小規模・玄武岩溶岩火山の生成原因・2

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987浅見真規 ◆Xy1SDuGQ6I
残りは今回の私の地球惑星科学関連学会合同大会出展ポスターの
文章で埋めときます。

http://ss7.inet-osaka.or.jp/~asami/Daikon/main.html
http://izumo.cool.ne.jp/masanori_asami/Daikon_island/main.html

(V055-P030) 大根島火山のステルス・一気噴火モデル(詳細版)
988同定不能さん:03/05/29 18:57
989浅見真規 ◆Xy1SDuGQ6I :03/05/29 18:57
T.注意

ここで構築するモデルは現在の学術的知見に矛盾しない範囲で、
かなりの蓋然性を有するケースをモデル化したものであって、
このモデルが絶対に正しいという証明するものではないし、
また、このモデルが正しかったとしても数十年内に必ず噴火すると
断言するものでもないし、仮に噴火する場合でも、このモデルで
指摘するようなステルス・一気噴火になると断言するものではない。

ただ、安全と過信している場合に、予期せずにステルス・一気
噴火が起きれば非常に危険であるので、ステルス・一気噴火が
起きる危険があるという事を現在の知見に反しない範囲で想定
しうる事をモデル構築して示すのである。

990同定不能さん:03/05/29 18:57
やっぱ、ばかは・・・・(略
991同定不能さん:03/05/29 18:58
そして完結して下さい。
992同定不能さん:03/05/29 18:58
なおらないね
993同定不能さん:03/05/29 18:58
次スレはダメダメ!
994浅見真規 ◆Xy1SDuGQ6I :03/05/29 18:58
U.大根島・江島について

大根島・江島はいずれも島根県と鳥取県の県境の中海に浮かぶ
玄武岩溶岩の台地上の非常に平坦な島である。いずれも行政上は
島根県八束町に属する。江島は大根島の北東にある。大根島西部は
面積は菅田 正昭編著「日本の島事典」(1995)によると
大根島5.15平方キロメートル、江島が1.20平方キロメートルである。
ただし、江島の東側は江戸時代以降の埋め立て地なので、「出雲国
風土記」および鹿野和彦,古田史朗(1985)から本来は大根島の
十分の一以下の面積だったと推定される。

人口は八束町HPによると両島合わせて2000年時点で4584名である。

大根島火口丘のすぐ横が八束町役場のある行政上の中心で保育所・
公民館・町役場・保育園が300m以内にあり、火口丘の大塚山
山頂部には町営の観光用温室(グリーンステラ)がある。
最高高度は大根島が火口丘(スコリア丘)の大塚山山頂の
42.2mであり、江島の最高高度は9.9mである。尚、大根島・
江島と本土は堤防兼道路・水門兼道路でつながっている。

995同定不能さん:03/05/29 18:59
完結もなにも、始まる以前の問題だし(w
996浅見真規 ◆Xy1SDuGQ6I :03/05/29 18:59
V.大根島火山・江島火山について

大根島火山は非常に平坦な玄武岩溶岩台地上に大塚山火口丘
(スコリア丘)のがある。海面下60m程度にまで玄武岩溶岩の
山体があって、海面下で玄武岩溶岩の山体が江島火山と
つながっている。大根島・江島の溶岩台地が形成されたのは、
約30万年前から12万年前にかけてであると考えられている
(ただし、補足参照)。江島火山には明確な形の火口丘は現存
しないようである。大根島には2つの溶岩トンネルが発見
されている。

997浅見真規 ◆Xy1SDuGQ6I :03/05/29 19:00
W.大根島火山(江島火山を含む)と近縁の火山について

大根島火山(江島火山を含む)は山陰地方の小規模の玄武岩溶岩の
火山であり、そういう意味では山陰地方に点在する小規模の玄武岩
溶岩の火山すべてと似ている部分があるが、とりわけ日本火山学界
HPの分類で溝口溶岩(横田)に分類されている高塚山火山
(標高301.0m、鳥取県会見町・溝口町)から船敷山火山
(標高226.5m・鳥取県会見町・岸本町)にかけての玄武岩溶岩台地
にある火山や田倉山火山(標高349.7m、京都府夜久野町・兵庫県
和田山町)が最も近縁に思える。さらに、台湾-宍道褶曲帯上に
あるという観点からは、台湾にある小規模な玄武岩溶岩台地と
スコリア丘からなる草嶺山火山(標高348m、台湾・桃園県大渓鎮)
とも近縁と考えられる。尚、この草嶺山は台湾大地震の研究で
有名な草嶺山(標高1234m、雲林県草嶺村)とは別の山である。