぞ。
まだ気付いてないのか?いい歳して(w
78マルクス野狼:01/09/27 20:00
まあ、面白くなってきましたね。
いろいろな意見がありますね。
しかし、どうしても、マルクス研究をバカバカしいというもの
がいます。
マルクスでは、飯の類にもならないと、現実を重視なさると自称
されるヒトから、批判をうけています。

商品−消費−欲望
これだけでは、うまく説明できないのが、現実の経済なのでは
ないでしょうか。
>75
>岩井氏の理論が、マルクスを陵駕する理由を。

おいおい、論点を逸らすなよ。
誰も岩井がマルクスを凌駕しているとは言ってないぞ。
>>68は、価値形態の解説書には岩井のような本もあると言ってるだけじゃないか。
ちゃんと読めよ。
>>78
>商品−消費−欲望
>これだけでは、うまく説明できないのが、現実の経済なのでは
>ないでしょうか。

当たり前だろ!そんなこと。
おまえドキュンだな(ワラワラ
一から経済学を勉強し直せや。
>78
>まあ、面白くなってきましたね。

面白くねえよ、さっきから。全然(w
82マルクス野狼:01/09/27 20:07
そう、たしかにあなたはそこまでいってはいない。

しかし、あなたの言動が、こういうこと、すなわち
マルクスより、岩井の価値形態のほうが正しい。
そういいたいのではないですか。
83マルクス野狼:01/09/27 20:09
>>75
>やや悪意にみちて、マルクスを批判しています
ものごとや理論を批判するのに、悪意に満ちているも善意に満ちているもねーんじゃねーのか?
そういう思想レベルの低次元な批判をしているから、マルクス経済学って誰からも相手をされなくなるんだYO。
85マルクス野狼:01/09/27 20:15
結局あなたは、マルクスを批判したい。
それだけのようですね。
たしかに、いろいろ知識もあられるようで。
では、最後にお尋ねします。
岩井さんの「貨幣論」にでてくる、価値形態と
マルクスの価値形態のそれぞれの特徴
と、いずれが優位なのかを。
>マルクスより、岩井の価値形態のほうが正しい。

おいおい、論点を逸らすなよ。
誰もマルクスより岩井のほうが正しいとは言ってないぞ。
>>68は、価値形態の解説書には岩井のような本もあると言ってるだけじゃないか。
ちゃんと読めよ。(藁
>>85
結局あなたは、自分のマルクス理解を主張したい。
それだけのようですね。
たしかに、いろいろ知識もあられるようで。
では、最後にお尋ねします。
あなたの研究テーマと自己紹介を。
88マルクス野狼:01/09/27 20:20
だれからも相手にされないとかしかいえないじてんで
あるいわ、低次元の思想とかいいますが、具体的な
ものがありませんね。
感情は、わからないでもないですが。
それから、悪意はちといいすぎましたが、
あくまで、全体のいみを考慮してみてください。
89マルクス野狼:01/09/27 20:25
ちと、かみあいませんね。
チャットでないので、はなしにくいですが。
答えていただきたですが、そもそも「価値」とは、なんですか。
90マルクス野狼:01/09/27 20:30
>87 あなたこそ、自分の主張を披瀝したいのでは。
というより、主張したいのは、みんなそうではないのでは
ないでしょうか。
もちろん、私もそうで゛す。
91人間の屑1号:01/09/27 21:04
 まあまあ、ゆっくりやりましょう。

 岩井氏の「貨幣論」は気にはなっていますが、まだ読んでいません。どの辺が
マルクス野狼さんのマルクス理解の観点から異なるかを明らかにすることが望ま
れます。

 なお、マルクス自身、「哲学の貧困」を書くにあたって、「貧困の哲学」の
著者を悪意ある解釈をしていたことは、周知の事実です。だが、それでもなお
「哲学の貧困」は多くの示唆を我々に残しています。よって、「悪意ある批判」
が意味がないとは思えない。2ちゃんだし。
92マルビ:01/09/27 21:25
凄いことになってますね。
確かに、今何故マルクスなのか?というのは難しい問題です。
マルクス野狼さんがどうしてマルクスをやろうと思ったのかは分かりませんが、
勿論問題は現状分析です。しかし、どのような経済学でも現状分析の際には、基礎理論なり
仮説なりが無ければできないと思うのです。マルクスのいうように、すべてが見た目と一致するならば、
科学は必要ありません。
確かに、資本論だけで現状が分析できるか、と言われれば疑問を感じますが
マルクス野狼さんの依拠する宇野経済学は、資本論の直接適用ができないということから、
独自の三段階論をつくりだしたわけで、多くの批判があるにせよ、その問題意識は正しい。
科学の発展が、過去の理論の成果を基礎にして作り出されるとすれば、剰余価値学説史等々を読めば分かるとおり、
それほどマルクスが、頓珍漢なことを言っているとは思われない。マルクスはスミス、リカードなどに対して
根底的な批判を加えたと思うのですが、マルクスに対して誰が体系的な批判をしたと言うのでしょう。
理論の重要性が、いかに現実を説明できるか、ということだとすれば、問題は独りマルクス経済学だけではなく、
新古典派についても同様です。
マルクス経済学とソ連東欧の崩壊を安易に結びつけ、それで終わった、などというのは
論外です。
因みに私は、価値形態論の重要性が全く理解できないのですが、誰か教えてください。
>92
マルクス野浪って宇野派なの?
講座派、それもドキュンの協賛党員かと思ったYO(ワラ
>>92
>マルクス経済学とソ連東欧の崩壊を安易に結びつけ、それで終わった、などとい
>うのは論外です。

まともな経済学者でそんな単純厨房なヤツはあんまりいねーんじゃねーか?

>マルクスに対して誰が体系的な批判をしたと言うのでしょう。

これも認識が甘いんじゃないの?結構批判されてきただろ。

マルクスは随分正しいことも言ってる。
だが、マルクス経済学は、どう頑張っても経済学の一学派に過ぎない。
そして、以下の諸点で決定的にマルクス経済学は、現代経済分析の枠組みとして不
十分且つ陳腐になっている。

・オークションやバブル経済などにおいて価格がどんどん上昇してしまう現象は、
労働価値説によっては説明し得ない。→労働価値説の素朴性、一面性
・一般的等価形態が貨幣になるといういわゆる価値形態論は、ようするに社会で信
用が付加された代物ならどんなものでも貨幣になり得るという、当たり前のことし
か述べていない→価値形態論の無意味性
・拡大再生産表式は、投資活動によって資本ストックが増大すれば生産拡大がもた
らされるという、これまた自明のことしか述べていない→再生産論の自明性
・利潤率の傾向的低下は、生産性が上昇する経済においては一般に観察されない。
→利潤率と生産性の関係の一面的理解
・信用取引の重要性については殆ど何も触れられておらず、「利子生み資本」とい
う利子の源泉論で話が終わっている。→金融や信用の可能性についての未考察
・相対的過剰人口が資本の運動によって生み出され、それが過剰生産恐慌に結びつ
くという景気循環イメージは、どうルーズに解釈しても、実質賃金の低下→消費の
減少→過剰供給→価格暴落→生産の縮小→更なる実質賃金の低下という、単純なデ
フレ・スパイラルの現象を述べているに過ぎない。
95なんだろね:01/09/27 22:14
マルクス野狼さん、さっきは失礼しました。急用だったもので。

 いま、価値形態論が問題になっていますね。私の前のレスでも書いたように,
貨幣が直接的交換可能性を他のすべての商品から奪い、他の商品が直接的交換
可能性を奪われることによって、商品と貨幣の非対称性が現れるということで
した。要するに等しい価値の交換にもかかわらず、「売る」と「買う」という
二つの立場に分裂するということです。そこに至る過程を分析したのが価値形態
論なのです。

 250円でハイライトは買えるが、ハイライトで250円は買えない。ここに貨幣の
「物神性」を見て取ることができます。ところが、岩井さんは「ハイライトで
250円が買える」というのですよ。これじゃ、貨幣の神秘性はわからない。
>>95
>岩井さんは「ハイライトで
>250円が買える」というのですよ。これじゃ、貨幣の神秘性はわからない。

そんなことはありません。
貨幣が「貨幣」という座を得るまでは交換できますよ。マルクスもそう述べています。
97なんだろね:01/09/27 22:36
 それと、労働価値説についてですが、確かに『資本論』のとおりの説明だと
欠点は多々あると思います。

 しかし、ミクロ理論の方も現実離れをしているところがある。U字型の限界費用
曲線の右上がり部分をそのまま供給曲線にしている。これは規模に関して収益逓減
=費用逓増を前提にしているわけですね。ところが、現実の経済は、収益不変で、
さらに長期的には収益逓増が普通でしょう。

 スラッファの「費用二論文」によるマーシャル批判から、現代の塩沢由典さんの
に至るまでの批判がありますが、まともな新古典派からの反論はないようです。

 以前、有斐閣の『ミクロ経済理論』の著者の荒井一博さんに尋ねたら、「それは
仮定です」と答えてきました。これじゃなっとくがいかないのですが。

 94さんいかがですか。
98金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/27 22:46
94じゃないけれど
>>97
relevantな範囲で収穫逓減の過程はおかしくないでしょ。
relevantな範囲で収益逓増なら自然独占の話を考えればいいだけ。
99なんだろね:01/09/27 23:03
ということは、「relevantな範囲」で収益不変もおかしくないという
ことですね。とすれば、新古典派と古典派の違いは分析の対象の選び方
の違いということになる。それでいいのですね。
10049:01/09/27 23:14
 私が認識している限りでは、新古典派における完全競争の状態は現実にはそぐわない。
寡占の状態がより現実に近いのではないか?
101なんだろね:01/09/27 23:17
 わっ。いろんな人相手に議論しなくちゃならない。

 >>96さん。マルクスの間違っているところを持ち出してもだめですよ。
マルクスは貨幣と商品の非対称性を指摘しましたが、リカードの忠実な弟子
としては、ハイライトと250円に「同量の投下労働量がある同じもの」といわ
なきゃならない。こちらの方のマルクスは私としては「間違った」マルクス
として退けます。

 まあ、そんなことより、「ハイライトで250円が買える」と本当に信じてい
るのですか。これは、あのセイが泣いて喜びますよ。いや、世界中のセールス
マンが泣いて喜ぶことだと思います。失礼だけど、営業の経験はおありですか?
10294:01/09/27 23:20
>>97
>これは規模に関して収益逓減=費用逓増を前提にしているわけですね

そうは思わないんだが、もう少し説明してくれ。

>現実の経済は、収益不変で、 さらに長期的には収益逓増が普通でしょう

ここも全然そうは思わないんだが、追加説明を頼む。
>>101
>「間違った」マルクス として

おいおい、論点を逸らすのは止めてくれ。
ここでの問題は、そもそもマルクスの価値形態とはなんだ?という話だろ。
で、岩井が指摘しているようなことをマルクスも言っているって指摘してるんだぜ。
マルクスが間違っているかどうかをここで議論しているわけじゃない。

繰り返すが、「ハイライトで250円が買える」という類のことをマルクスも言ってるわけ。なぜなら、一般的等価形態は貨幣形態に取って代われられて始めて貨幣になるからだ。それ以前の価値形態においては、ハイライトも250円も等価物なわけ。
ちゃんとマルクス読んでくれよ。
10498:01/09/27 23:31
誤字が多すぎてスンマセン
誤解を招いてそうなので書き直しておくと、
現実の経済としては
relevantな範囲で
費用逓増以外の仮定をおいて考える方が
特殊だと思う
短期的には費用逓増、長期的には収穫一定ぐらいで
考えればいいでしょ。
105なんだろね:01/09/27 23:47
説明というより、実証的な研究ですがオックスフォード大学の企業調査
やアメリカの自動者産業の調査により、費用曲線は当初右下がりになるが
そのあと水平になり、稼働率が100パーセント近くなると、右上がりにな
るという結果(鍋底型費用曲線)が報告されています。

 もっとも、「寡占的企業の例だから、自由主義段階にはあてはまらない」
という類の批判もあります。ただし、私の推測では、49さんが言われる
ように、19世紀の自由主義段階でも寡占的な姿じゃなかったかと推測され
ます。

 ところで、皆さんはヒックスの「転向」=新古典派価格理論批判をどう
みているのでしょうか。これは、マルクスが「労働価値説」を自己批判し
たぐらいの重みがあるとおもわれますが。
106なんだろね:01/09/27 23:57
 >>103さんへ。
 これはまったくあなたの間違いです。簡単な価値形態。例えば、
一個のハイライト→二個のチョコを例にとりましょう。

 これは、ハイライト所有者が一方的に二個のチョコを欲しているという
ことをあらわしているにすぎません。チョコの所有者はハイライト
を欲していないかもしれないのです。すでに、ここで非直接的交換
可能性と直接的交換可能性の分裂がおこっているのですよ。
10794:01/09/28 00:02
>>105
それは長期費用曲線の形状の話だろ?
俺が聞いているのは
「規模に関して収益逓減=費用逓増を前提」
ということの根拠だ。

あなたは、規模に関しての収益性の話と、限界費用の話を混同してないか?
>>104が言うとおり、限界費用というのは逓増すると仮定するほうが普通だろ。
そのことと規模に関しての収益性の話は別だ。

なお、もっとシンプルな費用曲線を考えれば、限界費用は一定だと置くこともできる。だがこうしてしまうと、通常の供給曲線は描けない。
だから、MC曲線を供給曲線とする想定自体は、あなたが言うように「現実離れしている」とは思えない。

少なくとも、冗長的でトリビアルなことしか述べていない価値形態論よりは現実的だ。
108103:01/09/28 00:06
>>106
それはあなたの全く勝手な解釈。
マルクスの該当個所を素直に読み直してから出直してくれ。
10949:01/09/28 00:23
 規模に関して収穫逓減、すなわち費用逓減を仮定しないと、
完全競争の理論が成り立たないから。
11049:01/09/28 00:30
 ごめんなさい。訂正 費用逓減ではなく費用逓増
11194:01/09/28 00:35
>>109
だから、規模に関しての収穫性と限界費用逓減の話は別だって。
112なんだろね:01/09/28 00:42
>>103さんへ
 わたしの「勝手な解釈」というより、宇野さんの「勝手な解釈」です。
あなたは宇野さんの「解釈」を間違っていると言っているわけですよ。
だったら、宇野価値形態論の批判という形で表してもらいたい。
 岩井さんは、論証抜きに「宇野はだめだ」と言っているわけで、
学問的に不誠実な態度をとっておられる。どうか、この轍を踏まないよう
にお願いしたい。

 >>105さん
 本音が出ましたね。「限界費用逓増を仮定しないと、供給曲線が描けない」
 右上がりの供給曲線の説明はほかに考えられませんか?
 例えば、理論的な厳密性はないけれど、ウィックスティードの「裏返しの需
要曲線」という説明もありました。幼稚ではあるけれど、費用と生産量のドグマ
に基づくものよりも「現実性」はあると思われます。
113なんだろね:01/09/28 00:44
 すいません。今日はもう寝ます。疲れた。
114103=105:01/09/28 01:09
>>112
>わたしの「勝手な解釈」というより、宇野さんの「勝手な解釈」です。

ならば、一層論外。宇野の価値形態論など興味もないし、学問的意義も感じない。
あくまでもマルクスが何を言ったのかであって、宇野が言ったことなどどうでもいい。
学問的に価値のあることなら今でも学説として生き残っているはずだが、マルクスの価値形態論も含め、今ではその学説のどれもが陳腐で自明なので消滅しつつある。

>右上がりの供給曲線の説明はほかに考えられませんか?

