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同定不能さん:
CO2増加で砂漠地帯の緑地化が促進!
イスラエル•ワイツマン研究所が、大気中のCO2増加によって森林が乾燥地帯へ拡大するとの説を2003年に提起している。
実は、現在までCO2増加量が排出量と合わない状態だった(約半分が行方不明)。
ワイツマン研究所の科学者グループは、35年前にネゲブ砂漠のはずれに植林されたヤティル森林が予想を超える速さで拡大していることを発見。地球上の他の地域森林も、CO2を吸収しながら乾燥した土地へ拡大している可能性があると。
ネゲブ砂漠は、植物によるCO2吸収を調査するために科学者が設立した、世界規模ネットワークの観測地の中で最も乾燥した土地である。
植物は光合成に水とCO2を必要とするが、CO2を取り込む際には葉の気孔を開かねばならず、その結果として大量の水分が蒸発して失われる。
研究所の教授は、大気中のCO2増加がこの植物のジレンマを緩和していると述べている。
大気中のCO2が増加すれば、植物はCO2を取り込むために気孔を完全に開く必要がなくなり、比較的小さい開きで十分となる。
その結果、蒸発する水分は少なく、効率的な水分保存法が可能となり、水分が土壌中に保たれ、非常に乾燥していた土地でも森林が成長するという。
この研究所の報告を証明するかのように、サハラ砂漠でも砂漠が縮小し、緑地が拡大する傾向との報告が2002年にだされている。
やはり、現在はCO2が増加したとはいえ、植物にとってはCO2欠乏状態。
また、気温に関してもNASAの観測データでは過去100年、都市部の気温は2〜3度上昇したが、田舎では一定か下がり気味(世界的に見て)であることを明らかにしていた。観測地点が、都市部が多いことを考えれば世界平均的に上がって当然。
砂漠化進行の原因は、人間による農地の拡大や消費のための森林伐採に限定されそうだ。