アノマロカリスの足は
遊泳生活に適応して退化したという見方が強いね
449 :
同定不能さん:2008/07/13(日) 19:35:42
450 :
同定不能さん:2008/07/14(月) 01:06:13
そういやスルメイカのような遊泳性のイカでも
腹ばいになって海底で休む事があるんだってな。
へー初耳だ、イカは謎が多いね
オウムガイが生きていなかったら
イカが巻貝の進化型とはとても信じられなかったかも
ちょっと三畳紀に行ってキノグナトゥスを大量に殺してくる
…って俺が殺されるわw
>>447 問題はその足が節足ではなくて疣足だと言う事
他にも腹部が初めナマコと間違われていた程柔らかくて柔軟
有爪動物独特の口器
どう考えてもこれは有爪動物ではないかと・・・・・
>>453 有爪動物の姉妹群、程度じゃないの。
外鰓?や複眼?の存在だけでも有爪動物とはかなり離れてるだろう。
むしろ有爪動物と節足動物の関係の方が気になるね。
理化研の丹羽博士がゴカイとイシノミの付属肢の筋肉系に対応関係を指摘してる。
これを推し進めて昆虫の翅と一部昆虫の幼生の気管鰓もこの対応関係に含まれると推論。
となると一時期語られた有爪動物の単枝類祖系動物説は、
ゲノム解析に続いて解剖学的にも環形動物から節足動物への道筋から外される事になる。
環形動物と節足動物、環形動物と有爪動物を繋ぐ存在が俄に気になってくるわけだ。
ひょっとしたら遠くない将来、節足動物は複数回進化した、
なんて事にさえなってきやしないかと無責任に楽しみにしてる。
>>454 単枝類という分類は分子系統学の立場からほぼ否定された筈
節足動物、甲殻類の単系統は支持されている
その事をうけて考えると
節足動物の祖先は有爪動物や環形動物のような多体節のものではなく
ミジンコのような少体節の原始甲殻類だったんじゃないかなあ
体節は後から独自に増設
>>455 いや甲殻類なら甲殻類で、環形動物から節足動物への繋がりって意味で。
唇脚類や倍脚類に外肢痕跡器官が無いのは何故なんだろう、とかさ。
カゲロウの気管鰓やイシノミの感覚凸起、昆虫の翅が外肢起源とすれば、だけど。
遺伝子万能主義でなく形態学・発生学的アプローチって重要だと思う。
「ならソース出せ!」式の反論に弱いのは百も承知だけど。
一見明快に実証主義的に見える遺伝生物学的アプローチのひっくり返り易さは何度も経験済みだし。
昆虫の胚段階の翅原基の背側への選択的移動と、カゲロウの気管鰓と、
ゴカイの付属肢感覚凸起がほぼ対象な上下一対にもかかわらず背側にしか筋肉系が存在しない事と、
イシノミの感覚凸起の筋肉系を結び付ける丹羽説には、
久しぶりに目眩がするようなカタルシスを感じた。
だが昆虫は足のあるゴカイより足のない線虫の方にずっと近いって事になってる罠
予備知識無しで見たら古生物だらけだったポニョ
>>457 分類階層が上がる程どんでん返しが起き易いからなあ。どこで比較するかで対立する結果が出たり。
珍渦虫を巡るグダグダみたいな例もあった。あれ、何回ひっくり返ったかね。
脱皮動物って区分は面白いけどね。何がどうでなきゃならないとは思ってないから、
傍から他人の喧嘩見て「いいぞ!もっとやれ!」ってはやし立ててる気分。
環形動物っていえばウィワクシアの落ち着きどころも面白いよな。
当初軟体動物との類似点が挙げられ、後に多毛類派がひっくり返した。
「見ろ!フックだ!これのどこが軟体動物だよ!」と言わんばかりの勢い。
ただ形態的にあの「鱗」は、多毛類派の言うウロコムシよりは、どう見ても尾腔類に見える。
あの「歯舌」を明快に説明してくれた多毛類派も知らない。俺だけか?
と思ってたら環形動物と軟体動物の関係が俄にクローズアップされ始めて…今後どうなるやら。
俺としては便宜的呼称としての無板類と近い共通祖先を持つ姉妹群説を、
一部軟体動物研究者とグールドに肩入れして相変わらず推しとく。
と思ってたら既に軟体動物と環形動物の傍系としてHalwaxida門の創設を提唱する論文が出てるんだな。
頑張れ。俺は何の得もしないが、読みが当ってくれるとちょっと嬉しい。
461 :
同定不能さん:2008/08/16(土) 16:00:19
ウィワクシアに萌える
一番はそりゃカンブリア期のスター、アノちゃんだが
ウィワクシアもいいよ
オドントグリフス軟体動物説も出てきたなあ。このところまたカンブリアに動きがあって面白い。
>>462 >オドントグリフス軟体動物説
平たいナメクジが藍藻類の上を這い回って歯舌でこそぎ落として食べている姿は
今の腹足類と同じ生活スタイルで想像しやすいね
軟体動物は殻を持つ以前にひとしきり種の隆盛があったのかもしれない
もし人類誕生以前にセミが絶滅していたら、化石からセミがあんな大きな音で鳴いていたと推測出来るだろうか?