限界費用の逓増問題に関する「非現実性」の説明になっていないぞ。
なお、「右上がりの需要曲線」など、特殊な商品(例えばブランド品など)を考えればいくらでも描くことは可能だ。
実はマル経専攻している者だが、
結局のところ94が一番マトモなコトを言ってると思う。
見るべきところは勿論あるが、マル経過信はできねーって。
116人間の屑1号:01/09/28 09:23
 とりあえず、「ネットで資本論が読める」状態に#戻したい#。某政党系出版
社の圧力で消されました。
117金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/28 10:04
>>116
狂酸党ってまだそんな出版妨害みたいなことしてるんですか?
草加学会と同じ体質じゃ、やっぱり。よそのことを批判できねぇよな。
118人間の屑1号:01/09/28 12:47
>>117
 事実経過。(年は今、確認できず。)
・ニフティーの現代思想フォーラムのライブラリーで資本論第一巻を公開。
(某政党系出版社のものを底本に、不適切と思われるところを改変したもの)
・ニフティーからダウンロードしたものを、某氏が自分のサイトにアップ。
・某出版社、某氏ではなくプロバイダーに「サイトごと消せ」と圧力。
・某氏、とある繋がりで小生に連絡。一部(左派)ネットワーカー激怒も、
 某氏はアップをとりやめ。
・某出版社、97年10月の自分が発行している雑誌「○済」にニフティーの
 「資本論」を紹介しているにもかかわらず(ワラワラ)、ニフティーに電子版資
 本論を削除要請。
・ニフティーとりあえず公開休止。
・小生および友人(共同電子版作成者)が、ニフティーのシスオペと相談。
(その節は大変お世話になりました>各位)。某出版社と、小生側が、
シスオペさんを挟んで協議も、公開再開に至らず。今に至る。


 このことは、出版とインターネットを巡る話で、忘れられてはならない出来事
であると思いますので、折に触れ書いています。原著者は、著作権を放棄してい
るんだけどなーー。
119金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/28 13:22
>>118
芯二本出版社の削除要請「理由」というのは何ですか?
版権ですか?
まともなマル経学徒の諸君、基地外マルクス主義左翼野郎をどうにかしろ。
121人間の屑1号:01/09/28 16:50
>>119
 表向きは版権。こっちのオリジナリティーは認めない。で、マルクスの
遺志はどうなったんだろう??

>>94へ疑問。
>・オークションやバブル経済などにおいて価格がどんどん上昇してしまう現象は、
労働価値説によっては説明し得ない。→労働価値説の素朴性、一面性
 今、手許に資本論ファイルがないけど、労働価値説とは切断された形で述べ
られていたように思う。

>・一般的等価形態が貨幣になるといういわゆる価値形態論は、ようするに社会で信
用が付加された代物ならどんなものでも貨幣になり得るという、当たり前のことし
か述べていない→価値形態論の無意味性
 いや、むしろその可能性の中から、なぜ金(きん)が貨幣たりえたか、が第一巻
第4章のテーマであったと思う。確かに根拠薄弱だったような。家にエクセルファ
イルでTAMO2版レキシコンがあるけど、超多忙で引用はいつのことやら(涙)。
12294:01/09/28 17:56
>>121
>労働価値説とは切断された形で述べられていたように思う。

芸術労働の話か何かが「特殊例」として挙げられていたはず。
だが、資本主義社会ではオークションに見られるような現象は「特殊」どころか、極めて一般的に観察される事実だ。
つまり、労働価値的ものからの乖離のほうが一般的な現象ということになるが、それについて労働価値説は例外扱いにしかしていない。

>むしろその可能性の中から、なぜ金(きん)が貨幣たりえたか、が第一巻第4章のテーマであったと思う

第1章の4節ね。
マルクスは貨幣の歴史的成立過程の話と、理論的な成立可能性の話を注意深く分けて記述している。
金が貨幣になり得たのは、歴史的にも偶然性が強く作用しているので「必然性」ということにはとてもならない。
せいぜい金の「使用価値」の幾つかの特徴が挙げられ(第3章)、貨幣にとって「都合が良かった」という程度の話に過ぎない。
123マルクス野狼:01/09/29 04:34
  いろいろ、マルクスをめぐって展開が激化していますね。
私の基本的スタンスは、現状を批判的に把握したいため
マルクス経済を根拠にしているのです。

原論、段階論、をおさえて、今日の経済体制の矛盾の把握へむかうこと
を重要視したいためです。
資本主義の歴史・具体性を考慮しなくては、連続して続く世界経済の現状
は、つかめないのですから。
124マルクス野狼:01/09/29 04:42
  なんだろねさん
また、『情況』で、チャットやりましょう。
ほかの人も、ぜひ参加しましょう。
125金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 05:11
ここを、反経済のスレにしよう。
126金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 11:06
朝生に、足立をださせたのは、なぜ
日本赤軍は、事実上、重信の「人民革命党」の移行で
闘争放棄して、自分から転向したので
全く政府・産業にとって、脅威ではない。
おもてむきは、アラブにくわしく、赤軍の関係者の登場は、視聴率アップに
つながるから
でも、実は、なにかととりざたされる、社民党大阪ブロックの辻本氏と
その内縁者の関係、この内縁者は赤軍の活動家で、第三書館の北川さん
だから、辻本をおとなしくさせるのが、ねらいだ。
127なんだろね:01/09/29 11:54
どうも、ちょっと休ませてもらいました。

 収益法則と費用の関係については、二つの論点があります。それを分けて考えま
しょう。

 1 収益法則と費用の関係そのもの−これについては、塩沢由典『近代経済学の反省』を
参考にしてください。このBBSではあまりに専門的になりますから。

 2 それとは別に、費用一定の仮定での理論展開は可能か−つまり、古典派的な価格理論
は可能かという問題は論じれると思います。

 価値形態論は自明と言ったら、確かに自明です。しかし、それを「ひっくり返った」(イン
テリさんに分かる言葉で言えば、「物象化」なり「疎外」なり) 形態として把握するのは
必ずしも自明なものではないのでしょうか。

 また、四時ごろ『情況』チャットで。 
128マルクス野狼:01/09/29 12:59
  降旗節夫の『貨幣の謎をとく』白順社
が、゜いい。
岩井『貨幣論』批判も、でている。
129有井行夫:01/09/29 13:57
 私の『マルクスの社会システム理論』有斐閣 1997.
   『株式会社の正当性と所有理論』青木書店 1991.
 まずは、これを熟読したまえ!諸君。
 今こそ、ヘーゲル=マルクスの存在主義、理論態度としてのマルクスを厳格に確定
すべき時期だ。「マルクス経済学」の実証主義的偏向をマルクス自身へ環帰させよ!
   
130金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 14:16
 竹田 誠先生の『1975年スト権スト』がいい。
竹田先生は、東大大学院経済研究科をでられた、気鋭のマルクス経済
学者だといっていい。
 黒田寛一先生の『ヘーゲルとマルクス』は、日本にのこる
最高のヘーゲル書だといっていい。
131金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 14:25
  腐朽する現代世界を、ブリリアントな情勢分析でかたる
 『新世紀』
  労働者の勝利の指針
 『解放』
を、よもう。

  自由主義の勝利?新世界秩序を帝国主義的再編化として
  なぐりこみをみせる、アメリカ―ヤンキー帝国主義権力
  のぶざまさを
  とぎすませ、腐朽する現代世界を乗り越える、批判の武器を。
 
132早稲田大学国際問題研究会:01/09/29 14:27
たたかう学生は、東大・早稲田に結集せよ。
133早稲田大学反戦共闘会議 :01/09/29 14:38
資本主義の矛盾
 恐慌について、
 不況―戦争―回復―好況について、

 恐慌が戦争に転化する科学的分析を、マルクス経済学的
 唯物史観的に、のべよ。
134金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 14:42
ファシスト小泉打倒の連帯をで
↑の根拠は、かたられている。
135金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 14:43
↑をいうなら
『ファシスト小泉内閣の抗議の連帯を』
だろっ。
136早稲田大学文化団体連盟:01/09/29 14:46
闘う全学連・早稲田学館闘争に勝利を
137東大駒場寮全学共闘会議:01/09/29 14:48
 駒場寮自治勝利
 たたかう、共闘会議に結集せよ
おまえら板違いだ。
政治板に行けや
139金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 15:09
まあ、何てことでしょう。
政治的なご意見まで登場するとは。
恐れいりたてまつりまする。
熱心さは、個人的にはかいますが、ここは
経済ですので、政治主張のみはご法度
政治を経済とからめるのなら、よろこんで提起を受けたいと思います。
そもそも、マルクスはポリティカルエコノミーを重視していますので。
140金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 16:36
 なんかここって、広松―情況派とか、黒田―革マル派の
政治主張になってない。
こんなの、全然はなしにならない。
バカバカしいっ。
141金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 16:58
  や
     
        め 
               
              

                  ろ




                        ―-―
142バカ田大学革マル同盟:01/09/29 18:22
これでいいのだ!!!!
143マルクス野狼:01/09/29 18:36
 もう、こまりますね。
せっかく、マジなマルクスについてのスレなのに。
どうか、あらさないでくださいね。
妨害にめげずに、頑張りましょう。
144金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 18:58
     |||||   __ビギナーの登龍門____
     ||||| /_____________/|
       |||||  ___________ | |
        |||||                | | |
             || (* ゚Д゚)さん 投稿日:‐‐‐ || |
    Λ     Λ   ||氏ね!!          | |  |
    /  __/    ||クソ厨房が!!      | | |
   /uu ||||||||||||\ ||クソスレ立てんな!    | | |
  |∪u U     | ||逝ってよし!!カス!! || |
   \_u___ / ||___________| |/|
   /     \  |_____________/ |
  /        \|        A:===    | /|___
  |          \_____B:=== __ |/ |  /)
  |        |\  \@ABCDEFGHー  / / //
  |        | \uU ))□□□□□□□  / /  //
  |         \    )))________//  //
  |           \  ―――――――――   //
               ――――――――――――
145マルクス野狼:01/09/29 19:07
貴重な図いりの、説明でありがとうございます。
さらに、迫力のあるものを期待します。
それまで、楽しみにしています。
今日は、土曜なので、ちと、留守にします。
では、また。
146金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:24
  長崎浩先生のマルクス埋葬論なつかしいね
147金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:27
みんなで、『情況』をよんで、
彼岸の世界へ飛んでゆこう。
そう、とおくまでゆくんだ。とおくまでゆくんだ。
とおくまでゆくんだ。
148金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:30
寺山修二の作品上映会にいかないか、諸君。
  いや、『戦艦、ポッチョムキン』がいいか。
149金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:32
 マルクス経済は、おわったね。
最近、経済板わけわからんウヨとかサヨが多すぎ。
まだ、ハイパーインフレ基地外のほうがましだったよ。
151金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:36
ださい、左翼のはなしより、金儲け。
お前達もほんとうは、かねほしいんだろ 。
インテリぶっても、ろくな仕事してねぇんだろ
いんてり、貧乏
なさけないね。とっとと、死ね。
152金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:40
そうそう、こんなのほっといて、
さっさっとよそ行くべき。
153金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:45
わっしょい。わっしょい.わっしょい。わっしょい。
154金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:51
マル共チャットはおもしろいよ。
みんな、のぞく価値あるよ。
155金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:55
わたしゃ、あんた達みたいにそだてたおぼえはないのよ。
もう、めをさましなさい。
156金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 19:59
> なんなの。このスレ。

>そうね。なにが、いいたいのかしら。

>なんだろね。
>
157なんだろね:01/09/29 20:52
そうですね。「お金儲け」も楽しいでしょうね。

 でも、「役に立たない」学問というのも楽しいですよ。別に経済学じゃなくても
何でもいいのです。だって、「不思議大好き」というのは人間のひとつの側面です
から。
158金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 20:54
マルクスを批判する奴は「資本論」ぐらいは読んだんだろうね。
おそらく、ただの聞きかじりで煽ってるだけだろ。
それでは基本的な質問をするから答えてみろ。
1、労働と労働力の違い。
2、使用価値と商品価値の関係。
3、賃金を決める最大要素は何か。
以上、マルクスの学説では基本中の基本だ。
答えてみろ。
159金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 20:55
160金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 21:03
回答不能か・・・。
情けない連中だな。
学校でちゃんと勉強しているのか?
それとも近代経済学しか勉強していないのだろ?
そのようでは、経済学を勉強したとは言えないぞ。
162金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 21:11
敗北宣言か・・・。
三流以下の経済学部しか出ていないのだろ。
それとも高卒か?
勉強しすぎて頭おかしくなってるよね。アカはさ。
>>160
きみはベンキョーより常識からやり直したほうがいいよ。
常識でわかるだろ共産主義が間違ってるというのは。
164金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 21:16
煽りに弱い奴だな・・・。
常識はどのように形成されるか哲学的に答えてみろ。
話はそこからだな。
166金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 21:20
話にならん。
レベルが低すぎる。
大学で何を専攻したんだ?
167金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 21:31
>>166

最近は○経をまったくやらなくても経済学部を
卒業できるんですよ。
事実、履修者も少ないし、例え履修したとしても、
勉強しなくても○経は単位が来るから
授業にでる人はいません。
(そのくせ教室は一番広い教室使ってる、
他の授業は狭い教室で立ち見がでてるのに)
○経のゼミは3つくらいあるけど
人数が少ないし、やる気のない奴の巣屈で、
ゼミ中にハンバーガー食ってたり、漫画読んでる。
先生も何も言わない。。。
これは東大経済学部の話ですが、
他大も似たような状態じゃあないでしょうか?
まさに忌々しき事態ですね。
>>164
社会主義が間違っているという根拠
http://www9.big.or.jp/~cumy/sayoku/san_05.shtml
おまえみたいな学歴野郎はここでも読んで世の中の常識を覚えやがれ。
あーアカくさ。
169金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 21:45
それが事実だとしたら、東京大学も落ちたものだな。
まあ、今の東大生は例えば「岩波新書」でさえレベルが高すぎて理解できないそうだから、納得できる話だ。
「岩波新書」なんて、昔ならどんな低レベルの大学生でも読んで理解したもんだがな。
救いようがないよ。
日本の未来は暗いとしかいいようがない。
170167:01/09/29 21:49
>>169

岩波新書みたいにレベルの低いものを読んでたら
馬鹿にされます(藁
岩波でも、岩波文庫などの古典なら経済に限らず
読んでる人も多いです。
171金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 22:00
今の東大生は岩波新書でさえ理解できないというのは、岩波書店の社長がコメントしていた。
学力の低下を非常に嘆いておったよ。
岩波文庫を読むのは大学生として当然。
ちなみに岩波文庫の中にマルクスの「資本論」があるのを知っているか?
172金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 22:23
 左翼分子は、出てゆけ。
173なんだろね:01/09/29 22:58
 私は、二流のマルクス主義者より、一流の反マルクス主義者を尊敬します。

 ですから、みなさんのコメントは皮肉ではなく、ありがたい勉強だとおもっています。
心からありがとうございます。
174金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 22:58
すぐ頭に血が上るのね。
バッカみたい。
175167:01/09/29 23:05
>>173ってOFWさんですか?
類似スレ
http://www22.big.or.jp/~15ch/readres.cgi?bo=economy&vi=0009
176なんだろね:01/09/29 23:11
違います。在野で純粋に趣味で経済学の研究をやっています。
177なんだろね:01/09/29 23:13
時間なので、『情況』のチャットに行ってきます。マルクス嫌いも
大歓迎
178金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/29 23:30
>>173
2ちゃんねるなんかで勉強するなよ。
君のオツムのレベルが分かるぞ。
2ちゃんねるにカキコしている暇があるのなら、本を読め。
君には切実な問題として読書が必要だ。
それから、学校はちゃんと卒業しようね。
179なんだろね:01/09/29 23:35
ご指摘ありがとうございます。

 まだまだ勉強が足りないと自覚しております。なんせ、ドブリューもまだ読んで
いませんから。178さんはもうお読みになったんですか。敬服いたします。
180167:01/09/29 23:39
>>179

2chより苺に逝ってみれば?ドブリュー先生も常連です(w
181金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/30 00:42
>>171
岩波なんか読んでなんになる。
Romerを読め。
Varianを読め。
Blanchard & Fischerを読め。
経済学部生ならそれでいい。
岩波の社長は中谷マクロも理解出来ないだろう。

学力低下は否定しないが、それ以前に時代が変わったんだよ。
182金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/30 00:46
日経ビジネス文庫は?
183金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/09/30 06:32
まともなマル経学徒の諸君、基地外マルクス主義左翼野郎をどうにかしろ!
こんな奴らがいるかぎりマル経やってても浮かばれないぞ。
184>167:01/09/30 15:50
リンク先読んだけど、背筋が寒くなるよ。世の中にはすごい人たちがいるんだね。
自分の馬鹿さに泣けてくる・・・。
185マルクス野労:01/10/04 18:14
  まあ、久しぶりみたら、こんな状態になっているので、ビックリ。
マルクス批判のお熱のいりようは、すごいですねー。
まあ、こちらは、地道に革命的マルクス主義を、模索していきましょう。
186現役学生2年:01/10/04 19:02
>>181
禿同。

東大だと、教養のマクロの授業でRomer薦めてるよ。
まあ中級向けは(・∀・)マンキュ!だけど。
これでも文2以外の人も対象だからね。勉強する奴は結構やってると思う。
187なんだろね:01/10/06 09:03
あげ
188マルクス野狼:01/10/06 14:51
  『とんでも、スレ━━━━━』『マルクスの欠陥』
など、『抵抗勢力』が登場しています。
多く波紋をよんでいるのだといえましょう。

  ここは、マルクスを土台にしているため、一流であれ、勘違いであれ、
マルクス経済学を、分析するのが基本です。
  反論も、ありですが、基本的には、並行線をたどるでしょう。
189  :01/10/06 15:01
>186
金融工学は、今のアメリカ不況について、とのように、理論化しますか。
高等数学や、物理学の応用で、事実を隠蔽するのでしょうか。
あなたがたは、アメリカ産の金融工学を、信奉し
アメリカ当局のいうように、経済は景気循環を克服し、つまり不況はなくなり
永遠に、経済成長が続くとほんの2、3年前までギャーギャー
わめいていたではないですか。
総括しなさい。文章で。
190金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/06 15:23
>>186

頭おかしいんとちゃう?
金融工学で、どうやって、今のアメリカ不況の原因を理論化するんだよ(藁
「航空工学は、今のアメリカ不況について、とのように、理論化しますか。」
って言ってるようなものだぞ。
191訂正:01/10/06 15:25
192  :01/10/06 15:46
だから、金融工学はいんちき経済学YO。
IT不況そのものが、金融工学が生んだんだYO。
でも、おまえらは、自覚しててもそれがみとめられないから、どういいのがれるかわかんないで
思考停止してんだろーが。
金融工学の破綻は、アメリカ経済が証明しているだろっ、馬鹿。
193金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/06 16:08
金融工学は経済学ではないと思う。
確率論の拡張?

