地球温暖化問題総合統一スレッドその7

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96同定不能さん
>>83
気温と晴天率はあんまり関係ないな。
地球の写真を見ても、赤道の方が雲が多いわけじゃない。
それに、熱いだけで雨天が増えるなら、砂漠はできんよ。

基本的に、気温が上がって飽和蒸気圧が上昇すれば、同じ水蒸気量では、雲は出来にくくなる。
ただ、地上からの蒸発量は増える。
もっとも、蒸発する水の無い砂漠は、雲は出来ないが。

逆に、気温が下がり、飽和蒸気圧が低下すると、
日本海をなでてきた風に含まれる水蒸気量でも、雲ができる。
これが冬に日本海側にどかどかと雪を降らせるわけだ。

地球寒冷化について、最も影響が大きいのが、雪の白さだ。
実際に、北極に氷がはるようになった、300万年前から地球は本格的に氷河期に入っている。

砂漠の水の無さが、雲を出来にくくしてさらに砂漠化を進行させるのと同じで、
地表の雪の部分が増えてくると、それでさらに太陽光を吸収しにくい状況を作り出し、
地球の平均気温をどんどん押し下げるようになる。

地球に降り注ぐ太陽光の1秒分で、人類が1年間消費するエネルギーをゆうにまかなえる量になる。
雪面の面積増加によってどれだけのエネルギーが反射されて宇宙に消えていくか想像してほしい。

今、人類がこの地球寒冷化という巨大なシーソーの傾きに対抗しようとするなら、
将来確実に、海中に溶け込んでしまうであろうCO2をなるべく増やしておき、
起こりうる植生の壊滅を防ぐことが、最低限必要な生き残るための手段になる。
ところが、今の人類の排出するCO2程度では、絶望的に量が足りないのが現状だ。