>>464 樹脂化石(いわゆる虫入り琥珀)を除外するとして。
音質や音量は憶測になるだろうが、状態のいい化石が充分な数発見されていれば、
発音器官を持っていた事は有力な説になってるだろうね。
カンブリア紀のぺしゃんこ化石でさえ、状態の良い物からは解剖学的構造が判明してる。
空洞を被う薄い皮膜と、それに繋がる筋肉の付着部を見たら
音を利用する昆虫の生態と比較して「形態は違うがこれも発音器官だったんじゃないか?」って推定も出るだろう。
むしろコオロギやスズムシその他のいわゆる鳴虫全てが絶滅していた方が難しそう。
繊細な翅の発音器がどこまで化石に残ったか。
466 :
同定不能さん:2008/08/30(土) 14:55:24
しかし、バシリスクが水上を走っていたと言ったら、もし化石種でしかあの類のトカゲが
いなければ、否定されるどころか、変人、下手すると狂人扱いされるかもしれない。
クラゲなんて滅びてたらその存在すらよく分からなかったかも
ベンド期から今までどれ程の種類のクラゲが存在した事か
毒を持ってることも化石じゃ分からないよな
>>469 顎に毒のある動物は、毒腺のスペースが頭骨にあったり、
毒牙に溝があったりして、ある程度は推定できるらしい。
実際に単弓類にそんな特徴のあるものが発見されている。
専用の毒牙や毒針を持つものは分かるだろうけど
粘液の分泌腺や涙腺や唾液腺が毒を作っているタイプは判別が難しいだろう
フグみたいに体内に防衛用の毒を持つタイプに至ってはお手上げじゃないかな
毒の使われ方としてはこのタイプの方が多いと思うが
死体からクローン云々でたまには書き込み有ると思ったら
そうでもないかやっぱり
最近、学研の図鑑 大昔の動物がよくブックオフで見かけるようになったけど、
何でかな?
いわゆるゾッキ本かB本でしょう。
ところで
>>1さんの「恐竜以外の古生物にもスポットを」
の中に植物は入ってないのかな?みんな動くのが好きなのかな?かな?
植物もいいんじゃない?
菌類なんかも上陸する前はどこで何をやってたんだろう?
上陸前は海の中でもにょもにょ。
もやしもんのイメージで。
そういや菌類の海生種って知らないな
いるのかね?
>>478 真菌?いなかったらエビの養殖業者が真菌感染症に困ってたりしないでしょう。
地衣類みたいな藻類とのコロニーを作ってサンゴを侵食するのもいるし。
やっぱり海中にもいるんだね
オピストコンタなお友達
>>482 面白れぇ。
ついでだから、恐竜スレとアノマロカリススレに貼ってくるわ。
>>482 おもすれー。もっと状態のいい化石が見付かって研究が進むといいねー。
かなりのヒットだ。ほんとに口後合体節から生えてんのかね?
>>482 これはおもしろいね。
イラストはアノマロにハサミがついた感じだけど。
国内の博物館に特別展とかで来てほしいな。
おおお、これは面白い
早急に大規模な発掘調査をして欲しいな
NEOじゃない方の小学館の大昔の生物が見つからないな。
初回版と改定板、最終版と色々有るし。
488 :
名無し:2009/02/23(月) 00:17:41
>>481 そういえば、オーストラリアの白亜紀の地層からディキノドン類の化石が出たという話を見たんだが、続報誰か知らない?
489 :
同定不能さん:2009/04/03(金) 07:31:00
>>488 どうも進展はないみたいだね。種名も決まってないようだし…
490 :
同定不能さん:2009/07/03(金) 11:51:47
>>487 東京都町田市の図書館に最終版が有るよ。
>>487 三年前に徳島駅の宮脇書店で最終版買ったよ
今あるかは知らないけど
492 :
鰤:2009/07/03(金) 18:06:10
【地層は数十億年かけてではなく、突然堆積したもの】
例えば犬が死んだとしてそのまま放置されても化石にはなりません。
それは腐敗し、分解され、土になります。
では、死んだ犬を土中に埋葬するとどうでしょうか。
それは土中で腐り、分解され、土になってしまいます。
ではどうなると化石になるのでしょうか?化石になるには”一挙に積み重なった地層の中に動植物がすばやく埋まり、そののち安定した高圧力下に置かれること”が必要なのです。
化石があるということは、地層が何十億年かけてゆっくり堆積したのではなく、一挙に堆積したことを示しているのです。
http://www14.plala.or.jp/tm86/newpage2.html
宇宙ゴーゴー ww
495 :
同定不能さん:2010/04/23(金) 00:33:30
ジャワ島といえば原人が有名ですが
トリニールやガンドンでは大型のトラの化石が発見されてるみたいじゃん
アムールトラより大きいんでしょうか?
詳しい方、ぜひ教えてくれ
いつのまにか古生物学事典も第2版が出てるなぁ。結構変わったのかな。