だいたい、金融工学がこけた「から」アメリカ経済が逝ったのか?
194 :01/10/06 16:14
経済を動かしてるのは意識を持った人という基本を忘れて
数学に走ったネクラヒッキー理論だから外れて当然。
195 :01/10/06 16:15
ていうか金融工学を信じた奴らはまんまネギカモだろ。
196金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/08 16:48
じぇんじぇん関係なくてごめんね。
経済学って株で儲けるのに役に立つの?
たとえば「この会社は今後順調に行けばこれこれこういう成長をするから
今株を買えば将来10倍になるだろう」みたいな予測を立てられるの?
197金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/08 19:08
皆さんは、経済の研究をしているの? マルクスの研究をしているの?
経済の研究なら、いちいち、マルクスに立ち戻らなくても良いんじゃないかと思うんだけど。
なんだか、マルクスは神で、資本論は聖書のようだね。
マルクスは、全然状況が違う現在の経済までをも看破する神のような人だったの?
198宇野経済学:01/10/09 00:03
労働力商品の特性について、というスレッドは、このマルクス講義と関連している。
伏せてみていくといいとおもう。
>>197
マルクス原理主義なのですよ。
マルクス本人でさえもバカにするような水準の低さだろ。日本のマル経なんて。
200人間の屑1号:01/10/09 12:44
>>194
 それは、言い過ぎでは? ゲームの理論はまさに人の意思決定を考慮した
理論だし。むしろそれを投げつけるべき対象は、統計数字しか見ずに、政策
を決定している連中(官僚)ではなかろうか。場合によってはゴスプランの
策定者にこそ投げつけられるべきであろう。

>>197
 いや、マルクスはその衣鉢を継ぐ者に「乗り越え」られているよ。例えば、
レーニンの「帝国主義論」など。労働貴族なんて発想、絶対窮乏化論からは
出てこないしね。

>>199
 政治がらみの身動きのできなさ、という問題はあるけど、「神学論争」的に
はなかなかの水準と聞いたことがある。
201金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/09 13:16
ニワトリタマゴ
202人間の屑1号:01/10/09 23:13
 TAMO2版レキシコン見ました。金が貨幣になる「根拠」、やっぱり弱いと
思います。これは、事実追認に過ぎないのではないか、と。

「資本論」(大月書店赤本より引用)
第一篇 商品と貨幣
 第一章 商品
  第三節 価値形態または交換価値
   D 貨幣形態
より、以下引用。

 金が他の諸商品に貨幣として相対するのは、金が他の諸商品にたいしてすでに
以前から商品として相対していたからにほかならない。すべての他の商品と同じ
ように、金もまた、個々別々の交換行為で個別的等価物としてであれ、他のいろ
いろな商品等価物と並んで特殊的等価物としてであれ、等価物として機能してい
た。しだいに、金は、あるいはより狭いあるいはより広い範囲のなかで一般的等
価物として機能するようになった。それが商品世界の価値表現においてこの地位
の独占をかちとったとき、それは貨幣商品になる。そして、金がすでに貨幣商品
になってしまった瞬間から、はじめて形態Wは形態Vと区別されるのであり、言
いかえれば一般的価値形態は貨幣形態に転化しているのである。
203なんだろね:01/10/09 23:56
これはまだよく煮詰まってないけれど。

 形態Vにおける一般的等価はあくまで、多くの商品所有者から
その使用価値が欲求される商品という性質が強いのじゃないかな。
多くの人に需要される商品であるがゆえに、「交換手段」として
も求められるということです。

 ところが、貨幣形態=金となるとすでに純粋に「交換手段」と
して欲求されるわけですね。

 これは、一般的価値形態の式の表し方にも反映される。例えば、
米が一般的等価になった社会において、タバコの所有者が2本の
ナイフを欲しているとすれば、

 5個のタバコ→3合の米→2本のナイフという式が考えられる
わけです。米は交換手段として用いられているにしても、その背
後には2本のナイフの使用価値に対する「欲望」が厳として存在
するわけです。

 ところが、貨幣形態となると、一個のタバコ→金0.001gと
いうように商品一単位の式になる。ここでは、特定の使用価値に対
する「欲望」というものは捨象され、金はあくまで「富の象徴」と
してのみ欲求されているわけです。

 
204なんだろね:01/10/10 00:13
すいません。追加。
「2本のナイフの使用価値に対する「欲望」」に、「ナイフ所有
者の米の使用価値に対する「欲望」」も付け加えてください。
205人間の屑1号:01/10/10 09:36
 なんだろうね さん、早速のレスありがとうございます。

 小生のこの問題における問題意識は、「他の何物でもなく、多くの世界でなぜ
金が?」ということです。日本は石高(米)ですけど。

 金にまつわるフェティッシュが認識できなければ、紙幣、あるいは電子マネー
と変化する現在の貨幣のフェティシズムが分からないように感じているので。
これは、人間の意識に大きく左右される経済のダイナミクスを知る上で外せない
ことであると感じています。
206なんだろね:01/10/10 10:11
一般的等価形態はその使用価値が多くの商品所有者から欲求される
ものとしてよいでしょう(日本の米・遊牧民族の羊)。

 しかし、貨幣形態はそうした使用価値から切り離され、純粋な「富
の象徴」=一つのフェティッシュとして欲求されるわけですね。したが、
って、必ずしも多数の商品所有の欲望の対象でなくてもよい。むしろ、
その出自は特定の商品所有のみが欲する「審美」な物=奢侈品がふさわ
しいことになるのではないでしょうか。

 もちろん、分割性とか保存性という性質はいうまでもありません。
207人間の屑1号:01/10/10 10:47
>>206
 それゆえに「フェティッシュ」ですね。皆が要求するので、我も
要求する。貨幣も共同幻想の賜物か。逆に言えば、これらの幻想を
支えるものが砕け散れば、成立しないわけで。今ならアフガンの
通貨の暴落ですね。金も暴騰すると見えて、値上がりしていないし。

 それにつけても、金の欲しさよ。お粗末。
208人間の屑1号:01/10/10 10:53
 ところで、あちこちのスレに時折見られるのだけど、社会主義や
マルクスに反対しつつ、マルクスと同じ事を主張している、つうの
は、どうしてなんでしょうね。

 脱線失礼。
209金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/10 13:53
まず、当時者の属する階級−所得層の違いのため。
基本的に、支配的な階級は、生産手段の共有化−階級社会の止揚−社会主義的プロレタリア
民主主義−では、階級的にいきられないから。
こうした、階級性から、たとえマルクスに接近した意見でも、自らの階級性に規定される
ため、つまり、その人の社会的環境がその人の性格を決定させるのである。

また、マルクスは、資本主義の矛盾を言及しているため、資本主義生産様式の矛盾が露呈
した場合−資本主義の危機−、マルクス主義者でになくても、自然にマルクス的アプローチ
になるのでしょう。
210人間の屑1号:01/10/10 14:33
>>209
 うーーん、その説明では、なぜ「ブルジョア」家庭に生まれ育ったマルクス
やレーニンは、どうして弁証法的唯物論からプロレタリア革命を夢想、あるい
は領導するに至ったのでしょうか。と、上段への疑問。

 後段は、多分意識するにせよ、せざるにせよ、そうかも知れませんね。
211金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/10 17:25
≫209です。
≫210さんの疑問に解したいとおもいます。
前段ですが、この疑問をレーニンはこう検証しています。
階級的には、マルクスもレーニンも、決して貧困層でなくて、むしろ支配層でした。
しかし、労働者側に移行しました。
その他、現代でもこういう人はいます。
では、なぜこうなるのでしょうか。
それは、帝国主義の危機が、露呈した時この矛盾は、大衆に波及します。
労働者階級だけでなく、中産階級さらに一部上流階級をも、影響させます。
このとき、インテリ−学者・医者・弁護士−などは、どういう立場にたつでしょうか。
そもそも、こうした職業は、大衆を相手にしているため、大衆の立場に自然にむかうでしょう。
と同じに、しかし労働階級でもなく、資本にぶらさがってもいる存在です。
事実、こうした職業の拡大は、資本主義発達とともに拡張してきたのです。
こうした、ジレンマをともないもします。
ですから、共産党の支持者になったり、ナチの党員になったりと、こうした
インテリは分裂しました。
これは、現在でも言えることでしょう。
保守的文化人や進歩的文化人とか、
官僚−自民党・弁護士−共産党にみられる、政治家の分布をみても、
こういえるのではないでしょうか。
212マルクス屋:01/10/10 17:29
 労働力商品の矛盾について、レスがあります。
ここでも、この課題を展開していきましょう。
213なんだろね:01/10/10 18:25
そうだろうか。労働者も労働力商品という商品を所有する「ブルジョア」じゃ
ないのかな。しかも、現代資本主義=フォーディズム的生産様式にあっては、古
典的な「生存賃金」のみではなく、本質的には「剰余」の分配分である「剰余賃
金」を受け取っているわけで、階級意識なるものは「消費者」としての存在のう
ちに溶解されてしまったのでは。

 もちろん、こういうことを言うのは、「先進国労働者にはもう期待できない。第
三世界の人民にしか依拠できない」などということを主張したいがためではない。

 この現実を踏まえて、新たな運動が形成されねばならないということを言いたい
のです。例えば、地域通貨と消費−生産協同組合による「資本と国家」への対抗を
めざすNAMなんかにも、私は注目している。
214人間の屑1号:01/10/10 18:30
>>211
 いやあ、すまんす。引っ掛けて見ました。分かっておられるようで、よかった
です。>>209で、一方向的な決定論者かな、と思っちゃいました。マルクス的に
は、中間層の分解過程の説明で、プロレタリア側につく、というのがあったと
思います。逆もまた真で、プロレタリアも人によっては黒百人組になりますし
ね。立場と政治的傾向は必ずしも一致しない。

 人が悪くてすいません。
215人間の屑1号:01/10/10 18:37
>>213
 なんだろうね さんにしては珍しい混乱がありますよ。ミナまで
言いませんけど。
216マルクス屋:01/10/10 18:41
ブルジョアの定義は、労働力の剰余労働のもたらす価値増殖−利潤−
を得て生活する層。
労働力商品の定義は、生産手段を持たないが故に、資本に労働力をうって
生活する層。
なお、現代の労資関係において、労働者は、剰余価値までの賃金をもらっているとしたなら
どうやって、資本は利潤をえるのか、また、どうやって資本蓄積ができるのか
解答できない。
階級意識が、希薄化したのは、資本主義の矛盾は、後景化して、むしろ
高度成長の影にきえたためでないのか。
事実60年代の高度成長期は、マルクス経済は衰退した。
だが、70年代資本主義の矛盾が、ドル危機・スタグフレーションとして
現象したり、不況が慢性化したりしてきたとき、マルクスは復活した。
217なんだろね:01/10/10 18:50
あえて極端な意見を書きました。それと私は、「資本主義
の黄金時代」である世界的高度成長期を対象としたわけです。

 「生存賃金」と「剰余賃金」の実際的な区別は難しいにしろ
マルクスの「生存賃金」モデルでは現代資本主義の分析は難しい
でしょう。ただ、ボーナスなんてぇのは利潤の分配分=剰余賃金
に近い気がしますが。
218なんだろね:01/10/10 18:57
あっ。ごめん。スラッファの用語を使ってしまいました。だから、
誤解を招いたのですね。「生存賃金」とは労働力商品の対価であり
「剰余賃金」とは「剰余価値」を利潤と労働者への報酬に分割した
さいの後者のほうです。もちろん、「剰余価値」全額が労働者に与
えられるわけがありません。
219マルクス屋:01/10/10 19:01
しかも、89〜92年までのバブル。
そして、92〜2000年までのアメリカ『IT』好況によって
何か現代が資本主義の矛盾から解放されてかのような幻想をマルクス
学者のみならず、労働者までひろがった。
これは、ソ連の解体が影響をあたえてもいる。
しかし、現状はどうか。
アメリカも不況過程であり、世界恐慌情勢でなくてなんであろう。
実際現在のアメリカ経済は、もはや、過剰な消費者の需要でしか
もたらされていない。それも、消費者は、クレジット・借金で、
つなぎとめている。破綻は必至。

 そもそも、アメリカのITは、労働者のアウトソーシングで
可能となったのであり、この目的も、世界の資金を一極集中
させることで、70年以降の日本・ドイツなどのキャッチアップから
アメリカの衰退を防御することにあった。
しかも、ドル体制の危機−ドル垂れ流し−を、金融自由化で格国に
せまりつつ、処理したのが、アジア通貨危機や日本不況を結果させた。
しかし、これでもこの危機は、処理できず、アメリカ自身の不況化
という現象で、露呈化してきたのが、現代世界経済であると思う。
220マルクス屋:01/10/10 19:09
 結局現代も、労働力の矛盾からは、なにも解放されていないということ
なのです。
221なんだろね:01/10/10 19:09
前も言ったけど、「フォーディズムの危機」というのは確かに
そうなんだけれど、その原因と今後の展望となると正直言って、
原論屋の私には手に余るわけですよ。

 ごめんなさい。
222マルクス屋:01/10/10 19:16
現代経済も、帝国主義−金融資本制蓄積様式−だということです。
帝国主義の不均等発展という法則と、資本主義自体の矛盾−過剰生産−
過剰資本の矛盾は、避けられないということなのです。
223なんだろね:01/10/10 19:18
 確かにそのとおりです。「労働力の商品化」というものが疎外の
最たるものであるというのは、19世紀も現代も変わりありません。

 でも、大多数の労働者はその「疎外」を楽しんじゃってるわけです
ね。

 端的に言いましょう。「おまえらごちゃごちゃぬかしているけど、
それで銭儲かるのかい」と言われたら、キリストさんもお釈迦様も
マルクスも裸足で逃げていくでしょう。

 このスレッドにもそんなことが書かれていましたが、私はそれを
説得できるほど自信家じゃない。
224マルクス屋:01/10/10 19:29
たしかに、大多数の労働者は、たのしんでいます。
平和な時代は。これを私の敬愛するレーニンは、戦争と戦争いや
言葉をかえて、不況と不況のあいだのほんの「いきぬき」にすぎず
「相対的安定期」なのです。
だから、矛盾が露呈しなければ、なにもマルクスなんか傾倒する必然
はないのて゛すから。
 それと、労働者に矛盾を自覚させたら、資本主義は倒されますから
資本はいろいろ、楽しいことをあたえてくれるのです。
しかし、これはあくまでも、資本主義の枠内ですが。
225マルクス屋:01/10/10 19:33
逆にいえば、労働者に銭をあたえられなくなったとき、具体的には、不況
による、失業の時代は、資本主義自体が、労働者にとって魅力をうしなうどころか
憎悪の的になるのです。
食べていけなくなるのですから。
226なんだろね:01/10/10 19:49
あなたの言うことはもちろん正しい。

