八ヶ岳南麓天文台地震前兆電離層観測研究センター

このエントリーをはてなブックマークに追加
17地震の必要十分条件
該当領域に次の要素、
1.破壊可能な高応力降下量の大断層群の存在
2.応力歪みの十分な蓄積
3.最後のひと押しによる応力増加
が同一領域で「AND」で重なった場合が、大規模地震発生ための必要十分
条件と考えられる。

同天文台でご研究されている電離層の変化はこの中の2.に対応する中長期
に渡るビエゾ電気の発生によるものと考えられるが、それだけでは地震は起
きない。

中長期に渡って応力が蓄積している時に、その間に中小規模の地震でどんどん
解放されてしまえばそれらの応力歪みの蓄積しないだろうが、歪み分布の微妙
な方向の違いによって、それらの中小規模破壊がなされないままになったり、
中小規模の破壊が可能な断層がすでに淘汰されていたりすと、歪みは蓄積する
一方となる。

その時に1.のような断層だけでそれら蓄積し続ける歪みによる応力集中を
受け持つようになるとき、その蓄積が十分長く継続すればその集中もさらに
強まるだろう。