>どうして、何層にも分かれていて安定しているんですか?
大気圏の最下層である対流圏は、太陽光で暖められた地表面から過熱されるため、
下ほど熱く、上に行くほど冷たいという温度構造を持っている。
このため大気は【不安定】であり、対流が生じているので対流圏と呼ばれている。
この対流圏の上側の成層圏は、地表面の熱の影響を受けておらず、
成層圏それ自身の中のオゾン層が紫外線を吸収することで暖められている。
このため上ほど熱く、下ほど冷たいという温度構造を持ち、安定している(対流が起きない)。
そこでこの層は【対流しない=成層圏】と呼ばれている。
成層圏のさらに上には大気の状態(性質)が異なる電離圏がある。
対流圏の上昇気流は、成層圏との境を突き抜けて上昇することは出来ない。
前述のとおり成層圏においては上空ほど熱い温度構造を有するからである。
対流は対流圏の中でだけ循環する。
このように、大気の状態(性質)と温度構造に応じて、地球の大気圏はいくつかの層に分かれている。
より詳しく、より正確な説明は
http://science.2ch.net/sky/の質問スレで聞いたほうが良い。
>>125