 ただ、疎外されたかたちではあれ「豊かな社会」の富を享受
している労働者の意識に訴えかける運動の方法というのもあるの
じゃないかな。その一つとしてNAMのようなあり方も検討して
みるべきじゃないかな。
227金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/10 20:28
日本に、資本家って居るのですか?具体的には、だれ?
労働者は誰を指すの?
日本を牛耳っている官僚は、どちら?
官僚は、試験に通れば誰でもなれると思いますが。
228金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/10 20:33
資本家対労働者といった枠組で、現在の日本を分析するのは無理だと思いますが。
あと、インテリとその他という事も。
多くの、東大卒のサラリーマンより、高卒の公務員の方が現在の日本ではいい暮らしをしているケースが多いし。
229Kurihara:01/10/10 22:03
>なんだろねさん
なんだろねさんはNAMに注目しているそうですが、
NAM代表の柄谷行人の最新作『トランスクリティーク』は
もう読まれましたか?
230人間の屑1号:01/10/10 22:04
>>227
 「資本家」=「資本の運動の管理人」とすれば、会社の取締役とかが相当
しますね。ですが、大抵は彼らもサラリーマンであり、労働者としての側面
を色濃くもっていますね。だから、

>>228
 さんの意見も根拠なしとは言えません。ただ、マルクス派が問題とするの
は、そのような個人のあれこれ、ではありません。マルクスの資本論の第一
版の序文を転載します。(元は、幻となってしまった2NO-TAMO2版です)

 起こるかもしれない誤解を避けるために一言しておこう。私は決して、
資本家や土地所有者の姿態をバラ色には描いていない。そしてここで諸人格
が問題になるのは、ただ彼らが経済的諸カテゴリーの人格化であり、特定の
階級諸関係や階級利害の担い手である限りにおいてである。経済的社会構成
体の発展を一つの自然史的過程ととらえる私の立場は、他のどの立場にもま
して、個々人に社会的諸関係の責任を負わせることはできない。個人は主観
的には諸関係をどんなに超越しようとも、社会的には依然として諸関係の被
造物なのである。
231なんだろね:01/10/11 00:01
 読みました。ところで、クリハラさんは添付ファイルで送った小生の論文
を読んでくれましたか。価値形態論が実践に役に立つかどうかは別にして、
letsと貨幣らしい貨幣との違いについて、ご意見を聞きたいな。
232なんだろね:01/10/11 00:14
階級区分があいまいになっているのは誰しも認めるところでしょう。
現代資本主義は「労働者」をある程度の資産を持つ「消費者」へと溶解
し、大企業においては資本家らしい資本家はいなくなった。

 しかし、それだけ人間関係は物化が進んでいるわけで、資本は「法人」
として自然人から自立したわけですね。ある意味で、資本主義はますます
「ひっくり返った」姿を表してきていると言ってもよい。
 
233金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 00:43
もっとも進歩しているアメリカ経済の実情を見てみましょう。
はたして、階級的関係は、バラ色でしょうか。
消費者といいますが、実際アメリカにいかれたらいい。
あなたのいうことは、非常にまちがっている。

というのは、アメリカの労働者は、けっして豊かではありません。
73年以降の、実質労賃は、減少して、
労働権利はなくなり、長時間低賃金就労、しかも、多くの家庭が
夫婦とも働きでようやく生活はなりたつ。
しかも、アウトソーシングによる、正社員雇用でない、不安定な就労
形態の恒常化。
事実、アメリカはこうした労働政策で、好景気にむかったといっていい。
ITも、これなしには、ありえなかった。
しかも、好景気の消費需要増加の実体は、クレジット・借金からなりたつ。
現在、IT・バイオ産業の不況化で、唯一アメリカ経済をささえているのが
こうした、過剰な消費需要である。
だが、アメリカの不況の露呈で、無だな消費需要の拡大は、かならず
しぼむのである。
 そもそも、あなたは、労働階級でないから、のんきなこといっていられるのですよ。
234なんだろね:01/10/11 00:55
 「危機」という言葉に何度も裏切られてきたから、どうしても
慎重にならざるをえないのですよ。マルクス経済学をやってきた
人間がこういうことを言うと叱られるかもしれませんが、資本主義
というものはおいそれと破壊できるものじゃないと思うんですね。

 ですから、無数の協同組合でじわじわと資本主義を掘り崩してい
くというタイプの運動というものを評価したいわけですよ。
235金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 00:57
学者きどりの高邁な立場、階級に責任をとらずとも良い人たちの
お喋り左翼・左翼がなにかかっこいいと勘違いしているひとたち
が『情況』とかNAMとかに、魅せられていくのです。

しかも、たちのわるいことにマルクスを、一応は理解できるため
より悪質です。
なにか、今の経済は結局いいとおもわせたり、
労働階級の理論武装を解除させる役目をになったり、
と重要な節目で本性をだすからにほかなりません。
というのは、マルクスをいかにもかたりながら
核心部分を意図的にそらしたり、否定したり
現状はそうでないとか、現代の修正主義です。
ベルンシュタイン・カウツキーが、有名です。
結局このひとたちは、理論闘争に敗北しますし、
歴史的にも敗北しました。ドイツの敗戦などや、ナチの登場を許しました。
236なんだろね:01/10/11 01:04
確かに私は一回の経済理論の研究者にすぎません。実践に関わる
ことを軽率に口したのは反省いたします。

 ただね。レッテル貼りはいけませんよ。ここには真摯な態度でマ
ルクスを理解しようとする人も多いのです。その人の最終的結論が
マルクス批判であっても受け入れるべきです。
237厨房です:01/10/11 01:09
マルクス主義の要請でマルクス経済学はずっっと
「資本主義はもうすぐ終わる」
と言い続けたわけですが、結局、資本主義は終わりませんでした。
238金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 01:17
 確かに、『全般的危機論』は戦後幾度も、新・旧左翼、社民とわず
いわれつずけてきました。
2・1ゼネスト⇒三井・三池闘争⇒60年安保闘争⇒70年べト反戦闘争
⇒74・5年世界不況・スト権スト⇒80年原水禁運動の国際的運動⇒
85年中曽根政権打倒⇒89年天皇闘争⇒91年湾岸戦争⇒ソ連解体⇒
92―94PKO・自衛隊海外派兵⇒92バブル破綻⇒94北朝鮮危機⇒
98金融危機⇒99日の丸・君が代⇒2001アメリカ不況・世界不況
⇒2001アメリカテロ・報復
政治・経済の危機です。

生協運動は、素晴らしいですが、
協同組合で、資本主義をおいつめると言う方法は、
空想的社会主義の時代の、フランス社会主義者
を彷彿とさせるものです。フーリエ的で、
マルクスより後退する先祖がえりした意見で、
マルクスとは無縁の提起の域でしょう。
さらに、こうした意見の背景に、労働階級への不信が
あるのではないでしょうか。
239金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 01:23
 自然に社会主義にむかうことは、世界史上ありません。
パリ・コミューン、ロシアRも、人為的革命という暴力なしに
権力奪取はなかったですし、そもそも資本主義じたいすべて
市民革命がありました。なお、日本は、下層武士階級か゛実践しましたが
無血革命ではなかったのですから。
240金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 01:36
 ただし、議会で多数をえる社民主義もあります。
しかし、この体制は、第一時大戦には、無力でしたし
ワイマール時代社民政権でしたが、結局ナチの登場をゆるしました。
戦後もどうて゜しょう。
欧州社民は、ベトナム戦争・アルジェリア戦争を促進しましたし
肝心なときは、反帝でないため戦争反対は出来ないのが実情です。
ユーゴ空爆・湾岸戦争でも、無数の人がしぬのにしらぬふりでした。
というより、政府当局として遂行しました。
日本の社民は、60年安保闘争、三池闘争を指導しましたが、
敗北しましたし、ソ連解体以降、みずから分裂・縮小してしまいました。
241厨房です:01/10/11 02:34
よくわからないのですが、何のために、
革命を起こして資本主義を廃絶するのですか?
242金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 03:07
資本主義の矛盾―恐慌
帝国主義の矛盾―戦争
が露呈したとき。
そもそも、平和続くならいいが、
資本主義ではありえない。
労働者であるかぎり、恐慌―失業
          戦争―死
という、矛盾はさけられない。だから、これを止揚するのだ。
というより、あんた戦争とか、失業とか経験したことないだろ。
しかも、あんた労働していて矛盾感じたことないやろ。
243厨房です:01/10/11 03:16
>242
厨房ですから矛盾感じたことありません。

革命したらみなさんが感じてらっしゃる「矛盾」とやらがすべて解決されるのですか?
また、新たに「矛盾」とやらが生まれるのではないですか?
ぼくごとき厨房は「来るべき革命」後も矛盾を感じることなく生きつづけそして罵倒され
そうですが。
244金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 03:41
何回もいわせるなつーの。
あんた、ちゃんとよんだ。
矛盾を感じるんじゃなくて、失業して飯くえなくなるんだぜ。
戦争になったら、あんた徴兵されて死ぬか殺すかの世界なんだぜ。
また、本土直撃うけてもおなじ。
まだ、今日本じゃおきてないからわからんようだけど
すでに不況・失業率5パーセントこえてるんだよ。
あんた、この状態がよくなるとでもおもっているのかね。
245金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 04:09
戦争は自衛隊の人やアメリカがやってくれるとおもうから
自分には関係ないのよ。つうわけだろ。
でもねえ、あんた甘い。
帝国主義の戦争は、国家総動員なんだから。
現存する「自衛隊法」でも、戦闘拒否は、7年以上執行猶予の実効刑なんだぜ。
でも、実際日本が戦争するなら、自衛隊だけじゃすまない。
きっと、国民皆兵制度―徴兵―になるぜ。
そんとき、いやだとはぬかせないのだ。
246金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 04:46
てんのう
まんせーい
247金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 08:18
会社が資本家、と言う理屈はあまり理解できないですね。
じゃあ、会社は誰のものなのか。誰が会社を支配しているのか。
会社と対比する形で組合を挙げていますが、組合も会社も現在の日本ではほとんど変わり無い。
むしろ、協同組合組織の方がワンマンな経営者を生みやすいように思えます。
農協や信用金庫が組合組織だってことはあまり知られていないでしょうが、ほとんど
ワンマン経営者の長期政権となっています。
あと、戦争は社会主義や共産主義になっても起きるのじゃないですか?
人間の本質に根ざしたものと思いますけれど。
それより、そもそも共産主義の実現が無理でしょう。
人間は、限りない欲望を持っていますから。
248金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 08:25
あと、現在の社会の分析になぜわざわざ資本論を持ち出すのですか?
資本論は、当時の状況分析としてはすばらしいものだったでしょうが、
それから、どのくらいの時間が過ぎ、どれくらい状況が変わったか。
現在にも当てはまるところだけを採り、
残りの枠組を捨て去った方が良いんじゃないかと思いますが。
大学に行ってそれを話してやってくれ。
250人間の屑1号:01/10/11 09:31
>>248
 いや、まさに「残りの枠組を捨て去る」作業が進んでいるのですが・・・。

>>247
 「解放されたエゴイズム−−その偉大な力」っていうトロツキーの言葉を
勧めておきます。欲望の消滅(抑制)は、共産主義とは無関係です。
251厨房です:01/10/11 12:23
>244
今の状態がよくなると思っていません。
でも、アウフヘーベンしたら解決できるのですか?
252厨房です:01/10/11 12:26
なんか、こないだ道ばたで出会った職革のおっさんと話しているみたいで鬱。
253人間の屑1号:01/10/11 13:28
>>251
 ハレの舞台である政治革命でその道筋をつけられても、>>244さんの言う
アウフヘーベンへは、恐るべく遠い道のりでしょう(社会革命)。

>>252
 そう、人生は放っておきゃ鬱。面白くできるのは面白くしようとする意思が
あったればこそ。
254金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 18:38
このスレで、労働力商品とか生存賃金、剰余賃金という言葉が出てきますが、
いったいなにを分析しているんだろうと思います。
マルクスの時代と違い、産業は多様化しています。労働力の質も労働の内容も多様です。
現在の経済を分析するには、まったく無意味な概念なんじゃないですか?
あと、今の日本に階級なんてあるの?チャンスは、ある程度皆に開かれているじゃないですか?
現在の日本の状況と、かけ離れた議論がなされているだけ、に思えるのですが。
まあ、自分の時間とお金を使って議論するのは自由ですが、
なんとも不毛と思われる議論が、国公立大学で税金を使って、
一日千秋、延々となされていることに本当に怒りを覚えています。
255254:01/10/11 18:46
一日千秋⇒千年一日
256金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 18:47
アウヒャヘーベン(゚∀。д。)
257なんだろね:01/10/11 18:52
254さん。

 あなたは多分サラリーマンだと思いますが、「うちの会社は・・・」
という言葉をしょっちゅう使っていると察します。

 よく考えてください。人間でもない会社が「命令をくだしたり」
「営業方針を決定したり」しているんですよ。考えてみれば、不思議
なことじゃないですか。しかも、この「生き物」は、純粋に「お金儲け」
のことしか考えません。この「生き物」が生身の人間を支配している
のですよ。こりゃあ、「ひっくり返った社会」じゃないのかな。

 もちろん、この「ひっくり返った社会」にこそ生きがいがあるという
あなたの価値観は尊重しますが、私は、「やはりおかしいんじゃないか」
と思っているだけです。
258なんだろね:01/10/11 19:08
それと、経済学者ばかりじゃなく、「千年一日の如く」『源氏物語』を
読んでいたり、ひとかけらの土器の破片の発見に情熱をそそぐ人たちに
あなたの侮蔑的な言葉を面と向かって発したらいかがでしょうか。
259なんだろね:01/10/11 19:10
「役に立たない」学問をも尊重するのが文化的に発達した国だと
思うのですがね。
260254:01/10/11 19:25
残念ながら、サラリーマンではありません。が、サラリーマンをしていたことも少しあります。
命令を下しているのは、会社の経営者です。人間です。それはどんな組織でも同じこと。
組織を否定しているんですか?株式会社という形態ですか?
株式会社という形態が悪いなら、それはどこが悪いのですか?
その欠点は、例えば協同組合にすれば良くなりますか?
人間は、自分の利益にならないと動かないでしょう。
これは、いつの時代、場所でも同じ。人間の本質だと思います。
利益を誘因としないと、組織も社会もうまく動かないでしょう
旧ソ連や中国が壮大な実験をしてくれましたね。また、公的部門の非効率さでも明らかです。
現在の仕組みに変わる代替案を出せますか?

