太古のヘビ、恐竜食べる インドでの化石研究で判明
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2010030302000216.html 太古のヘビは恐竜を食べていた−。米ミシガン大の古生物学者ジェフリー・ウィルソン氏らは、
インド西部グジャラート州で1980年代に見つかった化石を調査した結果、太古のヘビが恐竜
の赤ちゃんを食べていた証拠を見つけ、研究成果を生物学誌に発表した。PTI通信などが2日、
伝えた。
見つかった化石は、約6700万年前のもの。体長3・5メートルのヘビが恐竜の巣の中でとぐろ
を巻き、卵からふ化したばかりの体長0・5メートルの恐竜の赤ちゃんに襲いかかろうとしていた。
ほかにも同じようなヘビと卵の化石が同じ場所から見つかったことから、ヘビが幼い恐竜を
食べていたと結論づけた。
嵐で流れてきた土砂にヘビも恐竜も一瞬にのみ込まれ、化石となった。古生物学者は「恐竜
以外の生きものが恐竜を食べていたことを示す数少ない証拠になる」と指摘した。
ウンコマン!
恐竜の起源、1000万年早まる可能性
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100304001&expand 初期の恐竜に最も近い爬虫類シレサウルス類の新種の化石がタンザニアで見つかった。
同類の化石では最古のもので、恐竜の起源が従来の説よりも1000万年早まる可能性がある。
アジリサウルス・コングウェ(Asilisaurus kongwe)と名付けられたこの新種は大型犬ほど
の大きさで、三畳紀中期の2億4300万年前頃に生息していた。
シレサウルス類と恐竜は共通の祖先から分岐したため、同時期に存在していたと考えられて
いる。だが、これまで確認された最古の恐竜の年代は2億3000万年前(三畳紀後期)だった。
研究の責任者でアメリカ、ワシントン州シアトルにあるバーク自然史&文化博物館の古脊椎
動物学者クリスチャン・シドール氏は、「1000万年古いシレサウルス類が発見されたとなると、
話は大きく違ってくる」と話す。
アジリサウルスの化石の年代は、初期の恐竜も三畳紀中期に生息していたという可能性を示唆
するものだ。
ウンコマン!
恐竜絶滅 現在のメキシコ付近への1回の小惑星衝突が原因と発表 直径10〜15キロ
http://mainichi.jp/select/science/news/20100305k0000m040120000c.html 恐竜など白亜紀末期の生物大量絶滅は、現在のメキシコ付近への1回の小惑星衝突が
原因とする論文を、日本など12カ国の国際チームが5日の米科学誌「サイエンス」に発表した。
約6550万年前に地球環境を一変させた破壊的衝突の全容も明らかにした。大量絶滅をめぐっては、
複数の地球外天体衝突説、火山噴火説も出されているが、研究チームは「否定された」と結論付けた。
チームには、地質学、古生物学、地球物理学、惑星科学など専門家41人が結集。
メキシコ・ユカタン半島の巨大クレーター「チチュルブ・クレーター」(直径約180キロ)が
形成された時期の世界各地の地層などの最新データを、解析し直した。
その結果、チチュルブ・クレーター形成と大量絶滅の時期は一致▽他の天体が前後に
衝突した痕跡はない▽6550万年前ごろは火山活動が活発ではなかった−−と判明。
クレーター形成による環境変化は、大量絶滅に十分だったとした。
チームによると、衝突した天体は直径10〜15キロの小惑星、衝突速度は秒速約20キロ、
衝突時のエネルギーは広島型原爆の約10億倍、衝突地点付近の地震の規模は
マグニチュード11以上、津波は高さ約300メートルと推定された。
衝突による放出物は世界約350地点で確認された。放出物は大量のちりとなり、
太陽光がさえぎられて地球上が寒冷化。5〜30度の気温低下が約10年続き、
海のプランクトンや植物が死滅、食物連鎖の上位にいた恐竜などが絶滅したと考えられるという。
この際、海底に生きる一部のプランクトンや、体が小さく食料が少なくてすんだ
哺乳(ほにゅう)類は生き延び、後に多様化したとみられる。
チームに参加した後藤和久・東北大助教(地質学)は「チチュルブへの衝突によって
生物の大量絶滅が起きたという説が揺らぐことは、もはやないだろう」と話している。
ウンコマン!