経済の研究をされるのなら、実際の経済に触れた方がいいんじゃないですか。
会社がどのように動いているか、経営者はいかに苦労しているか、会社員はそんなに悲惨な状況なのか。
自分の目で見て、話を聴いてみてはいかがですか。
261254:01/10/11 19:33
別に侮蔑した覚えはありませんけど。
経済を分析する方法として、無効だと言っているだけです。
無効じゃないのなら、自分たちの手法が有効だと立証すれば良いじゃないですか。
思想史の研究としては意味があると思いますけれど、経済の分析としては意味が無いと思います。
なぜなら、いくらその方向で研究されても、現在の経済の仕組みが明らかになるとは思えませんから。
262金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 19:50
マルクスの頭の中にあるバーチャル経済世界の研究をしていても
仕方がない。ロボット化理論の中のロボットか?
263金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 19:55
≫261さん
世界経済―国際経済―世界貿易は、実際どのように構成されていますか。
たとえば、日本資本主義の生産を例にとってみましょう。
日本はどのように、資本蓄積を可能゜にしているでしょうか。
まず、原料を諸外国から諭出し製造して対米諭出でたもっています。
主な、エネルギーは石油ですね。これは、日本では全く生産不可能ですね。
これを、中東からやすく買い叩いててにいれます。こうして、はじめて
生産可能になるのです。もしも、戦争などで、てにはいらなくなったら
どうなるのでしょうか。この矛盾が、73年のオイルショックです。
もしも、石油をいまよりたかくかってほしいといわれたら、どうなるのでしょう。
現在の中東問題は、宗教対立だけではなく、むしろ、中東が石油の宝庫
だからこそ、石油があってはじめて資本主義生産がなりたつ、資本主義
国家が、中東に介入・支配するのです。
これは、イギリス、アメリカが、顕著です。
このため、反米感情は激化さえもするのです。
ここに、現代世界の矛盾があるのです。
264人間の屑1号:01/10/11 19:59
>>261
 それは、貴方の思い込みを根拠にしているだけですよ。
「いくらその方向で研究されても、現在の経済の仕組みが明らかになるとは思えませんから。」

 趣味で色々な経済理論の本を読んでいますが、マルクスほど多面的
に、経済#外#的な要因をも踏まえて議論しようとしている流儀は、
他には知りません。逆に、それが徒となっているところは否定しま
せんけど。で、松井先生とか、大西先生とか、それを埋めようとし
ている人も一杯いますよ。

>>262
 脳内サヨクを相手に遊んでいてください。

>>263
 ちょっと>>261さんの問題意識とずれていますよ。
265254:01/10/11 20:01
石油が無くなると成り立たなくなるのは、現在の産業ですよね。体制ではなく。
資本主義であれ社会主義であれ、石油に依存している現在の産業は困るでしょう
どんな体制でも同じと思いますけれど。
266金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 20:05
>>264
経済外要因がどうのこうのではなく
そのときそのときで状況が違うわけで、
実際問題の処方箋を考えたのがその時代を代表する
経済理論になったんでしょう。
現在と事情が違う過去の時代に合わせて書いた本を参考に
現在の問題にどこまで対応できるのか?
267金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 20:13
なんというのか教条主義っぽいんだよ。
現実見ずに時代遅れの手段が目的化されているというか。
268金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/11 20:26
産業―産業資本的蓄積様式が実は、原料地を植民地としてひつようにする
また、独占―金融資本的蓄積様式は、原料地・植民地の分捕り合戦にいそしむ
ここに、現代帝国主義の根本的な矛盾があるのです。
帝国主義の『高度都市文明』は、一方で、原料地は原料地のままに
石油製造国の鎖を軍事力でおしつけて、はじめてもたらされているのです。
別の言葉でいいかえるのなら、文明の対立ですね。
しかし、この言葉は一方的です。この発信源は、アメリカの社会学者ですね。
つまり、帝国主義支配の中心国からの発信ですね。
この文明の対立は、実は帝国主義支配の正当化にほかなりません。
実は、対立の要因は、帝国主義的蓄積様式にあるのに。
269なんだろね:01/10/11 21:14
私は営業マンをしたことがありまして、会社というものが
どんなに利益のためにあくどいことをするかを十分知って
おります。
270なんだろね:01/10/11 21:18
 確かに多くの人は自己の利益のために生きていますね。
ただ、そうしたことを拒否する人間もいることは忘れてならないでしょう。
271なんだろね:01/10/11 21:30
それと、『資本論』だけですべての分析ができると言った人がいるの
でしょうか。あなたの情報源はどこなのですか。それを明らかにしてく
れないと答えようがありません。
272254:01/10/11 21:36
申し訳無いけれど、今日はもう時間が無い。
一言だけいうと、使われている道具が現在の経済分析に不適切なのでは、
と言うことが、私の言いたいことです。
273金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/12 02:57
≫272
「帝国主義論」が有効だよ。
274金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/12 04:47
>>273
多分『帝国主義論』は有効ではない。『金融資本論』のほうがよっぽど優れている。
宇野帝国主義論だって内容はヒルファーディングだと思うんだけど。
275金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/12 05:29
戦後の帝国主義がソ連包囲網でなりたっていたため、帝国主義分割戦争
は回避されていたのです。
また、国家独占資本主義段階論でも、レーニンは否定されました。
それでもなお、「帝国主義論」のソースは、有効です。
次回詳しく論理化します。
なお、金融資本を重視したヒルファーディングや
宇野理論はすぐれているものの、独占論と不均等発展論と戦争論
の言及が、うすいのが欠点でしょう。
276金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/12 05:35
金融資本の定義から、やりましょう。
そして、独占資本の定義
不均等発展についてじっくり考察しましす。
277金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/12 05:56
乱暴ないけんだが
過剰生産能力、過剰資本、過剰設備は、戦争で処理して、再生産だ。
ここまで、資本主義はドン詰まりだってこと。
アメリカは、くりかえしこれをしてきた。
景気循環を克服するとしたケインズ政策、金融・財政政策は、
世界恐慌の時有効でなく、第2次大戦で過剰生産能力を処理したのだった。
戦後の発展は、ケインズ政策というよりも、大戦の結果の上に、新たな生産
システムをもちいたことによるもの。
この生産方法とは、自動者・電気などの耐久消費材産業だった。
この生産設備・生産能力は、過剰で限界をむかえている。
これは、日本などのキャッチップとか不均等発展によるもの。
結局、その後のサービス産業や情報産業も、これらの過剰生産能力
処理のいっかんだったが、この需要もそこをついてきている。
アメリカIT不況は、この限界をつきつけている。
やはり、レーニンのいうように、過剰生産能力は、戦争で処理するしか
ないのだろう。
278金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/13 03:52
ちょっとお聞きしたいのですが、過剰生産能力を戦争で処理したとして、このことが
新たな生産システムを創出するとは思えないんですが。
むしろ、戦争よりも自動車等のリーディング産業を作り出すことのほうが重要で、
それはシュンペーター的な新結合の問題に帰着すると思うんですが。
279金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/13 04:16
生産設備を破壊するのに、戦争がてっとりばやいということ。
280金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/13 05:10
すでに自動車産業にかわる情報産業は、80年初めから登場している。
しかし、これは10−20年でだめになった。実際、アメリカのITの設備
稼動率は、3パーセントだ。
しかも、のきなみ不況だし、たのみの消費力は、落ち込みを見せ始め
ている。
これは、結局自動車―重工業がもたらした、耐久消費材産業―にかわる
新産業は、利潤をもたらさずむしろお荷物だということを露呈させつつあるということ。
いいかえると、帝国主義の腐朽化であるということ。
高度情報化社会は、重化学工業全般の過剰生産能力を突破できない。
なぜなら、МE化もITも、そもそも「合理化」を動機にして、戦後の
生産方式の基盤の上に部分的改良を施したものに過ぎない。
また、鉄鋼・自動車・石油化学に比較して設備投資の規模―利潤―
が、小さい。
これは、「軽薄短小」であるからだけでなく、コストの半分を占める
ソフトウェアの製造が、基本的に既存の建物内でおこなわれるからた。
したがって、エレクトロニクスからITにいたる情報化産業投資では、
戦後発展過程で形成された巨大大型の固定資本の過剰という基本は
なんら改善できないと断言できるのだ。
そして、過剰資本・過剰生産力が続く限り、長期停滞・長期不況の貴重
は帝国主義経済を支配しつづけていくのだ。
なお、情報産業の投資は、先端技術が軍事産業と一体であることから、
帝国主義の軍事力増強の基盤を育成する意味をもつとともに、
雇用効果低下と構造的失業者の増大を招く。
281金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/13 05:26
第二次大戦後の新植民地体制人民の貧困と抑圧の上に
築かれてきた帝国主義本国の裕福な生活の時代は、2000年世界恐慌
をもって完全に終わった。それは、ケインズのいう完全雇用確保
つまり失業の体制的問題化を回避することを核心とした、国家独占資本主義
段階の破産である。
同時に、雇用拡大と賃金上昇をもって、労働者を資本主義につなぎとめていた
戦後の階級支配の崩壊を意味する。

  新自由主義・反ケインズの世界的潮流は、こうした政治経済状況に
対応しようとするものだ。
だから、新自由主義政策のもたらす大量失業は、労働者の階級的流動化を
促さずには置かない。
  だからこそ、この流動をマルクス的に牽引する党派が存在しないとき
排外主義・保護主義の温床となるばかりか、ナチスに類似した反革命の登場
となる。
大失業時代の始まりとは、30年大的分岐の現実化の始まりとなるのだ。
282金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/13 07:08
商品の価格―価値論
は、いまでも通用するのであろうか。
283金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/13 09:24
>>281
残念ながら、原因と結果の因果関係が荒すぎる考察だと思います。
なぜ、その帰結になるのか説得力がない。
あと、もう少し平易な言葉遣いをしていただければ。
284なんだろね:01/10/13 13:51
古典的帝国主義段階と現代資本主義は、
 1株式会社形態による寡占企業の支配
 2重工業が基軸産業
 3「蓄積が投資を支配する」セイ法則的世界から「投資が蓄積を支配する」
  反セイ法則的世界への転換(独立した投資関数が仮定できる世界といっても
  よい)
 という共通の面を持つと考えられます。

 しかし、明白な違いもあります。
 1基軸産業は鉄鋼業から自動車産業を代表とする耐久消費財産業へ転換
 2鉄鋼−海外への鉄道投資という外延的蓄積から耐久消費財への国内の大衆
  的需要に依拠する内包的蓄積体制への転換
 3大衆的民主主義の一定の前進

 したがって、『帝国主義論』のストレートな適用には疑問があります。
285なんだろね:01/10/13 14:28
とはいっても、「過剰生産能力の処理方法」として「戦争」という「公共投資」
もありうるとは思っています。

 ただ、計量経済学者あたりがそんなモデル分析しているのはついぞ聞かないのですが。
このスレ初めて拝見しました。かなり感動。
私はいま、『資本論』と『賃金・価格および利潤』を読み進めている者です。
読んでいると、会社という組織が何のためにあるのかがわかってきます。
物事の本質がつかめてきます。資本論マンセー!
287人間の屑1号:01/10/14 22:32
>>284
 「帝国主義論」というと、やっぱり帝国主義の定義がどの程度現在妥当か?
ということから問われなければなりますまい。一応、列挙しておきましょう。
これは、「帝国主義論」(国民文庫版)からです。

(一)生産と資本との集積が、経済生活で決定的な役割を演ずる独占をつくりだ
すほどに高い発展段階に達したこと。
(二)銀行資本と産業資本が融合し、この「金融資本」を基礎にして金融寡頭制
がつくりだされたこと。
(三)商品の輸出とは異なる資本の輸出がとくに重要な意義を獲得しつつあること。
(四)世界を分割する資本家の国際的独占団体が形成されつつあること。
(五)最大の資本主義列強による地球の領土的分割が完了していること。
>>280
>しかし、これは10−20年でだめになった。実際、アメリカのITの設備
>稼動率は、3パーセントだ。
確かに、プロセッサは何もしてない時間のほうが圧倒的に長いな
289人間の屑1号:01/10/14 22:49
>>287
 それで、上のレーニンの定義についてですが、ちょっと見は確かに
時代遅れのように感じます。例えば、我々はレーニン以後、大企業と言
われた数多くの「独占」企業の没落を目の当たりにしました。他にも
特に(五)に代表される「問題点」ですが、レーニンは「資本主義の
最高の段階としての帝国主義」と言ったにもかかわらず、実は彼の時
代から様々な変化をしてます。

 じゃあ、どのように考えるべきなのか。小生は、「人間が代替わり
するように、個々の個人や企業や場合によっては国家さえも交代しつ
つ、レーニンの定義は継続している」と考えてます。それは、ケイン
ズ主義に代表される修正資本主義によっても本質的には変わっていな
いと思います。

 なお、>>282さんの「現在の状況」の2と3はすでにカウツキーの
時代のドイツ社民党の闘いなどで、第一次世界大戦の頃には先進諸国
では結構実現していたように思えるのですが。また、世界大の経済を
問題にしたレーニンの視点に依拠すると、未だ第三世界の多くの民衆
には、獲得できていない課題であると思います。
290人間の屑1号:01/10/14 22:53
 すんません。>>282さんじゃなく、>>284さんです。ところで、
なんだろうねさん、「逆セーの法則」が可能になったのは、一つに
は貨幣形態がどんどん「非物質化」しているからでしょうか。ある
いは、金融工学によるリスクヘッジスキルが発達し、見せ金少しで
大量の金融商品を扱うことができるようになったためでしょうか。

 いずれにせよ、小生には累卵の危うさを思わざるを得ませんけど。
同時に、マルクス(貨幣)循環論(あるいは回転論)の意味を問い
直すことになるかも知れませんね。
291なんだろね:01/10/14 23:03
3はまあそうもいえますが、2については、明らかに事実誤認です。
耐久消費財産業は、戦間期のアメリカ資本主義に萌芽として現れつつ
あったにすぎません。世界的に広がるのはやはり第二次大戦後でしょう。
段階論は何より基軸産業とその蓄積様式の分析が基盤となるべきだと思い
ますが。
292なんだろね:01/10/14 23:11
 それは、蓄積の再投資で成長していった自由主義段階とは異なり、
株式資本による資金集中に見られるような、ある程度再生産過程か
ら切り離された資金の動きが出てくることによるものです。

 したがって、それはまた「独立した投資関数の仮定」も可能になる
段階です。
293金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/15 00:01
>>94

>そして、以下の諸点で決定的にマルクス経済学は、現代経済分析の枠組みとして
>不十分且つ陳腐になっている。

それはある意味事実でしょう。マルクスの資本論は、19世紀のイギリス経済を
素材にした上で、スミス・ケネー・リカードの経済学等の批判的摂取から、その
論理体系を築き上げた訳だから、現代の経済学のレベルから見れば、不備がある
のは当然の事でしょう。

それだからこそ宇野弘蔵は、原理論・段階論・現状分析論の3段階にマルクス経
済学を分ける事を提唱したのでしょう。
つまり資本論を直接使って、現代経済を分析する事は無意味だからこそ、現状分
析論が重要であると言う事を述べたのだと思います。
(これについては、日本資本主義論争において、講座派、労農派が共に資本論の
論理構成を、経済の現状分析に直接利用した事への、違和感が切っ掛けだったよ
うです)

ただマルクス経済学の側で、有効な現代経済分析の枠組みを打ち建てきれていな
いと言うが現状だとは思っています。
いまのアメリカを見ていると不況のために戦争行為をやっているというよりは
たまたま起ったテロを利用しているだけにしか思えませんけど。合理主義の国
ですからアメリカは。やった財政支出が拡大するいい理由ができた、というみ
たいに。
あとこんなことを言うと馬鹿にされるかもしれないけど、将来的には大規模な宇宙開発
みたいなことを始めれば過剰な生産能力をいくらでも処理できると思うのですけど。
私も社会主義はいつかは来ると思いますが、資本主義はまだまだ続くでしょう。
295マルクス屋:01/10/15 06:16
  そもそも、現代を帝国主義ととらえるのか、
帝国主義でないととらえるかが、現状分析に影響してくる。
双方の論理化・反証を期待したい。
296人間の屑1号:01/10/15 09:52
>>291
 どうもありがとうございます。ここの所資本論電子化仕事をしていまして、
第一巻第13章に描かれたえげつない社会の様子と、第一次大戦直前の西欧の
プロレタリアートの生活水準を思い描き、#よりまし#になっていることから
判断を間違えました。理論と感覚の混同です。

 おっしゃられるとおり、プロレタリアートへの耐久消費財産業の「成果」配
分は、フォーディズム以降の話ですね。

 失礼しました。
297なんだろね:01/10/15 23:23
 ΔY=ΔI/(1−α)という式が有効なものになるのは、投資の自由性と限界消費
性向の大きさという条件があるからこそですね。

 19世紀の自由主義段階(イギリスの綿工業を基軸産業とする)では、労賃が生存
賃金であり、投資は蓄積利潤の再投資ということで両条件は満たされない。

 古典的帝国主義では株式会社制度の普及により投資の自由性はある程度出てきたが
労賃はまだまだ高いものとは言えない。

 フォーディズム=現代資本主義で高賃金が実現し、まさに「乗数理論」が有効な段
階になったと考えられるでしょう。

 このように歴史的に考えられるということにおいては、マルクス経済学の優位さが
あると思われます。
298なんだろね:01/10/16 21:21
age
299金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/16 23:08
生産労働しなくても食べていける社会が共産主義です。
では誰が食べ物を生産するか?
機械が生産すればよいだけです。
そして機械化の極限において、労働価値説は破綻します。
なぜなら機械はマルクスのいう抽象的人間労働
をしないからです。
機械は物は生産するが価値は生産しないのです。
機械化の極地とは無価値なるがゆえ、まさに真に唯物的世界。
マルクスの「唯物論」とはこのことを指すのです。

機械化は資本制では労働疎外しか生まないが、機械を
人民の共同のコントロールのもとに置く時、それは
人を賃労働=奴隷労働から解放するのです。
つまり生産の完全機械化とその共有かつ共同コントロール
が共産主義の成立条件なのです。
おわり。
300人間の屑1号:01/10/16 23:15
>>299
 それじゃ疎外の極北だよん。忙しいから今度、ね。
301299:01/10/16 23:24
>>300
あなたはまだ「価値意識」に縛られています。
意識を唯物へ向けて解放して下さい。
さすれば、あなたは「器官なき身体」(ドゥルーズ)になれる
でしょう。
302人間の屑1号:01/10/16 23:27
>>301
 いや、そういう意味じゃなくてね、労働が本源的な要求、つうのはどこへ
逝ったの? ということです。
303299:01/10/16 23:48
>>302
労働が本来的要求なら、なぜ資本家は
労働しないのでしょうか?
それは資本家が「労働の喜び」を知らないから
かもしれないが、もしそうなら、同じ権利で
賃労働者は「怠惰の快楽」を知らないといえますよね?
労働が人の本来的要求なら、怠惰も同じ権利でそうなのです。
ゆえに労働だけを本来的にするのは不当です。
沢山怠けて、たまに動く。
これこそが共産主義的人間なのです。
資本家はそれを観念的に先取りしているだけで、
共産主義ではすべての人が資本家(生産手段の所有者)
なのです。
304 :01/10/17 00:17
>共産主義ではすべての人が資本家(生産手段の所有者)
>なのです。

うんこなら毎日生産できる、これでおれも資本家だな。
305人間の屑1号:01/10/17 08:46
>>303
 あの・・・凄まじい混同があるのですが・・・。すまんす。煽り書きで。
お仕事お仕事。
306299:01/10/17 18:55
>>305
あなたは今資本論の電子化の仕事をしている
ようですが、そういう仕事なら、あなたの
本源的要求に沿う仕事なのでしょうね。
労働が人の本源的要求だといえるのは、ただ
あなたがあなたの大好きなマルクス資本論の
普及というあなたの好きな仕事を今あなたが
しているということを根拠にした私的推論に
すぎないのですよ。
「お仕事お仕事」とさぞ嬉しそうに自分の身の上を
カキコしていますが、その影ではなんのスキルもない
プロレタリアートたちが機械に隷属してつまらない機械労働
をしているのです。
あなたはマルクス派を自認しているなら、少しは
恥を知りなさい、恥を。
所詮あなたはプロレタリアートではなく知的なプチブルジョワ
にすぎないのです。
身の程を知り、そして反省しなさい。
307金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/17 23:47
宇野段階論・恐慌論・現状分析・世界経済論・農業経済学を
検証していこう。
308マルクス屋労:01/10/17 23:56
401系プランについてもよろしく。
309人間の屑1号:01/10/18 00:21
>>306
 これほどのピントのずれた書き込みを久しぶりにみました。では、時間が取れる(これまで
「お仕事」していたのですよ??おわかり??ちなみに、小生の本職はケミカルエンジニアで、
資本論電子化は単なる趣味、あるいはボランティアです)ので、詳しく述べましょう。


 まず第一に。
 あなたは共産主義社会にあって、労働は機械がすればいい、と言います。だが、現在の社会に
おいてはまさに>>306に書かれているように、多数の労働者が「機械を監視」しています。この
業務はなくせるものではないでしょう。

 また、軽々しく機械に代行してもらう、と書いていますが、様々な労働#全般#を、代行でき
るのでしょうか。

 第二に。
 共産主義社会の青写真はよく知られているように(でも、一部厨房は知らないようだが)マル
クス、エンゲルスによっては余りはっきりと示されていません。だが、それでもやはり共産主義
社会はこうあるはず、という非常に粗い概括を述べています。以下、「ゴータ綱領批判」から引
用します。

−−−以下転載−−−
 共産主義社会のより高度の段階で、すなわち諸個人が分業に奴隷的に従属することがなくなり、
それとともに精神労働と肉体労働との対立がなくなったのち、労働がたんに生活のための手段で
あるだけでなく、労働そのものが第一の生命欲求となったのち、諸個人の全面的な発展にともな
って、また彼らの生産力も増大し、協同的富のあらゆる泉がいっそう豊かに湧きでるようになっ
たのち――そのときはじめてブルジョア的権利の狭い視界を完全に踏みこえることができ、社会
はその旗の上にこう書くことができる――各人はその能力におうじて、各人にはその必要に応じ
て!

−−−転載終了−−−
 あなたの間違いは、未来の来るべき(?)共産主義社会と、現在我々の置かれている資本主義
社会を混同していることです。


 
310人間の屑1号:01/10/18 00:23
>>309(自己レス;続き)
 おまけ。プチブルという用語を用いられることで何かわかったように気になっておられるよう
ですが、これほど非マルクス主義的な概念はありません。サラリーマンは、色濃くプロレタリア
的側面を有していますよ。大体、そういう言い方を赦されるならば、日本人のほとんどがプチブ
ル化していますよ(藁)。ちなみに、小生は人間が出来ていない(藁)ので、「生命要求として
の労働」と言えるほど、会社の仕事に没頭していません。まあ、人よりは恵まれた環境にあるこ
とは自覚していますが。あなたこそ、「ドゥールーズ」なんて、プチブルインテリゲンツィアま
るだしですね。

>>307
 宇野三段階理論をはじめとする「マル経理論」については、そろそろここに現役活動家たちが
やってくると思われます。お楽しみに。
311マルクス屋労:01/10/18 00:35
 そいつは、たのもしいねぇい。
時代は、革命的マルクス・レーニンだねぇい。
312299:01/10/18 01:04
>人間の屑1号
あなたはコテハン通り、屑ですね。
第三世界のプロレタリアートの犠牲の上に
あなたの優雅な環境があるのです。
何度でも言います。
身の程を知り、恥を知りなさい。
プチブルジョワ君。
313金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/18 10:04
>>312
 ネットが出来ること自身が、プチブル的だよ。299は逝ってよし!
314転載君:01/10/18 10:20
従来サヨクの功罪とか
 投稿日 2001年10月18日(木)03時47分 ペンネーム 帰ってきたかめ子 削除

さて2ちゃんねる。
攻撃してきた腐れサヨクっつーのは「299」さんですね?いや〜、天晴れな自己
チューでした。この手の輩のおかげで、労働運動とか社会主義研究とかが衰退した
んだよっ!とわたしは感じておりますです。いきなり唐突に「第三世界云々」と
言い出すあたりに、わたしはサヨクの行く末を悲観せずにはいられませんでした。


わたしは地域労組の執行委員をしていたりするのですが、旧来の活動家の中に、新参
組合員(女性)が、ジュエリー(要するに貴金属宝飾品のアクセサリ)をつけてきた
ことをとがめる人がいました。いわく「労働者らしくない」。
なんですとー!?
彼女は貴金属店に長年勤務してきたパート労働者で、不当解雇撤回のために労組加入し
闘おうという人です。貴金属を身につけることは、彼女の「労働への愛着と誇り」に
他ならないというのに!わたしは激怒したのですが、この激怒がどうやら通じなかった
らしいことにココロから悲しく思ったのでした。
こんなんじゃあ、これからの労働運動は難しいですよ。
プロレタリアート=見かけもビンボくさくなければならない、知的労働に携わるもの
は範疇に無い、なんて、マルクスさんは言ってはいないと思うけど?
すべてがそうだとはいわないけれど、従来サヨク活動家のなかには、わたしが激った
活動家や299さんのような思考&嗜好パターンの方が散見されます。ために、所謂
左翼が毛嫌いされるようになったと思うわたしはバブルっ子のヘタれですが、ヘタれ
なりの見識と知性は育ててきたつもりです。



オマケ 「人間の屑1号」=「TAMO2」氏は、それなりに有名な共産趣味者だ。
実際の活動家にも知人がいるらしい。上はその知人のサイトからの転載。
ヤケドしないようにね、いや、左翼の邪魔をしないようにね。299君。
ただでさえ君たちサヨクは孤立しているんだから、上のかめ子さんが指摘して
いるように、愛想を尽かされることをしちゃだめだよ。君が家畜解放論まで
逝っちゃった人と同じ知性なら、仕方がないけど。
315金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/18 14:24
 この人、模索舎の店員さんだったひとだよ。
岡山大か京大の中核派全学連の元活動家だった人だよ。
いまでは、ダメ連系の活動をしているらしい。
元中核派活動家より
316人間の屑1号:01/10/18 14:50
>>313,>>314
 どもです。

>>315
 299さんがそうならば、「うーーん、中核派らしくない」いや、
血債思想っぽいから、「らしいのか?」
317316:01/10/18 15:13
いいえ、あなたごまかさないで。顔しってますよ。模索舎のじょうれんですから。
でも、あなたの論理がもっとも、現代分析の実態にアプローチしていますね。
なんだろねさんは、知的だが、現代の実態については、全くダメですね。
318人間の屑1号:01/10/18 15:29
>>317
 ホヘ? 小生ですか? 京都大学にいた(しかも中核派にも知人が一杯!に
ならざるを得ない熊野寮OB)のは確かですが、中核派とは余り仲良くなかっ
たし、関東圏に住んでいたことはないですよ。

・・この程度は共産趣味者TAMO2の公然部分、ということで。

 あと、なんだろうねさんは苦闘しておられる、と思います。ここのスレでも
何度も出ていますが「本当にマルクス主義が現在資本主義分析に有効か?」は、
アピール不足によるもの大と感じていますが、「古典」と言えるほどの分析は
どの程度あるのでしょうね?

 ということで。。。そろそろ「帝国主義」に関して、日本の分析をしたいの
ですが、タタキ本として「現代帝国主義研究」(工藤晃著、新日本出版社)て
いうのはいかがでしょうか?>各位
319金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/18 15:55
 お認めになったということでよいですね。
でも、深追いはこのへんでやめましょう。

マル学同のフラクのおかげで、貴方の論理はわりといい。

でも、転向されているので、現状分析が完全でないですね。

なんだろねさんの弱点は、現代がどういう段階かが把握できていない。
帝国主義論が無い点ですね。
現代けいざいも、支配的資本の中枢は、銀行と独占資本体が結合した
金融資本であり、その蓄積構造はなんらかわらないのにです。

なお、帝国主義に関して、ことに現代帝国主義論ですが、これは
宇野派━世界経済論例えば楊井・大島の『世界経済』
            馬場『世界経済━基軸と周辺』
がいい。
なお、共産党は日本を帝国主義とは把握していないので、だめ
むしろ、黒田とか島崎の革共同両派の理論書のほうがいい。

ただし、渡辺一橋教授の『現代日本の帝国主義化』
は、まあー参考にしてもいい。
320人間の屑1号:01/10/18 17:32
>>319
 ええっと、誤解されていたら困るので(笑)、小生は日本共産党(左派)の
長年のシンパでした。マル学同のことは知りません。(過激派ウォッチ的な
共産趣味にはイマイチ疎いもので。)

 あと、示された文章は本などで入手できるでしょうか。とりあえず、「現代
帝国主義研究」(未読;購入予定)は、共産党員工藤氏ができるギリギリの
日本帝国主義論であったと思います。(上でも触れていますが、日本を帝国主義
とみなさないことは、帝国主義とみなすよりも誤りが多いと思います。)
321金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/18 18:59
なんだ。皆さん共産党のシンパですか。
だいぶ前ですが、一生懸命議論を試みて馬鹿みたい。
私は、委員長や書記長の選考過程も公表できないような組織、を支持している人に
判断力があるとは思いませんから。
322なんだろね:01/10/18 20:23
 いやいや手厳しいご批判ありがとうございます。原論屋が現代資本主義論や
社会主義論に口を出すのはおこがましいのかもしれません。

 ただ原論屋=へりくつ屋の言葉もなんらかの役に立つのではと思い、続けて
口を出させてもらいます。

 小生は今「3か4か」で悩んでいます。つまり宇野の三つの発展段階論のままで
よいのか四つ目をプラスするかで悩んでいるわけですね。(まさにへりくつ屋の悩
みですが)

 正直に言いますと、小生の立論は降旗さんと伊藤さんと専修大の野口さんのパクリ
なわけです。小生は彼らを「宇野理論版フォーディズム」と言っているのですが、と
くに降旗さんは事実上、4段階論になっているのではないでしょうか。

 降旗さんは、宇野段階論をまとめて「特定の国の特定の産業が基軸産業となり、世界
経済の動向を支配する」と言っていますが、その伝では、鉄鋼業から耐久消費財産業へ
の転換は明らかでしょう。

 それと提案。「価値判断なしに社会科学はありえないが、なるべく価値判断を控える」
というのは一つのルールだと思います。このスレではそれを守ってもらいたいと思いま
す。また、「人間の屑」というペンネームは変えたほうがいいんじゃないか思います。
ちょっと、抵抗がありますね。
323金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/18 21:23
原論屋といって自分を卑下する必要はない。
ただ、現状との緊張関係は保っていかなければならない。伊藤誠氏にしろ、
野口真氏にしろ、やっぱりその問題意識は保持している。
山口重克氏は、ブラックボックスとか言って現状を避けているだけに思える。
山口氏VS小幡氏は明確に小幡氏の勝利に終わる。
僕は基本的に世界資本主義論はアプリオリに正しいと思うのです。
情況での岩田氏と降旗氏の対談は大変興味深い。五味氏の議論も。
山口氏の議論に依拠する人は現状分析のことを考えているのだろうか。
彼に依拠する人は原論のエレガントさしか考えていないのだろう。
現状と切れた原論は意味がない。ただ、原論は絶対に必要だ。
324人間の屑1号:01/10/18 22:09
>>321
 日本共産党(左派)と日本共産党(代々木;不破派)は別物です。その上で、
おっしゃっていることは非常に正しいと思います。以下のサイトはそういう問題
意識を持った党員・非党員・反動分子(笑)のたまり場です。

JCP−Watch〜日本共産党を考える〜
http://jcpw.site.ne.jp/
325321:01/10/19 12:44
>>324
ちょっと、覗かせていただきました。
書かれている内容で、疑問に思ったことをひとつ。
私は、日本に残った最後の特権階級が、都市農民だと思っているのですが。
私は、彼らと仕事の上で、日常的に接する機会があります。
彼らが、どのような暮らしをしているか、非常に沢山の例を見ています。
他のすべての都市住民が、彼らに、地代、住宅ローンの形で搾取されていると思うのですが。
326321:01/10/19 12:52
いったい、土地は、国土は誰のものなのか。
都市農民は、その土地を先に使ってきただけです。
農業を続けたいのなら、他の場所に移動すればいい。他の住民が住宅を必要としているのですから。
1件農家が移動すれば、都市労働者が100件以上住宅を建てることが出きる。
通勤ラッシュでの苦しみも少なくなる。
100歩譲って、その場所で農業を続けるにしても、生産緑地制度のどこが悪いのか。
ちゃんと制度を理解していますか?
327金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/19 12:55
うちの大学はマル経の授業なかったからこのスレには期待しているんですけど
まともな人もいる反面、なんでも帝国主義と階級闘争に持っていこうとする変な
やつもいるんですね。
328321:01/10/19 14:33
「人間の屑1号」=「TAMO2」さんは、既得権益についてどのような視点をおもちなのか。
規制緩和に関する論評といい、なんだか、既得権益を擁護している立場に感じられますが。
ちょっと、価値判断の部分になってしまいますが。
329人間の屑1号:01/10/19 14:36
>>328
 あのね・・・・リンク先の開設者は俺じゃないよ。俺の意見に近い
のは、多分ここ。
http://www.interq.or.jp/red/rodo/
330321:01/10/19 14:44
TAMO2さんの[転倒(てんどう)]
これは、人間の屑1号 さんの意見ではないのですか?
331人間の屑1号:01/10/19 15:00
>>328
 ほんでまあ、既得権益ですか。誰が誰を誰のために?という観点から
判断しますね。とりあえず。

 非常に概論的なところから。高度経済成長において、日本は石炭
から石油にエネルギーおよび化学材料を変更しましたね。これは、
多くの点で必然的な選択でした(という観点は、実は>>329のリンク
先の開設者の方々と違う見解であるはず)。

 その流れで石炭産業はどんどん斜陽化していきました。また、石炭
も海外からどんどん輸入されてきます。要は、石炭産業はお荷物にな
っていったということです。市場原理からすると、そのような産業か
らは人が出て行き、競争力を失った企業は閉鎖されるべきです。で、
市場の暴力はそれを大抵強制するわけです。だが、その産業において
専門家した技術や熟練を有した労働者(管理層、技師も含む)はおい
それと他の産業に移られるものではない。次の職に移ることが出来る
かどうか雇用不安もある。で、有名な「三井三池大闘争」になるわけ
です。

 非常に冷酷に見れば彼らの争議は負け決定です。ただ一つの条件を
除けば。それは、市場関係に強制的(暴力的)に介入し、政治的に
石炭産業を有効なものにすること。だがそれは市場関係がある中で
は、石油業界から見れば不公平な競争となるわけです。

 実際は、三池闘争の敗北後、日本国内においては石炭産業は徐々に
死滅しました。但し、石油化学産業、各種機械産業、土建業に余剰人
員は吸収され、大規模な失業問題は発生しませんでしたけど。
332人間の屑1号:01/10/19 15:00

 で、現在の話題。

 石炭問題を出したのは、今を考える上で示唆があると思ったからで
す。今、いびつなケインズ主義土建経済が崩壊しようとしていますが、
ではかつての石油産業のように余剰人員を吸収できる産業はあるで
しょうか。小泉政権のデマゴーグは早くも破綻(ITリストラ、介護
業への参入の難しさ・・・)しました。

 既得権益(ここでは農業?;まあ、認めるが)は緊急避難措置とし
て、仕方のない側面もあるでしょう。だが、それをコントロールして
いる主体は何か? 最大の利益は誰のために行なわれるのかを個別に
冷静に判断しなければならないと思います。その意味では技術のある
中小企業の資金繰りを悪化し、政治家と繋がりが強いという理由だけ
で銀行や土建業が庇護されているのは著しくバランスを欠いていると
思います。今の小泉改革は、結局のところ最大の資金源=郵貯を銀行
に移動し、マネーゲームの種銭にするだけの改革であると小生は見て
おります。(脱線)
333人間の屑1号:01/10/19 15:04
 農業問題について言えば、農業は果たして現在の変化の速い資本
主義市場経済でどのように評価されるべきか? というのは、多分
どの経済学も答えを出せていないと思います。キャッシュで評価で
きない環境問題、8時間労働制とはいかない厳しい側面・・・。あ
まりにも経済#外#的な要素が大きいです。

 それを、中国産が安いからといって、日本の農業を破壊すること
は、非科学的な言い方ですが「祟りがある」ように思います。当面
は大規模農業化を目指した方策しかないように思うのですが、それ
こそ保守政治家諸君の既得権益を破壊するようで、進んでいません
ね。
334人間の屑1号:01/10/19 15:07
 さらに言うと、都市近郊に20年ほど前は沢山いた兼業農家は、
田んぼを潰して野菜・苗木などの より儲かる作物に鞍替え(その
時、農作業機も多数買い換えだ!)したのだが、国際競争力に晒さ
れるようになった今、利益は出ず、ドンドン土地を手放している。
本当に「既得権益」で守られているのだろうか。
335321:01/10/19 15:20
都市近郊農家の主な収入源は、地代と土地の売却収入ですよ。
生産緑地制度は、農業を真面目にやる上にはまったく支障がない制度です。
農地をつぶして、駐車場にしたり売却するときに問題になります。
農業をきちんとしている限り、固定資産税も相続税も
ほとんど掛からないのが現在の制度です。
土地を手放すのは、遊びで財産を使い果たす人ぐらい。
ドンドン土地を手放していると書いていますが、根拠はありますか?
その人達は、何が原因で手放したのですか?
都内や神奈川などの、通勤圏内の農家が、どのような暮らしをしているか
知っていて書いているのですか。
336321:01/10/19 15:25
現在の長者番付は、都市農家が非常に大きな割合を占めています。
その人達の収入の源は、サラリーマンが払った地代や、住宅ローンです。
おかしいとは、感じないのですか?
都市農民は、保護を必要とする弱者ですか?
337金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/19 15:29
農業ってそもそもそんなにもうかるものじゃないよ。
338321:01/10/19 15:30
私は、農家一般のことを特権階級とは思っていません。
都市農民の実態が、特権階級と呼ぶにふさわしいと思っているのです。
私が特権階級と感じる都市農民とは、生産緑地制度や農地の相続税猶予制度を
不都合に思っている人達とほぼ同意義でしょう。
339金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/19 15:34
都市農民の土地を略奪して宅地にすればいいと言ってるわけ?
340321:01/10/19 15:38
少なくとも、真面目に農業をしていない農民に対しては
相続税や固定資産税をきちんと課税すべきでしょう。
収穫されない柿の木畑、栗の木畑、芝育成地が、嫌になるほどありますよ。
341金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/19 15:44
真面目に農業してるかどうかなんてどうやって見分けるわけ?
農家にも個々に経営能力の差があるんだから、農地を有効活用できない
人間もそりゃいるでしょうよ。
>収穫されない柿の木畑、栗の木畑、芝育成地が、嫌になるほどありますよ。
経営能力のない農家がたとえ柿や栗をつくってみても売れるかどうかなんかわからんぜ。
売れなければ損害こうむるぜ。
342321:01/10/19 15:51
たしかに、難しいけれど面積あたりの収入や収穫料などを基準とし、
達成できない場合は、正当な理由が必要、などとの条件を課すことが考えられるでしょう。
上で書いた、収穫されないと言うのは、収穫する気が最初から無い、との意味です。
税金逃れのため、とりあえず何か植えておくという農地が沢山あります。
343金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/19 15:57
>>342
そういう農家は長いスパンでみれば淘汰されていくと思うよ。農家は規制
産業といっても経営能力がなければつぶれるし。税金逃れなんてある程度
カネを持っているやつらや中小企業の人間なんて目も当てられないくらい
ごまかしてるじゃない。こいつらの税金逃れのほうがすごいと思うけど。
344321:01/10/19 16:10
>>343
都市農民の実態は、地主です。現代の資本家じゃないですか?
私は、農業一般のことは、ここでは問題にしていません。
345人間の屑1号:01/10/19 16:20
>>344
 あ、少し分かりました。小生が問題にしているのは「農業をやろうとする農家」
であり、321さんが問題にしているのは土地を切り売りしている農家のことで
すね。

 また、元地主(藁)で、戦後のドサクサで土地を手放した人間の家のやっかみ
ということで、本音ではこんなのがあります(ま、生身の人間ですから。)と言
っても、工場主(ブルジョア)ですから農業の地主とは違いますが。

「様々な改革令でタダ同然で手に入れた土地を、高度経済成長以後切り売りして
儲けて羨ましいな。こっちは放出させられたからなあ」と。

 そういうわけで、321さんのおっしゃることもわからないではない。
346人間の屑1号:01/10/19 16:23
>>344
 そうそう、相続税っていい加減ですね。亡くなった時点の価格とか、
でも実は長年放っておくと無視してもらえるとか、ごね得とか(藁;
俺のことです)。
347金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/19 16:29
>>346
あんまり丸系詳しくないんで1号さんに聞きたいんですけど、そもそも
マルクスは資本主義の矛盾を指摘しただけで、資本論にもどうしたら
資本主義の矛盾が克服できるかを指摘した箇所はないと思うのですけど、
マルクスの主張のどこらへんから共産主義が生まれたんですか?
348321:01/10/19 16:29
本題とはずれているようなので、これでやめておきますが、
人間の屑1号 さんが、生産緑地制度を問題視していたので。
「農業をやろうとする農家」 にとっては、まったく問題ない制度なので。
349人間の屑1号:01/10/19 16:42
>>347
 確かに、サジェスチョンですね。彼はヘーゲリアンであり、現実の
運動の法則を見抜こうとした哲学者であるので、どのようにころぶか
分からない状況で出来合いの図式を全面的に提起することはしていま
せん。(いわゆる青写真を描かなかった論。)

 共産主義、あるいは社会主義(低次の共産主義としての)について
のマル=エンによる青写真は、小生の知る範囲では、「ゴータ綱領批
判・エルフルト綱領批判」と「共産党宣言」に若干記されている程度
です。


 また、マルクス主義者のとる態度の多くは、「出来合いの仕組み」
あるいは、「こうあるべきだという仕組み」を当てはめるのではなく、
労働者をはじめとする勤労大衆が社会の運営能力を持つに足る力を
持つことに注力することであり、結構出たところ勝負の「統治形態」
でもいいや、っていう感じです。(ロシア革命など、凄いジグザグ
だ。)


 それから、理念の問題としては、市場経済の持つ恐るべき矛盾の
現れに労働者は闘わざるを得ず、闘いにより社会化された生産手段
を労働者が手に入れ、それを己の意識によって制御し、自らの利益
のために用いる、というのが共産主義なので、確かに細かい過渡期
の形態(実務)を予め決めることは難しいと思います。

 あれ? 同じことの繰り返しだ。

>>348
 バブル崩壊以後、ほころび出していますね。生産緑地制度。これ
は所謂自由化のせいでしょうけど。
350321:01/10/19 16:47
>>349
どのような点で?
具体的に指摘いただけると。
農業をやる上で、問題になるという意味ですか?
351人間の屑1号:01/10/19 16:52
>>350
 近郊蔬菜の値崩れ、まあ、それは田舎の農業も同じでしょうけど。

 大阪近郊の例で恐縮ですが、90年代(バブル崩壊後)に田畑が
かなり住宅地(それもまた余り売れない・・・)に変化しました。
非常に不思議な気がしたのですが、農地のままよりはいいだろう、
ということで手放す人が多いと聞きました。

 どうせなら、バブルのときに手放せば、ね。
352321:01/10/19 16:57
>>350
「農業をやろうとする農家」とは関係無く、農地の売却に支障が出た
ということでしょう。
生産緑地にするかどうかの判断は、都市農家に任せられていたはずです。
353321:01/10/19 16:59
土地の売却益は、不労所得ではないですか。
354321:01/10/19 17:00
近郊農家はほとんど兼業農家でしょう。
そんなに、問題になるほど困窮したと言うのですか?
355人間の屑1号:01/10/19 17:17
>>354
 脱線ですいません。困窮はしていないけど、農業は少なくとも
止めた方がいい、という判断が働いたんでしょうね。自分の土地
が人のものになる寂しさは少しはわかるから、結構つらいことで
はないかと推しはかります。
356321:01/10/19 17:20
結局、あなたも地主関係者で、自分の利害が絡むことになると原則から外れる、と言う感じですか。
まあ、しょうがないでしょうけれどもね。
357人間の屑1号:01/10/19 17:26
>>356
 いや、そういう混同はしていないつもりですが。
358321:01/10/19 17:30
もう、やめておきましょう。生産緑地に関しては全然説得力を感じません。
359 ◆Yq9u0cwU :01/10/19 17:43
そもそも「土地」は【一般には】労働生産物ではなく、それに価格がつけられる事
自体が法的関係に基づく【収奪】であって、雇用関係による【搾取】とは異なる。
資本論においても第三部?において区別されていたと記憶しています。
過激な事を言えば、土地の利用は社会的問題であり「宅地」にせよ「農地」にせよ
過度の既得権を制御するには、先祖伝来住んでおり住むのに必用→個人の宅地として
認める、農業生産に現実に供されている→農地として農家に認める、という図式が
理想的といえば理想的ですが、【最大の問題】は【誰が】認めるか?ですね…
個人的には国家や特定政党などに委ねてもロクな事はない歴史を見ると、町内会に
でも法的被選出機関としての役割と制限を与えた方がマシな気もするが…
(現在の自分の居住地域の町内会の実力者を見る限り安心もできない)
360321:01/10/19 17:52
やっぱり最後に一言、あなたには、自民党やゼネコンを批判する資格ありませんよ。
361321:01/10/19 17:55
さようなら
362人間の屑1号:01/10/19 18:23
>>361
 いや、別にいいですけど、最後の方は全く意味不明でした。
363人間の屑1号:01/10/19 18:25
 それとも、社労党の人かな?・・・んなわけないし。
364321:01/10/19 18:26
しつこいね。
359を繰り返し読んだら。
365321:01/10/19 18:30
ちなみに、私はまったくそう言った組織とは関係ない、
一般人だよ。
366321:01/10/19 18:37
あなたは、マルクスの言うところの
「収奪」をしやすくしろと主張をしているんだよ。
367321:01/10/19 18:38
それとも、マルクスのその部分は間違っているということか?
368321:01/10/19 18:46
自分の利害が絡むところになると、自分の主義主張が曲がるのなら、
最初から、そんな主張するな。
369人間の屑1号:01/10/19 18:47
 こっちも、結構しつこいよ(笑)。どうしても腑に落ちないものがあるから。

>>359
 は一般論としてそのとおりである。そればかりか鉱物資源などもそうだろう。
で、別の一般論。土地の値段はその土地から収穫できる作物の価格を、他の投資
で得られる金利で除したものに大体等しくなるのは、「平均化」の法則から説明
出来る。

 この価格から都市近郊の農業用地の価格が著しく離れるのは、他の産業(例え
ば同じ土地で工場を持つ、大きなマーケットを作る)に転用する方が儲かるから
である。宅地は、それ自体は交換価値を産まないが、工場にするか宅地にするか
のポテンツで宅地費用は決定される。

 で、ラッキーな都市近郊農民で、農業を放棄する人は、一儲けできるわけだ。
だが、農業を続ける意思も能力もある人はどうか? ということを俺は問題に
しているのだ。

 あなたは都市では農業を続けるな、と主張する。>>326(この考えは、かつ
ての民社党の反動的な考えである。)俺は、都市でも農業を続けたい人はそう
するべきである、そしてそういうことを評価する指標は今のところないのでは
ないか、と考える。>>333 ここに根本的な差異がある。
370321:01/10/19 18:51
俺が問題にしているのは、おまえが土地の売却をしやすくしろという
ことを、あたかも弱者救済のごとく言っていることだ。
恥を知れ、偽善者。
371人間の屑1号:01/10/19 18:50
 ついでに言うとくとね、こっちは没落地主の子孫だ。土地らしい
土地など、今はない。
372人間の屑1号:01/10/19 18:52
>>370
 どこからそういう結論になるのですか?
373321:01/10/19 18:53
あほか。相続税が課税される水準だったんだろう。
374321:01/10/19 18:54
だから、生産緑地制度を問題にするのは、売却しやすくするためとしか言えないの。
何回言わすんだ。
375人間の屑1号:01/10/19 19:11
>>373
 バブル期はね。2年程前売却して、親戚で分配したら、数百万になった。さら
に誤解がないように書いておくと、小生の家系で持っていた土地は、大昔の工場
敷地で、昭和のはじめに宅地(借家)にしていました。

>>374
 だから、噛みあっていないて。問題意識が違うもん。俺は売却しやすくしろ、
などとは言っていません。都市で農業をすることを前提として、経済学的に農業
の意味を評価できる仕組みがないのでは? とは言いましたが。

>>340
 を読む限りは、あなたの方が「土地を供給せよ」と言っているように思える
のですが。

 農地保全への行政サイドの取り組みの一例を見つけました。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/3252/guide1.htm
376金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/20 00:43
既に、カキコがあったら申し訳ないのですが、
「資本論」でおすすめの訳はどれですか?
岩波? それとも・・・
377マルクス屋:01/10/20 20:28
    帝国主義に言及できない人は、マル系でない。
階級闘争もおなじ。
マルクスがいうように、あれこれおしゃべりしただけでは
きやすめにもならない。
哲学者きどりで、理解したところで、これを変革できないのなら
それは、なんら意味をもたない。
378金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/21 12:38
帝国主義論で現状を分析できると思うほうがおかしい。当時の現状分析だ。
階級闘争だって事実上会社内のものとなっている。問題は労働運動の復活だ。
理解したところでどうにもならないけど、理解しなければ変革できない。
まさか、原理論で理解できたとも思えないし。
マルクス派の知的退廃はどうしようもない。
もう、革命とかいうより資本主義の改良を考えていかなければしょうがない。
どこに革命の主体がいるのか。前衛のエリート主義。気持ち悪い。
今のマルクス主義こそ観念論だ。
379金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/25 04:52
  378さん では、現代の資本主義の支配的資本はなんですか。
380金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/25 05:57
>>378
先進国VS第三世界、勝組VS負組といった貧富の格差拡大に関して
応用が効かないかね。
381378:01/10/25 06:36
 現在の経済分析を具体的・歴史的に説明せよ。
階級闘争だって、社内のものだと。ふざけんな。
韓国 民主労組
アメリカ チームスター ΝY地下鉄争議
フランス 社会保障税阻止闘争
ドイツ  全労働組合スト
インドネシア 政権転覆
イタリア ユーゴ派兵阻止闘争
ほかにもあるぞ。階級闘争は、拡大しとるぞ
イタリアジェノバは、20万だぞ
日本でも、ストはあるし国労だってのこっている。
ただ、労働貴族の連合が、下から突き上げられていないだけ
これからの不況の深刻化は、かならず事態を一変させる
 マルクス派が、退廃したのでなくお前が、「知的退廃」しただけだろ
革命より改良?
改良主義の社民政権下のヨーロッパで、階級闘争はおきてんだぞ
改良主義は、だめということ
革命の主体を喪失してるのはお前ら、プチブルの寝言だ。
甘い甘い。日本だけしかみられない,お前のほうが観念論だ
382マルクス屋:01/10/25 06:55
 『世界』2001.11月号の金子・内橋対談
 『文芸春秋』2001・今月号の、アメリカドル体制の崩壊を論理化した  
  執筆は、なかなか。ただし、世界は改良的で、文藝春秋は経営コンサルタント
  の執筆なので、革命的ではないが、ドル体制の終焉と現在帝国主義恐慌の連関
  という視点は、あたっている。また、福田慶應大教授は、ファシストし
  さながらであり、到底受け入れがたいが、世界恐慌と世界大戦を現代に結び付け
  ていることは、看過できない。結論は、石原莞爾的大東亜共栄圏である。
    いよいよ、30年代的な経済情勢への移行は、必至であり
  本格化すれば、ファシズム対共産主義の時代が到来するであろう。
  
383ファシストって:01/10/25 07:08
>>382
福田デブちんかよ!
384金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/25 07:32
あ バカの集まるスレ発見だ!
385マルクス屋:01/10/25 07:36
そう、少々太めのかたです。ブルジョアか,体質かによる慢性的体重
オーバーな方です。
このひとの容姿そのものは興味もないですし、あれこれ言うのは、マルクス
的なものではないので、これでやめます。
問題は、石原莞爾ばりのファシストぶりです。
これから、もっとファシスト的論客はましていくでしょう。
逆に、自由主義者はおいやらていくでしょう。
386マルクス屋:01/10/25 07:39
384よ。きさまこそ××だ。反論もできはしないくせして、書き込みするなよ。
マルクスの反論をしてから、ものいえよ。
387マルクス屋:01/10/25 07:47
みなさん。  384のような、××といいつつ、書きこみをしている
気になってしょうがないヤツが、いろいろいってきますね。
まあー、無視して続けていきましょう。
388378:01/10/25 20:08
どうも、僕は言っておきますが、マルクス派ですよ。
ただ、レーニン帝国主義論でいまだに現状分析を行えると思っているのが悲しいのです。
理論の普遍性ならばヒルファーディングだし。あるいは、カウツキ−のほうが、よっぽど
まともだと思いませんか?政治的には。
マルクスは協働のあり方に歴史の基本的な視角を求めたとすれば、その視角から
歴史を再構成すべきだと思うのですが。
とすれば、SSA理論やレギュラシオン理論から学ぶべき点はおおいにあると思うのです。
僕の不満点は、マルクス派が唯我独尊を気取り、観念的になることです。
世の中に不満をぶちまけるだけではしょうがない。当分資本主義は続くと考えたうえで
次善の方策を考えるべきだ、と思うのですが。
宇野氏が明らかにしたように、経済学は歴史の変革に直接は有効性をもたない。
まずは客観的に現代を捉えるべきだ、と思うのです。
その際、資本論だけに頼るのは、帝国主義論も含めて、危険ではないでしょうか。
特に、マルクス屋さんにお聞きしたい。マルクスに期待をしているようなので。
389なんだろねさんへ:01/10/26 08:16
 マルクス屋です。381で言ったように、改良主義では限界があります。
繰り返して言いはしませんが、歴史的にいって、あなたのいうヒルファーディング
やカウツキーが果たして、労働者に利益をもたらしたでしょうか。
また、カウツキーのいうような帝国主義は平和的に超帝国主義に移行したでしょうか。
さらに、ヒルファーディング理論はナチに敗北し、ナチによって獄死させられたでは
ありませんか。ローザも同じです。
比べて社会主義革命を指導した、レーニンはどうでしょうか。
ソ連の解体は、スターリンの政治経済論理の破産で、レーニン・トロツキーの世界革命
論とは、相容れないとかんがえます。
歴史的にいって、スターリンはスペイン人民戦線を裏切りましたし、こともあろうに
ナチと同盟をくんだり、第2次大戦に参戦したりと、レーニンの「革命的祖国敗北主義」
路線を放棄してしまいました。
戦後のソ連もこの歴史的土台の上で形成されたといっていいし、このありかたが
もたなくなったものといえるでしょう。
390なんだろねさんへ:01/10/26 08:31
 マルクスを観念論的に、どうこうお喋りにキュウしているのが、
レギュラシオン理論です。
 不満をぶつける?ユーゴ反戦闘争のどこが、不満の対象なのでしょうか。
戦争に反対することのどこが、そういえるのでしょうか!
 不満をぶつける方向こそ、排外主義や戦争賛成にはしるのではないでしょうか?
あなたは、それこそ机上の空論を『情況』ておしゃべりしているから
良いのでしょうが、現実に戦争や恐慌の切迫にたいして、どうお考えか!
客観的にいって、世界経済は恐慌過程ではないのではないでしょうか?
 あなたがたは、現実性を強調しますが、肝心の現在についてほとんど
ふれないのは、どうしてですか?
『情況』のなんだろねさん即答してください。
391なんだろねさんへ:01/10/26 11:57
捕捉
なんだろねさんのソースは、具体的に何ですか?
 以上、マルクス野狼あらため、マルクス屋でした。
392なんだろねさんへ:01/10/26 12:50
すべて、あなたが帝国主義論を否定したり、私の説に論理的には、対抗できないので
「馬鹿」ママ とかいろいろ悪罵をなげかけるのは、みぬいていますよ。
393なんだろねさんへ:01/10/26 12:53
中野秀夫さん即答してください。
394後藤道夫(都留文科大学):01/10/26 17:33
 どうでもいいが、俺と渡辺治の共編著『講座 現代日本』シリーズをもう読んだか?
現代資本主義=現代帝国主義のあらたな理論把握と対抗的戦略の具体的提示だ!
 レーニン的「帝国主義」把握では最早、この新自由主義=グローバリズム資本主義
には対応出来ない事は明白だ。 
395金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/26 20:12
なんで、そんなに資本主義が嫌いなの?
もし100億やるって言われたら、転びますか?
396378:01/10/26 20:36
あの、僕は「馬鹿」って書き込んでいないし、中野氏でもないんですけど。
僕はむしろ、情況とかアソシエとかをさして、観念論って言ってるんです。
労働者の利益とはなんですか?少なくとも、ドライブシステム下の労働者よりは
現在の内部労働市場論のもとでのほうが労働者は恵まれているのではないでしょうか。
いま、そのシステムが崩れてきているのは認めつつ。
もし、レーニン帝国主義論で現実を鋭く分析しているものがあれば、教えてくれませんか。
ヒルファーディングのセキュリタイゼーションは今こそ活きてくると思うのですが。
それから、もし資本主義の崩壊を理論的に証明した文献も教えてください。
397人間の屑1号:01/10/26 20:43
 まあ、マターリ逝きましょう(笑)。

 土地の問題は、何かまだよく分からんままですが、マターリしておきたい
ので逃げました。つうか、疲れた。>>378さんの提起もあったように「帝国主
義論再考」やりましょうや。叩き台に>>318を提起しておきます。

 もし、378の言うとおりだったとしたら、修正主義者(笑)大西広氏は大馬鹿
者ってことになりますね。帝国主義論の運動を数式化して、現在に適用しようっ
て言うんですから。

 個人的な現状の考えは、>>287,>>289の通りです。

>>378さん
「問題は労働運動の復活だ」激同意。
「今のマルクス主義こそ観念論だ。」前からかな。つーか、誕生時からその危険
はあったと思います。ついでに言うと、社民主義も階級闘争の一つの形態である
と思います。
398321:01/10/27 08:51
>>397
おまえは、もうでてくるな。たこ。
399渡辺治(一橋大学社会学部教授):01/10/28 19:22
 もうこうなったら「あたしい福祉国家」論しかない!と思うが如何か?
 前述の後藤氏との共著『講座 現代日本』シリーズでは現代帝国主義の
物理的根拠とそれへの対抗戦略を考察している。
 日本が軍事大国化し、カウンターパンチとしての社会党が消滅した今日、これまでの
レーニン『帝国主議論』とその応用戦略では限界だ。
 「現代帝国主義」の理論的再構築こそ重要だ。
400金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/28 19:57
さて、>>397>>399のいうように、
現代帝国主義論(用語法も含めて)をちょっとやりたいです。
できれば、感情的にならずに、理論的に。
あくまで、現状を理解するために。
すべてはそれからでも遅くない。
401ジジ:01/10/28 23:30
すみません。
僕はあまりにも無知であります・・・涙。
皆さんがいっている「マルクス主義」を詳しく解説してくれませんか?マルクスって人はどんな人だったとか、マルクス原理主義とはどのようなものか。僕の知ってる限りではマルクス主義=資本主義?かなぁ・・・。とりあえずお願いします。
402金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/29 00:49
「資本論」には、欠陥てあるんですか?
403 :01/10/31 05:40
グローバル資本主義−グローバルスタンダードは、「アメリカ資本主義」−アメリカンスタンダード
である。
言葉の羅列では本質にはせまれない。

 本質的にいって、これはアメリカへの資金一極化と、ドル防衛であった。
これを可能にしたのは、IT革命であろう。
しかし、これは、アジア通貨危機、世界不況をもたらし、アメリカ本国をも不況過程
に移行している。
 事実上、アメリカ一極集中−グローバル−の枠組は、行き詰まっている。
しかし、テロ以後の情況と報復戦争により、事態は変化している。
アメリカの思惑は、この戦争で、こわれかけたアメリカ一極化を再編しなおすこと
にかけることであろう。
これに対応して、各帝国主義国も動いていくだろう。

 そもそも、なぜ、グローバル資本主義が登場してきたのかという点を、世界経済史
で総括するとこういえるのではないのか。
90年〜00年におけるアメリカ経済の長期好況を考察するとき、クリントン政権が
91年ソ連崩壊後の安保戦略を、対ソから、対日・独経済へシフトしたこと、その上で
アメリカ経済の浮揚とドル防衛にむかったことの歴史的具体的前提を看過してはいけない。
しかも、この戦略は、優れて対日本だったからだ。そのために、今日の日本不況があるといっても
過言でないからだ。
この戦略は、おおきくいって、94年のドル危機と95年のドル高転換の歴史的様相をしめしつつ
展開していった。90年から95年まで、景気浮揚にアメリカは全力を挙げた。
これは、80年のレーガノミクスにより生じた経済危機の脱出が経済投機−バブル−
に進展し、その反動として90年不況におちいっていた。

 ところで、90年初頭のアメリカの景気浮揚は、ゼロ金利的な低金利政策であった。
そして、為替戦争であった。95年は1ドルが80円をきるところまで遂行された。
つまりこれでアメリカ国内産業を刺激し輸出を増強したのである。
これは、バブル崩壊後の不況からのりきりを対米輸出にかけていた日本に打撃をあたえた。
円高のために、日本はアメリカに生産設備を建設するかアジアに生産拠点を移転するしか
対応策はなかった。
それを遂行すれば、日本国内の産業は空洞化し、長期不況の重圧を加速させていく。
こうして、日本はバブル崩壊の結果として露呈した過剰生産能力・「過剰資本」
不良債権企業債務の累積というドロ沼にのめりこんでいくのだった。
404金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/31 06:06
  このようなアメリカの景気策とドル政策の展開の反作用として、95年
1ドル=80円を契機に、ドル不安の情勢を生んだ。
歴史−具体的に、メキシコ危機と日本からの対米債権投資の減少、日本円の
国際化つまりアジア通貨圏構想の開始などの進行が、ドル体制の危機を
ひきおこしかねないという情勢を喚起させたのだった。
 このため、95年ドル高政策へ移行したのだ。
これは、必死のドル防衛とどうじに、巧妙な経済争闘戦の展開だつた。
すなわち、円高を基礎にした円圏化をドル高で阻止するとともに、
「資金の対米流入」を狙ったものである。
一方日本は、バブル崩壊と円高ラッシュの重圧で、長期低迷におちいっていて
もはや低金利政策しかとれない状況にあった。
つまり、日本の膨大な余剰資金は、アメリカにいく以外になかったのである。

このような、歴史的具体的なドル防衛政策−95年の「ドル高」−
のもとで、不況の日本余剰資金および、停滞するEUからの大量資金が
アメリカ経済に流れこむという、国際資金循環の構図が成立したのだった。
 
  尚、長期不況の日本の低金利政策の維持−日本資金の対米流入確保ー
による、アメリカ経済の浮揚とドル基軸通貨体制の防衛という戦略を取りつづけている。
しかも、日銀国債引き受けをも要求している。
  また、EUの経済覇権は、ドイツがおさえようとしている。これは、
東欧のドイツ経済圏を背景にしている。このため、イギリス保守党は、警戒している。
405マルクス屋:01/10/31 06:31
 『ドイツ・イデオロギー』カール・マルクス
第一章 フォイエルバッハ A イデオロギー一般、とりわけドイツのイデオロギー
より

  実際のところ、実践的唯物論者つまり共産主義者にとって大切なのは、現存の世界
を革命することであり、われわれのまえにあるものを実践的に攻撃し、変革することである。
・・・かれのみかた全般にはあまりにもわずかな影響しかあたえていない・・・
・・・フォイエルバッハは、かれをとりまく感性的世界が永遠の昔からあるがままのつねに
同じものではなく、産業と社会状態との産物であることがわかっていない。・・・
・・・すなわち、感性的世界が歴史の産物であり、いくえにも連なる全世代の活動の結果で
あること、そしていずれの世代もその先行する世代の成果を踏まえてその産業と交通をさらに
発展させ、変化した欲求に応じてその社会秩序を変化させてきたこと━フォイエル
バッハは、こうしたことがわかっていないのである。

  かれらは、実証的な資料がつき、神学的にも政治的にも文学的にも屁理屈をこねる
ことができなくなると、歴史ではなく「前史時代」を登場させる。
しかし、この前史というナンセンスから本来の歴史にどうやって入っていくのか、
何の説明もしない。
他方、彼らの歴史的思弁はとくにこの前史なるものに没頭している。
というのも、ここでならなまの事実によって干渉される恐れがないとおもっているからであり、
同じにここでならかれらの思弁的衝動のほしいままにいくらでも仮説をたてたり、
それをひっくりかえしたりすることができるからである。
406マルクス屋:01/10/31 10:20
マルクス−レーニンへのアプローチとして、マルクス初期の著作−へーゲル左派から
共産主義者になり経済学批判へむかい労働者の類的解放論・万国の労働者は団結せよ!に
到達した−の原点を捉え返す方法がよい。
407金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/10/31 20:14
408金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/11/02 21:07
引用だけならいらない。
409アポロン:01/11/02 23:53
レーニンが影響を受けたのはロシアのナロードニキ運動とフランスのサンディカ
リズムであって、マルクスではない。
410金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/11/03 21:46
サンシモン主義は?
彼の政策は明らかにサンシモン主義だと思うけど。
411 :01/11/11 16:08
>>321
 読解能力のない人間に、TAMO2氏を排除する権利はないよ(ワラワラ。

 彼をネットから排除したかったら、四トロ同窓会二次会や、日本共産党
を考える(JCP−W)とか、国際共産趣味ネットとかに参加すれば??
こんなところは彼の戦場じゃないよ。所詮、遊び場。
412金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/11/13 03:24
TOMO2さん
こんばんは、マルクス野労です。
京都大学熊野寮BBS以来です。
おなたの学説は、良心的でなかになかでした。

世界恐慌必至のこんにち、おそらく1930年代的な時代状況にはいるのは
さけられそうにありません。
資本主義的蓄積りの矛盾は、わたしたちをどこへつれていくのでしょう。
一、恐慌・失業−戦争−労働者の蜂起・内乱−共産主義の世界連帯革命失敗すれば
二、侵略戦争−ファシズム革命
帝国主義分割戦争−中国・中東・中央アジア分割戦
413金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/11/15 01:31
厨房のとき父親にマルクス主義は一種の宗教だと云われました。
414金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/11/15 01:56
 そう思う人は、いまの社会を階級的に捕らえられない人
具体的にいうと、ブルジョアジーでもなければ、地主でもない
かとていって労働者階級でもない
中産階級だと思っている人。
415金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/11/15 02:20
 地主の友人共産党 医者が幹部の共産党 商店主のため共産党
役人天国共産党
 貧乏人は嫌いです > 共産党
416金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:01/11/15 03:18
TAMO2さんまっぺんさん登場してくれ
>>399
しっかり成りすましになれよ。
正確には「一橋大学大学院社会学研究科教授」だYO!
418渡辺治一橋大学大学院社会学研究科教授:01/11/20 20:29
 し、しまったあ!俺とした事が。
 まあ、もうすぐ東大大学院総合文化研究科教授になるもんね!
 現代帝国主義論を鋭敏にし、世に示さす時が来たぁ。いつまでも金子勝の時代じゃない、
マルクス主義の現代的展開と戦略方法だ!
>>418
こちらは「大学院総合文化研究科・教養学部教授」ではないのか?
まあそれでも良いけど。